五人の野武士

1968/10/8:1:帰って来た剣豪

永禄3年群雄割拠の時代に四方弁之進(堺左千夫)と甘楽主水介(松山省二)が船山金山から北川砦への輸送行列8人を待ち伏せると、先に船山次郎義景(三船敏郎)が襲い金を奪い2人に分け前を渡し、北川玄信(清水元)に刃向かう者には惜しくないと言った。
事件を玄信が聞き六角武太夫(玉川伊佐男)から賊の人相を聞き石動孫三郎(高橋幸治)に探索を命じさせ、石動は帰途に病気の沖田忠兵衛(佐野周二)と娘・八重(佐々木愛)に会い薬を与え、忍びの三太夫(高橋俊行)と伊賀良五兵衛(人見明)は玄信が立てた賊探索賞金高札を見た。
次郎義景が沖田親子に宿泊を頼み、忠兵衛は次郎を懐かしがり13年前に別れたが船山清景(北竜二)と一族が玄信に謀られ滅ぼされた事を話し次郎は昔は暴れん坊だったと言い、玄信は石動に始末を言い五兵衛と三太夫が賞金の前払いを要求し石動は雇った。
弁之進と主水介は飲み屋で八重に金塊で払い見た役人が捕らえ、客が咎人を金山に送ると話し、八重から聞いた次郎が助け弁之進と主水介が仲間になり、五兵衛と三太夫が見て尾行したが次郎に見つかり仲間になった。
三太夫が玄信に報告し、次郎に金輸送を伝え、仲間に襲撃計画を伝え行列を襲うと石動と次郎が対決し、八重が来て忠兵衛が制止したが父の恩人と言い刀を渡すと攫い逃げ、金輸送が偽と判った。
石動が玄信に八重が次郎を砦に呼び寄せる人質と言うと、玄信は石動を牢に入れ八重を脅し、次郎らが砦を襲い次郎が玄信と八重を目指し他は金蔵を目指し、玄信が八重を人質にし次郎は捕らえられ石動を連れると次郎の縄を切り玄信と縁を切り、次郎らは玄信一味を斬り殺した。
次郎は金山を石動と沖田親子に任せ去り、4人は後を追った。


脚本:笠原良三
監督:萩原遼

1968/10/15:2:剣豪 暁の対決

船山次郎義景(三船敏郎)に伴右近(中山仁)が勝負を挑むが断られ、忍びの三太夫(高橋俊行)と伊賀良五兵衛(人見明)と四方弁之進(堺左千夫)が行列を見つけ地頭・中岡実道(増田順司)の娘・千鶴(沢井桂子)が筒井左源太(加藤武)へ輿入れと知った。
千鶴が乳母(氏家慎子)に今夜限りと話し出かけると夜盗に襲われるが右近が助け、最後の自由な夜と聞き、翌朝に利南八郎太(宝田明)が来て筒井への輿入れ中止を言うが訳があり右近が話せない訳があると言い、次郎が一揆を起こそうとする百姓に左源太と無関係と言い制止し仇は取ると言った。
右近と鎖鎌の雲見左馬之介(露口茂)が会い左源太が腕利きを集めていると言い、筒井で雲見があかね(若松和子)に野武士天国と言い、右近は人捜しと言い、千鶴が左源太と会い約束を守れと言い、剣術試合で左源太が強者を召し抱え、右近は次郎が居なく試合せずに帰ったとあかねに言った。
左源太が出撃を千鶴に伝え用事は阿久津(田島義文)へと言い、左源太は約束を破り千鶴の父を殺し、左源太は千鶴に約束は果たしたと言うと元妻・志乃(万里昌代)が左源太の悪行を言い連れられ、百姓が左源太に慈悲を求めるが斬られ、千鶴は父が左源太に殺されたと知った。
八郎太が右近に師と仰ぐ次郎を探すと言い、弁之進らは非道だと話し、騒ぐ百姓を左源太の家来が斬ろうとすると次郎が助け弁之進らと会い、左源太の屋敷を聞き向かうと右近は仇と言うと明日と言い、千鶴が左源太を狙うが逆に襲われると次郎が助け一味と闘い弁之進ら3人も来た。
次郎が雲見と闘い斬り左源太を斬り殺し、翌朝に右近と立ち合うと八郎太が見て右近の負けと言うといつか再戦を望み、八郎太が剣の奥義を聞くと次郎は自分の中にあると言い去り、次郎は千鶴に領民の為に帰れと言った。


脚本:笠原良三・高岩肇
監督:萩原遼

1968/10/22:3:女をつれて地獄へ行け

東屋徳兵衛(香川良介)の屋敷で伴右近(中山仁)は忍びの三太夫(高橋俊行)から徳兵衛が農民を集め南蛮に奴隷として売る企みを聞き、鉄砲で守られていると言い、僧・竜前(川合伸旺)は徳兵衛の娘・奈美(清水まゆみ)の誘拐し甲助(中村是好)の所に隠す企みを聞き、清次と三太は奈美を攫い甲助の小屋に連れた。
竜前と元角(稲吉靖)と僧山本廉)とが清次と三太を斬り、奈美を攫い、すぎ(沢村貞子)が僧らを指図し、甲助を見張れと道順(山田真二)言い、徳兵衛は三太夫と徳兵衛に攫った馬喰殺害を言い、清次の恋人・小里(楠侑子)は甲助に聞き、元角が小里に清次が裏切ったと話し、僧らは徳兵衛の返答を聞くが道順(山田真二)は嫁にすると言った。
道順は奈美に言い寄る元角(稲吉靖)を追い出し、元角は連れるとばれるというとすぎは殺すより奈美を道順の嫁にし、道順は強くなったが女に興味を示さなくなったと言い、三太夫が僧らを探った。
右近は馬喰仲間から清次と小里を聞き出すが僧に鞍替えと知り、竜前を眠らし小里から清次と甲助の小屋で待ち合わせたと聞き、すぎは竜前から聞き右近殺害を命じ、右近は甲助から僧が攫ったと聞くと甲助が鉄砲で撃たれた。
三太夫が僧を襲い右近を助け、小里が清次と三太の死体を確認し、元角が道順を襲い奈美を連れ逃げ、小里が来て竜前を狙いすぎが拭きやで倒し拷問しようとすると自害し、元角と奈美が逃げ道順が元角を殺した。
右近に甘楽主水介(松山省二)と伊賀良五兵衛(人見明)と四方弁之進(堺左千夫)が来て、右近と三太夫は竜前とすぎを殺し、道順と奈美を5人で追い道順を殺し奈美を助け、徳兵衛に5人は農民解放と人身売買を止める事を誓約書に書かせ、知った奈美に見張り役と言い家に送った。


脚本:白坂依志夫
監督:内出好吉

1968/10/29:4:隠し砦の決闘

梅垣兄弟が宿場で利南八郎太(宝田明)に決闘を申し込み逆に斬り殺され、忍びの三太夫(高橋俊行)と伊賀良五兵衛(人見明)と甘楽主水介(松山省二)と山猫の甚太(大泉滉)と飲んでいると馬が盗まれた。
九頭竜玄蕃(戸上城太郎)に滅ぼされた土岐美濃守の娘・糸姫(吉村実子)が馬を盗み、八郎太らに強者を探していると隠し砦に連れ、仕切る大月天膳(今井健二)が迎え腕を試し雇い、主水介が天膳に八郎太に勝ちを譲ったと煽て勝算を聞き軍師の自分に任せろと言い、糸姫は八郎太を外へ連れて身の上を話し姫か疑われ、玄蕃の息子・新十郎(石井宏明)が許嫁で天膳が狙っていると言った。
九頭竜玄蕃の居城を三太夫が調べ強いと感じ、玄蕃は新十郎と山本陣内(戸浦六宏)と軍議し糸姫ら残党を問題視し、三太夫を陣内が尾行し、三太夫が八郎太らに報告すると主水介に寝返りを持ち掛け糸姫を売ると話し籤で決め、陣内が話しを聞くが糸姫に見つかり逃げた。
主水介と陣内が条件を話し、天膳に糸姫が仕立てた偽姫と言い、糸姫は本物の姫(進千賀子)を匿い、主水介が糸姫を迎え連れて九頭竜に渡すが陣内は策だと主水介も捕らえ、三太夫から聞いた八郎太が助けに行くが鉄砲で近づけなかった。
城に捕らえられた糸姫と主水介を陣内が甘くないと言い、新十郎が糸姫を助けに来て偽と知り天膳の企みと本物の場所を教え新十郎が行くが見つからず、天膳が玄蕃の居城を襲おうとし、八郎太は夜討ちに紛れ糸姫と主水介を助けるが、糸姫が陣内に刺され八郎太は陣内を斬り、織田勢が九頭竜玄蕃と天膳軍を攻め潰した。


脚本:松浦健郎
監督:山田達雄

1968/11/5:5:おん大将のおん首

岩城康政(三津田健)が3000余の兵で摂津の設楽忠広を侵略したが斯波四郎(川辺久造)の奮闘で成功せず、利南八郎太(宝田明)は甘楽主水介(松山省二)と伊賀良五兵衛(人見明)と戦泥棒をするがめぼしい物は無かった。
八郎太は岩城への仕官を考え陣へ行くが捕らえられたがほらを吹くと敵将の首を取って来いと言われ、虱を持つ四方木孫兵衛(谷村昌彦)が加わり設楽軍へ行くと関羽髯(高原駿雄)に人足にされ、せん(小川真由美)と会った。
斯波が関羽と八郎太との諍いを止め、斯波の扱いに感心し、八郎太はせんを口説き夜に待ち合わせると斯波の首を求められ、事情を聞くが言わず、孫兵衛らが合戦が始まると言い、当夜に忍びこむと三太夫(高橋俊行)が襲い斯波に雇われていた。
せんが斯波を狙うが八郎太が止めると、夫の仇と言い身勝手だと文句を言い5人は困り、合戦が始まり、土岐高信(小瀬格)が孫兵衛に斯波に案内させ祈願式で虱が移った斯波の様子が変で、八郎太らが斯波を攫い五兵衛を身代りにし三太夫がせんの為に寝返った。
関羽と土岐が気づき追い、八郎太らが斯波を岩城に運ぶと、岩城は斯波に仕官を求め、設楽から岩城に和平の申し込みがあり斯波を任すと言い、首を撥ねようとする岩城を疑い八郎太は斯波を助け岩城軍と争い逃げた。
北上軍が岩城攻めを始め、八郎太の企ては無くなり五兵衛は百姓の為に働くと言うと、せんが八郎太を追いかけた。


脚本:廣澤栄
監督:萩原遼

1968/11/12:6:地獄谷の美女

利南八郎太(宝田明)と三太夫(高橋俊行)と伊賀良五兵衛(人見明)が人買・仁兵衛(安部徹)の一行を追い、奈美(藤本三重子)が仁兵衛と話し、八郎太らは宿場で役人から盗賊の手配が廻っていると聞き人違いと言い、仁兵衛らは代官・諸角源十郎(富田仲次郎)に会い金を渡すが奈美を求められるが断った。
八郎太らが諸角に会い、家来に面通しすると違い八郎太と立ち合い腕が違うと言い、八郎太らは仁兵衛の護衛になり、奈美から京で出世を望むが八郎太は奈美を仁兵衛に求め、互いに相手を斬り殺す企みを持っていた。
毘沙門三郎(近藤宏)らが地獄谷の砦で八郎太ら邪魔者を殺すと企み、仁兵衛に於国(新井茂子)が代官から逃げて行列に加わり、西へ出発し宿で於国が仁兵衛の金を狙い見つかり弁天・於国と居直るが捕らえられ、八郎太は斬ると連れ出し逃がし奈美が見ていた。
荒馬大之進(溝井哲夫)が追い剥ぎが出ると現れ、八郎太と立ち合うが逃げて陰で頼み込み加わり、出発し野武士に襲われると荒馬は逃げ八郎太が退治し、その後に八郎太が荒馬を雇い若侍(児玉謙次)が八郎太に仇と言うが人違いだった。
毘沙門が奈美に矢文を送り、奈美が八郎太を誘惑したが大望があると答えたが奈美を疑い矢文を見て地獄谷を知り、一行を毘沙門らが待ち伏せ奈美の歌を頭の合図と言い襲い、奈美が行列を止め、八郎太らは毘沙門らと闘うと細川軍がきて八郎太は仁兵衛を殺した。
毘沙門らは地獄谷に引き揚げ、奈美は毘沙門して去り、荒馬は毘沙門に八郎太らの果たし状を渡し、八郎太らが砦に来て斬り合い、奈美の助けで若侍が仇の毘沙門を斬り殺し、別れて去った。


脚本:松浦健郎
監督:内出好吉

1968/11/19:7:誇り高き男たち

萩野(梓英子)と相馬小太郎(太田博之)が寺に逃げ甘楽主水介(松山省二)と利南八郎太(宝田明)に会い、追っ手から助けるが姿を消し、相馬政信(野口元夫)が侍大将・望月軍兵衛(幸田宗丸)に高杉の姫との縁談までに取り返せと言い、望月は配下に小太郎殺害を命じ三太夫(高橋俊行)が報告に来た。
萩野と小太郎を望月の追っ手が探し、八郎太らが来ると三太夫が気づくが望月に戻り、小太郎は駆け落ちと言い戦は嫌いで見ていない姫と結婚は嫌だと言い、三太夫が八郎太らに望月は竹岡の繋がり政信に渡すと言うが八郎太は反対した。
望月勢が襲い萩野が傷つき、八郎太は萩野を介抱し、主水介と三太夫が小太郎を連れ去り政信に連れ望月の裏切りを伝え、主水介と三太夫が政信の配下になり小太郎の後見になり、政信が望月を斬った。
早川大膳(細川俊夫)が姫(坂倉春江)を連れ、八郎太と居た萩野が姫に話し掛け、八郎太と萩野は捕らえられ伊賀良五兵衛(人見明)が見かけ、主水介と三太夫は小太郎から監督不届きで切腹と言い、主水介が八郎太と萩野が捕らえられ連れられたと言った。
小太郎が萩野に会い、政信が斬ろうとすると小太郎が萩野を助ければ高杉の姫に会うと言い、小太郎が姫に会い戯れるが早川は無視し、小太郎は姫から嫁にしてくれと言われ通じず、主水介と三太夫は八郎太と萩野殺害を指示され牢に行き、小太郎も出かけた。
斬ろうとする三太夫と止める主水介に、政信の配下が来て八郎太を助け、五兵衛も来て斬り合いになり、小太郎が政信が約束を破ったと言い八郎太らが来て政信を人質にして、小太郎を萩野に連れた。


脚本:石松愛弘
監督:西山正輝

1968/11/26:8:戦乱に咲く

戦跡で伴右近(中山仁)が甘楽主水介(松山省二)と三太夫(高橋俊行)と伊賀良五兵衛(人見明)を呼び、落武者狩りに遭い主水介は足に怪我をし、野盗(田中浩)が戦利品を漁り、右近は主水介を連れて逃げた。
百姓が恩賞を狙い落武者狩りに来て、主水介はしづ(御影京子)に会い、右近が医者を聞くと有田吉左衛門(大友柳太朗)が居るが無理と言い小屋に連れ、しづは父・茂作(里木左甫良)と陣屋役人・矢吹甚吾(小堀明男)に会い、弥吉(滝川潤)がしづに矢吹に取り立てて貰うと言った。
しづが右近に有田を連れる様に言い、しづは主水介を小屋に連れ、右近は野盗と闘う百姓を助け三太夫に会い、有田や多恵(香山美子)に頼むと命の値打ちを聞かれ、右近は信じられる命と言い頼んだ。
弥吉が茂作に侍になるのは許さないと言われ右近と三太夫が多恵を連れるのを見た、しづと主水介を茂作が見つけ、右近と三太夫が多恵が来て手当てし、弥吉を捕らえ落武者狩りが来るが茂作が誤魔化し、多恵が手術を終え明け方勝負と見守り主水介が気がついた。
右近は多恵に感謝し目が生きていて自分が恥ずかしいと言い、弥吉が逃げ、矢吹が米徴収の高札を立て、五兵衛が代官に会いに行き弥吉と会い、右近と三太夫に多恵が有田の所と言いしづは裏道と言い、弥吉は矢吹に騙されたと知った。
右近らは有田に行き、有田は百姓に野盗らから米を守ると伝え、右近と三太夫が手伝い、怪我の主水介も向かうが止めたしづが斬られ死に、矢吹が来て命令するが右近と三太夫が闘い五兵衛が加わり三つどもえの闘いになり右近らが追い払い、有田は感謝するが右近は夢を追うが有田の生き方にも共鳴した。
しづの死を悲しむ右近らは別れる事になり、主水介は有田に励まされ、右近は多恵から会ったのは運命で大切にすると言われ、有田は多恵に生きる事は難しいと言った。


脚本:津田幸夫
監督:山田達雄

1968/12/3:9:忍法「忍び返し」

高取城は落城気配が無く、攻め手大将・木南作左衛門(竜崎一郎)は作戦会議に剛太夫(神田隆)と雲海(吉田義夫)が連れた利南八郎太(宝田明)と甘楽主水介(松山省二)と伊賀良五兵衛(人見明)と山中三太夫(高橋俊行)の手並みを見た。
木南は合格とし城攻めの任務を話し裏山から城内に入り火をつけろと命じ、八郎太は城の砂金を狙うと言い、木南は火付けの後で殺せと家来に命じた。
三太夫は畠山の使者だと高取城守備隊(伊吹吾郎)に捕らえられ城の本丸に入り縄を抜け、楓(桂麻紀)がさおり姫(北川美佳)に火が回ったと告げ服を替えて逃げ、八郎太らは砂金を探すが見つからず木南らが来て狙われ逃げた。
八郎太は楓とさおり姫に会い身分を疑い連れて逃げ、主水介と五兵衛は荷物を取り雲海に見つかり三太夫が捕らえられ、八郎太らが来て囲まれ闘い、主水介と五兵衛が助けに来たが、楓とさおり姫は捕らえられ三太夫は理由が判り、楓が自害し三太夫がさおり姫を助けた。
雲海は援軍を呼び木南らが来て、八郎太と三太夫は楓を埋めて夜を待ち砂金を狙い、さおり姫は橘の里の長者屋敷に行くと言い洞窟に隠れ、翌朝は霧が出たが三太夫が見つかり、さおり姫が足手まといで砂金も手に入らぬというが八郎太は連れて逃げ、主水介と五兵衛が助けに来て雲海を倒し、橘の長者(柳永二郎)へ行った。
さおり姫は八郎太に畠山一族が裏切ったと言い、三太夫は忍法「忍び返し」を言い、長者が弔い合戦を語り砂金を埋めた場所を言い、4人は城に行き、さおり姫は長者から企みを聞き、八郎太は長者の企みを知り斬り、里を去った。


脚本:馬渕薫
監督:内出好吉

1968/12/10:10:狼火は砦にあがる

織田が徳川に鉄砲を近江から運ぶが途中の野田砦は徳川でも武田でもなく、百姓が運び山中三太夫(高橋俊行)と甘楽主水介(松山省二)が狙い、墓に参るたみ(嘉手納清美)に新見新八郎(田村正和)が声をかけ野田砦の者に狙われたが新八郎が助けた。
たみと新八郎は小屋で市助(岡田英次)を助け、主水介と三太夫が待ち伏せていて市助は新八郎に鉄砲を隠しに来たと言い、菅沼定村(館敬介)は鉄砲略奪命令を出し、新八郎は柘植の木猿を探すと言うと伊賀良五兵衛(人見明)と四方弁之進(堺左千夫)が来た。
伴右近(中山仁)は武田に向かい、新八郎にたみが野田砦には入れず木猿の話しは作り事と言い、新八郎は父の仇と言い、野田砦の見回りが来て鉄砲を捜し、市助は新八郎とたみを木猿の墓に連れた。
五兵衛と弁之進は武田に鉄砲を売り込むが疑われ、右近が捕らえに行き、市助が弁之進の鉄砲傷を手当てし、新八郎は仏壇で位牌で「はな」と父の名を見つけ市助を狙うと右近が止め、たみも来て謝り、菅沼は刈部陣太郎(佐藤京一)から鉄砲の在処を聞いた。
右近が来て武田仕官がふいと言い、たみが攫われ主水介が追い捕らえられ菅沼に連れられ、新八郎らは菅沼から人質と鉄砲の交換を要求され、新八郎は菅沼が鉄砲を持つと強くなり過ぎると言い、右近が城に入り狼火を上げると言った。
新八郎は木猿は崖を登ったと言い、市助は新八郎に自分が木猿で藤野を助けたが菅沼の子を孕み、はなと名を変え住み来た新八郎の父を殺したと言い、菅沼はたみが自分の子と知り右近が来た、三太夫は崖を登れず市助と新八郎が登り、右近は主水介を助け狼火をあげ、新八郎らが裏から城に入った。
新八郎はたみを助け、右近は菅沼に開門させ、野武士らは逃れ、市助は鉄砲と小屋を燃やした。


脚本:宮川一郎
監督:内出好吉

ページの先頭へ