辻斬りが続発し、医師・稲村鬼堂(小松方正)と息子・小太郎(西田健)が大工・松五郎を診察し南蛮薬を調合し、帰途に辻斬りに会い三次(火野正平)とお文(杉本美樹)が木暮(田中邦衛)に運ぶと傷が不審で妻・お園が来るが死んだ。
木暮はお園に腹の悪性出来物が死因と言うと稲村が直ると言ったと聞き、稲村が来て親切な事を言い、平松(萬屋錦之介)に木暮が稲村の不審と辻斬りの道具がメスと言い、平松は辻斬り被害者が病人と聞いた。
平松は米問屋・堺屋(増田順司)と娘・雪絵(今出川西紀)に会い商人が稲村に診療所を作る計画を聞き、稲村が妻・お種(真山知子)を診ていると聞き、雪絵が稲村に平松が体が悪く診て欲しいと告げ、聞いた木暮が藪医者の見立てと言い辻斬りの関係を疑った。
三次とお文が稲村の患者を尾行すると家に帰り、襲われた千吉が犯人が小太郎と言い、平松の白州で稲村が一緒にいたと述べ木暮が患者の病が進んでいると言い、町年寄・堺屋が稲村が弁護し、小太郎を解き放ち、鬼堂と小太郎にお文が診察に来て傷を見せると捕らわれ、鬼堂が殺しに行くとお文が逃げ、稲村親子が堺屋に診療所等の建設を話しお種が薬を盛るのを雪絵が見、飲んだ堺屋が倒れた。
雪絵が平松に堺屋が薬を盛られたと話し、稲村が長崎の豪商に金の工面を説得しお種と芝居すると、雪絵が止め小太郎が連れ去り、役人が堺屋を毒殺の疑いで連れ、稲村の家に金が集まりお種が役人が堺屋を連れたと言うと殺され、闇奉行の千両箱が爆発し三次とお文と木暮と闇奉行が稲村一味を殺害した。
脚本:鴨井達比古
監督:丸山誠治