破れ傘刀舟悪人狩り:12(111-120)

第111話:1976.11.09:「闇に舞う白い牙」

三春(杉本真智子)が小国屋仁兵衛(福岡正剛)を送り盗賊が小国屋を斬り金を奪い稲妻のお蘭(江波杏子)が見て、立花昌石(御木本伸介)が診て家に運ばせ、すが(赤座美代子)と手当てし辻斬りと縁があると言い、お蘭とすがは知り合いで文治郎(酒井修)に会いお蘭は辻斬りを疑い、すがから息子と聞いた。
文治郎は昌石に金を渡し小国屋と三春を強請ると話し、叶刀舟(萬屋錦之介)と榊大介(真夏竜)が長屋で診察し義助(岩城力也)を診に行かすと薬が有り、平田備前守(高野真二)が斉藤玄有(村上冬樹)と薬が南蛮渡りで人間で試せと命じ息の掛かった医師が試していると聞き、文治郎は昌石に玄有の薬は効くと言うと薬と毒は紙一重と言われ、刀舟は薬を調べ大介と仏の半兵衛(桂小金治)と矢車のお千(上原美佐)に利くが心臓に悪いと言い、大介は入手先が不明と言い、正道(加地健太郎)が玄有に昌石と文治郎を会わせ金を受け取り1000両を要求した。
薬事奉行所で平田と玄有が新しい薬の試しを話し、すががお蘭に文治郎が玄有の弟子になれ後添いで報われたと言い、昌石が小国屋に100両を求め、お蘭が刀舟に玄有の悪口を言い、お蘭が三春に襲われ勘違いだと言い事情を聞き文治郎が脅したと知り、大介は義助が発作を起こし、お蘭がすがに小国屋と三春の死を見て昌石と文治郎を疑った。
昌石をすがが尾行し文治郎が辻斬りし昌石が治療するのを見た、お千は文治郎が義助に薬を飲ますのを目撃し、すがが昌石に文治郎の玄有門下入りを止めて欲しいと言い辻斬りを見たと言い止めて欲しいと願うが断られ、昌石は文治郎に義助の始末で毒殺させ、大介が薬と文治郎を見た。
お千とお蘭は玄有に手が出せず死んだ男を調べ医師を探し、昌石と文治郎は金を隠したすがを責めお蘭と聞き、寺に行きお蘭と半兵衛を襲うと刀舟が助け、お蘭は重傷のすがから事情を聞き玄有の悪行を知り、刀舟は平田と玄有一味に乗りこみ斬り殺した。


脚本:田代淳二
監督:鹿島章弘

第112話:1976.11.16:「若きいのちの叫び」

常造(中庸介)や源造(滝義郎)ら地回りが足抜け女郎・お妙(市毛良枝)を探し捕らえ、仏の半兵衛(桂小金治)と矢車のお千(上原美佐)は手が出せないが叶刀舟(萬屋錦之介)の名を聞いた、榊大介(真夏竜)と稲妻のお蘭(江波杏子)は半兵衛から刀舟の女と聞き、地回りらが寺に乗りこみ大介が倒し連れて女郎屋に乗りこみ女将(白石奈緒美)に会い地回りや役人・助左(岡部正純)と争いお蘭が止めるが収まらず、刀舟が来てお妙を診て撃たれた新吉(峰竜太)を助けて欲しいと聞いた。
刀舟が新吉を診て悪く、市川甚八(五味龍太郎)が様子を見て、回船問屋・湊屋徳右衛門(稲葉義男)が市川から新吉の様子を聞き抜け荷がばれるのを心配し、刀舟が寺で新吉を治療し弾が外国製短筒と知り、大介とお千がお妙を診ると女将が来てお妙が働くと言い、市川が安吉に新吉の居所を教え、新吉が消え半兵衛と大介が探し、安吉と助左が新吉を捕らえに来て半兵衛が傷められ、お妙が女将に新吉の助けを求め、新吉が女郎街に来て安吉(高田直久)に会い金と文を預け、お蘭が刀舟に地回りが何故寺を知ったか疑い尾行した侍と言った。
市川が湊屋に新吉が逃げたと言い、安吉が新吉に頼まれたとお妙に文を渡し新吉が変わったと告げ、新吉は湊屋に行き金を要求し、お妙は文を読み逃げ出し寺に行き刀舟に見せ新吉の助けを求め、刀舟は来た地回りを殴り倒し大介に後を任せ、湊屋と市川が新吉に抜け荷の証拠を消したと言うと刀舟が乗りこみ一味を斬り殺した。


脚本:淺間虹兒
監督:鹿島章弘

第113話:1976.11.23:「浮世絵の女」

絵師・お雪(園まり)が叶刀舟(萬屋錦之介)の似顔絵を描き、吐血したお雪を診て労咳と言い、小間物屋清吉が首を括り榊大介(真夏竜)と行くが死に女房が藩札を憎み稲妻のお蘭(江波杏子)が来て小松藩の札と言い、藩士・森川哲之介(長谷川明男)が換金に来る町民を偽札の究明まで出来ないとなだめ、仏の半兵衛(桂小金治)が矢車のお千(上原美佐)に変と言い、小松藩上屋敷で家老・柴田外記(織本順吉)が小沢文之進(大木正司)と森川に偽藩札究明を命じ、森川は換金を延ばす事に反対するが藩が優先と言われ疑問を持った、師・春栄(蜷川幸雄)がお雪を見舞い抱こうとし金を渡し去った。
酒屋番頭が死に妻・しの(八木孝子)が悲しみ、森川が柴田に偽藩札究明役を望み断られ、お蘭が偽藩札を調べ御用達商人間を動くと言われ、柴田と小沢は利兵衛(陶隆司)に偽藩札を考えたと言い森川の始末を話し、柴田と小沢は森川に切腹を命じるが、逃げてお蘭に会い事情を話すと手伝うと言われ姿を変えて調べた。
お蘭はお千から藩札は浮世絵師が下書きと聞き、森川が浮世絵師を調べると襲われたが大介が助け、刀舟が森川を治療すると、お雪が刀舟に似顔絵を持ってきて森川に会い国で別れたと話し偽藩札を見て春栄作と思い出した、森川は藩士に襲われ刀舟に助けられお雪の余命を聞き休養を持ち掛け、お千がお蘭に辰巳屋と春栄を疑い、春栄はお雪から偽藩札を金に換えたいと言われ襲い刺し、お雪はお蘭に森川の為と告げ死に、聞いた刀舟は柴田と小沢と辰巳屋らに乗りこみ斬り殺した。


脚本:田代淳二
監督:宮越澄

第114話:1976.11.30:「侠盗かまいたち」

近江屋が侠盗かまいたちに5両を貸し、丹波屋が3両貸し、稲妻のお蘭(江波杏子)と仏の半兵衛(桂小金治)と矢車のお千(上原美佐)が噂し、榊大介(真夏竜)が叶刀舟(萬屋錦之介)にお新(大山のぶ代)が来ると言うと逃げ、お蘭らは仏講を集金する粂吉(稲吉靖司)を見つけ、島田左内(川崎敬三)を見かけ料理屋の帳簿付けと聞いた。
刀舟と大介は老人の家に鳴子を作り、仏講の集金が来て仕組みを聞き怪しむと蝋燭問屋福井屋で安心と言われ、田楽屋の娘が客が倒れたと呼び綾(岩本多代)の息子・小四郎ではしかで田村藩屋敷に住むとお千に用人・鬼頭定五郎(晴海勇三)に伝え、福井屋儀助(小瀬格)が来た。
刀舟は綾から左内の妻と聞き、料理屋角半で女将・お滝(水上竜子)と左内が話し、お蘭とお千はかまいたちの被害者に会い追うと左内に会い、刀舟は左内から部屋割りの相談を受け老人用の家で夢と聞き、綾が来て左内と川辺で話し家老・神崎典膳(外山高士)が心配し小四郎の為に戻れと言い、家を出た訳を問うが答えなかった。
お蘭は女将に左内を聞き、左内は昔を思い出し出世を神崎と綾の仲と疑われ子が出来たが神崎の子と疑い、神崎は福井屋から集金を聞き定五郎に計画を伝え、福井屋が休業し仏講が紙くずになりお蘭らが疑い、角半で定五郎と福井屋が話し、定五郎が左内を見て神崎に知らせ調べさせ、左内に綾が戻れと言うと小四郎が神崎の子と疑われ、定五郎が盗み聞き神崎に知らせ左内殺害を狙わせた。
左内と綾と小四郎が藩士に襲われ、刀舟と大介が助け手術し、刀舟らは老人夫婦の首つりを知り、お蘭とお千から神崎と福井屋らの企みを聞き屋敷に乗りこみ斬り殺した。


脚本:津田幸於
監督:宮越澄

第115話:1976.12.07:「十八年目の女」

飛脚が伊沢主水(藤山浩二)と和助(森川公也)に斬られ、仏の半兵衛(桂小金治)と矢車のお千(上原美佐)が見つけ叶刀舟(萬屋錦之介)と榊大介(真夏竜)が治療する死に、稲妻のお蘭(江波杏子)が飛脚屋丸十で刀舟の患者・お秋(丘さとみ)の息子も働き荷物に異常はなく、お蘭が飛脚屋丸十から3人目と聞き、娘・八重(小野ひずる)が幸太(伊藤敏孝)に何故と言い、客が早便を頼み幸太が勝手に引き受けた。
刀舟とお蘭がお秋を見て北海屋利蔵(浜田寅彦)で働くと聞き幸太が拾って来た変わった石を見て刀舟は瑪瑙と言い、北海屋が和助に瑪瑙を見つけろと命じ、お蘭がお秋を北海屋に奉公に連れ、丸十の飛脚が次々殺され、幸太が腹痛で運ばれ刀舟が手術し助けた。
北海屋は稲葉屋(外野村晋)や松田屋(相原巨典)から瑪瑙を聞かれ5人が入手し老中が待ち、北海屋はおりき(楠侑子)に心配され和助に細工屋を探させ、幸太はお秋が住み込みで働くと知りお蘭から事情を聞き、お秋は北海屋から言い寄られ、伊沢と和助は細工師・与平を見つけお蘭に祝いに使うと頼まれたと聞き斬り殺し瑪瑙を奪い、北海屋はお蘭と聞きお秋の絡みを考えお蘭を尾行させた。
お千とお蘭が与平が斬られ瑪瑙が奪われたと知り、お秋がおりきに会い幸太を預かり縁談がまとまり女郎の過去で身を引いたと告げ、お蘭が幸太に石が瑪瑙で原因と言うと、伊沢と和助が斬り掛かり大介が助け、刀舟は幸太から石を拾った事情を聞き、北海屋らが瑪瑙を取り戻した。
おりきは幸太の丸十での婚儀を聞き北海屋に話すと殺害を命じられ、幸太にお秋の知り会いで産んだと言い呼び出し、お蘭が見てお千から伊沢の正体を聞き、幸太は呼び出され伊沢に狙われお秋が楯になり斬られ伊沢を刺し、刀舟がお秋を手術し、おりきは北海屋の刺客に殺され、お蘭が和助から聞き出し、刀舟が北海屋らに斬り込み一味を斬り殺した。


脚本:田代淳二
監督:丸山誠治

第116話:1976.12.14:「炎のきずあと」

榊大介(真夏竜)と矢車のお千(上原美佐)は追われる花火師の流れ星の佐七(若林豪)を助け前科者で、叶刀舟(萬屋錦之介)と仏の半兵衛(桂小金治)はお千から火事は岩崎屋で付け火と聞き、刀舟と大介は箱をぶら下げ街へ行きお小夜(池田恭子)への土産と言い、佐七は地蔵長屋に来ておみわを探すと聞いた。
刀舟と大介はお小夜の母を診て箱は辻占売り用で、お市(北川美佳)が倒れたと聞き診て養生を言うと女将・お連(若松和子)が来たばかりと言い、佐七がおみわを探し猿の伝次(三上左京)が呼び止め話し、火事で材木が値上がりし、奉行・本田刑部(沼田曜一)が山城屋駒蔵(潮万太郎)と吉崎島之助(佐藤京一)と話し火薬師を探し金蔵破りと言い、伝次が山城屋に花火師を話した。
稲妻のお蘭(江波杏子)が伝次に借金を言い佐七は伝次に断り、お小夜は女郎・お静にお市が病気と尋ね、お市は店に出て刀舟は診て注意すると佐七がお嬢さんと呼び、お市は父を庇い火事の罪を着たと謝り巴屋が潰され、佐七は付け火で火事で現場を探すと言うと、お市が倒れ刀舟に連れた。
佐七はお市の請け出しに30両必要で伝次の誘いを受け蔵を破り、お市を請け出し寺で祝い、刀舟やは次助(北山年夫)から30両と聞き、山城屋は本田に佐七を働かせてから消すと告げ、お千と半兵衛は山城屋を本田屋敷から出るのを見た、佐七とお市は一緒に暮らし始めた。
佐七は伝次に誘われお市の病の為に金が必要で山城屋に100両で引き受け、お千らが見てお蘭らに告げ疑い、佐七らは盗みに入り蔵を破り火を付け山城屋が金を受取組頭・吉崎らが伝次を斬り佐七が帰るとお市を人質にされ斬られ刀舟らが来るが手遅れで死に、事情を知り本田と山城屋ら一味に乗りこみ斬り殺した。


脚本:津田幸於
監督:丸山誠治

第117話:1976.12.21:「二度死んだ男」

稲妻のお蘭(江波杏子)と矢車のお千(上原美佐)はヤクザの喧嘩を見た、浪人が清次(森大河)を斬ろうとしアゲハ一家の藤蔵(曽我廼屋一二三)が仲裁し、清次に榎の政吉殺害を依頼すると金を求められ渡し、お蘭とお千は仏の半兵衛(桂小金治)に清次を影の様だと告げると、清次が来て寺に自分の墓を建てたいと叶刀舟(萬屋錦之介)と榊大介(真夏竜)に言い金を払った。
清次はお園(渡辺やよい)といる政吉を殺害し、怪我したお園を寺に運び刀舟が手術した、清次が石屋の留吉(風間杜夫)に石碑の仕上がりを尋ね、お蘭とお千は清次を寺に連れ刀舟が清次に血を求め治療し終わると清次は倒れ、アゲハの喜兵衛(浜村純)は与力・伝十郎(内田勝正)から政吉殺しで上からの注意を言われ先にお園殺害を告げ喜兵衛は藤蔵に始末を命じ、お園は気づくが喜ばずお千がお園と清次の素性を調べ、清次は留吉からお園が同じ身の上と聞いた。
清次は藤蔵にお園殺害を求められ刀舟からお園の回復を聞き、藤蔵は喜兵衛から清次がお園を匿うと注意され、お園は刀舟から清次が守ろうとしていると聞き、清次は藤蔵らから金を取り留吉に石碑を瑞光院に運べと言い、刀舟は清次の素性とヤクザの不審な動きを知り、清次とお園が過去を恨み合い、刀舟らが聞き清次とお園を逃がさせた。
ヤクザが瑞光院を囲みお蘭らが調べ刀舟に知らせ、清次とお園が逃げ刀舟らが守ると清次とお園が鉄砲で撃たれ死に、刀舟は喜兵衛一味とと伝十郎らに乗りこみ斬り殺した。


脚本:櫻井康裕
監督:村山三男

第118話:1976.12.28:「天女のような女」

稲妻のお蘭(江波杏子)と矢車のお千(上原美佐)がお参りしおりん(沢田雅美)を見かけると逃げ、おりんは宇佐次(宮口二郎)らが男を探すのに会い、怪我の文治(小野進也)を見つけ、仏の半兵衛(桂小金治)がおりんが帰ったと聞き榊大介(真夏竜)にお千と同業と言うと、おりんが叶刀舟(萬屋錦之介)らを文治に連れ、岡っ引き・百蔵(杉義一)が調べに来たが返した。
廻船問屋・湊屋五平(早川雄三)は奉行・杉原直亮(森山周一郎)と宇佐次らと文治の足取りを調べ、おりんが文治を世話し駕篭で逃げおりんを女郎に売り見たお新(大山のぶ代)が助け、刀舟は文治が岡っ引きに探されるのを見てお新からおりんを聞き、おりんは文治が金がいると知り良太(小島三児)が来て、刀舟が文治を治療し静養を命じた。
刀舟はお蘭から文治が湊屋に追われると聞き、文治はおりんを抱こうとして抱いた男が皆死に男断ちと言われ、刀舟が聞き、おりんは文治の友だと言われ宇佐次らを寺に連れ襲われ刀舟が追い返し、おりんは文治と逃げ石榴石を渡され帰れと言われ断ると一緒に逃げようと言われたが死なせたくないと答えた。
おりんは石榴石で金の工面に行き大介に居場所を告げ、良太に連れられ宴席で踊り、百蔵と宇佐次らが文治を襲い刺し殺し刀舟は大介と小屋で死体を見つけ、おりんは戻ると居らずお蘭らが見つけ黙って連れおりんから願掛けと聞き石榴石を見せられ抜け荷で、おりんが宇佐次らに斬られ刀舟らの前で死に、刀舟が湊屋と杉原一味に乗りこみ斬り殺した。


脚本:櫻井康裕
監督:吉川一義

第119話:1977.01.04:「初春の虹をこえて」

榊大介(真夏竜)がおつた(磯野洋子)を瑞光院に運び叶刀舟(萬屋錦之介)と仏の半兵衛(桂小金治)と稲妻のお蘭(江波杏子)と矢車のお千(上原美佐)らが診て、子・昇太と夫・己之助(川津祐介)に養生が必要と告げた。
油問屋和泉屋で妹・お京が兄・己之助に父・久平衛(見明凡太朗)に会えと言うと勘当で会えないと金を借り、お蘭とお千が見て半兵衛に告げ、大介が油の値上がりを告げ、刀舟と大介がおつたを診に行き己之助と昇太に会い、おつたがうなされ3人で渡る虹が消えると言い、お蘭とお千が油売り・多助から油の値上がりを聞き、岡っ引き・竹蔵(松山照夫)が紋次(蟹江敬三)を連れお蘭が悪者と言った。
正月に刀舟と大介はお蘭とお千に誘われ町で己之助親子に会い、おつたが島帰りの紋次に会い探したと言われ昇太が自分の子と言われ、お蘭とお千が目撃し、己之助が昇太からおつたが男と会ったと聞き紋次と知り、己之助は酒を飲み刀舟が子に当たるなと言った。
休業の油問屋西国屋吉兵衛(山岡徹也)に多助らが油を求め油が無いと言われ竹蔵が多助らを取締り半兵衛とお蘭らが疑い、刀舟が斬られた多助を診て西国屋を疑い、西国屋に下坂大膳(天津敏)と源十郎(黒部進)が多助始末を聞き油のもっと値上がりを命じた。
己之助は紋次から30両を要求され殴られ帰り、おつたと昇太が置き手紙を残し去り、和泉屋が油を売り、お千が西国屋と竹蔵を尾行し下坂に行き、西国屋は下坂に和泉屋が油を売ると言い源十郎が罠で紋次利用を考え、お千から聞いたお蘭らは西国屋を見張った。
お蘭はおつたと昇太を見つけ事情と己之助の恩を聞き、源十郎と竹蔵と紋次が樽を和泉屋に運び、おつたと昇太が己之助に戻り、己之助は妹・お京から久平衛が西国屋の罠で捕らえられたと聞き、お千と半兵衛は捕らえられ竹蔵から筋書きを聞くと己之助が殴り込み、刀舟と大介が来てお千らから聞き、刀舟は下坂と源十郎と西国屋と竹蔵らに乗りこみ斬り殺した。 己之助とおつたはお京らに和泉屋に戻った。


脚本:津田幸於
監督:村山三男

第120話:1977.01.11:「秘薬の謎をあばけ」

叶刀舟(萬屋錦之介)と仏の半兵衛(桂小金治)と榊大介(真夏竜)は釣りをし、太市(倉岡伸太郎)の父・茂助を診て労咳でお新(大山のぶ代)から湯島の薬屋で労咳の薬・宝寿精を売ると聞き、薬売りに聞くと渋江南山(西沢利明)が松仙堂にしか卸さなく非常な高値と聞き、半兵衛と矢車のお千(上原美佐)が呆れ稲妻のお蘭(江波杏子)が診察を頼んだ。
片桐仁十郎(佐原健二)が妻・お宥(野口ふみえ)を心配し功寿精を買い、仕官は薬膳奉行・唐沢玄治(田中浩)に頼むと言い、嘉兵衛(上田忠好)が南山に売れると言い唐沢の考えと言うと若年寄も満足と言い弥七(池田駿介)が材料調達と言った。
仁十郎は唐沢は仕官は駄目で利くと薬を言われ、刀舟と大介がお宥を診て薬を出し宝寿精を聞き直った患者を見たいと言い、半兵衛が南山の評判が悪いと言い、刀舟が南山に会い儲けると聞き宝寿精の原料を聞くが教えず直るか疑い記録を求めると断られた。
仁十郎が刀を売り秋津大五(中山昭二)を訪ね壺を借り、刀舟はお蘭から宝寿精を受取り調べ、仁十郎が宝寿精をお宥に飲ませ、刀舟は宝寿精が色々な成分が混ざり判らず、若年寄・黒木主膳正(高城淳一)の下屋敷に南山と嘉兵衛が行き唐沢ともに会い金を渡し、刀舟は薬屋に成分を尋ね、刀舟はお蘭とお宥を診て尋ね、南山を疑った。
弥七が南山に長崎修行を望み宝寿精作りは嫌と言い、刀舟と大介は宝寿精の成分を調べ、お宥が悪化し仁十郎が唐沢から呼ばれ殺害を命じられ、太市が強盗で金を集め捕らわれ、弥七が逃げだし仁十郎が狙い、刀舟は成分が判り宝寿精は偽と知り、弥七が刀舟に逃げだし宝寿精は偽と言い黒木らの企みと聞き、帰ると仁十郎に襲われ刀舟は宝寿精は偽と言い人斬りと言うと逃げるが殺された。
刀舟は黒木と南山と嘉兵衛と仁十郎らに乗りこみ宝寿精は偽と言い弥七が証言し、一味を斬り殺した。


脚本:吉田隆
監督:吉川一義

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