天保8年に大塩平八郎が自害し生田万が敗死し、国事犯・青木新兵衛(長谷川明男)駕篭行列が襲われ逃れおしの(黒沢のり子)が追い、叶刀舟(萬屋錦之介)と伊庭弥九朗(織田あきら)が呼ばれ新兵衛が壊疽を起こし目付方・松浦軍蔵(川津祐介)が治療を求め手術し内密に言われた。
五平(里木佐甫良)と子が近江から来た幼い兄妹に食事させ、妹・お春が倒れ刀舟が治療し兄・庄太郎(神谷政浩)が父・藪内に会いに江戸に行くと言い、おしのが様子を見て、稲妻のお蘭(江波杏子)とむっつりお竜(ジャネット八田)が賭博商売し、お蘭は膳所藩中屋敷で島吉(須賀良)に会うと秋沢伊三郎(内田勝正)が戻り、坂崎民部(今井健二)に駕篭は庄屋・市右衛門(日野道夫)に居ると伝えると駕篭を奪えと命じられた。
おしのが五平の店で働き、刀舟に弥九朗が庄太郎を江戸に連れると言い、刀舟は新兵衛におしのを聞き反応し、庄太郎の父は見つからず仏の半兵衛(桂小金治)らが怪しみ、刀舟は庄太郎から事情を聞き、おしのから新兵衛が恩人と聞き新兵衛治療中に会わせた。
覆面侍らが駕篭行列一行を襲い刀舟と弥九朗らが追い払い怪我の新兵衛が藪内と知り、秋沢が坂崎に失敗と告げ殺し名誉回復を命じ、松浦が刀舟に江戸行きを告げ別れの宴に招き、松浦は旅で知識を得たと言い、刀舟は新兵衛から上申が認められず脱藩し藪内から名を変えたと聞き妻子を捨てたかと聞きおしのが来て外で兄妹が歌った。
秋沢が坂崎に命じられ駕篭行列が来て松浦が庄太郎に新兵衛に水を飲ませ、出発すと坂崎と秋沢らに襲われ松浦と新兵衛が撃たれ、刀舟が来たが新兵衛が死にお蘭が膳所藩の坂崎と知らせ、刀舟が坂崎と秋沢らを斬り殺した。
脚本:津田幸於
監督:鹿島章弘