破れ傘刀舟悪人狩り:13(121-130)

第121話:1977.01.18:「唐絹は死の匂い」

榊大介(真夏竜)と仏の半兵衛(桂小金治)が乾左源太(北村大造)に襲われたおのぶ(石居麻美)を見つけ寺に運び叶刀舟(萬屋錦之介)が診て「きぬ」と言い残し死に鞭の痕が有り薬を飲まされ傷があった、奉行から絹の禁止令が出て伊勢屋夫妻を捕らえ、佐吉(太田博之)らが逃げ稲妻のお蘭(江波杏子)の家に隠れ、唐絹を見つけた同心が同心・大野(草薙幸二郎)に斬られた。
岡っ引きがお蘭(江波杏子)の家で禁制の絹売りを追い、矢車のお千(上原美佐)が小屋も禁止と言い、お蘭は怪我の佐吉を刀舟に診せ、お千が佐吉と荷物を老人・茂作(五藤雅博)の家に隠し商売を始め、長崎会所の書状を見せ売り、丸高屋角右衛門(田島義文)と大野と黒部主膳(川合伸旺)が偽物がばれないと話し儲けを別けた。
黒部と角右衛門が乾らがおよし(会津あんく)を薬でこき使う偽絹作りを見た、佐吉がお志乃(麻生よう子)から危なく機織りは大変と言われ、大野が盗め聞き、角右衛門が商い中止を告げ、刀舟が茂作から反物が偽物と聞き、黒部と大野と角右衛門が織子にお志乃を攫わせ佐吉に大野が金を要求し、角右衛門に訴えると言うと分家を誘われた。
半兵衛とお千が偽絹を売り、乾に襲われ半兵衛が寺に戻りお千が織子に攫われ、角右衛門が黒部に佐吉を消せと言われ、お蘭らが佐吉を諭すと乾が襲い大介と刀舟が防ぎ、半兵衛が尾行し佐吉に知らせ、黒部らが佐吉を機織り場に連れると銃で脅し逃げるがお志乃が死に、刀舟が黒部と角右衛門と大野一味に乗りこみ斬り殺した。


脚本:武末勝
監督:鹿島章弘

第122話:1977.01.25:「凧と十手とにごり酒」

同心・倉本新兵衛(大友柳太朗)は飲み、榊大介(真夏竜)は数人の武士に襲われ攫われ短筒傷の手術を要求され、叶刀舟(萬屋錦之介)と稲妻のお蘭(江波杏子)と仏の半兵衛(桂小金治)と矢車のお千(上原美佐)が待ち、大介は手術を終え見付かり寺に運ばれ記憶を話し、お静(岸映子)が長屋の中原滝(伊藤栄子)が倒れ刀舟が診て新兵衛に心蔵が悪いと言い、息子へ凧を持ってきた。
刀舟と大介が鉄砲で撃たれた飴屋を手術し弾を新兵衛に渡し大介に手術相手を聞くと、筆頭与力・皆川辰五郎(睦五郎)と吉野屋伝蔵(近藤宏)が来て邪魔し、新兵衛は粂造(鮎川浩)に鉄砲密造事件捜査を話し、本田道玄(田中明夫)が岩崎伊七郎(天野新士)の試し撃ちが外れ100間用を求め新兵衛の探索を皆川から聞いた。
お蘭らが刀舟に新兵衛を話すと来て大介に弾を2つ見せ手術の弾と同じで部屋の様子を聞き、新兵衛は吉野屋にぎやまん時計を尋ね売れたと聞き大介に殺された息子を話し仕事で失ったと聞き、帰途に新兵衛と大介が襲われ、新兵衛は中原真吾の仏壇に参り、滝が倒れ刀舟が診て新兵衛から夫・真吾が身代わりに死んだと事情を聞いた。
本田は岩崎から改良と試し撃ちを求められ、大介は治療した娘を見つけ新兵衛と尾行し本田家に入り、皆川が捜査を禁じると新兵衛は十手を返上し、滝の息子が新兵衛の代わりに撃たれ刀舟が手術で助け、半兵衛が本田と岩崎と皆川と粂造らの鉄砲密造と試し撃ちを言うと、新兵衛が屋敷に押しかけ撃たれ、刀舟が乗りこみ鉄砲をかわし皆を斬り殺した。


脚本:津田幸於
監督:鹿島章弘

第123話:1977.02.01:「母と子の挽歌」

盗賊らが唐津屋らを襲い、備前屋信兵衛(細川俊夫)を襲い顔を見られた定二郎(島英津夫)が逃げ盗賊は和泉屋寮に逃げ、稲妻のお蘭(江波杏子)が怪我の信兵衛を叶刀舟(萬屋錦之介)と仏の半兵衛(桂小金治)と榊大介(真夏竜)に連れ診て、定二郎は阿片を見て源次(折尾哲郎)に備前屋息子と金を求められた。
お蘭は備前屋で定二郎を見て、梅吉(淡島千景)は女将から信兵衛が待ち家老・磯貝主水(西村晃)の催促を聞き、定二郎への聞かせを頼まれ、刀舟は酔い矢車のお千(上原美佐)に阿片患者・甚助を見せられ、梅吉は定二郎に金をせがまれお蘭が尾行し和泉屋寮に行き、和泉屋多兵衛(高桐真)は甚助が刀舟に運ばれたと佐伯(伊吹徹)に詫びた。
多兵衛と佐伯は三州屋に行きお蘭は岡部藩留守居役と聞き、磯貝は多兵衛と佐伯と話し寮の始末を聞き、お蘭が梅吉に定二郎を尋ね、寺が襲われ刀舟が追い返し甚助が死に、源次は寮の始末を行い定二郎殺害を狙い、定二郎が梅吉を尋ね盗賊で親不幸と説教され、寮に忍び入り源次に追われ、梅吉は刀舟から定二郎が阿片を吸うと聞き否定したが磯貝からの探りを頼まれたが断った。
梅吉は定二郎が阿片を吸うのを見たが人殺しは否定し、刀舟は定二郎を治療し、梅吉は磯貝から阿片取引を聞き出しお千に知らすが、和泉屋寮に連れられ磯貝に刺し殺され刀舟が来るが定二郎を頼み産んだと言い死に、和泉屋と磯貝らの取引に刀舟が来て皆を斬り殺した。


脚本:土橋成雄
監督:村山三男

第124話:1977.02.08:「あだ花無情」

お袖(波乃久里子)が仲間を抜けたいと頭領・以蔵(梅沢昇)に言い銀次(金井進二)らに痛め付けられ、稲妻のお蘭(江波杏子)とお新(大山のぶ代)が言い合い怪我のお袖を仏の半兵衛(桂小金治)と矢車のお千(上原美佐)と榊大介(真夏竜)に運び、酔った叶刀舟(萬屋錦之介)を連れ、お袖は「大蔵屋番頭・政吉(森下哲夫)から暖簾分けを聞き大旦那に会って欲しいと言われた」と夢見、政吉が寺に来てお袖に事情を聞いた。
お千がごろつきが調べると言い、多兵衛(岩城力也)と岩造(市村昌治)が以蔵に知らせ大蔵屋を狙い、政吉がお蘭にお袖の世話と借家を頼み、政吉がごろつきに絡まれお袖が盗賊と聞き店が危ういと言われ、金を盗まれ押し込みの手伝いを言われ、お袖から手紙で事情を知らされ政吉は消え、お蘭が手紙を読み刀舟らに知らせた。
お袖は政吉から帰る所がなく金が不足と入手を頼まれ、仲間に金を奪われ店も狙われたと聞き仲間から盗み返し、お袖はお蘭を呼び政吉に手切れ金渡しを頼み、お蘭は政吉からお袖の仲間に店が狙われていると聞き、以蔵が仲間に大蔵屋襲撃を話しお袖が盗み聞き見付かり、お蘭らは刀舟らに相談し一味が政吉に近寄ると言い張らせた。
お千は政吉を脅した盗賊を尾行し、以蔵らが出かけ残されたお袖を助け出すがお袖は大蔵屋に行き、知らせを聞いた刀舟は行くがお袖は以蔵らに斬られ刀舟が来て盗賊らを皆殺しにした。


脚本:淺間虹兒
監督:村山三男

第125話:1977.02.15:「ろくでなし」

源之進(工藤堅太郎)は占師・柏仙(人見きよし)とお志乃(水原ゆう紀)を見かけ古着屋(梅津栄)に冷やかされ、襲わせると榊大介(真夏竜)が助け邪魔になり、お志乃は兄・持田一馬(岸田森)を探し源之進と柏仙が兄に連れると騙した。
大介は仏の半兵衛(桂小金治)から娘はヤクザ者の鴨と聞き探し、お志乃は女郎に売られるが病で倒れ大介が助けると、役人がヤクザ者に町奉行の見回りを告げ、叶刀舟(萬屋錦之介)が診るがお志乃に血が止まらず源之進に面倒を見させた。
ヤクザ者らは和尚・了海(北見治一)に確かめ寺社奉行の変わり目は厳しいと聞き、賄賂を集め奉行・堂上帯刀(浜田晃)と樋口周蔵(加地健太郎)に立ち退き中止を頼みお志乃を差し出し、刀舟が気づき助け出した、稲妻のお蘭(江波杏子)がお新(大山のぶ代)に嘘を聞きねじ込むが間違いで兄捜しを頼んだ。
源之進がお志乃を連れ出す為に持田一馬を探し、お蘭と矢車のお千(上原美佐)が探し、お新がお志乃と大介を連れ一馬に会わせるが縁が切れていると言われ去り、お新が利蔵(藤山浩一)一家の用心棒と言い大介が行くと、お志乃が源之進と柏仙に攫われたが倒れ、柏仙が噂を聞いた。
刀舟はお蘭からお志乃が役人に差し出されると聞き、源之進と柏仙が堂上と了海の嘘に気づき、利蔵と了海と堂上と樋口が土地の利用法を話し一馬らがお志乃を連れに来ると自分で行き、刀舟は居場所を知り向かい、源之進が一馬を諭すが斬られ、お志乃が自害し刀舟が乗りこみ一味を斬り殺した。


脚本:櫻井康裕
監督:鹿島章弘

第126話:1977.02.22:「逢初橋の女」

叶刀舟(萬屋錦之介)と稲妻のお蘭(江波杏子)と榊大介(真夏竜)は刺青者・泰蔵の殺害を目撃し手形を見つけ、刀舟と大介は飲み屋で浪人・生田新八郎(早川保)と会い伊佐吉(江原真二郎)の弟・新助(石田信之)に酒は心の蔵に悪いと言った。
新助は伊佐吉と三太(鈴木政晴)に朱塗に感心し大量の注文は難しいと言われ、嫁を言うと寄せ場帰りには無理と言われた、岡場所の側の橋を相染橋と呼びそこに毎日お島(倉野章子)が佇み刀舟と大介が会うと刺青者・宇吉が殺され岡っ引きと同心・村上弥十郎(仙波和之)が辻斬りと言い、刀舟と大介は同じ刀痕と言うと矢車のお千(上原美佐)が手形を見つけた。
坂井屋義助(稲葉義男)が侍に手形を焼くのを忘れたと言い、お蘭が奇妙と刀舟らに言い調べ、伊佐吉が出かけお島に会い、風邪のお島を刀舟と大介が診察し橋に行きたいと言われ、伊佐吉が新助から朱墨の品切れを言われ、お蘭が仏の半兵衛(桂小金治)らに朱墨の品切れを言った。
吉崎民部(杣英二郎)が義助と村上に品物の集まりを聞き品薄と聞き、お島が洗濯物を伊佐吉に渡し三太が慕い、伊佐吉が倒れ聞いたお島は刀舟に知らせ面倒を見た、お蘭とお千と大介が辻斬りに会い簪を投げつけ、襲われた松吉から「源太」と聞き探し、伊佐吉は朱墨が入手出来ず、義助に源太(青森伸)が伊佐吉を運び人に考えた。
伊佐吉は頼みをいわれ朱墨を探すと言うと、別けると言われ手形を渡され、刀舟とお島は利兵衛(木田三千雄)から伊佐吉が留守で三太を預かると聞き、刀舟は生田に簪傷を見て妻が死に「魂を売った」と聞き、伊佐吉を源太が生田に襲うが気づき義助一味に襲われ、お蘭とお千が源太を見つけ、刀舟と大介は伊佐吉を見つけ手術したが死んだ。 刀舟はお蘭らから真相を聞き、吉崎と村上と義助一味に押し込み斬り殺した。


脚本:津田幸於
監督:皆川隆之

第127話:1977.03.01:「復讐の赤い矢」

近江屋番頭・喜十郎(滝義郎)が仮面の人物に斬られ矢を刺され葬儀で近江屋(高野真二)で行われ、叶刀舟(萬屋錦之介)と稲妻のお蘭(江波杏子)が墓参りのお絹(珠めぐみ)に会い、お蘭は刀舟に上総屋孫兵衛(片山滉)の娘だったが抜け荷疑いで店が潰されたと言い、周治郎(柴田侊彦)がお絹に気持を伝えた
お絹は料理屋仲居で働き女将が声を掛け、近江屋番頭・加七(北村総一郎)が上総屋を堕としいれた人物が近江屋だと告げ喜十郎を殺したと言い、仏の半兵衛(桂小金治)がお蘭と矢車のお千(上原美佐)と榊大介(真夏竜)にこっこりを演じ、加七はお絹にお藤(岡野三穂)が旦那を騙したと言い刺し殺し矢を刺した。
刀舟と大介とお新(大山のぶ代)はお藤の死体を見、お千が調べ藤堂藩上屋敷女中と告げ、近江屋が奉行・永田兵部(長谷川弘)に金を渡し上総屋の身代を買い上げ、近江屋長男・新之助(堀勝之祐)が梅路に合うとお絹で嵌めたと言い加七が殺し矢を刺した。
藤堂藩上屋敷で家老・平井監物(北原義郎)に加七がお藤と新之助を殺害しお絹が近江屋の罠と信じていて親子を殺せば遠縁の自分に店が手に入ると告げ、お蘭はお千に加七の引き抜きを告げ、加七が近江屋と仮面の人物を見て絞め殺し周治郎を呼び、平井と永田と加七が会い話し、お千が加七とお藤と平井の関係を聞き出した。
お絹を店に周治郎が来て、刀舟がお絹に会い、周治郎を加七とお絹が襲い刺し加七が仕組んだと明かすとお絹が自害し、大介と半兵衛は加七を捕らえるが藤堂藩に捕らえられ連れられ、お千に聞いた刀舟が乗りこみ斬り殺した。


脚本:田代淳二
監督:鹿島章弘

第128話:1977.03.08:「鬼の涙が闇に散る」

鬼面党が加賀屋を襲い、叶刀舟(萬屋錦之介)と仏の半兵衛(桂小金治)と榊大介(真夏竜)は盗賊を追い、同心・真崎慎吾(山本紀彦)を刀舟が治療し、大介は逃がし甚兵衛(小栗一也)に会い寺尾園(今出川西紀)が来た。
刀舟と大介が老婆を診ると隣の園が来て、大介が絵馬を売り稲妻のお蘭(江波杏子)と矢車のお千(上原美佐)が教え、松戸屋に会い板倉大膳(織本順吉)の屋敷から出て来て、刀舟が真崎に家に誘われ妹・お雪(森川千恵子)に会い、お蘭とお千は甚兵衛の屋台で食べ真崎が追い園に会い、お蘭とお千は園が武家と言い弥生橋で見失い甚兵衛を疑い、園が甚兵衛に真崎に追われると嘆いた。
真崎はお雪に話し、園と甚兵衛を訪ねると藤吉(潮建志)に会い、真崎はお雪に柏崎から消えたと言うが避けられ、園は甚兵衛に母の遺言と父の恨みを言われ悩み、半兵衛とお千と賭場で園を見かけ御前と親しく時々来ると聞き、板倉が園に真崎を尋ね矢吹又十郎(大木正司)と松戸屋と話した。
園は刀舟と会い生田万を聞かれ代官所を襲っても世は変わらず鬼面党は商人殺しても世直しは出来ないと言われ、園は松戸屋に抜けたいと言い、松戸屋と矢吹と板倉が儲けを聞き鬼面党首領を暴くと言い、伊勢屋を襲い見た真崎が園を見かけ斬られ、お蘭らは鬼面党を尾行し松戸屋に逃げ込み、真崎が園を刀舟に診せるが死に、お蘭らが板倉らが園を利用したと告げ刀舟が乗りこみ悪事を暴き斬り殺した。


脚本:津田幸於
監督:村山三男

第129話:1977.03.15:「御狩場絶唱」

千住の将軍家御狩場側を女衒・安(立川雄三)が嫌がる買ったつる(丸山秀美)を連れると、狩場警護の鳥見衆・富岡(中庸介)が立札を倒したと責めるが隙に刺され、つるは逃げ仁助(和崎俊哉)に助けを求め安が倒れつるは逃げ、源八郎(五味龍太郎)らがつるの年期証文を拾った。
稲妻のお蘭(江波杏子)と矢車のお千(上原美佐)がつるを見つけ隠し、仁助が怪我人・安を叶刀舟(萬屋錦之介)と榊大介(真夏竜)と仏の半兵衛(桂小金治)に運び込むが死にお蘭が亀屋の女衒と言い仁助がつるを引き取った、亀屋(田村貫)が聞き探させた。
仁助らは多吉(多田幸雄)が鳥役人・源八郎に捕らわれ、鳥見役所同心・村田重三郎(大村文武)が整備を命じ引き立て殺し富岡殺害犯にし、お豊(磯村みどり)が仁助につるの面倒を嫌がり、仁助は多吉の死を聞き妻・お兼(たくみさよ)が嘆き、名主・惣兵衛(香川良介)ら村人が村田に文句を言うと金を要求され連帯責任と言われた。
村田と源八郎らは金を受け取り次の稼ぎを話し、つるが怪我の鳥を見つけお蘭が隠すと源八郎らに見付かり捕らわれ仁助に知らせ、刀舟らも聞き誰かの罠と知り、お兼が鳥を殺し源八郎らに斬られ、仁助が痛められたお蘭を連れ帰り、刀舟はお蘭に50両とお兼に50両要求と聞き、村田は鷹狩りが早まったと聞き百姓を見張らせた。
仁助は直訴を考え、つるが行くと言い気持を告げ出かけるが仁助は捕らわれ、村田は人止めしつるが源八郎に見付かり亀屋に売られ、お豊が松三(矢ノ目がん)に聞くが答えずつるを探し亀屋に行き追った源八郎が直訴状を持つと追いお豊を斬り、お千が刀舟に知らせるがつるが斬られ、刀舟らが来て役人を斬り仁助を助けに鳥見役所に乗りこみ村田一味を斬り殺した。


脚本:田代淳二
監督:宮越澄

第130話:1977.03.22:「地獄の王将」

武士2人が飲み屋でおさきに絡み亭主・弥兵衛(柳谷寛)が止めるが暴れると佐吉(長谷川明夫)が止め追い払い、仏の半兵衛(桂小金治)と榊大介(真夏竜)が見て島帰りと知り、半兵衛と稲妻のお蘭(江波杏子)と矢車のお千(上原美佐)が賭場で負け佐吉を見かけるといかさまを見破り、お蘭とお千が髪結い・おりん(葉山葉子)の所で佐吉を捨て身と話すと倒れ叶刀舟(萬屋錦之介)と大介が診て将棋駒を見た。
刀舟はお蘭に心蔵がかなり悪いと言い、駒屋喜兵衛(庄司永建)が佐吉が作った駒に感心し、昔武士の佐吉とおりんが駒を持ち合い夫婦を誓ったと思い出し、刀舟と大介は弥兵衛から佐吉の住処を聞き、大介とお千は倒れた子・清川新太郎(坂上忍)を刀舟に連れ疲れでお千が仇討免許状を見つけ、見たおりんが気づき、新太郎が刀舟らに事情を話した。
お蘭とお千が将棋駒が同じと言い佐吉と会い、おりんに新太郎の事を話した。
お蘭とお千は天童藩屋敷に喜兵衛を見て、本多采女(浜田寅彦)が喜兵衛から駒を見せられ佐吉作で場所を尋ね内緒にし、本多又七郎(剣持伴紀)は十蔵(堀田真三)と弥太郎(宇南山宏)から仲間と言われ、采女から駒を見せられ佐平次と知り確かめると、新太郎が采女を訪ねると佐平次居場所が判ったと聞いた。 お蘭とお千は中間・松蔵(中村時之介)から聞き出し、又七郎と十蔵らが佐吉を狙い、撃たれた佐吉をお蘭らがおりんの家に運び刀舟を呼び、おりんは佐平次と知り裏切られたと言い、采女が又七郎からおりんが一緒と聞き殺害を命じ真相がばれると言うのを新太郎が盗み聞いた。
佐吉がおりんに事実を話し身代わりと言うと、新太郎が来て謝り逃げろと言うと又七郎らが襲い、刀舟らが知らせで来ると佐吉とおりんと新太郎が斬られていて、刀舟は真実を知り采女一味に乗りこみ斬り殺した。


脚本:津田幸於
監督:宮越澄

ページの先頭へ