山名宗全(萬屋錦之介)と細川勝元(野村萬斎)は和睦の道を探るが、各地の争いは収まる気配が無かった、1469年春に小川御所で勝元は足利義政(市川團十郎)に森侍者(檀ふみ)が行方知れずと伝え義政は小川御所に留まり、日野富子(三田佳子)は聞き自身で治めると考えた。
宗全は太田垣光景(石田太郎)に鷹を勝元に贈らせ返事待ちと言い、鷹の荷駄行列が襲われ畠山義就(永澤俊矢)と斯波義廉(博田章敬)らは和睦を阻止し、たまがき(濱田万葉)と蛍火(鶴田真由)と左近太郎(尾藤イサオ)と大館右馬助(せんだみつお)らに伊吹三郎(役所広司)らが椿の庄に戻り領地争いから守ると告げ領主は民が選ぶと言い、右馬助が同行を求め、太郎は富子に三郎に伝言を伝えた。
1472年秋、応仁の乱から6年目になり戦火は全国に飛び火し見通しが付かず、宗全は太田垣に富子に勝元との面談を伝えろと命じ、聞いた義就と義廉は大内政弘(藤岡弘)に阻止を言うと宗全の策略と広めさせると聞き、富子は勝元に宗全との面談を告げると受けて西軍本陣で会うと聞き、富子は真乗院と言い綾(鮎ゆうき)が居ると伝えた。
勝元は畠山政長(赤羽秀之)と赤松政則(渡浩行)らに反対され私利私欲では無いと答え、政長と政則は宗全と勝元の殺害を図り、宗全が出向くと義就と義廉らが陰謀を企み、勝元は真乗院で綾と会い、宗全に挨拶し夢から醒めようと話した、真乗院の外で畠山と斯波の東西軍が争い始めたが、宗全と勝元は立ち退かず和議の手順を話した。
両軍が宗全と勝元の元でぶつかり途中で別れ去り、勝元は富子に和議の中断を告げ反対者が多いと伝えると、富子は和睦の証に西軍に行くと告げ、宗全が待ち迎え西軍らが会い、富子は宗全を高雄に誘い柿を渡し去った、宗全は孫・山名政豊(安藤一志)を呼び乱を起こした責任で切腹し死をもって乱の集結と告げて切腹した。
演出:小林武