破れ傘刀舟悪人狩り:8(71-80)

第71話:1976.02.03:「富くじ殺し札」

富くじ突きを仏の半兵衛(桂小金治)らが見て仙吉(関戸純)が500両が当たり翌日渡しで、同心・山崎辰之進(草野大悟)と岡っ引き・捨松(晴海勇二)と文三(並木静夫)が見て、むっつりお竜(ジャネット八田)と稲妻のお蘭(江波杏子)は瓦版で調べ叶刀舟(萬屋錦之介)の札も当たり、仙吉は長吉(市川好朗)らと宴会で騒ぐと文三に殺され刀舟と伊庭弥九朗(織田あきら)が見て毒を盛られたと言った。
文三は富くじを捨松に渡すが脅され1両しか貰えず、捨松は山崎に渡し、長吉は山崎に訴えるが無視され、お竜は賭場で山崎を見て、山崎は札を赤沢六兵衛(伊達三郎)に渡し御前様と寺社奉行で400両山分けと聞き、赤沢が宮沢主膳(北原義郎)と寺社奉行・柴上備前守(近藤宏)に札を渡し、刀舟の寺での新しい富くじを考えお竜から半兵衛への繋ぎを頼み、半兵衛は赤沢から富くじ興行を聞き乗った。
長吉は山崎と揉め刺し寺に運び刀舟が手術し助け、刀舟の名で富くじが売られお蘭は気に入らず、刀舟が文三が仙吉と同じ毒殺を見て犯人と疑い、捨松が山崎を連れようとして弥九朗が無理と言うが去り、長吉は赤沢に殴り込み逆に殴られお蘭が助け勧進元を疑い、刀舟は山崎を治療し仕事に誇りを持てと言い、お蘭は赤沢を尾行し捕らわれ宮沢と柴上と赤沢に連れられ原口(高杉玄)に責められた。
赤沢は山崎殺害を命じられ富くじが売り切れ、お竜がお蘭を探し、山崎は赤沢に呼び出され襲われ裏切りを知りお蘭が捕らわれたと聞き宮沢屋敷で助け、寺が爆破されると聞き知らせに行き、宮沢と柴上と赤沢らが寺で爆破を狙い、山崎が止めたが斬られ、気づいた刀舟はお蘭と長吉から犯人を聞き宮沢と柴上と赤沢ら一味を斬り殺した。


脚本:田代淳二
監督:中川信夫

第72話:1976.02.10:「闇に咲いた渡世花」

甲州街道でお市(甲にしき)にヤクザ・鉄造と松(阿藤海)らがいかさま師を探し、勝次から伊助(柳沢寛)宛ての荷物を頼まれ、定五郎(長谷川弘)が伊助とお民(小野ひずる)に借金返済を求めるとお市が勝次の金を渡し証文を求め、稲妻のお蘭(江波杏子)とむっつりお竜(ジャネット八田)が見て感心し、定五郎がお市に賽振りを頼むが断り去り、伊助に嘘を話し叶刀舟(萬屋錦之介)が聞いた。
刀舟は急病人・おすえ(北川めぐみ)を診て新三(久保明)に子が産まれると言い、伊庭弥九朗(織田あきら)に心蔵病を心配と言い、刀舟は店でお市と会い、定五郎が鉄造と勝次の賭場荒しを言い、お市は賭場の勝負と告げ定五郎と勝負しお竜とお蘭が見て、お市はいかさまを見破り去り、中西紋十郎(森章二)が定五郎に奉行の知らせを伝えた。
お蘭とお市が話すと、新三と会いお市にお譲さんと呼ぶと「ヤクザで相模屋の娘は3年前に死に火事が別れさせた」と言い、お蘭が仏の半兵衛(桂小金治)に話しお竜が寺付近が立ち退きになる噂を伝え、刀舟はお市と飲み足を洗えと言うと心中し損なったと事情を聞き、お竜は定五郎を見かけ、柿沢弾正(浜田寅彦)と定五郎が土地を歓楽に使うと話し、おすえが新三に様子が変と尋ね悪化し刀舟が診て疲れと言った。
お市がおすえを見舞いに来て新三と話しおすえが謝り、定五郎が立ち退きを命じ取り壊しを伝え、弥九朗がお竜から柿沢弾正を聞き疑い、お竜は新三と柿沢屋敷に入り込み、柿沢と中西と定五郎が計画を話し、お市は刀舟に旅に出ると告げ、定五郎一家がお民とおすえを攫いお蘭とお市が知り、柿沢がお民に迫るとお市が乗り込み助けるが斬られ、お蘭が助け刀舟がお市を治療するが死に、刀舟がお竜から計画書を見せられ悪事を知り柿沢一味に乗りこみ斬り殺した。


脚本:津田幸於
監督:中川信夫

第73話:1976.02.17:「入れ墨の挽歌」

入れ墨者は前科者とされたので隠していた、源作(河原崎長一郎)は越後屋番頭・治兵衛(小笠原良知)に呼ばれ、長屋のお千代らに話し、叶刀舟(萬屋錦之介)と伊庭弥九朗(織田あきら)は源作の妻・およし(町田祥子)を診て源作から稲妻のお蘭(江波杏子)の紹介先で人足頭になると伝言を頼まれた。
お千代は島帰りの父・佐太郎(竜崎勝)を迎え、源作は同心・矢部が浪人に斬られるのを目撃し追われ逃げ帰り佐太郎に会い、刀舟と弥九朗と仏の半兵衛(桂小金治)はむっつりお竜(ジャネット八田)から矢部殺しを聞き、お蘭が命講の金作りを悩み、源作は佐太郎に入れ墨者と言われ、お蘭は矢部の日誌に淡路屋の名を見た。
淡路屋徳兵衛(幸田宗丸)は奉行・沢田忠順(高城淳一)に金を渡し、川村(森山周一郎)が下手人を仕立てると言い佐太郎を捕らえお千代を斬り、刀舟がお千代を治療し、お蘭は徳兵衛に会い禁制の品が欲しいと言うと断られ、帰りに浪人に襲われ、源作は奉行所に行こうとしておよしに信じられないと止められ、お蘭は淡路屋を疑い浪人を疑い、淡路屋は川村にお蘭の処置を頼み金で処置を言われた。
刀舟は酔った源作から入れ墨者で矢部殺しの犯人を見たと聞き諭し、源作は浪人が奉行所に入り尾行すると川村に斬られるのを見て逃げ、川村は沢田に佐太郎の処刑を急がせ、源作は治兵衛から仕事を取り消され佐太郎の処刑を聞き、刀舟はお蘭からに処刑を聞き、悪化したおよしから源作が佐太郎を助けに行ったと聞き、川村が源作を斬ると刀舟が沢田と淡路屋の悪行を怒り斬り殺した。


脚本:下村優
監督:吉川一義

第74話:1976.02.24:「禁じられた十字架」

山伏らが小畑村農民らを襲い皆殺し、帰った宗之助(剣持伴紀)が見つけ重傷の姉からお八重の方が秘密を守る為にと聞き、仏の半兵衛(桂小金治)が掛け軸を買い稲妻のお蘭(江波杏子)が見た、宗之助はお八重(服部妙子)に会いに行くと追い出され、お八重は家老・最上大膳(田口計)に寺参りを止めると言うと家の為で素性を隠すと言われ、出かけると宗之助から皆殺し・差し金と言われた。
田村伝之進(杉江廣太郎)が最上に話し処置を命じ、伊庭弥九朗(織田あきら)が薬草を採りむっつりお竜(ジャネット八田)が怪我人を見つけ叶刀舟(萬屋錦之介)に連れ手術し、お八重は最上から宗之助が帰り小畑村は野盗に全滅と聞き、綾(谺のぶ子)が鶴丸の相手で下がり、最上が宗之助が隠れ切支丹の村を襲うと誤解し納得し戻ったと言った。
宗之助が気づき、1月後に刀舟は何も聞かず、半兵衛とお蘭が偽の掛け軸を開帳すると大目付・溝呂木の側室のお八重が来て宗之助と出会い供・岡島新八(亀山靖博)が見て、最上が田村に殺害を命じ、刀舟が追い返すと宗之助が自分のせいと訳を話し、お蘭が呉服屋でお八重に宗之助を襲ったと告げ、お八重は最上に問い家が断絶すると言われた。
お八重は腰元・松乃(沢柳迪子)にお蘭に手紙を届けさせ、寺で光元(今村原兵)がお八重だけを連れ宗之助に会わせお八重を殺そうとするが出来ず、お蘭がお八重が処理されると考え、田村が最上に像が見つからなくお八重に求めると1人で発ち、刀舟に宗之助を頼み刺客が追い、小畑村で像の前で自害を図り宗之助が止めると最上と田村と岡島らが2人を殺害し、刀舟が一味を斬り殺した。


脚本:鈴木礼之介
監督:原田隆司

第75話:1976.03.02:「裏切りの慕情」

瑞光院が大杉玄馬(大前均)らに襲われ、伊庭弥九朗(織田あきら)と仏の半兵衛(桂小金治)とむっつりお竜(ジャネット八田)を無視して家探しし去り、傷ついたおりん(范文雀)を見つけ旅籠・亀家にいる横井孫八(原口剛)への連絡を頼まれ、叶刀舟(萬屋錦之介)と稲妻のお蘭(江波杏子)が飲み屋で話しお竜が寺に連れた。
半兵衛は亀家で探し出かけたと聞き、横井は刺客から逃げ、刀舟がおりんを治療し気づき横井が不明と聞き、大目付・本多忠保(武藤英司)は大杉から逃がしたと聞き始末を命じ、半兵衛は刺客に襲われ岡っ引きが来るが大目付の配下で手が出せず、お蘭が刀舟に知らせ、弥九朗がおりんをお蘭の家に連れるが亀家に向かい、刀舟は大目付と聞きおりんが隠密と考え、おりんは亀家の側で待った。
おりんは横井を見つけるが側に刺客がたむろし、おりんは書状を残し刺客に向かい、お蘭が書状を刀舟に見せると幕府の改革案で、大杉が本多におりんを捕らえたが書状が無いと告げおりんを拷問した、おりんは横井との出会いを思い出し、お蘭が横井の使いに話しかけられおりんが捕らわれ書状を預かったと告げた。
お竜と半兵衛が大目付を見張るとおりんが逃げ出しお蘭に会い書状を受取り騙されていると言われ、大杉らが尾行し、おりんが横井に会うと大杉に斬られ、大杉と水戸家・横井とにらみあい、お蘭が刀舟に知らせ駆けつけると横井がおりんを無視し見た刀舟が大杉一味と横井一味を斬り殺し、本多は自害した。


脚本:淺間虹兒
監督:原田隆司

第76話:1976.03.09:「帰らざる烙印」

お仲(岩本多代)が病気の子・長吉(鈴木政晴)を医師らに連れるが相手にされず大金を要求され男に身体を売り、半年後に飲み屋・お常(文野朋子)が客に説教し、叶刀舟(萬屋錦之介)と伊庭弥九朗(織田あきら)に息子・作次(木村豊幸)を話し、お仲が仕事に出かけ亭主が寄せ場送りで、男が牢番・島蔵(大川義幸)のそそのかされたと言い役人に捕らわれた。
お仲は長崎屋儀平(弘松三郎)を見て寝込み刀舟と弥九朗が診察し、稲妻のお蘭(江波杏子)が刀舟と半兵衛(桂小金治)とお竜(ジャネット八田)に牢破りを告げ、鬼頭玄蕃(木村文武)は長崎屋と与力・金井大三郎(鳴海吾郎)と源七(松山照夫)とに功績を挙げ大目付昇進を告げ、矢崎市之助(石井宏明)が金井に出世を望んだ。
刀舟がお仲を診察し亭主が賭博に誘われ人情沙汰でまもなく帰ると聞き、伊之吉(水村泰三)が戻り長吉の大病を聞かれ、神社参りでお仲は長崎屋と会い夜鷹と思い出され、お竜は伝馬町牢屋敷前でお常を見かけ、刀舟とお常は飲み、鬼頭が金井に牢破りを命じ、源七が伊之吉に儲け話しを持ち掛け、伊之吉がお仲に身体を売ったと責め長吉の病を助ける為と聞き、刀舟が伊之吉を諫め、お仲が倒れ刀舟と弥九朗が診察し、伊之吉は博打に溺れ借金を作り島蔵が払い源七が仕事を命じた。
伊之吉は牢に入り作次に母が危篤と牢抜けを誘い、お竜とお蘭は長崎屋が島蔵を斬るのを見た、伊之吉は作次がお常の息子で図られたと知り、金井と源七が作次を捕らえ伊之吉を斬り刀舟は伊之吉を治療したが死に、お竜から鬼頭が牢破りを仕組むと聞き、刀舟は長崎屋に乗りこみ鬼頭と金井ら一味を斬り殺した。


脚本:津田幸於
監督:宮越澄

第77話:1976.03.16:「十二万石の命」

叶刀舟(萬屋錦之介)と伊庭弥九朗(織田あきら)と仏の半兵衛(桂小金治)は祭り見物し、汐見藩上屋敷で玄才(天野新士)が奥方・冨士乃(原良子)や家老・大野大膳(細川俊夫)や用人・上田要之進(久富惟晴)らと鶴千代を診て殿の命は短いと告げ、大野は世継ぎの女中の隠し子を告げ、上田は冨士乃から居ると聞くが、医者探しを頼まれ、女中が刀舟に連れれば診てくれると言い上田が鶴千代を連れ出し、大野は隠し子を探させ東(山本昌平)が三津代(絵沢萠子)に会い植木屋・甚八(高津住男)にやったと聞き、上田が鶴千代を刀舟に連れたが無理と言われた。
刀舟と弥九朗は毒物と考え、甚八と妻・かよ(野口ふみえ)が甚一(坂上忍)が熱を出し介抱し刀舟の刀を持ち連れ刀を預け汐見藩の紋が有った、東らと三津代が甚八を屋敷に連れ甚一を買い取ると言うが断られ、三津代が甚一が大野の子と告げ、甚八が襲われ半兵衛と稲妻のお蘭(江波杏子)とむっつりお竜(ジャネット八田)が助け、お蘭が尾行し汐見藩に行った。
刀舟が甚八を手術し、東らは甚一と刀を探し刀舟の寺と聞き、お蘭が刀舟らに伝えかよから事情を聞き、鶴千代が死に玄才が大野に金を求め上田に罪を求め、半兵衛とお竜が汐見藩上屋敷に潜入し上田に毒殺だが証拠がないと告げ冨士乃は玄才の薬を疑い上田が玄才と大野に毒殺と言い出かけるが刺客に襲われ傷つき刀舟に向かい薬を刀舟に渡し死に、東らが刀舟を襲うが斬り殺され、刀舟は汐見藩上屋敷に乗りこみ大野と玄才に毒を飲ませたと言い斬り殺した。


脚本:石川義寛
監督:吉川一義

第78話:1976.03.23:「呪われた愛」

稲妻のお蘭(江波杏子)と仏の半兵衛(桂小金治)は20両持つ急病のお篠(三浦真弓)を寺に運び叶刀舟(萬屋錦之介)と伊庭弥九朗(織田あきら)が診て時々来いと言い腹の子に差し障ると告げると喜び、お蘭は和泉屋で働くと聞き、お篠は武芸稽古中の新次郎(石山雄大)に行き金を渡し妊娠を告げた。
お蘭は掏摸のお吉(木之本恵美)に新次郎を諦めろと悪党と言い、お吉は新次郎に腹の子の始末を命じられ産婆・お時(小沢沙季子)に堕ろされ長屋で苦しみ、お篠が刀舟と半兵衛と居るとお国(花原照子)がお吉の助けを求め、刀舟と半兵衛と弥九朗とお竜(ジャネット八田)が診るが悪い手術で死に、お篠はお竜から子堕ろしの手術の失敗と聞いた。
お蘭は新次郎と娘・松代(宍倉るみ)にお吉の死を言い、半兵衛から産婆探しが早いと聞き、寺社奉行・戸田備中守(北上弥太郎)が僧・海月(中村時之介)から金を受け取り新次郎の仕官を話し、新次郎は仲間・多三郎(福本潤)や哲之進(松尾玖治)らにお篠の始末を言われ、お蘭が探り多三郎が秋月院に女を連れ子を堕ろさせ五兵衛(松崎真)が駕篭に乗せ、お竜が賭場で五兵衛から巻き上げお蘭が子堕ろしを聞き道具を盗ませた。
刀舟はお蘭から見せられ危ないと考え、秋月院に備中守が来て海月らに道具を見せお蘭から訴えが有ったと注意し、新次郎は五兵衛から聞き出しお蘭を襲い、お篠は店の金を持ちだし新次郎に渡し仕官を聞くが祝言前に子堕ろしを求められ、お篠は刀舟に相手が旗本で子堕ろしを頼むが断られ、お蘭から新次郎に関わるなと言われた。
新次郎は五兵衛にお蘭を呼び出させ襲うが弥九朗が助け、お篠は新次郎に決心を告げ、新次郎はお時に殺害を求め、お竜が刀舟らにお篠が秋月院に連れ込まれたと告げ、お時がお篠を薬で眠らせ、新次郎らと海月が備中守にお時殺害を告げると刀舟が乗りこみ斬り殺し、お時を捕らえお篠を助け、ショックで流産したが立ち直った。


脚本:田代淳二
監督:宮越澄

第79話:1976.03.30:「生き胴斬り千両」

処刑死体の試し斬りは認められていて、倉田主膳(勝部演之)が机左内(西田健)に斬らせ黒松藩剣術師範推挙を言い金を求め、辻兵馬(堺左千夫)が左内が剣術師範を求めると妻・浪江(吉行和子)に言い、浪江は同心・鬼沢一平(柳沢真一)と岡っ引き・小吉(大東梁倍)に亭主殺しで自訴し、叶刀舟(萬屋錦之介)が聞き浪江に会った。
鬼沢は兵馬の首に妙な跡を見つけ、仏の半兵衛(桂小金治)は稲妻のお蘭(江波杏子)から命講で自分で殺したと聞き、刀舟と伊庭弥九朗(織田あきら)は鬼沢から兵馬の検屍を頼まれ窒息死と言い、鬼沢は浪江に死骸を斬り死体損壊の罪と言い、黒松藩で鈴川大学(杣英二郎)は倉田と剣術師範を話し、鬼源一家・銀造(杉義一)が長屋に札を立てた。
鬼沢は左内の浪江への出入りを聞き、腹の痛みで刀舟の診察を受け黒松藩の道場作りを話し、刀舟が浪江を治療し、鬼沢は左内から否定され、お蘭とむっつりお竜(ジャネット八田)が鬼源の賭場に行き負けが込むが刀舟がいかさまと乗りこみ千両を取り、お蘭が浪江に命講の千両を運んだ。
お蘭が半兵衛に浪江を疑い、刀舟が鬼沢を診て身体が危ないと言い、鬼源一家が立ち退きを求め、左内が浪江に兵馬を殺し命講の千両取得計画を話し互いの夢の約束を話し千両を受取り倉田に渡すが自分で始末と命じられ、左内が浪江を呼び出し前科の女は不似合いと告げ斬ろうとすると、鬼沢が突き止めたが斬られ浪江が刀舟を呼び鬼沢に謝った。
左内は倉田に鬼沢を斬ったと言うと、長屋で浪江の生き胴斬りを命じられ立ち退きの見せしめと言い、鬼沢は刀舟に看取られ死に、浪江は鬼源一家に捕らわれ鈴川や倉田らの中で左内に生き胴斬りにされ、聞いた刀舟は黒松藩に乗りこみ鈴川や倉田や左内らを斬り殺した。


脚本:西沢治
監督:吉川一義

第80話:1976.04.06:「地獄の野良犬」

山崎哲之介(藤巻潤)が戸村久七郎(清水紘治)と相模屋を襲い妻と殺し、蘭学者の面倒を見ていて殺されたと稲妻のお蘭(江波杏子)が仏の半兵衛(桂小金治)と伊庭弥九朗(織田あきら)と叶刀舟(萬屋錦之介)に告げ、むっつりお竜(ジャネット八田)が人気の芝居小屋を告げ、刀舟と弥九朗は小扇(水原麻記)と新三(森下哲夫)の手品を見た。
刀舟と弥九朗は急病人・菊(亀井光代)を診ると息子・長一郎(上屋建一)に父・山崎が戻り、店で刀舟は弥九朗に重病と告げると小扇と新三が芸で揉めた、半兵衛は喧嘩を聞き刀舟は新三が侍と言い、お蘭は蘭学者・吉沢の現場で印籠を拾い刀舟に下手人の物と見せ、お千代(岩城睦子)が小扇と新三に井戸に落ちた長一郎の助けを求め新三が助け、刀舟が診て骨折と告げ、菊が新三を見て安藤様と言った。
菊に新三が来て謝るが帰らせ、和泉屋亮助(森幹太)でお蘭が伊蔵(鈴木和夫)に会い相模屋から移ったと聞き山崎と戸村が来て、亮助が2人に昨日は間違いと言い、山崎は長一郎の怪我を知り菊が悪く療養が必要と知り、仕事を心配され選り好み出来なく、仇討ちを話すが迷惑と言い、刀舟と弥九朗が診察に来ると、新三が来て山崎に斬られ様とし菊が長一郎を助けたと新三に帰れと言い、菊は倒れた。
新三は山崎に疲れたと言い斬れと言うが、山崎は長一郎が生まれてその日暮らしで今は殺し屋で斬る資格がないと告げ何かの時の妻子を頼み、弥九朗は長一郎から印籠が山崎の物と聞き刀舟に告げ、亮助が山崎と戸村に殺害を依頼すると山崎が前金で100両を要求し、本田宗源(小瀬格)が亮助と戸村に始末を命じた。
刀舟は蘭学者・今井源秀から手紙を受け取りお蘭らに宿と自分より強いと告げ、山崎と妻子が戸村らに襲われ新三が助けに来るが斬られ、刀舟らが治療したが山崎は死に、刀舟はお蘭から黒幕・宗源と和泉屋亮助と戸村を聞き、乗りこみ一味を斬り殺した。


脚本:津田幸於
監督:村山三男

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