破れ傘刀舟悪人狩り:11(101-110)

第101話:1976.08.31:「暗黒街の罠」

密偵・孫七が同心・八木清蔵(五味龍太郎)に斬られ仲間同心・大西弥三郎(中村時之介)に死人を使うと言い、小間物商・平吉(森次晃嗣)が死んだ孫七を見つけると八木と大西に捕らえられ、南町奉行所で奉行・河田(加藤和夫)と八木と大西が父親殺しと孫七殺しで脅し、仕事を要求した。
矢車のお千(上原美佐)に榎木一家・岩吉(大木正司)が天神組に代わり縄張りと言い、お千は叶刀舟(萬屋錦之介)と仏の半兵衛(桂小金治)と伊庭弥九朗(織田あきら)に告げ、稲妻のお蘭(江波杏子)が榎木一家は上方の新興やくざで天神組を荒らし、天神組・鉄五郎(汐路章)の殴り込みを八木と大西が止め、河田は鉄五郎に鉄砲玉に上方から来る榎木の親分・増次郎(幸田宗丸)殺害と密偵を使うと言った。
八木は平吉を榎木一家に潜りこませ、お蘭とお千は髪結い・お高(大関優子)に平吉と所帯を持てと言い、お高は平吉から上方に誘われ疑うと奉行所の密偵と聞き父を誤り殺害し手先にされたと言った、平吉とお高は上方に向かうが八木が待ち伏せ止めた。
平吉は榎木一家に入り、刀舟はお高と会い、お蘭は若旦那・新助(鶴田忍)にお高に好きな人が居ると言うが言い寄り、榎木一家と天神組が揉め、半兵衛はお高と川に落ちた新助を置き去ると八木がお高の挟みで殺し、夜鷹・お時(津路清子)が目撃し、刀舟は見て妙と言い、八木がお時の証言でお高を捕らえた。
八木が平吉にお高を質に増次郎殺害を命じ、半兵衛が新助が自分で落ちたと八木に言うと刺傷を見せられ、刀舟とお蘭は平吉から密偵と聞き罠と考えた、岩吉がお千に増次郎の相手を命じ、お千がお蘭らに知らせ、平吉は増次郎殺害に失敗し斬られ八木が乗りこみ榎木一家を捕らえ、刀舟は平吉を手術し、天神組に乗りこみ河田と八木と大西と鉄五郎ら天神組を斬り殺した。


脚本:田代淳二・中沢昭二
監督:宮越澄

第102話:1976.09.07:「仏像を抱く女」

寺から虚無僧一味が出て、佐伯要之介(清水紘治)と奈美(梢ひとみ)が仏像を見て金の糸口と言い、仏の半兵衛(桂小金治)が和尚・秀念(土井辰也)の首つりに駆けつけ役人・堀川大三(岡部正純)が老衰と届けると言い、稲妻のお蘭(江波杏子)は宗福寺・了然(中村時之介)から仏像を命講に頼まれ、半兵衛と矢車のお千(上原美佐)から住職の自害を聞き、叶刀舟(萬屋錦之介)と伊庭弥九朗(織田あきら)が聞いた。
寺社奉行・小田切主膳(高城淳一)は堀川から俊慶の処置を聞き、寺に佐伯ら虚無僧が押し入り仏像を奪い、奈美が仏像が好きで坊主が憎いと言い、お蘭とお千は仏身寺・和尚らが仏具屋で何か探すのを見て仏像が盗まれると聞き、罠を掛けた。
虚無僧一味が宗福寺を襲うと仏像はなく、お蘭と半兵衛と弥九朗が待ち伏せ女が交じり逃がし、弥九朗が奈美に火傷させた事を思い出し、主膳が堀川と佐伯にもっと仏像を集めると命じ、佐伯が宗福寺・了然を刺し殺し、聞いた弥九朗が奈美を訪ね問うが追い返されると佐伯に斬られ、奈美が弥九朗を連れ出し父が坊主に殺されたと聞いた。
刀舟が弥九朗を手術し、奈美が佐伯に殴られ、堀川が襲う寺を示し虚無僧一味が順次襲い、お蘭は寺社奉行が絡むと考え仲間の女を火傷を探すと言い、弥九朗が奈美を探すが居らず、佐伯は了然の墓でお蘭が仏像を預かると聞き、佐伯らは瑞光院を襲うと奈美に探らせ、弥九朗に仲間が襲うと告げると佐伯ら虚無僧一味が襲い仏像を見つけた。
佐伯と弥九朗が立ち合いうと奈美が止め斬られ、刀舟が戻り虚無僧一味を斬り殺し佐伯を追い、弥九朗が奈美を手術したが死に、刀舟は主膳と堀川と佐伯ら一味を斬り殺した。


脚本:田代淳二
監督:吉川一義

第103話:1976.09.14:「怪談赤いろうそく」

奥州街道で会津藩行列が襲われ喜八(小野武彦)らが守り斬られ盗まれ、伊庭弥九朗(織田あきら)が稲妻のお蘭(江波杏子)と叶刀舟(萬屋錦之介)に怪我人・喜八を運び手術し、追い剥ぎでなく絵蝋燭を売る辻屋番頭で、お蘭が女将・お冬(長内美那子)に喜八の怪我を伝えると来て祈った。
新吉(山下勝也)がお冬に荷物が消えたと伝えると、娘・お芳(萩原奈穂美)と会津に再度送らせ、哲之丞(滝川潤)を呼べと指示され、矢車のお千(上原美佐)の小屋で蝋燭が消え祟りと言われ、新吉とお芳は哲之丞から盗んでも他では売れないと言われ、会津への早飛脚がやくざに追い返されお芳らに祟りと言い、仏の半兵衛(桂小金治)にお蘭が祟りがあったと告げると、お冬が嘘だと言い、やくざ・辰三(中庸介)が騒ぎを起こしお蘭と千倉屋(伊達三郎)が止め、喜八はお芳に千倉屋を信じるなと言った。
お蘭は千倉屋の企みと考え、千倉屋は大目付・小田切豊前守(小笠原良知)に行き辻屋から会津藩から引き離すと言い、会津藩屋敷で哲之丞が大室(川部修詩)に辻屋の取引を止めるなと言うが大目付に逆らえないと言われ、喜八と哲之丞が千倉屋の企みと話しお蘭が加わり値上がりの噂を流し、清三郎(桔梗恵二郎)が千倉屋に企みを伝え、お芳は哲之丞に呼び出されると死に辰三が殺したと訴え、喜八がお冬に伝えると倒れた。
喜八が大室に相手にされず、お蘭と半兵衛に告げると刀舟は無理と考え、お蘭が辰三を誘い祟ると脅し、千倉屋がお冬にお芳を金で助けると持ち掛け立て替えで言い寄り、お千が尾行し、お冬が喜八に店の処分で謝り好きだと言い、お蘭は喜八から事情を聞きぐると言い、刀舟は喜八が千倉屋に乗り込むのを見て病人と連れ帰りお冬が迷惑すると言った。
半兵衛とお蘭とお千と弥九朗らが辰三を脅すと千倉屋番頭に頼まれたと白状し、清三郎が小田切と千倉屋の企みと話し、刀舟は乗りこみ一味を斬り殺した。


脚本:田代淳二
監督:内出好吉

第104話:1976.09.21:「天保やっちゃば秘録」

お千勢(堀越陽子)が吉崎島之助(小坂一也)を送り出し、詰め所泊まりで帰るとお千勢が失踪し、5年後にお咲(橘倫子)が伊庭弥九朗(織田あきら)や仏の半兵衛(桂小金治)と話し、叶刀舟(萬屋錦之介)は料理屋・伊助(山田禅二)がお咲に野菜の値上げを文句言うのを聞き父・五平(今福将雄)の病気を尋ねた。
弥九朗と半兵衛が店に吉崎を運び込み刀舟が診ると酒に溺れ、稲妻のお蘭(江波杏子)は浜松屋徳兵衛(外野村晋)に役人・矢沢軍十郎(森山周一郎)が来て女将・おきせが挨拶し野菜の買い占めを告げると否定され品揃えを命じられ、矢沢が清水屋辰蔵(杉義一)に浜松屋おきせに注意を告げ、お蘭と矢車のお千(上原美佐)が見た。
お蘭が浜松屋とおきせに清水屋の買付を話すが信じず、おきせが五平を見舞い帰りに刀舟らと会い吉崎が見かけ、吉崎がお千勢に探し消えた理由を尋ねると出世や家柄でなく吉崎が欲しかったが理解されなく今は浜松屋の妻と言われ、弥九朗とお蘭が吉崎とおきせの関係を話、矢沢と清水屋が奉行・三田村大膳(内田稔)にうまくやると告げた。
清水屋が浜松屋番頭・源七(灰地順)を買収し内情を聞き、お蘭が源七が変と見かけ、矢沢が浜松屋にうどの調達を求め、吉崎が浜松屋に来てお千勢から恩人で帰れといわれ事情を聞き、お千は三田村を探ると言い、刀舟が荒れる吉崎と話した。
おきせは浜松屋からうどが買い占められたと聞き、府中の百姓を思い出し、入手出来たと言うとお咲が五平に頼まれ盗み源七が見た、お咲が五平に食べさせると矢沢が御法度と捕らえ、刀舟が聞き五平からお咲を聞き、おきせが矢沢にお咲にあげたというと捕らえられ、吉崎が邪魔し矢沢に斬られ刀舟が助けた。
浜松屋が首を吊り死に、源七が清水屋に騙されたと言い、お千は三田村が黒幕と調べ、刀舟が三田村と矢沢と清水屋一味に押し込み斬り殺した、おきせが浜松屋を守り、吉崎は江戸を去った。


脚本:津田幸於
監督:吉川一義

第105話:1976.09.28:「闇の中に鈴が鳴る」

稲妻のお蘭(江波杏子)と矢車のお千(上原美佐)らは怪我人を叶刀舟(萬屋錦之介)に運び仏の半兵衛(桂小金治)と伊庭弥九朗(織田あきら)は誰かに襲われたか話し、気がつくが記憶がなく鈴の音を恐れ、刀舟は持ち物に琴爪と「千六」の文字を見つけ、弥九朗と男は墜ちた崖に行き、お蘭とお千はおこう(町田祥子)が死んだ夫・近江屋吉兵衛にすがり浅間屋(浜田寅彦)がなぐさめ、お千は根津の酉蔵(黒部進)を見かけ追い、男は塩問屋に反応し半兵衛は浅間屋は疑問で塩の値上がりを言った。
家老・生沢刑部(沼田曜一)と鬼塚源七郎(中井啓輔)が浅間屋に塩の値上がりを話し、酉蔵がお千を踊らせ、浅間屋の妻・おいね(江夏夕子)が来て酌をし、お千は半兵衛においねの帯の鈴を話し、男は切れた下駄の鼻緒をみて地蔵を思い出し行き、酉蔵が見かけ浅間屋は生沢に伊吹哲之介(水村泰三)が生きて刀舟の元にいると告げた。
生沢は源七郎に密売を知る哲之介殺害を命じ、哲之介はお絹(関根世津子)から塩を見せられ思い出すが鈴が消し、刺客が襲い名を尋ね弥九朗が助けに来ると逃げた、おいねは源七郎と浅間屋の話しで哲之介の記憶喪失を知り、お蘭が浅間屋においねが琴を弾かないと聞き、おこうから主人は問屋仲間に殺されたと言われた。
おいねは刀舟と弥九朗と哲之介に会い、鈴を聞いた哲之介に裏切っていないと言い酉蔵が見た、おいねは浅間屋に哲之介を探らせ裏切ったと疑われ、浅間屋は生沢からおこうが奉行所に訴えたと聞き口封じを命じられ、哲之介はおいねに会い思いだし、哲之介は源七郎らに襲われ斬られ刀舟が治療し、半兵衛がおこうが斬られたと告げた。
お蘭とお千が酉蔵から聞き出し、哲之介が思い出し、聞いた刀舟は生沢と浅間屋らに乗りこみ斬り殺した。


脚本:津田幸於
監督:内出好古

第106話:1976.10.05:「弥九朗白夜に死す」

仏の半兵衛(桂小金治)と矢車のお千(上原美佐)の争いに稲妻のお蘭(江波杏子)が聞き、榊大介(真夏竜)が棺桶寺の叶刀舟(萬屋錦之介)を訪ね、刀舟と伊庭弥九朗(織田あきら)が帰り玉州の紹介状を見た、翌日刀舟と弥九朗と大介は長屋でお滝(今出川西紀)を診察し息子・正太郎と祖父・庄兵衛(小栗一也)が帰り島崎左平次(久保明)に大丈夫と言い、料理屋で刀舟は五平(柳谷寛)から侍で妙な家族と聞いた。
大介が左平次から薬料を貰うと戻った弥九朗が長屋から貰わないと返しに追い、左平次が中塚半蔵(平泉征)を見つけると、弥九朗が左平次と呼び中塚が気づき、左平次が庄兵衛に中塚を話し、岩田藩上屋敷で家老・坂井兵部(久遠利三)が中塚から藩主の病状を聞き世継ぎ・左平次を探すと命じられ、中塚は峰岸伊十郎(高杉玄)と駒形の源助(梅津栄)に頼み、源助はお蘭とお千に聞いた。
半兵衛と大介はお千から町方が左平次を探すと聞き、弥九朗が家族の様子が変と言い、左平次がお滝に話し逃げないと告げ、刀舟が飲むと中塚が五平から左平次の住まいを聞き出しお滝と左平次に会い頼むが断られ、家老らが来ると断られないと言われるが、左平次はお滝が藩主の都合の拝領妻だが今は違うと断り、左平次が中塚とだけ話すとお滝が自害を図り刀舟らが治療した。
お千と弥九朗が源助が岩田藩出入りと知り、伊十郎と源助が左平次の住まいを見つけ坂井に正太郎以外の上意討ちを命じられ、弥九朗がおくに(加藤土代子)を診察に行き、五平が刺客を刀舟に知らせ、中塚が左平次に知らせるが刺客が襲い助けた弥九朗が斬られ、刀舟は左平次とお滝らと弥九朗の死体を見て、岩田藩上屋敷へ行き坂井らを切り捨てた。


脚本:津田幸於
監督:村山三男

第107話:1976.10.12:「おんな捕物地獄花」:タイトルバック一部のみ変更

米が高騰し米問屋を襲い安売りと表示する盗賊があり世間は天平の世直し明神と呼び、稲妻のお蘭(江波杏子)と矢車のお千(上原美佐)が米問屋を押し込む町民を止める目明かし・お京(三浦真弓)を見て仏の半兵衛(桂小金治)に言い、叶刀舟(萬屋錦之介)と榊大介(真夏竜)が治療でお新(松平純子)に兄の大工・猪之吉(辻萬長)を尋ねた。
お京は叔父・次助(田武謙三)に父・左平の法事を告げ、刀舟と大介がお京から世直し明神を捕らえると言うと、猪之吉がお新の病を告げ診察し、猪之吉がお京に左平に世話になったと話し、お京と松吉(円谷文彦)は盗賊を追い、谷口屋が襲われ騒動を町方が抑え、勘定奉行・本田監物(今井健二)と葉切和十郎(中田浩二)に谷口屋源蔵(伊沢一郎)が訴えると13年前の相模屋事件を話し、谷口屋は利用を考えた。
刀舟と大介はお徳(辻伊万里)に息子・卯七(小島和夫)を紹介され米問屋・仁村屋に奉公と聞き、刀舟とお蘭は次助からお新は火事を起こした相模屋の娘で付け火と疑ったと聞き、お京は猪之吉を疑い言い合い相模屋の火事を仇を討つと考え心配したと言った。
仁村屋が襲われ皆殺しに合い、浪人・皆川敬一郎(森川公也)がお千に岩崎屋の用心棒と言い、お蘭が半兵衛に手口が違うと言い、猪之吉は名を騙られたと刀舟に言い、越前屋と大和屋が同様に襲われ、盗賊が坂井屋を襲い猪之吉と揉め逃げるとお京が追い、猪之吉が名を騙られたと告げ相模屋を潰した店を襲ったと言い逃げた。
大介とお蘭とお千は岩崎屋藤兵衛(大川義幸)が本田の屋敷に入るのを見て繋がりを疑い、猪之吉が皆川を尾行し岩崎屋に行き浪人らに罠と襲われ斬られ大介らが助け、刀舟が手術しお京が来て見守り、猪之吉が殺人犯は皆川と言うと、お新が攫われ猪之吉を呼び出すがお千が本田にお仕業と告げ、刀舟が本田と岩崎屋一味に斬り込み斬り殺した。


脚本:津田幸於
監督:村山三男

第108話:1976.10.19:「暗黒の烙印」

瑞光院で叶刀舟(萬屋錦之介)は太助(鳴海吾郎)と鉄(藤山浩二)に起こされ、源次(西田良)が怪我人・常を連れると死んでいて、聞いた辰造(勝部演之)は弥七(大友柳太郎)に頼むと考えおとき(新海百合子)が断られたと言うが策を練り、岡っ引き・助五郎(土方弘)が弥七が島帰りと言いふらした。
辰造が弥七に仕事を言うが断られ、弥七は仕事が見付からず稲妻のお蘭(江波杏子)と榊大介(真夏竜)に会い、刀舟は仏の半兵衛(桂小金治)と矢車のお千(上原美佐)に天ぷらを大量に買わせ吹きだまりの連中に持っていかせ、坂部能登守(戸上城太郎)が辰造を急がせ弥七を承知させろと命じ、お蘭が弥七を和泉屋新助(清川新吾)に口入れした。
辰造とおときと源次が錠前破りで弥七が必要で、助五郎利用を考え、弥七が働くと助五郎がおきん(富山真沙子)を脅し、堅気になりたい理由を話させ、刀舟はお蘭から弥七が娘に会いに行くと3年後の年期明けまでに堅気なら会うと言われたと聞き、刀舟は弥七に会いに行き頼まれておきんを診察し妊娠で、助五郎と話しがついたと聞いた。
辰造が助五郎に金を渡し、仲間に入れろと要求され手下に助五郎を殺害させ、岩松(松尾玖治)が和泉屋に来ておきんに弥七の娘が死んだと告げた、聞いた弥七は気を落とし暴れ、辰造の手下が連れ気がついた弥七に乗ると言ったと丹波屋の蔵破りを告げ、弥七は刀舟から和泉屋が探すと伝えられ辰造に抜けると告げると和泉屋を人質にされた。
和泉屋と大介とお千はおきんが居ないと知り、弥七はおときにおきんの子を告げ助けを求め、皆が丹波屋に行き、おときはおきんを殺せず、弥七は蔵の錠を開け盗み出すと刺され、和泉屋におきんの行方を告げお蘭が助け、刀舟が弥七を診るが死に、坂部と辰造が手下を始末すると刀舟が乗りこみ切り殺した。


脚本:淺間虹兒
監督:村山三男

第109話:1976.10.26:「地獄のひまわり」

牢破りの伊三郎(田口計)と軍蔵(藤岡重慶)と甚兵衛(折尾哲郎)らが相談し、堀田家に向かい婚儀中で宇之吉(小鹿番)が居て客が玉の輿と言い、堀田只之進が襲われ斬られ家禄召し上げで追放になり嫁・お歌(大滝子)は運命が変わった。
5年後に稲妻のお蘭(江波杏子)と矢車のお千(上原美佐)は叶刀舟(萬屋錦之介)と榊大介(真夏竜)と酔った歌吉(大滝子)に会い、歌吉は伊三郎や軍蔵や源七(横森久)や甚兵衛や義助(福本潤)の宴席で面踊りし、上総屋源七が先に帰り襲われ殺害された、仏の半兵衛(桂小金治)がお蘭らに聞き、宇之吉が棟梁・佐平(大東梁倍)が病気で刀舟を呼び娘・おみちが戻り心配した。
上総屋の葬儀で伊三郎と軍蔵らが手筈を話し歌吉が来た、高崎屋が殺され紋が残され、お蘭らは米問屋ばかりと考え、刀舟は歌吉に飲み過ぎと言うと宇之吉が来て歌吉を奥さまと言うが違うと答えられ下手人と言うとお千が聞きお蘭に告げ、歌吉が倒れ刀舟が酒の飲み過ぎと言い、岩崎典膳(細川俊夫)が伊三郎と軍蔵らに指示し殺害犯を話し甚兵衛が堀田家紋と思い出し密かに探せと命じ、義助が殺害されお蘭とお千が目撃するが宇之吉が邪魔をし歌吉に問うた。
お蘭が簪を拾い刀舟らに見せ、おみちが歌吉のものと言い、伊三郎と軍蔵が宇之吉を見て思いだし尾行し歌吉に行き、伊三郎が宇之吉を殺害し、お蘭が歌吉から事情を聞き、お千らは軍蔵と岩崎の繋がりを知り、おみちが攫われ歌吉が呼び出されお蘭が共に行き、佐平が死に刀舟は岩崎一味に乗りこみお蘭と歌吉を助け、岩崎一味を切り殺した。


脚本:津田幸於
監督:村山三男

第110話:1976.11.02:「天保ねずみ小僧異聞」:タイトルバック変更

大名・旗本から金を奪い町民にばらまく怪盗があり人はねずみ小僧と呼び、盗賊が武士に追われ逃げ、稲妻のお蘭(江波杏子)と叶刀舟(萬屋錦之介)は追っ手と次郎吉(中村嘉葎雄)に会い、仏の半兵衛(桂小金治)と矢車のお千(上原美佐)が噂し、刀舟と榊大介(真夏竜)はお新(大山のぶ代)を見かけ逃げた。
長次(島英津夫)を父・弥助(池田忠夫)が叱り妹・おるい(遠藤真理子)が仲に入り、刀舟が診察し次郎吉と会い、お千が井筒屋の島吉(中田博久)に賭場の借金返済を取りたて、用人・伝三郎(大村文武)が井筒屋万蔵(武藤英司)に推挙の知らせを告げ呼び出し、伝三郎がおるいに目を掛け、お蘭とお千が賭場で長次を助けたが聞かなかった。
次郎吉が屋敷で伝三郎に会い、外記(北原義郎)が井筒屋の5000両を求めねずみ小僧利用を告げ、次郎吉が長次と話し、お新がお蘭と半兵衛に押しかけ、刀舟は宇兵衛(中村時之介)の店で次郎吉と長次の会話を聞き盗賊と言い、刀舟は弥助を診て発作は危ないと告げた。
井筒屋にねずみ小僧が入り人殺しと話題になり、井筒屋が外記に金を渡し伝三郎がおるいを求め、長次が井筒屋に借金を返すと見栄を張り、次郎吉が聞き長次の盗みと会い、怪我して刀舟に運びこまれ、長次がねずみ小僧の金を井筒屋に渡すと印の金で捕らわれた。
お蘭は伝三郎を尾行し石田外記に行き、次郎吉は刀舟に会いねずみ小僧は大馬鹿と言い、刀舟は弥助が悪化し、おるいが井筒屋に外記に連れられ襲われ自害し、次郎吉が自訴し長次が戻るが弥助が死に、おるいの死骸が運ばれ、刀舟はお蘭らから聞き外記と井筒屋一味に乗りこみ斬り殺した。


脚本:津田幸於
監督:村山三男

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