破れ傘刀舟悪人狩り:10(91-100)

第91話:1976.06.22:「天保女医秘録」

稲妻のお蘭(江波杏子)と仏の半兵衛(桂小金治)は妻から亭主が変と言われ寺に運び、叶刀舟(萬屋錦之介)が伊庭弥九朗(織田あきら)に毒草を飲まされたと言い、青木良斉(村上冬樹)は奉行・水野主水正(中村竜三郎)から薬草の試験を言われ毒草は否定したが聞かず、水野は加賀屋(近藤宏)と金儲けを話し阿片中毒の薬製作を話した。
お蘭と矢車のお千(上原美佐)は多数が毒草を飲まされると話し、止めた良斉を水野が斬り、刀舟と弥九朗は飲むとお光(萩原奈穂美)が踊りたいと言い、加賀屋が良斉の娘・青木志乃(新藤恵美)が戻ると告げ、志乃は刀舟を訪ね良斉の死を告げ開業すると言い、水野と加賀屋が奥方・浜路(大原百代)の出産を話した。
志乃は産科医を始め、刀舟と弥九朗は違った毒を飲まされた阿片中毒死者を診て生体実験と志乃と話し手に入る所を疑い、水野と川田道伯(新井和夫)が浜路の急病で加賀屋が志乃に診察させ、志乃が刀舟に双子で逆子と告げ手助けを頼み、お蘭と半兵衛が弥吉(直木みつ男)から良斉が水野に殺されたと聞いた。
志乃は弥九朗と浜路を手術し、お千が薬草園を調べ試験小屋を見つけ、水野は男女の双子と聞き女の始末を告げると拒否し、刀舟に報告しお千が薬を持ち加賀屋に運んだと言い阿片で、半兵衛とお千が薬園に忍び込み水野と加賀屋の生体試験を見たが見つかり、お蘭は志乃が仇討ちに出かけるのを見た。
志乃が水野に良斉の死を書状を見つけたと問い、刀舟と弥九朗は半兵衛とお千から生体試験を聞きお蘭から志乃が水野に乗り込んだと聞き、水野と加賀屋が志乃を殺そうとすると刀舟が来て一味を皆斬り殺し志乃がとどめを刺した、志乃は京に旅だった。


脚本:木村雅夫
監督:松島稔

第92話:1976.06.29:「狙われた女」

加代(高田美和)が客・利兵衛(庄司永建)に名を聞かれまた会いたいと言われ、外で米問屋・越後屋が皆川唐十郎(佐藤京一)と和七(藤岡重慶)に斬られるのを目撃し、利兵衛と加代と逃げ忘れろと言われた。
叶刀舟(萬屋錦之介)と仏の半兵衛(桂小金治)と矢車のお千(上原美佐)に伊庭弥九朗(織田あきら)が越後屋死んだと言い、半兵衛が善人でお千が辻斬りでない噂を告げ、稲妻のお蘭(江波杏子)は妻・お浜(宗方奈美)と話し、刀舟らは血を吐いた元医師・倉之助(島田順司)に行くが診せず帰り加代に無理をするなと言い、弥九朗が肝蔵が悪いと言うが聞かなかった。
加代は倉之助に医師の戻れと言うが否定され、和七が茶屋で女将に客を聞き本橋刑部(加賀邦男)と皆川に利兵衛を告げ、女は櫛の持ち主と伝え、お千が寺に利兵衛が殺害され変だと告げ、加代が利兵衛の死をしり驚き倉之助が見て問い、伊八(野呂圭介)が皆川と駿河屋辰蔵(幸田宗丸)にからくり升を見せ、皆川に加代が出会い尾行した。
刀舟と弥九朗は倉之助が医師だと知り、倉之助が加代を問い詰め大金を見た、伊八が辰蔵を脅し、本橋と皆川と辰蔵が升改めを話し、加代が刀舟と弥九朗に話し薬の処方を貰い、和七が加代を見つけ呼び出し、刀舟が倉之助と話し飲み息子を殺し事情を聞き、倉之助は帰り加代の書き置きを読み後を追った。
加代は襲われ斬られ、弥九朗とお千が見て止めると倉之助が来て刀舟が手術し倉之助にさせ成功し、伊八が襲われお蘭と半兵衛に逃げ、半兵衛が刀舟に本橋一味のたくらみを話し刀舟が本橋一味に乗りこみ斬り殺した。


脚本:津田幸於
監督:吉川一義

第93話:1976.07.06:「大江戸の黒い霧」

武蔵屋(加藤嘉)と武家が話し、海鮮問屋・渡海屋(野口元夫)を確認し、異国からの大筒到着日を尋ね、ヤクザらが瓦版屋・大内正二郎(森次晃嗣)を殴り脅し、仏の半兵衛(桂小金治)と矢車のお千(上原美佐)が叶刀舟(萬屋錦之介)に瓦版を見せてたが無視され、稲妻のお蘭(江波杏子)が頼み刀舟が大内を診ると彫り師・源八(木田三千雄)の娘・おいそ(井原千寿子)が来て、大内は奉行所を動かせる男らが犯人と言った。
武蔵屋が渡海屋に上方の万字屋が幕閣に詳細を伝え大坂城代の大筒を見せたと言い、瓦版屋の件は片づいたと言い、大内は源八に武蔵屋の介入を告げるが奉行所に消されると言われ、刀舟は伊庭弥九朗(織田あきら)から診察を避けた病人を聞き診に行った。
源八は大内と武蔵屋と渡海屋のネタを話し、大内が無理に出かけ様としておいそとお蘭が止め、刀舟と半兵衛と弥九朗が武蔵屋を話し直訴状が見事で島から帰り大物になったと言い、お千が人足・丑松(滝義郎)から儲け話しを聞くがヤクザに脅され、お蘭が武蔵屋に近づくと大岩(桔梗恵二郎)が来て渡海屋の相手をすと武蔵屋が呼んだ。
お蘭は大岩らにばれ、お千からも脅されたと聞き、おいそに大内が襲われたと聞き刀舟らが手術準備し大内の身の上と話しを聞き、渡海屋が番頭・嘉平(岩城和男)と知らせを受け、大内が渡海屋の邪魔をしようと無理に瓦版を書き弥九朗が寝かせ代筆し、おいそが源八に知らせ彫り、刀舟は抜け荷の金の流れが大切と言った。
武蔵屋は武家と話し、源八がヤクザに襲われおいそが攫われ大内が渡海屋に乗りこみ捕らわれ、刀舟らは事情を聞き、武蔵屋と渡海屋は元老中(中村時之介)に大筒を見せると刀舟が来て一味を斬り殺した。


脚本:淺間虹兒
監督:大洲齋

第94話:1976.07.13:「十万石の罠」

太田新之丞(原田清人)が女房を方に20両借り、小浜藩御前試合で相川源三郎(尾形伸之介)と試合し、増田武太夫(織本順吉)と小川若狭守(北原義郎)と木谷主水(深江章喜)が立会、捨吉(すのうち滋之)が見て太田は敗れ木谷に召し抱えは優勝と言われた。
久米哲之介(若林豪)と瀬川矢五郎(菅貫太郎)は太田に20両も無いと言い、太田は木谷道場の前で切腹したが無視され、稲妻のお蘭(江波杏子)が叶刀舟(萬屋錦之介)と伊庭弥九朗(織田あきら)と仏の半兵衛(桂小金治)に運ぶが死に、久米と瀬川が来て武士の意地と言い、木谷と増田が御前試合参加料を見て本当の狙いは別と言い、男が捨吉を責め5両を求め、矢車のお千(上原美佐)が金を払い周囲も同情し、男と捨吉が騙りで金を集めるがばれて殴られ、半兵衛が刀舟らに連れ諭すが止めないと言い久米につれて間を尋ね、久米は捨吉に仕官しないと諭すが聞かず、瀬川が久米に金を貸した。
御前試合で久米は敗れ、捨吉は同じ相手と知り木谷道場に乗り込むが追い出され、半兵衛が事情を聞き刀舟は自業自得と言うが、方法が疑問と考えお蘭から聞いたお千が調べ、お蘭は瀬川が小浜藩上屋敷に入りのを見て、増田と木谷が瀬川に出番と告げ浪人が藩に恨みを持たすと告げた。
久米は捨吉から聞くが瀬川が止め、小浜藩を潰すと持ち掛け前田(杜沢泰文)や西川(藤山浩二)や浪人らを集め小浜藩の抜け荷を襲う計画を告げお蘭が聞き、久米は捨吉に仕官と別れを告げ、お蘭と刀舟らは捨吉から事情を聞き久米が危ないと考え隠れ家を探し、瀬川が浪人らを扇動し荷駄行列を襲うが何もなく引き揚げると奉行所が来て幕府転覆を謀ったと証拠を見せ斬り捕らえ、弥九朗が久米を寺に逃がした。
お千が小浜藩の企みを調べ、刀舟が小浜藩に乗りこみ一味を斬り殺した。


脚本:田代淳二
監督:村山三男

第95話:1976.07.20:「ある少年の旅立ち」

藤兵衛(小鹿番)と男らが元会津藩士・桂木源之助(山本豊三)を待ち伏せ、源之助は息子・桂木新太郎に学問せよと言うと藤兵衛らが漆の秘密を知ると襲い源之助を斬り、源之助は新太郎に母の形見を渡し死んだ。
10年後に叶刀舟(萬屋錦之介)と伊庭弥九朗(織田あきら)は漆職人・伊助が首を吊り漆の値上がりに悩んだと聞き妻・おしの(配島恵子)が後を追おうとすすが止め、矢車のお千(上原美佐)と稲妻のお蘭(江波杏子)が可哀相と話し仏の半兵衛(桂小金治)が漆の高値を告げ、お蘭とお千は若松屋(小鹿番)と聞き行くと筋違いと言われ、綾(真屋順子)とおひさが訪ね来た、お蘭は若松屋が胡桃を手で擦る癖を言った。
桂木新太郎(島英津夫)が刀舟を訪ね来た、刀舟は飲み屋親爺・佐平(橋本仙三)からおしのを話すとおうめ(緋多景子)が面倒を見ると酔い、刀舟は新太郎から道斎が死んだと聞き書物を渡され、遺言で白井順道に会いに行く新太郎を泊まらせ、若松屋が市川武十郎(北條寿太郎)に漆の値上がりを告げ漆職人・伊助の死を言われ家老・宮崎監物(田中明夫)に一気に儲けると告げ綾が来たと言った。
刀舟と弥九朗は新太郎を送り、宇兵衛(笹川恵三)から聞き倒れた綾を診た、新太郎は白井順道が閉門と聞き、刀舟と弥九朗は佐平から綾が会津藩家老の娘と聞き心臓が悪いが死ぬのを怖がっていないと言うと新太郎から白井順道が蘭学者狩りで島送りで出航許可まで寺に置いて欲しいと頼まれ、寺で新太郎から身の上を聞き母は思い出さないと聞いた。
音吉が若松屋に漆を求め会津藩に頼むと言い相場はお上が決めると告げ、新太郎は雷を取る仕掛けを作り、綾とおひさが通り掛かり櫛を見て名を桂木新太郎と聞き去り、綾は宮崎に子が死産だったか尋ね生きて会ったと言い、宮崎は配下に新太郎殺害を命じ、お蘭はおしのから会津藩中間・権三(鈴木和夫)から新太郎を聞かれ寺を答えたと聞いた。
刀舟は寺門前で綾を見かけ、新太郎が武士らに襲われ刀舟らが助け、お蘭は会津藩を思い出し、刀舟と弥九朗は新太郎を連れ綾を見舞い、綾は源之助が殺されたと聞き、若松屋が家老の命令と新太郎を襲い綾が斬られ刀舟らが来て助けたが綾は死んだ、お千が権三から聞き出し刀舟が会津藩に乗りこみ宮崎と若松屋ら一味を斬り殺した。


脚本:津田幸於
監督:村山三男

第96話:1976.07.27:「怒濤佐渡の嵐」(前編)

叶刀舟(萬屋錦之介)と矢車のお千(上原美佐)は奉行・神坂外記(中山昭二)が晒した首を見て、楠原唐八郎(大村文武)が島抜けを捕らえると湯浅平馬(柴田侊彦)が掘り出し人足に申し受け、刀舟は佐渡のコロリ流行で恩師・早崎道庵(大友柳太郎)の依頼で佐渡に来た。
伊庭弥九朗(織田あきら)と稲妻のお蘭(江波杏子)は無宿人狩りを見て、おりん(浅利香津代)から奉行所の知らせで巳之吉(有川博)が帰ると聞き、お蘭は仏の半兵衛(桂小金治)に無宿人狩りを心配し、弥九朗らはおりんが倒れ診て、お蘭が巳之吉を迎え岡っ引きの尾行を見つけ心配した。
刀舟とお千は道庵に会い死人の山と聞くとお雪(津山登志子)が弥平の首つりを言い診療所で手当てを始めた、刀舟と道庵は飲み陶器と太鼓を話し奉行・神坂が医者を呼ばず訳があると話し、お千が虚無僧に話しかけられたと言い、神坂が唐八郎に火事で閉じ込めた場所を放り、隠密を警戒し刀舟らを疑うと、平馬が閉じ込めた場所が助かると告げ神坂が怪しみ、道庵と刀舟は役人に囲まれ道庵は神坂に話すと答えた。
お蘭が巳之吉から仕事が見つかったと聞き、巳之吉が無宿人狩りに捕らわれ佐渡送りに入れられ、お蘭が弥九朗と半兵衛に巳之吉救出を頼み行列を狙うが厳重で無理で、お蘭と半兵衛が尾行し、お京(杉本美樹)が佐渡の奉行所の兄を訪ねると聞いた。
刀舟は虚無僧を見かけ、お千が虚無僧を尾行し平馬でお雪と会い、道庵がお雪に宿命と言い手紙を焼き、翌日神坂らが伝統踊りを観ると、平馬が手紙を盗み、刀舟は虚無僧らに会い1人が道庵で里隠れと明かし去り人足を逃がし島抜けを謀り、道庵が役人に斬られ平馬とお雪に後を託し、刀舟が来たが死に唐八郎らを斬り殺すと、神坂の鉄砲隊に囲まれ海に落ちた。 (続く)


脚本:津田幸於
監督:村山三男

第97話:1976.08.03:「怒濤佐渡の嵐」(後編)

(承前)
叶刀舟(萬屋錦之介)はお千(上原美佐)とコレラ対策に佐渡に行き、早崎道庵(大友柳太郎)とお雪(津山登志子)を虚無僧が狙い、江戸で佐渡送りになったおりん(浅利香津代)の亭主・巳之吉(有川博)を助ける為にお蘭(江波杏子)は半兵衛(桂小金治)らに略奪を頼むが失敗し佐渡に追うと武家娘・お京(杉本美樹)と会い、虚無僧は湯浅平馬(柴田侊彦)で道庵父娘も里隠れ隠密で佐渡奉行・神坂外記(中山昭二)の横領の証拠を握るが追っ手に道庵が斬られ、刀舟も海に落ちた。
お蘭と半兵衛とお京が佐渡に来てお京が別れ、役人が死体を探し、盲目のおみよ(麻田ルミ)と多平(若葉弘太郎)らが刀舟を匿い、お蘭と半兵衛がお千に会い刀舟を探すが見付からず、伊助が水死体で上がり平馬とお雪は証拠の行方を心配し虚無僧姿のお京に会い老中・淡路守の息女で状況を伝えた。
外記が伊沢源十郎(尾形伸之助)に江戸の様子を尋ね、刀舟がおみよの目は手術で治ると言い新助(伊藤敏孝)が反対し、道庵の家でお京とお雪に会い手術道具を借り、お蘭らに会い巳之吉が捕らわれたと聞き、外記から源十郎が訴状を見せられ平馬を疑い捕らえ、お京とお雪が心配し、江戸で伊庭弥九朗(織田あきら)がおりんを心配しおかね(花原照子)と治療した。
刀舟がおみよの目を手術し、お蘭と半兵衛が外記の誕生祝いを聞き、平馬は巳之吉に島抜けを持ち掛け、刀舟が10日後におみよの目の包帯を取ると見えた、平馬と巳之吉らがお蘭らとお京らの手助けで島抜けをはかり、平馬とお京らが襲われ、刀舟がお蘭らが連れた巳之吉を治療し、おみよが外記一味に攫われ手籠めにされ自害し新助が見つけるが外記一味に撃たれた、刀舟はおみよの死と平馬らの処刑を聞き、お京と乗りこみ外記一味を斬り殺した、平馬はお雪と佐渡に残り、巳之吉は江戸に帰った。


脚本:津田幸於
監督:村山三男

第98話:1976.08.10:「死神のくれた赤ん坊」

富士見藩上屋敷から赤子を連れた女中と家来が夜に忍び出ると、磯貝新兵衛(竜崎勝)が襲い赤子だけ助けた、稲妻のお蘭(江波杏子)と矢車のお千(上原美佐)は番屋で辻斬りを聞き、大黒屋勘助(北見治一)が飲み屋で新兵衛に全て殺したと言われ、娘・お時が赤子をあやし政(青森伸)に大和屋の子と答え、叶刀舟(萬屋錦之介)は仏の半兵衛(桂小金治)を探し赤子をお蘭とお千に預け、半兵衛が乳母を連れ伊庭弥九朗(織田あきら)が預かったと話し、新兵衛は常磐津師匠・およし(夏桂子)から赤子を探す男がいると聞き弥九朗と話し、政が勘助に様子がないと伝えた。
お京(沙川露里)がおよしに磯貝が呼ぶと伝え出かけると政が尾行し、上屋敷で小野左門(高木次朗)が勘助からはっきりさせると聞き赤子の子は秘密と言い、左門はお糸(北林早苗)に子が無事と伝え家来は始末し、殿以外の子を産んだ事は秘密と述べると覚悟の上と聞き、政がおよしを襲いお京を知らせに行かせ半兵衛と赤子を殺そうとすると弥九朗に邪魔され逃げた。
刀舟とお蘭は半兵衛の知らせでおよしを手術し、新兵衛を弥九朗が紹介し誘い出されたと言い、新兵衛が勘助と赤子と富士見藩を話し、お糸は志乃(津田亜矢子)に赤子を知りたいと望み、新兵衛が上屋敷で志乃に赤子を尋ね親に戻したいと言い、政がお千を捕らえ責めるが話さず勘助とお京が来て人質にして、刀舟と弥九朗に交換の投げ文した。
新兵衛は志乃からお糸の相手が自害したが赤子を産んだと聞き、弥九朗に話し大黒屋に乗りこむがお京と政に刺され、お京を弥九朗に渡し、弥九朗がお千を助け、お蘭が刀舟に富士見藩に新兵衛が行くと伝えると、新兵衛がお京を追い上屋敷で勘助と左門に会うが鉄砲で撃たれ、お糸は志乃に説得されるが磯貝の子と知り自害し、刀舟が乗りこみ一味を斬り殺し、およしが赤子を引き取った。


脚本:淺間虹兒
監督:鹿島章弘

第99話:1976.08.17:「黄金の腕」

稲葉大炊守(北上弥太朗)が田丸屋(潮万太郎)に栄次郎(中野誠也)の皿を求めるが見付からず、江戸城の生け垣修理候補の藩に皿を見つければ免除と言えば探すと言われ、小泉藩上屋敷で家老・北条茂昭(弘松三郎)が探せと命じ、麻田藩上屋敷で家老・戸沢友成(綾川香)が命じた。
骨董屋が襲われ殺され、襲った浪人が家臣に殺され叶刀舟(萬屋錦之介)と伊庭弥九朗(織田あきら)が見かけ焼き物を見つけ、真鍋主膳(木村元)が六衛兵(池田生二)から聞いたと皿を北条に渡し、稲妻のお蘭(江波杏子)と仏の半兵衛(桂小金治)が焼き物を見て上物と感心した。
刀舟と弥九朗はお咲(渡辺千春)の病を治療し咳を見て薬を与え、田丸屋が北条に偽と言うと稲葉が割った、栄次郎が帰り刀舟が発作を尋ね、田丸屋が戸沢と小松源内(内田勝正)に話し本物だが自分が真贋を決めると言い稲葉が割ると思わなかったと言い栄次郎を探し作らせろと言い、真鍋も栄次郎を探せと命じた。
矢車のお千(上原美佐)は栄次郎探しを頼まれ、田丸屋と小松が栄次郎に大皿を焼けと言うが断られ、お蘭が栄次郎とお咲を見つけ咳き込み刀舟に言うと、焼き物の上薬のせいと聞き栄次郎に寺で預かると伝え、田丸屋と小松がお咲拐かしを考え、お蘭が栄次郎とお咲を尋ね皿作りを勧めると焼くために熱中し妻が手籠めにされ焼き物を止めたが他の仕事が無かったと言った。
お咲が拐かされ、栄次郎が刀舟らに探し焼き物を勧められお咲の病を治すと聞き、お千が真鍋に栄次郎の居場所を教え、栄次郎が麻田藩にお咲を質に皿作りを命じられ、お千とお蘭が疑い調べ生け垣修理絡みで稲葉の狙いを知り、麻田藩に忍びお咲に会うが捕らえられ、栄次郎が皿を作ると小泉藩が奪いに来て麻田藩が殺し、上屋敷に皿を運ぶと稲葉と田丸屋が来ると栄次郎が皿を奪いお咲を奪い返すが命を狙われ、刀舟が麻田藩に乗りこみ稲葉と麻田藩一味を斬り殺した。


脚本:田代淳二・中沢昭二
監督:鹿島章弘

第100話:1976.08.24:「夜歩き美女」

火事を山城屋儀兵衛(武藤英司)と利助(森章二)が見て、大和屋惣兵衛(内藤武敏)がお雪(服部妙子)を心配し夜に徘徊し仏の半兵衛(桂小金治)が見かけ、源次(沖田駿一)が大和屋に戻るのを見かけ、半兵衛が稲妻のお蘭(江波杏子)と矢車のお千(上原美佐)と伊庭弥九朗(織田あきら)に言いお千が玄達(渡辺高光)の祈祷で直ると言った。
弥九朗は心の病と言い、叶刀舟(萬屋錦之介)が火事場で治療し避難所が少ないと聞き、お雪と女中・お徳(目黑幸子)が差し入れし、儀兵衛が若年寄・柴田山城守(田中浩)に賄賂を贈り大和屋が値上げしなく邪魔と話し、利助が浪人に襲わせるとお蘭とお千が見かけ騒ぎ、下井(八木隆)と源次が儀兵衛にお雪が付け火と告げ、儀兵衛が惣兵衛に材木の値上げを求めお雪の徘徊を見たと言い付け火下手人と疑った。
刀舟がお民(花岡菊子)に夜の徘徊の薬を聞かれ、儀兵衛と山城守は惣兵衛が聞かずお雪の病の利用を考え、惣兵衛がお雪の徘徊を止め、玄達が儀兵衛に頼まれ惣兵衛に病を治すとお雪を祈祷し操り徘徊させ、利助が火事を起こし、お雪が付け火で捕らえられ、惣兵衛は下井と源次から度々賄賂を要求され、見たお雪が身投げを図りお蘭とお千が助けた。
刀舟と弥九朗は半兵衛からお雪が夜に徘徊と聞き、お雪が惣兵衛に自訴すると言い、惣兵衛が儀兵衛の取引を疑い、お千が玄達を探りお雪が惣兵衛を刺したと役人に捕らわれ、刀舟が惣兵衛を手術し、玄達が金を受け取り半兵衛らに白状し、お千が山城守を告げ、刀舟が乗りこみ山城守が儀兵衛らを斬り殺すが山城守を斬り殺した。


脚本:木村雅夫
監督:宮越澄

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