永禄3年群雄割拠の時代に四方弁之進(堺左千夫)と甘楽主水介(松山省二)が船山金山から北川砦への輸送行列8人を待ち伏せると、先に船山次郎義景(三船敏郎)が襲い金を奪い2人に分け前を渡し、北川玄信(清水元)に刃向かう者には惜しくないと言った。
事件を玄信が聞き六角武太夫(玉川伊佐男)から賊の人相を聞き石動孫三郎(高橋幸治)に探索を命じさせ、石動は帰途に病気の沖田忠兵衛(佐野周二)と娘・八重(佐々木愛)に会い薬を与え、忍びの三太夫(高橋俊行)と伊賀良五兵衛(人見明)は玄信が立てた賊探索賞金高札を見た。
次郎義景が沖田親子に宿泊を頼み、忠兵衛は次郎を懐かしがり13年前に別れたが船山清景(北竜二)と一族が玄信に謀られ滅ぼされた事を話し次郎は昔は暴れん坊だったと言い、玄信は石動に始末を言い五兵衛と三太夫が賞金の前払いを要求し石動は雇った。
弁之進と主水介は飲み屋で八重に金塊で払い見た役人が捕らえ、客が咎人を金山に送ると話し、八重から聞いた次郎が助け弁之進と主水介が仲間になり、五兵衛と三太夫が見て尾行したが次郎に見つかり仲間になった。
三太夫が玄信に報告し、次郎に金輸送を伝え、仲間に襲撃計画を伝え行列を襲うと石動と次郎が対決し、八重が来て忠兵衛が制止したが父の恩人と言い刀を渡すと攫い逃げ、金輸送が偽と判った。
石動が玄信に八重が次郎を砦に呼び寄せる人質と言うと、玄信は石動を牢に入れ八重を脅し、次郎らが砦を襲い次郎が玄信と八重を目指し他は金蔵を目指し、玄信が八重を人質にし次郎は捕らえられ石動を連れると次郎の縄を切り玄信と縁を切り、次郎らは玄信一味を斬り殺した。
次郎は金山を石動と沖田親子に任せ去り、4人は後を追った。
脚本:笠原良三
監督:萩原遼