荒野の素浪人:4(31-40)

31:1972年8月1日:爆破 十一人の決死隊

木曾川近く、峠九十郎(三船敏郎)は悪政に苦しむ百姓かた隠れ鉱山と労働を聞き、次郎吉(坂上二郎)は鉱山で働いたが落盤で閉じ込められ、源太(石山律)は助けようとするが伊佐治(鮎川浩)は無理と言った。
奥村岩見守(中山昭二)は金だけが直ぐに必要で、兵藤軍兵衛(田中浩)は火薬爆破を言うが大信田(久野聖四郎)は量が不足で他藩から百姓救出目的で借りると言った。
大信田の命で源太らが火薬を取りに行くが、お町(有川由紀)は止めるが峠は行かせ、鮎香之介(大出俊)と裏を考え、火薬を奪い百姓を助ける事を考えた。
峠と鮎は火薬を奪い、お町は源太を説得したが伊佐治は裏切り軍兵衛に斬られた、峠と鮎とお町と源太らは坑道に入り、峠と鮎が軍兵衛らを食い止め、源太らが鮎に教えた様に少量ずつの爆破で穴を掘った。
軍兵衛らは夜に火を放ち攻め朝に総攻撃で坑道に入ったが、穴が貫通し百姓が逃げ次郎吉が持っていた火薬で外に逃げ出し、峠らは軍兵衛と岩見守らを斬り捨てた。


脚本:北一郎・胡桃哲
監督:土居通芳

32:1972年8月8日:非情 人斬り賭場

からっ風のお文(梶芽衣子)が襲われたが次郎吉(坂上二郎)は助けられず峠九十郎(三船敏郎)が助け、巽十角(川合伸旺)が峠に居合いの勝負をするが負けた。
藤岡宿は賭場が広まったが、桂木左内(山下洵一郎)と兵助(高山彰)が取締り平穏になっていた。
お文は山鹿一家に行くが取締で賭場が開けないと聞き、十角はお鹿(堀井永子)に後立ての約束で賭場を開き、妻・八枝(真屋順子)と子・太市(夏木章)といた左内は賭場を聞いて駆けつけるが十角を見て取り締まらなかった。
左内は八枝に十角のことを話し逃がそうとするが果たせず、左内はお鹿に近くの奉行所がくるまでの荒稼ぎを指示した。
峠が十角をつけて寺に行くと八枝が喉を突こうとし、左内に運ぶと昔に十角と盗賊で流罪になり島抜けしたと事情を言った。
兵助が賭場に乗り込み鮎香之介(大出俊)が助けるが捕らえられ、十角が左内に十手を要求し、八枝の望みで左内は十角と闘うが斬られ、峠が十角とお鹿一味を斬った。


脚本:柴英三郎
監督:村山三男

33:1972年8月15日:争奪 山峡の銃撃戦

鮎香之介(大出俊)は稲妻の五郎太(松枝錦治)らに襲われた笹沼良介(古谷一行)を助け、峠九十郎(三船敏郎)は奈津と昇太親子に会うが借金で母がヤクザに連れ去られかけていた。
志津(伊藤栄子)と野沢才次郎(石山雄大)が五郎太に狙われている笹沼を助ける用心棒を100両で探し星野多門(井上孝雄)と昇太と峠を雇い行くと、月の輪銀次(高品格)が五郎太に恨みがあると加わった。
次郎吉(坂上二郎)が印籠を見つけ、峠らは砦で笹沼と鮎と会い金目当ての五郎太を多門が斬り、銀次と多門は峠らを襲い鮎が公儀が取り潰しを狙うというと笹沼は鮎に金山の地図を渡し弾に隠した。
峠らは襲われるが次郎吉が印籠を持ってきて笹沼を斬ったのが才次郎で鮎らが斬り、山を下る峠らを銀次と多門が襲い笹沼を刺すが裏切られた銀次が企みを言い、多門は藩の方針が変わったと言い峠が斬った。
五郎太を鮎が撃ち殺すが地図を隠した弾で焼け、峠は昇太親子に100両渡した。


脚本:大野靖子
監督:土居通芳

34:1972年8月22日:脱走 火攻めの死刑台

日本海の戸沢藩で、香月(中田浩二)がお峯(金井由美)を犯し、お峯は気がふれ息子が父・喜八(前田吟)が山に連れられ帰らないと峠九十郎(三船敏郎)に言った。
次郎吉(坂上二郎)が金につられ鉄砲工場に行き返さないと言われるのを鮎香之介(大出俊)が見ていて、女郎屋で千加(三好美智子)から亭主・清助(杉山俊夫)が帰らないので女郎になったと聞いた。
嵐にまぎれ5人と次郎吉が逃げ、峠は喜八から鉄砲作りを公儀に直訴すると聞き、城代・沖村(小瀬格)は関所を固めさせ、2人は僧・春海(清水元)を頼り寺に行き、峠らは裏道を探すが甚六(木島新一)が崖から落ち、峠と喜八は寺に行った。
城代はお峯親子を火あぶりにすると囮にし、峠と鮎を振り切り喜八は妻子に向かい撃たれ、峠と鮎は役人らを斬り村人を助けた。


脚本:石川義寛
監督:西山正輝

35:1972年8月29日:復讐 咆えろ廃墟の宿

甲斐で峠九十郎(三船敏郎)は林田弥七(大和田伸也)を助け、妹・梢(藤井まゆみ)を探しに反映した宿場に行くと言い、代官・大場塔十郎(早川雄三)と和泉屋源兵衛(福山象三)が熊沢源九郎(高森玄)からし損じたと聞いた。
林田は襲われながら矢板宿に行くが廃墟になり、近くの小屋の甚助(如月寛多)は林田を若旦那と呼び梢は身投げと言い、米問屋の林田は大金で武士に誘われ金送りの大任で盗まれ責任で佐渡送りになったが赦免で戻っていた。
峠は罠と言い、隣り宿で町人は林田を遠ざけ、林田は代官を信じるがおきよ(菊容子)から梢が和泉屋に犯され自害したと言い、林田は代官に犯人にされ峠は罠と言うが代官に会い裏切りを知り、峠と鮎香之介(大出俊)は大場・和泉屋・熊沢らを斬った。


脚本:津田幸夫
監督:村山三男

36:1972年9月5日:策謀 魔の凶悪犯護送

島送りの舎熊(大木正司)と権蔵と雄蔵が急に佐渡送りに変更になり途中の立花藩で円蔵(松山照夫)らは襲おうとするが、お仙(万里昌代)が金で雇い止めさせ見た鮎香之介(大出俊)は成功するか賭けた。
少年・長谷与一郎(長谷川裕二)が舎熊を仇と行列に斬り込み阻止され、峠九十郎(三船敏郎)が助け鮎は手助けを言った。
山伏姿の男らはお仙の手紙で円蔵ら利用の指示を受け、家老・梅津軍太夫(高木二朗)は金谷伊助(藤田啓而)に御用金輸送依頼を指示し南北からの同時移送を言い、護送担当の井川甚三郎(塚本信夫)はお仙と会った。
与一郎は峠に父は御用金輸送の責任者で舎熊に盗まれ責任をとらされ、島送りの舎熊らが佐渡送りは変と言い、次郎吉(坂上二郎)は山伏を追い舎熊の代わりに御用金を奪う事は舎熊も承知と聞き鮎に知らせ、峠と与一郎に知らせた。
峠と鮎は騎馬の勘定奉行・三国典膳(織本順吉)に会い、関所手形のない次郎吉は間道で崖で襲撃準備の隣接・高遠藩を見つけ、峠らは高遠出身の三国らが御用金を襲い立花藩を潰し高遠藩に組み入れる計画と知り、お仙も仲間だった。
2つの行列が会った時に山伏らが襲い舎熊らを逃がし、舎熊らは御用金を崖上に吊り上げ様としたが撃たれ、峠と鮎らは崖上の高遠藩と三国とお仙らを襲い斬り捨て、逃げる舎熊に与一郎が仇討ちした。


脚本:石森史郎
監督:石川義寛

37:1972年9月12日:爆砕 火薬樽の丘

清朝末期の山陰地方の藩主・花房太郎利兼(川辺久造)は商人として接見し、宿場に入った峠九十郎(三船敏郎)はそこが空で、残ったお糸(北川美佳)と息子・正太郎から呼び入れられ藩の命令で住人が隣り村へ移動させられたが自分は夫・弥助(石濱朗)が人足で通るかも知れず隠れていると聞いた。
夜通った行列が火薬爆発事故を起こし正太郎が死に、鮎香之介(大出俊)は人足不足の山中に連れられ、次郎吉(坂上二郎)とお糸も峠について出かけ、女郎達が坂井(大橋一元)に連れられ、弥助を探すお糸はおかね(園千雅子)に女郎にさそわれ、峠は逃げた人足が地雷で爆死するのを見た。
峠は工藤(原口剛)に人足にさせ、弥助にお糸の櫛を渡し、峠と次郎吉は火薬工場の地下から外へ出る道を探し、大場(千波丈太郎)は鮎に井戸の抜け道を教え、お糸を役人用の女郎にした。
お糸は弥助を見つけ逃げるが弥助が殺され、鮎は峠宛ての地図を渡すが捕らえられ、峠は逃亡計画がばれて入り口を塞がれ地図から逃げ道を掘る指示をして、鮎は女郎を逃がすがお糸が人質になり、鮎は火薬を爆発させその隙に井戸からお糸と逃げた。
花房らが来たが峠と鮎は斬った。


脚本:須崎勝彌
監督:石川義寛

38:1972年9月19日:来襲 死の虚無僧集団

仙台で峠九十郎(三船敏郎)は龍全和尚(佐々木孝丸)と仏具師・清兵衛(河村憲一郎)と会うが、貝塚多聞(平田昭彦)の隣藩の行列が急ぎ来て和尚と仏具師を殺し去った。
首領(堀田真三)の虚無僧集団が行列を襲い、峠は2人を殺した理由を問うが逆に虚無僧に沖津(平島正一)を殺され長持を守る事を頼まれ、川が増水し上流を渡る事になり、鮎香之介(大出俊)と次郎吉(坂上二郎)も加わり、峠だけ長持の中を見て、尾根で襲撃されて藩の手勢は全滅した。
貝塚は峠に長持を一ノ関に運ぶ依頼をし、和尚と仏具師を殺し詫び、関所で増田宗右衛門(御木本伸介)は公儀に逆らえぬと独りのみ長持の中を見て切腹し、虚無僧が襲い貝塚が死に峠ら3人が担いで運んだ。
荒野で虚無僧集団と斬り合いになり、峠らが虚無僧団を斬るが長持が壊れ中に急死した幼君が入っていて、養子が認められるまで死を隠す目的であった。


脚本:国弘威雄
監督:西山正輝

39:1972年9月26日:鷲の巣城 御金蔵破り

甲斐の小藩・鷲の巣藩は何故か裕福で、矢車の繁蔵(伊達三郎)から大滝ゆい(渚まゆみ)が煙草入れを盗み勘次(山谷初男)一味に追われ、峠九十郎(三船敏郎)が煙草入れをを拾った。
勘次は藩の飛田伝八郎(森山周一郎)に知らせ、峠から渡されたゆいは図面を元に仲間で鷲の巣城・御金蔵を狙うが罠にかかり、峠はゆいを助け、大滝一族が砂金を見つけたが飛田と塚原大膳(田島義文)と富永主馬(中庸介)に奪われ虐殺され、現在藩の重臣になり仇討ちと砂金奪還を狙うと聞いた。
鮎香之介(大出俊)と次郎吉(坂上二郎)は金蔵は砂金で一杯だが鍵が特殊で破るのは難しいと知り、おかね(佐々木梨里)から山奥の鍵師・籐兵衛(松村達雄)を聞き、勘次らが襲うが村井新三郎(小林勝彦)が助け、鮎と次郎吉は峠に会った。
峠と次郎吉が籐兵衛を訪ね、勘次らに襲われたが逃げ、次郎吉が籐兵衛と金蔵の鍵の型を取ったが見つかり籐兵衛は殺され、次郎吉が鍵を作り4人で押し入った。
峠らが騒ぎを起こし敵を集めたが、飛田の銃で囲まれたが、藩改革を目指す村井が飛田を斬るが、塚原が御金蔵の砂金を川に流し持ち出せたのは僅かだけだった。


脚本:安藤日出男
監督:吉川一義

40:1972年10月3日:百人斬り 悪党の砦

武州秩父は代官・大場河内介(中山昭二)の支配下で、本城内記(若林豪)と息子・本庄小吉(多和田聡)が襲われ峠九十郎(三船敏郎)が助けるが不要といわれ、関所で峠は次郎吉(坂上二郎)と会い本城を見かけたが代官所に追われ小吉が病気になった。
宿場のお新(北林早苗)の店を訪れ、本城は急ぐと出かけ、峠と小吉は屋根裏部屋に行き、お新は元名主の娘で盗賊に両親を殺され江戸に行き、本城は元八州見回りだが屋敷を爆破され閉門で出奔していた。
霞の吉五郎(庄司永建)が大場に財宝の江戸送りを言い、宿場改めでお新が捕らえられ、峠らは事前に聞いた西の山の小屋に行き本城も来て、鮎香之介(大出俊)は東の山の砦の番人に雇われ合言葉を教えられ、峠が代官所に行き牢にいた次郎吉(坂上二郎)の助けでお新を助け、大場は東の砦に逃げた。
本城が砦に行き、峠と次郎吉も行き鮎と会うが、次々と襲われ峠は百人斬りし、砦に行くが本城が死に吉五郎は砦を自ら爆破した。


脚本:北一郎・胡桃哲
監督:土居通芳

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