伊村伝内(伊吹聡太郎)が柿原織部(金田龍之介)に稲垣新三郎(斉藤真)とおゆき(近江佳代)の書き置きを見せると不義が知れると改易だと始末を命じ、新三郎は襲われ切腹に見せられ殺され、寺に運び放置した。
仏の半兵衛(桂小金治)が遺体を叶刀舟(萬屋錦之介)に知らせると寺社奉行配下・近藤佐平次(柳生博)が検屍し刀舟は斬り方が逆と言い、近藤が伊村に報告し金を渡され利き腕を尋ね、おゆきは柿原に手籠めにされ自害し、稲妻のお蘭(江波杏子)が切腹を話すと近藤が刀舟と伊庭弥九朗(織田あきら)に身元を言い、お菊(山田はるみ)が姉・おゆきの死を伝え西海屋佐兵衛(長浜藤夫)が迷惑と言うが父・佐平は納得しなかった。
伊村が西海屋に佐平殺害を命じ、近藤が半兵衛に事情を聞き刀舟が運んだと言ったと答えむっつりお竜(ジャネット八田)が半兵衛から分け前を貰い、佐平が西海屋に轢かれ刀舟が治療し、お蘭が西海屋に仲立ちを交渉し30両せしめたが、佐平が殺されお菊が攫われかけ、お蘭が中間・藤助(桂小かん)から聞き出し、刀舟が襲われた。
柿原が伊村にお菊と刀舟殺害を命じ、近藤が伊村に播磨守の文書を売りに来て脅すと斬られ、刀舟が呼び出され伊村らに襲われ、お菊が攫われ西海屋と柿原に連れられると伊村を斬った刀舟が斬り込み皆殺しした。
脚本:津田幸夫
監督:村山三男