江戸の鷹 御用部屋犯科帖:4

第31話:8月8日:「怨み花・浴槽の死美人」

越前屋が放火され主人・庄助(原田清人)らが皆殺しされ、堺屋幸吉(早川保)と岩崎伝八郎(神太郎)に盗賊が話し、おしの(宮下順子)は盗賊で無く越前屋の命が目当てと目安箱に訴状し、内山勘兵衛(三船敏郎)と若杉新之助(田中健)と一柳角太郎(中谷一郎)は油問屋の紛争を調べ、風見鉄平(田中邦衛)は茶屋水月の女将・お福(松本潤子)からおしのの手紙で呼び出された。
おしのは幸吉に口説かれ断ると角太郎が来て幸吉が御鷹組と知り、おしのは幸吉のせいと訴えら、幸吉は油問屋集会で井筒屋(伊沢一郎)が入札で総代を決めるが反対しヤクザ者に反対の油問屋・藤屋(岩城和男)と井筒屋らを襲わせ、伊平次(鳥巣哲生)が兄・幸吉とおしのを見て苦情を言いおしのが聞き水死させられた。
御鷹組がおしのの死体を浴槽で見て与力が事故と言い、角太郎と雉兵衛(坂上二郎)は浴槽の花びらを疑いお小夜(奈良富士子)から石榴と聞き場所を探し、田沼上屋敷で幸吉が側用人・高村伊織(弘松三郎)に金を贈り、角太郎は女将・お福やおえん(御道由紀子)やおつね(大坪日出代)から双子の妹・おこう(宮下順子)を知り会い、幸吉が総代になり油売り止めと値上げと茗荷金の増額を要求した。
幸吉は湯屋でおしのを見て、勘兵衛は田沼の圧力で油問屋から手を引くが越前屋とおしの殺しは調べると言い、岩崎と伊平次はおこうを見て尾行しおしのが生きていると思い、雉兵衛が隠れ家を見つけるが逃げ石榴があり、幸吉らがおしのの墓を暴くと御鷹組が来て一味を斬り殺し、角太郎はおこうに言い寄られた。


脚本:大工原正泰
監督:原田隆司

第32話:8月15日:「イナズマ号に異状あり」

風見鉄平(田中邦衛)とイナズマ号に町の衆が狂犬を言い子を襲い鷹が襲い鉄平が斬り危険と言われ、城でイナズマ号が片山源十郎(木村元)と平田左平(小坂生男)に撃たれ、一柳角太郎(中谷一郎)と鉄平にイナズマ号が戻るが様子が変で内山勘兵衛(三船敏郎)が手紙を読み浪人が暴れるとの左吉(山本亘)の訴状で雉兵衛(坂上二郎)がイナズマ号の異常を告げた。
角太郎と鉄平が出かけるとイナズマ号が付いて来て村で死体を見て浪人らを斬り殺すがイナズマ号が邪魔し鉄平が怪我し、左吉がお照(吉田さより)を探し江戸に来て鉄平を看病するが見つからず、角太郎が左吉に村に帰れと言うと足を傷つけ、角太郎は勘兵衛に左吉と浪人とイナズマ号の不審を伝え若杉新之助(田中健)を再度村に行き、左吉が放ったイナズマ号が町で人を襲い、新之助は村で左吉が新参でお照は武家に攫われたと聞いた。
御鷹組が大奥で暴れたと謹慎処置になり、大目付・服部主膳(中山昭二)が片山に御鷹組排除を言い片山が罠を伝え、角太郎と雉兵衛がイナズマ号と左吉を調べ、羽で偽イナズマ号と知り新之助が左吉が鷹使いと言い、左吉が手紙を受け取り服部屋敷に行きお照と逃げようとして片山に見つかり脅され、角太郎と勘兵衛らが左吉から事情を聞き将軍を鷹に襲わすと聞いた。
左吉が鷹と城に行き片山が計画を告げ将軍の能が始まり、角太郎がお照を助け、左吉が鷹を放ち将軍を襲い、鉄平が片山らを襲い左吉が片山に斬られ、服部が鉄砲で鷹を狙わすと御鷹組が服部を囲み企みを言うとイナズマ号が服部を襲い斬り殺した。


脚本:杉村のぼる・小川英
監督:原田隆司

第33話:8月22日:「黒豹、闇を裂く」

山崎屋が火事で一家が殺され、お菊(植木悦子)が見て訴状を目安箱に投げ入れ、雉兵衛(坂上二郎)と風見鉄平(田中邦衛)と内山勘兵衛(三船敏郎)と一柳角太郎(中谷一郎)と若杉新之助(田中健)が訴状を読み、お小夜(奈良富士子)の店で鉄平と新之助が飲むと火事で新之助は丹波屋に行くが町奉行に妨げられ死体が見つかった。
雉兵衛がお菊の父・佐兵衛(山田禅二)を見つけ新之助と角太郎が黒装束の侍で統領に化粧品・はなの露の匂いを聞き、新之助は幼馴染み・桂木半次郎(伊吹吾郎)に会い妹・志保(大関優子)を聞き、角太郎は店で侍も買うと聞き勘兵衛に奉行所の動きが変と言い、勘兵衛は奉行・鬼頭兵部(小瀬格)と真崎仙十郎(高杉十郎)に呼ばれ帰途襲われた。
七里役所で桂木が目が見えない志保に新之助と会ったと告げ大津屋宇兵衛(穂高稔)から手紙を受け取り、鉄平が2軒に須山藩の関わりを告げ、佐兵衛とお菊が殺され角太郎が現場で桂木を見かけ新之助に告げ、大津屋が桂木に金を渡し上の命で勘兵衛殺害を命じられ脅された。
桂木は大津屋に命じられ志保が止めるが出かけ、勘兵衛は須山藩からの帰途に襲われはなの露の匂いを嗅ぎ男で鑓を使うと角太郎と新之助に告げ山崎屋と丹波屋は須山藩出入りで失脚を狙われたと告げ、鬼頭が桂木に失敗が許されないと言い、新之助は桂木と志保に会い、角太郎は勘兵衛らに伊豆屋が狙われると告げ御鷹組が張り込むと押し込まれ斬り合い、雉兵衛の知らせで新之助が来て桂木を見かけるが逃がした。
鬼頭は真崎に桂木殺害を命じ、桂木は志保に長崎行きを命じると知っていたと言われ、新之助が来て桂木が志保を頼み斬られ、鬼頭と真崎らが襲うと角太郎と勘兵衛と鉄平が来て鬼頭一味を斬り殺した。


脚本:津田幸於
監督:鹿島章弘

第34話:8月29日:「危機一髪、将軍暗殺!」

蘭学者・村井良順(灰地順)が武士らに斬られ小屋が爆破され、相良監物(睦五郎)が覚全(加藤和夫)に爆薬製造を3日以内と命じ、お葉(堀越陽子)が榎本伊織(永井秀和)に手立てを告げ訴状を目安箱に入れ、一柳角太郎(中谷一郎)と風見鉄平(田中邦衛)と雉兵衛(坂上二郎)が訴状を受取り内山勘兵衛(三船敏郎)が読み良順の弟子・榎本の訴えで会って聞けと言った。
お葉が榎本を心配し、角太郎がお葉を尋ね良順が長崎に出かけると書き残したが殺され、訴状はお葉に勧められたと言い、鉄平は芸者・お葉に会うが避けられ武州出身と角太郎に告げると接した托鉢坊主を尾行すると侍が襲い相良屋敷に逃げ、覚全が相良に武器の完成を告げた。
勘兵衛は武具役・相良を疑い、良順の死体発見場所から寺を探らせ、お葉は無実で処刑された父・本間善右衛門(梅沢昇)の仇を思い、角太郎は覚全と相良らの爆破実験を見て威力を知り本間とお葉を思い出し、榎本から良順が爆薬研究を聞きお葉の手引きで拉致されたと考え5年前の本間の爆破計画阻止を話した。
相良は時限装置での松平と将軍の暗殺で田沼を守ると言うと、お葉が志乃と言い来て装置を渡され、榎本が忍び込み捕らえられ良順の研究を見せられ欲で裏切り殺したと言われ斬られた、お葉が見て相良らは後をお葉に任せ去り、角太郎と鉄平が寺を見つけると閉じ込められお葉が本間の恨みと言うと角太郎が殺戮行為と言うと相良の企みが翌日判ると聞き、お葉が時限装置を動かすと鷹が止めた。
角太郎と鉄平は床下から逃げ、勘兵衛が将軍家法要を考え襲った一味を斬り殺し将軍行列の通り道で爆薬装置を探し止めた、御鷹組が相良一味に乗り込み斬り殺し、お葉は角太郎に相良に利用されたと聞き自害を謀り止められた。


脚本:中村勝行
監督:吉川一義

第35話:9月5日:「策謀!女賊の罠」

札差・江戸屋に盗賊団が入り全員殺害し大金を奪い、火盗改め長官・水町弥一郎(森下哲夫)は血の海・源三一味と考えるが、子分・黒猫の紋次(遠藤征慈)は違うと考え目安箱に直訴し、御鷹組の風見鉄平(田中邦衛)と一柳角太郎(中谷一郎)若杉新之助(田中健)は疑問だが内山勘兵衛(三船敏郎)は弥一郎に角太郎の姪・千鳥(清水めぐみ)が嫁ぐ予定で父・水町弥衛門(佐野浅夫)は勘兵衛の親友で、千鳥と雉兵衛(坂上二郎)が弥一郎の羽織が香で匂うと話し、弥衛門が千鳥に鶯の餌を集め差すと言った。
角太郎は弥一郎に訴状を聞き、鉄平が紋次に会うと手下・あざらしのお時(三好美智子)の裏切り聞くと尾行した吉三(潮健志)らが襲い、新之助とお小夜(奈良富士子)の店にお時が居て来た紋次を刺し殺し鷹が取った袖に匂いが有り、弥一郎の着物の匂いに千鳥と弥衛門が不審と話した。
御鷹組はお時と弥一郎の繋がりを疑い、角太郎が弥一郎を見張り料亭水月にお小夜が潜入し弥一郎と女を目撃し、勘兵衛は後楯を考え、お時一味が札差・和泉屋を襲い火盗改めに勘兵衛と角太郎が源三一味の確証を尋ね、勘兵衛は札差2件の関連で大口屋暁雨(河村弘二)を疑い弥衛門に縁談破談を告げた。
新之助はお小夜に客の大口屋を調査を頼み、火盗改めの立ち合い依頼で角太郎と新之助が源三に遺体を見て監禁と知るが弥一郎は盗賊と断定し、弥衛門が千鳥と勘兵衛と角太郎に弥一郎の出世を話し女は詮議の為と言うが断り、お小夜の知らせで御鷹組は大口屋の寮へ行き弥一郎とお時一味と大口屋暁雨が集まると押し込み斬り殺した。


脚本:柴英三郎
監督:村山三男

第36話:9月12日:「壮絶 お鷹組隊長戦死!」

百姓・八重(一ノ瀬康子)と茂作(矢野間啓二)は正木治助(新井一夫)が名主・土川宗兵衛(庄司永建)に検地を告げるのを見て、役人・市村平之進(村上不二夫)が隠し田を尋ね竿の長さを偽り、和尚・了源(稲葉義男)が目安箱へ訴えを提案し、向かった茂作が斬られ八重が目安箱に訴状を入れた。
内山勘兵衛(三船敏郎)と雉兵衛(坂上二郎)と一柳角太郎(中谷一郎)が爆薬を調べ、老中・田沼意次(岡田英次)はお鷹組が江戸に居て欲しくなく支配・佐々一角(大前均)が鉄砲隊と大砲隊派遣を言い、勘兵衛と若杉新之助(田中健)が訴状で栃木へ出かけ、風見鉄平(田中邦衛)と角太郎が先発し八重と会うと襲われた。
勘兵衛らが市村に詰問すると証人を殺し検地竿を偽り、佐々らが村を包囲しお鷹組を狙い、勘兵衛は竹と猟師の火薬を集め、了源が佐々にお鷹組の準備を伝え、田沼が将軍息子・西の丸殿を鷹狩りで毒殺し支配・戸田九兵衛(阿部昇二)が切腹し、雉兵衛が勘兵衛らに伝え罠と知った。
佐々らはお鷹組の脱出に備え、市村が宗兵衛らを捕らえ八重がお鷹組に了源の裏切りと助けを求め、雉兵衛が藁人形を作り翌朝に勘兵衛が雉兵衛と人形と刑場に向かい、角太郎と新之助と鉄平を脱出させ、市村と佐々らを爆裂弾で攻撃するが大砲を撃たれ、勘兵衛が了源を斬り大砲隊に乗り込み、鷹が撃たれ佐々を斬るが大砲の爆発に包まれた。


脚本:池田一朗
監督:原田隆司

第37話:9月19日:「激闘 お鷹組副長戦死す!」

内山勘兵衛(三船敏郎)は姿を消し百姓が目安箱に訴状を入れた、一柳角太郎(中谷一郎)と若杉新之助(田中健)と風見鉄平(田中邦衛)と雉兵衛(坂上二郎)ら和尚・無辺(成瀬昌彦)と鷹を弔うと訴状が届き角太郎は読み燃やし、夜鷹のおたか(伊佐山ひろ子)が鉄平に勘兵衛の死の噂を聞くと角太郎は勘兵衛が生きていると見せると言い、田沼意次(岡田英次)は無辺から勘兵衛の死を聞くが将軍が相手にしないと言い、葬式で自分で確かめると言った。
お鷹組葬式行列を田沼らが暴れ馬が来て刀を見て勘兵衛の死を考え、角太郎は鉄平を刺客で無いと諭すが暴走し、鉄平はお小夜(奈良富士子)の店で酔いおたかと過ごし、田沼暗殺を聞いたおたかは夜鷹を集めると言い、比留間峠で大坪(小美野欣二)が配下・間部(前川哲男)から松五郎(植村謙二郎)の不審行動を聞き調べ、勘兵衛が松五郎に訴状を入れたか尋ねると大坪らが来て一味と闘い大坪を殺し、勘兵衛は江戸に馬で向かった。
おたかはお吉(鈴木輝江)らに会い、おしん(中田彩子)が山崎伍助(松野健一)に鉄平の名を告げると斬られ、鉄平が出かけ雉兵衛が火種を探し新之助が爆楽が無くなったとしり出かけ、山崎が田沼に夜鷹らの動きを伝え、角太郎が田沼下城行列と知り出かけた。
角太郎が新之助に勘兵衛が生きていて帰るまでお鷹組を守ると伝え、鉄平が弓で狙うと角太郎が矢を体で受け、駕篭から降りた山崎と言い争い影武者の証拠を要求し、行列が帰ると角太郎は倒れ死んだ、なおも暴走する鉄平に勘兵衛が戻り角太郎を弔った。


脚本:池田一朗
監督:森崎東

第38話(最終話):9月26日:「決戦 お鷹組全員死地へ向う!」

田沼意次(岡田英次)邸に御鷹組壊滅の知らせで鳴神烈堂(西村晃)が訪問し、御鷹組が内山勘兵衛(三船敏郎)が生きていると言い張ると言い、勘兵衛が一柳角太郎(中谷一郎)の墓で謝り、田沼は城中で勘兵衛に会い刺し違える積もりと言われ堂々と合戦すると言われた。
勘兵衛は屋敷で若杉新之助(田中健)と風見鉄平(田中邦衛)と雉兵衛(坂上二郎)に合戦宣告を話したと言い死に支度を告げ、田沼は烈堂に御鷹組の始末を命じ、新之助は帰り母・お福(風見章子)から励まされ、鉄平は夜鷹のおたか(伊佐山ひろ子)に悩みを告げると最後と言われ、烈堂は細木竜斉(原口剛)に鯉が命取りになると言った。
伊勢屋の奉公人・美江(新海百合子)が雉兵衛に物を預け勘兵衛に運ぶと爆発し、勘兵衛は田沼を城から引き出す方法を考え、鉄平はおたかに祝言を申し込み夜鷹と雉兵衛らが集まり祝言をあげ、勘兵衛は雉兵衛に新之助と鉄平を呼ばせた。
雉兵衛は水が変と気づき忠助(戸塚孝)の侵入を見て死んだ振りをした、烈堂は御鷹組の毒死を田沼に伝えると、烈堂は田沼に築地の寮で会うと細木に伝え、勘兵衛は新之助と鉄平と出陣し、烈堂と田沼の行列に鷹が来て屋敷に逃げ込むと勘兵衛ら御鷹組が斬り込み、鉄平は細木に刺されたが烈堂を殺し死に、勘兵衛と言い訳する田沼を怒り武士でないと髪を切り落とした。


脚本:池田一朗
監督:原田隆司

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