破れ傘刀舟悪人狩り:5(41-50)

第41話:1975.07.08:「殺しの報酬」

伊村伝内(伊吹聡太郎)が柿原織部(金田龍之介)に稲垣新三郎(斉藤真)とおゆき(近江佳代)の書き置きを見せると不義が知れると改易だと始末を命じ、新三郎は襲われ切腹に見せられ殺され、寺に運び放置した。
仏の半兵衛(桂小金治)が遺体を叶刀舟(萬屋錦之介)に知らせると寺社奉行配下・近藤佐平次(柳生博)が検屍し刀舟は斬り方が逆と言い、近藤が伊村に報告し金を渡され利き腕を尋ね、おゆきは柿原に手籠めにされ自害し、稲妻のお蘭(江波杏子)が切腹を話すと近藤が刀舟と伊庭弥九朗(織田あきら)に身元を言い、お菊(山田はるみ)が姉・おゆきの死を伝え西海屋佐兵衛(長浜藤夫)が迷惑と言うが父・佐平は納得しなかった。
伊村が西海屋に佐平殺害を命じ、近藤が半兵衛に事情を聞き刀舟が運んだと言ったと答えむっつりお竜(ジャネット八田)が半兵衛から分け前を貰い、佐平が西海屋に轢かれ刀舟が治療し、お蘭が西海屋に仲立ちを交渉し30両せしめたが、佐平が殺されお菊が攫われかけ、お蘭が中間・藤助(桂小かん)から聞き出し、刀舟が襲われた。
柿原が伊村にお菊と刀舟殺害を命じ、近藤が伊村に播磨守の文書を売りに来て脅すと斬られ、刀舟が呼び出され伊村らに襲われ、お菊が攫われ西海屋と柿原に連れられると伊村を斬った刀舟が斬り込み皆殺しした。


脚本:津田幸夫
監督:村山三男

第42話:1975.07.15:「愛の残影」

髙科藩で義千代(神谷信弘)病気回復祈願の悪魔払い祈祷が行われ、篠(蓜島恵子)がお方・お冬(田代美代子)に吉岡大膳(南原宏治)の指示と言い、医師・玄徳(八木秀司)がお冬に悪化を告げ、正木源太夫(美川陽一郎)がお冬に吉岡の企みと悪行を告げると医師を探させ、正木と小暮次郎(倉島襄)が叶刀舟(萬屋錦之介)を訪ねると稲妻のお蘭(江波杏子)が追い返し、刀舟をお竜(ジャネット八田)が呼び出しお冬と会い、刀舟にお冬が義千代の診察を頼むが御典医が無理なら駄目と答え、髙科藩下屋敷でお冬が吉岡を詰問すると否定しお冬が目眩した。
刀舟がお冬を訪ね義千代を診て砒素を盛られているとお冬に告げ屋敷から移し食事を自身で作れと言い、逃げた百姓を藩士が斬り吉岡が見せしめと言うとお冬と義千代が屋敷を出て行方不明と聞き、黒部達之助(高森玄)が斬ると言い、刀舟がお冬に砒素で金魚が死ぬのを見せ、吉岡が商人・仁兵衛(幸田宗丸)と水晶の盗掘を告げ、鉱山で源作(じん弘)と与平(阿部昇二)と弥七(柿木恵至)らが仲間が殺され逃げられないと言った。
刀舟が義千代を診て回復し、正木にお冬が倒れ心労と言い、帰りに襲われ撃たれお蘭が治療し半兵衛(桂小金治)が正木から金を貰うが、お蘭がお冬に文句を言うと刀舟はお冬から直ったと別れを聞き、刀舟がお蘭にお冬の病気を話しお竜に薬の使いを頼み、半兵衛が髙科藩を調べると襲われた。
お冬は浜田伝七郎(初川久)から黒部が狙うと聞き、黒部らがお冬と義千代を狙うと伊庭弥九朗(織田あきら)とお蘭が助け、半兵衛が刀舟に髙科藩の事情を告げ、お冬が刀舟に手紙を送り吉岡と闘う為に髙科に迎うと告げ、読んだ刀舟は髙科に行き、お冬は吉岡を狙うが阻止され攫われ刀舟とお蘭が来て吉岡一味に乗り込みお冬が銃から刀舟を庇い撃たれ死に、刀舟は吉岡一味を斬り殺した。


脚本:田代淳二
監督:鹿島章弘

第43話:1975.07.22:「運命の標的」

百姓らが砂金を探し争うと、家老・相良直秀(北原義郎)と旗本・野木十郎太(天野新士)と相模屋幸兵衛(須藤健)に矢で撃たれ、相良と野木と相模屋が遊びと話し、叶刀舟(萬屋錦之介)が千代(天野美保子)を診察し清吉(塚本信夫)を諭すと和助(田口計)が見て、仏の半兵衛(桂小金治)がお経を読み伊庭弥九朗(織田あきら)が六助(浅若芳太郎)が矢傷だらけの死体を連れて来たと言い、刀舟は不審だった。
相模屋が和助に人捜しを命じ、半兵衛が和助の誘いに乗り砂金を見せられ中津川と聞き清吉も誘われたが子の預け先がなく、稲妻のお蘭(江波杏子)は野木から矢場で誘われ、野木が相模屋にお蘭を仲間にしたいと言うと断られ、半兵衛は旅準備で和助と行きむっつりお竜(ジャネット八田)が見かけ、刀舟らに話した。
半兵衛が病になり刀舟に運ばれ手術され、お蘭は野木に狩りに誘われ、清吉が和助と出かけたと刀舟がお兼(記平佳枝)から聞き、半兵衛の話しに刀舟が罠と言い、千代と半兵衛から中津川と聞き六助から和助だと聞き、野木が狩りの標的にお蘭を誘い、千代が清吉の負担と考え身投げし死に、弥九朗が和助を見つけ連れ刀舟が聞きだし、刀舟は中津川に向かい、お蘭は野木から人の狩りを聞き清吉を見つけるが獲物にされると刀舟が来て一味を斬り殺した。


脚本:田代淳二
監督:内出好吉

第44話:1975.07.29:「青春の挽歌」

和泉屋徳兵衛(大滝秀治)が六造(前沢よし雄)に金を渡し秘密を守る事を頼み、浪人・村上隼人(藤山浩二)が六造を斬られ金を奪いお竜(ジャネット八田)にぶつかり、叶刀舟(萬屋錦之介)が息子・高岡一馬(中村光輝)を呼ぶが死に、和泉屋が一馬に見舞いを言い客集めを命じた。
和泉屋は土屋(風間杜夫)にも同じ事を言い、一馬が仲間と揉め本多新吾(坂本友明)に止められ、一馬が小沼昭二郎(坂本香)とその母に会い学問所の試験で原斉(伊沢一郎)を会わせ50両で試験問題を渡すと告げ、一馬は礼金を貰いゆき(木村理恵)の具合を聞きに行き金を渡し、刀舟が往診に来て金を見つけた。
井上(灰地順)が和泉屋に30両借りたいと言うと帰途に村上が襲い斬り殺し、田村監物(川合伸旺)が和泉屋に井上殺しを拙いと言い、稲妻のお蘭(江波杏子)が命講で嘆き左利きと聞き伊庭弥九朗(織田あきら)が六造も同じと言い、和泉屋が一馬に本多を誘えと命じられ本多の母に話すと、本多が一馬に不正に荷担するなと責めた。
小沼が和泉屋に止めたいと言い、田村が和泉屋に関係者の殺害を命じ、お蘭が刀舟に左利きに斬られたと言い、刀舟はゆきから一馬が悪い仲間に入っていると聞き、一馬から止めないと言われ、原斉が問題を渡すと佐吉に毒殺され、和泉屋がお蘭が調べていて佐吉に殺害を命じ、一馬は原斉の死をしり和泉屋に試験問題は嘘と聞き本多殺害を命じられた。
一馬と村上が待つと本多が来て斬られ、狙われるが弥九朗とお蘭が助け、刀舟が本多を手術し助け傷が左利きで、田村と和泉屋と村上が話すと刀舟が来て皆を斬り殺した。


脚本:田代淳二・大川タケシ
監督:池広一夫

第45話:1975.08.05:「娘を売る市場」

半蔵(岡部正純)が牢から百姓女を出し着替えさせ、武家らに見せて値を競らせ、間四郎太(田口計)がたえ(渡辺一恵)に高値を付け、上州屋清兵衛(高木二郎)が代官・赤淵達之進(小瀬格)に取り分を渡し沢山集める事を頼み一度覗きたいと言い、たえは間に蝋燭で責められ弟・三吉(吉田友紀)を思い出した。
むっつりお竜(ジャネット八田)は伊庭弥九朗(織田あきら)が無縁仏を掃除したえの死体を見つけ、叶刀舟(萬屋錦之介)は火傷痕を見て稲妻のお蘭(江波杏子)が同情し足に蝶の痣を見つけ、間が配下・江川伝七郎(八木喬)に女の始末を聞くと戸沢松之助(今福正雄)が遊びは止めと欲しいと言い、仏の半兵衛(桂小金治)が墓に参り、三吉が江戸に来て半蔵に会い痛められるのを弥九朗と刀舟が助け、寺で治療した。
石塚代官所になつ(戸島一美)が古賀新八郎(晴海勇三)に年貢を伸ばす事を頼み断られ、なつは半蔵と去り売られ間が買い蝋燭で責め戸沢が止めた、刀舟は墓で戸沢と傷をみて治療し、半兵衛が金をせびりお竜が尾行し屋敷を知り、お蘭は三吉から姉・たえと蝶の痣を聞き墓を見せ、お竜が旗本が女を買い痛める噂を話した。
弥九朗が三吉の村に行きおしげから事情を聞き、お竜は間屋敷に忍び込みなつが折檻されるのを見つけるが江川に捕らえられ、弥九朗は代官・赤淵が年貢を高くし娘を買うと聞き込み、半蔵と間と赤淵と上州屋が競りを話し出かけ、戸沢がお竜となつを連れ逃がすが江川に見つかり相討ちになり、お竜となつが逃げ、刀舟と弥九朗は間が犯人と聞き戸沢が競りを言い残し死に、お蘭が上州屋と言い、刀舟が押しかけ娘売買で一味と間らを斬り殺した。


脚本:田代淳二
監督:丸輝夫

第46話:1975.08.12:「鞭を振る女」

ヤクザらが源吉(吉田義夫)の屋台を持ち去りお銀(二本柳俊衣)が見て鞭を振り、借金返済を求め痛め付けむっつりお竜(ジャネット八田)が来て助け寺に運び、叶刀舟(萬屋錦之介)と仏の半兵衛(桂小金治)が治療した。
刀舟は蝮の辰三(川地民夫)が源吉を問うが言わず、刀舟が止め伊庭弥九朗(織田あきら)に告げ孫・お久美と話し、辰三は配下から鞭を振る女を聞き、稲妻のお蘭(江波杏子)は源吉がお銀に屋台を返して欲しいと頼み川に落とされるのを見て刀舟に知らせるが手遅れで、お蘭は探しお銀を知るが赤沢十兵衛(内田朝雄)の女と聞き、お銀が赤沢と互いに憎まれると話した。
赤沢は大和屋青華(中山昭二)と大形軍八(仙波和之)から金を受け取り借金取り立ての礼でお銀利用を話し、大和屋と大形とお銀が越後屋から借金で物を持ち出し、お蘭はお銀を責めると鞭を振うが辰三がお銀を捕らえ、赤沢は辰三を狙わせ、お銀の釈放を怒る辰三が狙われ弥九朗が助け、赤沢は大形に辰三の妹・お銀に狙わせるため嘘を言い、辰三はお銀に呼び出され十手を奪われ大形と治三郎(高松政雄)と政蔵(石垣守一)らに襲われ傷つき、お蘭に助けられた。
刀舟と弥九朗が辰三を治療し、お蘭がお銀に知らせと仇と言われ、奉行所で赤沢は平田備中守(中村時之介)からお銀がやり過ぎと言われ、助かった辰三が出かけ知った刀舟が追い、辰三が赤沢を襲い斬られお銀が来ると父の死は事故だと告げ、お銀は大形に斬られ刀舟とお蘭が来るが死に、刀舟は奉行と赤沢と一味に乗り込み斬り殺した。


脚本:田代淳二
監督:宮越澄

第47話:1975.08.19:「噂の大地震」

十蔵が蔵奉行・安藤主膳(田中浩)に船が嵐で沈んだと告げ、安藤は札差・巴屋伍兵衛(稲葉義男)に助けを求めると大地震が起きた、仏の半兵衛(桂小金治)と伊庭弥九朗(織田あきら)とむっつりお竜(ジャネット八田)が慌て、稲妻のお蘭(江波杏子)が叶刀舟(萬屋錦之介)を心配し来るが居なく外で寝ていた。
巴屋が安藤に米を盗まれた事にすると言い、弥吉(市村昌治)が再度の地震と米の買い占めを言い廻り、買い占めが始まり米が無くなり、巴屋が安藤に幕府の米蔵を狙うと言い、平沢八郎(森章二)らが幕府の米蔵を狙い、河合参之助(原田清人)と信乃(町田祥子)が寺子屋で教えると奉行所に焼き討ち容疑で捕らわれお蘭が見て止め捕らわれ、お竜が刀舟らに告げた。
半兵衛がお蘭を釈放させるが河合は拷問を受け、安藤が巴屋から一味でっち上げを言われ信乃も狙い、刀舟とお蘭が信乃を治療し、奉行所が平沢や源七(奥村公延)を捕らえ、刀舟が文吉(関戸純)を治療し仲間から地震があると言いふらしたと聞き、安藤が信乃を訪ね河合を助けると言いくるめ、お蘭が見て信乃に友人・安藤と聞いた。
お蘭がお竜に賭場で中間・清六を狙いお蘭が誘い、河合が責め殺され、安藤が信乃を呼び夜伽に誘うが拒否され、弥九朗と刀舟は文吉を命を狙う長次(山下勝也)から助け巴屋の指図と聞き、お蘭が信乃から河合が拷問で殺されたと聞き、お蘭が刀舟を連れると信乃は自害し安藤が首謀者と告げ、刀舟は安藤と巴屋を屋敷に乗り込み斬り殺した。


脚本:田代淳二
監督:原田隆司

第48話:1975.08.26:「華麗なる復讐」

岩井多門(有島一郎)が大滝左馬之介(大出俊)を見つけると逃げられ、むっつりお竜(ジャネット八田)と仏の半兵衛(桂小金治)が見かけ病で伊庭弥九朗(織田あきら)と叶刀舟(萬屋錦之介)に運び、稲妻のお蘭(江波杏子)が大滝とお竜に会い、大滝は帰りおその(佐野厚子)から聞かれ、お蘭は仇と聞きおそのに命講に入れられないと言った。
刀舟は岩井から討たれないと大滝は帰れ無いと聞き、武士らが中間から大滝を仇と聞き小林(片岡五郎)と田宮(大村文武)が逆に思われ恥と言い、家老の命令と助太刀を言うが断り、刀舟は来た小林と田宮と大滝を追い返し、岩井はおそのから大滝が仇か聞かれ逆と答え、大滝は家老・板垣大膳(加賀邦男)に会うと仇討ちを命じられ、弥九朗が岩井を寺に連れ看病し、大滝はおそのから岩井が来たと聞き父から非は自分と言われ仇討ちが嫌になったが周囲が見張り、討てば分かれて国に帰る事になると告げ、刀舟はお蘭から大滝から妻子持ちと聞いた。
岩井は大滝惣右衛門(中村時之介)を斬った時を夢見、おそのが弥九朗に大滝が仇討ちの気持がないが家中に監視されていると言い、子の為に会いたくないと告げ、聞いた岩井は悩み、おそのが帰ると大滝が武士を捨て町人になり待ち、家中が大滝から武士を捨てたと聞き家老に来いと言われ行き、止めたおそのが斬られ刀舟と弥九朗が治療した。
大滝は板垣に命令に背くと言われ、おそのを養女にすると言われ屋敷に閉じ込められ、岩井が逃げだし藩邸に行き、板垣は公金横領を隠せと配下に命じ、刀舟は藩邸に行き、岩井が自害し板垣は大滝にとどめを命じると刀舟が来て怒り家老一味を斬り殺した、大滝は家に戻りおそのに会った。


脚本:淺間虹兒
監督:原田隆司

第49話:1975.09.02:「火刑台の魔女」

母の病をお百度で願う信乃(堀越陽子)をヤクザらが襲うと稲妻のお蘭(江波杏子)が止め、怪我の六造(福本潤)を叶刀舟(萬屋錦之介)が治療し、ヤクザらは薬種問屋息子・新三郎(住吉正博)に言い訳し、六造は刀舟とお蘭と仏の半兵衛(桂小金治)に新三郎から信乃拐かしを頼まれたと言い、お蘭が信乃を送ると銀次が井戸に細工し逃げ、母・ふじ(上野綾子)が父の話をすると信乃が止めた。
刀舟と伊庭弥九朗(織田あきら)は流行病を調べ、むっつりお竜(ジャネット八田)があちこちで発生と伝え、蓬莱屋で新三郎が信乃に言い寄ると徳兵衛(田中明夫)が熱病で商売の機会と薬を見せ毒を井戸に入れさせたと言い、徳兵衛が後ろ盾がいて新三郎に薬を拡げさす指示し、刀舟は井戸水を調べ時間が経つと水槽の金魚が死に原因と知り下し薬を配り、弥九朗が蓬莱屋が売る薬を調べただの熱冷ましで、信乃が店に来た銀次を見た。
徳兵衛は沢野陣十郎(佐藤京一)に銀次が来たと告げ医師・保科甚内(沼田曜一)に薬が売れ後に備中守(有馬昌彦)が居ると言い、お蘭が梅吉(橋本仙三)に捜索の依頼し、刀舟は弥九朗に薬成分を知らせ蓬莱屋を疑い利かず子が死ぬが親の訴えを薬事奉行が聞かずグルと考え、徳兵衛が保科に薬の苦情を言うと備中守が下手人でっち上げを命じた。
新三郎が徳兵衛に信乃を魔女に仕立てると言い、仲間に蓬莱屋へ押し込みを扇動させ徳兵衛が毒を井戸に入れた女を修験者に探させ信乃を捕らえ火あぶりにし、お蘭が梅吉から犯人を聞くと殺されていて、六造から信乃を魔女に仕立てさせられ蓬莱屋と備中守の悪事を聞き、信乃が自害し見た刀舟は蓬莱屋と備中守と保科らに斬り込み殺した。


脚本:田代淳二
監督:吉川一義

第50話:1975.09.09:「恐怖の脱獄者」

伝馬町牢屋敷に佐吉(中庸介)が入牢し奉行の隙に入牢者霞の黒兵衛(山本麟一)と脱獄し、与平(川野耕司)が目明かし善七(浜村純)の家でお京(結城しのぶ)に黒兵衛の牢破りを告げ、善七は叶刀舟(萬屋錦之介)と会い寺で話し、杉山(佐原健二)がお京に仕返しを注意し、稲妻のお蘭(江波杏子)とむっつりお竜(ジャネット八田)が善七に黒兵衛の牢破りを告げ、与平が殺されお京と善七は黒兵衛のお礼参りと知った。
佐吉が黒兵衛に淡路屋徳右衛門(植村謙二郎)の手引きと言うが、黒兵衛は善七と杉山が先と言い、淡路屋と森(森川公也)が佐吉から聞き仕返しを利用すると話し、善七は杉山に止められるが抜け荷捜査を続け、お京は刀舟と仏の半兵衛(桂小金治)と伊庭弥九朗(織田あきら)に預かると言われた。
黒兵衛が無差別に人殺しし八丁堀屋敷を狙い、黒兵衛はおせん(森みつる)に善七と杉山に伝えられ捕らわれたと思い出し、杉山は自宅で黒兵衛に襲われ殺され、淡路屋が森に抜け荷をすると伝え、善七は石山(渡辺高光)と話し淡路屋の船小屋で黒兵衛を調べるといなく張り込み、善七は淡路屋に乗り込み黒幕だと言い黒兵衛を誘った。
善七は黒兵衛が妻子を人質にして立て籠もったと告げられ行くが人質を殺すと言われると弥九朗が来た、黒兵衛は寺に向かい善七は追うが争い刺され相討ちになり、弥九朗が来て善七を寺に連れ刀舟が治療したが淡路屋の抜け荷を言い残し死に、刀舟は淡路屋と一味に斬り込み殺した。


脚本:淺間虹兒
監督:宮越澄

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