江戸の鷹 御用部屋犯科帖:3

第21話:5月30日:「暗黒街の子連れ狼」

扇屋が辻斬りに襲われ駿河屋が押し込み殺され、越前屋伊兵衛(弘松三郎)は立ち退き反対で殺されたと5人組で目安箱に訴状を言い、風見鉄平(田中邦衛)は賭場で遊び若杉新之助(田中健)は支配人を襲う暗殺者を見つけ、死者から竹町河岸五人組の訴状を目安箱に入れる事を頼まれ鷹に託した。
雉兵衛(坂上二郎)と鉄平が待つと鷹が来て、内山勘兵衛(三船敏郎)と一柳角太郎(中谷一郎)が立ち退き中止を読み、角太郎はおりき(沢田亜矢子)とおひで(丸山秀美)から日よけ地立ち退きを言われ、相馬屋彦兵衛(外野村晋)と伊勢屋次助(相原巨典)は知らないと言い、仙造(三角八郎)が木曽屋辰蔵(高田仲次郎)に頼まれ倉知竜之介(岸田森)と借金取り立てに来て揉めた。
南町奉行所・長野主膳(庄司永建)を勘兵衛が訪ね日よけ地立ち退きを尋ね理に合わず死者が出ていると言い、滝沢道願(川合伸旺)は長野から越前屋の反対を聞きお千勢(沢井桂子)が斬れと言い、仙造が倉知を訪ねると息子・長太郎(北沢輝樹)がいて、木曽屋が越前屋に立ち退きを迫り鉄平と新之助が防ぎ、倉知を見て殺し屋と思い出し、長太郎が轢かれかけ助けたおひでが怪我を負った。
木曽屋が越前屋を夜襲すると長太郎とおひでを見た倉知が助け、倉知に長太郎が角太郎に送られ帰り木曽屋の黒幕を聞かれ、倉知は木曽屋に長太郎の命で脅され、雉兵衛はお小夜(奈良富士子)に話し、滝沢が木曽屋と長野とお千勢に田沼の裁可が下りたと言い、倉知は仙造と木曽屋に行きお千勢と会い元・妻で、お千勢は滝沢に事情を話し滝沢は倉知を斬ると言うと長太郎を望んだ。
角太郎はお千勢が倉知と長太郎に会いに行き母と名乗ると倉知が1度捨てたと拒むのを聞いた、勘兵衛は橋製作を知り、木曽屋が倉知を襲い長太郎を人質にされお千勢に撃たれると角太郎が助けたが倉知とお千勢は死に、長野と滝沢が立ち退きを迫ると御鷹組が阻止し長野と滝沢を斬り殺した。


脚本:津田幸於
監督:吉川一義

第22話:6月6日:「本日火刑に処す」

お圭(山本由香利)は死んだ母・おまさと恋人と火事を見て、男ら4人が目安箱に訴状を入れ、内山勘兵衛(三船敏郎)と若杉新之助(田中健)と一柳角太郎(中谷一郎)と風見鉄平(田中邦衛)は長屋連署で再調査依頼があり、山谷十兵衛(野口貴史)と仁斉(横山あきお)や安珍(団巌)らから事情を聞き、与力・木暮市之進(玉川良一)が近江屋太兵衛(森幹太)と自訴したが内容に疑問を言うと吟味与力が書き直したと言った。
雉兵衛(坂上二郎)は長屋でおしん(花原照子)・おその(たくみさよ)・おぎん(藤江リカ)から若旦那・芳太郎(北村総一郎)と聞くが、番頭・弥助(上田忠好)が立ち退きを迫り、弥助が近江屋に平吉(西田良)からの密告を知らせ、見た新之助が平吉を長屋に連れ謝り、勘兵衛が近江屋に芳太郎を庇うなと言うと、近江屋が奉行・佐伯彦兵衛(阿部希郎)に金を贈り処刑が翌日と決まった。
近江屋は三吉(阿部昇二)を芳太郎に送り出歩くなと連絡させ、角太郎と新之助が近江屋を見張り、鉄平が芳太郎の女・お邦(世樹まゆ子)に遊郭で会い、お圭は長屋の立ち退きの代わりに自訴を近江屋に頼まれ、引き回しが始まり長屋衆が遅らせ、新之助が三吉を尾行し近江藩上屋敷に行き勘兵衛らが鷹探しに入り、山崎半九郎(八幡源太郎)らが阻止すると斬り殺し、お邦を待つ芳太郎を鉄平が捕らえたが白状せず勘兵衛が火刑にすると火を付けると白状し、勘兵衛が処刑場に行き鷹が妨害し近江屋を斬り捨てた。


脚本:池田一朗
監督:宮越澄

第23話:6月13日:「大奥の女王蜂」

百姓・要作(岡村清太郎)が千住で武士に襲われ若杉新之助(田中健)が見て止め、要作は小笠原佐渡守上屋敷へ行き留守居役・山際(下条正巳)を訪ね留守で、帰った山際は探させ、江戸城大奥の年寄・矢島(加茂さくら)は父・山際から文を受け、夜鷹のおたか(伊佐山ひろ子)が風見鉄平(田中邦衛)と内山勘兵衛(三船敏郎)と新之助に会い、要作が御鷹組を訪ねおたかが一柳角太郎(中谷一郎)に置いてくれと頼んだ。
矢島は山際と相談し鳴神烈堂を疑い、お梶(蓜島恵子)が盗み聞きし松ヶ枝(伊佐美津江)に捕らえさせるが殺され、犯人は大番頭・武田(織本順吉)屋敷に逃げ花井右近(小林稔侍)と伊賀組は要作を捕らえると言い、山際も敵に渡すなと命じ双方が探した。
要作がおたかに母を探すと言い、花井と松村(早川純一)らが見つけ逃げると山際の家来が来て斬り合いになり、要作とおたかは御鷹組に逃げ帰るが襲われた訳が判らず勘兵衛は江戸に来たいきさつから背後の大物を疑い、角太郎は山際に会うが否定され、おたかの仲間が斬られ勘兵衛は役人から組頭・花井から届けが出ていると聞き、雉兵衛(坂上二郎)が要作を見張り山際に会うと藩の事情と斬られ、勘兵衛と角太郎が用人と連れ帰った。
武田らが聞き喜び、山際が勘兵衛に謝罪し孫で母は矢島で国替え工作中と告げ切腹し、要作が母を頼み勘兵衛がおたかに夜鷹殺しを目安箱に訴え、武田と花井と松村らに御鷹組が来て逆らう一味を斬り殺した。


脚本:池田一朗
監督:村山三男

第24話:6月20日:「絶唱!大空に舞う黒髪」

田沼意次は高麗人参の輸入を禁止し国産品を指定の薬種問屋に扱わせ賄賂が資金源になり、薬種問屋・越中屋彦兵衛(嵯峨善兵)に中川番所役人が警護したが伊深又四郎(本郷直樹)ら数人が荷を奪い逃げ千太(水木英二)が捕らわれ、半造(内田善郎)が目安箱に訴え、高木幻斎(湊俊一)が娘・お美代(浅野真弓)に看取られ労咳で死んだ。
若杉新之助(田中健)は雉兵衛(坂上二郎)から幻斎の死亡を聞き、内山勘兵衛(三船敏郎)と一柳角太郎(中谷一郎)と風見鉄平(田中邦衛)と新之助は半造の訴えを読み、又四郎は奪った抜け荷に取引封書を見つけ、新之助はお美代に会い、角太郎と鉄平は半造を調べ幻斎の関わりを聞き、勘兵衛は中川番所・上坂(高城淳一)から抜け荷を否定され殺された男の身元を調べ、上坂は半造と又四郎の名を聞き出し沼田(千波丈太郎)と今井(森章二)に封書の取り返しを命じた。
又四郎と半造は牢番(橋本仙三)の買収を図り千太が死んだと聞き封書で大金を奪うと考え、鉄平は人違いで中川番所役人に襲われ又四郎と半造とそれ以外も探すと知り、角太郎はお美代に3人が狙われる理由を尋ね切り札を聞き、鉄平は越中屋の息子・伊之助(住吉正博)に近づき、新之助はお美代に2人が殺されると事情を聞くが言わ無かった。
お美代は又四郎と半造から越中屋への強請を聞き、越中屋と伊之助は上坂らと相談し罠を仕掛け、伊之助は鉄平に脅されたと沼田と今井に話し聞いたお美代が斬られ、半造から聞いた角太郎と新之助にお美代は封書の在処を告げ鷹の様に飛びたいと言い死に、御鷹組が上坂一味と越中屋を斬り殺し、又四郎は勘兵衛に封書を渡した。


脚本:今村文人
監督:吉川一義

第25話:6月27日:「魔の峠!女の地獄」

駒吉とお妙(木村理恵)が伊八(袋正)の案内で抜け道を行き、木樵・茂兵衛(陶隆司)が逃がそうとするが代官所役人に捕らわれ、茂兵衛の娘・お市が関所破りの手引きと言われ斬られるが目安箱に訴状を持ち込んだ。
雉兵衛(坂上二郎)と若杉新之助(田中健)と一柳角太郎(中谷一郎)と風見鉄平(田中邦衛)と内山勘兵衛(三船敏郎)が下仁田のお市の訴状を見て、角太郎が行くと役人に鉄砲で撃たれ崖に落ち、下仁田代官・神山(中村竜三郎)は矢崎(可知靖之)と上州屋伝兵衛(汐路章)から聞くが安心出来ず、おさわ(木内みどり)は鷹と角太郎を見つけ、岡場所加納屋女将・お辰(白石奈緒美)と上州屋から御鷹組と聞いた。
おさわは角太郎を手当てし角太郎は町人の着物を頼み、下仁田で女らの売買を見てお妙が引き出されお辰が買い、おさわから関所破り女で男は寄場送りと聞き、角太郎は寄場で逃げた茂兵衛が撃たれ襲った鷹も撃たれ、おさわがお妙を慰め事情を聞き、角太郎はおさわに茂兵衛が撃たれたと告げ上州屋が関所破りの逃がし屋と聞いた。
新之助は勘兵衛にお小夜(奈良富士子)と囮になると告げ出かけ、上州屋と矢崎と鬼頭(木島一郎)はおさわを責めるが言わずお妙の自害を止め、新之助とお小夜は浪人に手形を強奪され宿で上州屋が手形を調べ、裏道を案内され代官所役人に襲われると角太郎が助けるが、新之助が捕らわれ寄せ場に連れられた。
新之助は隠し銀山と知り角太郎と連絡し囚人らに逃げると誘い、角太郎はおさわにお妙を逃がすと頼まれお小夜に預けおさわから仇を狙うと聞き御鷹組に連絡し、代官と上州屋が見回りに来るとおさわが斬り込み角太郎が助け、御鷹組と鷹が寄場を襲い代官一味と上州屋らを斬り殺し、おさわがお妙と駒吉を見送った。


脚本:津田幸於
監督:宮越澄

第26話:7月4日:「田沼一族の陰謀」

田安家剣法指南・牧野(黒川弥太郎)は一橋忍びに襲われ斬り家老・丸目(杣英二郎)に会い、一橋と田安は次期将軍で争い、牧野は田安家を離れ定信養子話しを壊わす為に意次の弟・意誠(相沢治夫)殺害を命じられ、おかよ(秋谷陽子)と武家・原田義助(加納竜)と結婚を話すと、料理屋での意誠の接待に呼ばれそこに牧野らが意誠を狙い乱入し供と接待女が皆殺しにされたが全員病死で扱われ、原田が主人・嘉平(増田順司)に掛け合うが急病と答え、みわの母・おきん(春江ふかみ)を説得し目安箱に訴状を入れさせた。
内山勘兵衛(三船敏郎)は牧野から田安家を離れたと聞き、一柳角太郎(中谷一郎)は勘兵衛と牧野の手合わせを見ると、御鷹組はおきんの訴状を読み角太郎が嘉平に問うと答えず原田が来て意誠殺害と巻き添えを話し、風見鉄平(田中邦衛)は反対すると雉兵衛(坂上二郎)が原田が一緒に働きたいと来たと言い、勘兵衛が会った。
鳴神(西村晃)に代わり甲斐典膳(市川祥之助)が指揮すると田沼意次(岡田英次)に告げると、田沼意致(若尾哲平)が家老になり、犯人を追い詰め御鷹組に殺させると言い、原田と鉄平がおきんに行くと殺され、勘兵衛と角太郎は一橋で病死で田安の画策だが家中は使わず今は浪人と言われ、意次は丸目を襲い御鷹組に刺客を探させ、勘兵衛は牧野が丸目を見舞うと知り、牧野は罠と言われ尾行の足助(平田守)の仲間を殺し警告した。
牧野らは天誅と残す無差別殺害を繰り返し、勘兵衛は角太郎に牧野を探し斬ると言い、意次が甲斐に騒ぎを抑える為牧野殺害を命じ、雉兵衛が隠れ家を上野山内と聞き、意次は丸目から聞き甲斐に襲わせるが斬られ牧野は丸目の裏切りを知り、御鷹組は雉兵衛から聞き田安家に行き、丸目が牧野を襲うと御鷹組が来て配下と丸目を斬り殺し、勘兵衛と牧野は別れの盃を交わし立合牧野は死んだ。


脚本:池田一朗
監督:村山三男

第27話:7月11日:「鉄火肌!永代河岸の女」

長助(古川ロック)が永代橋でおきた(青山恭子)を船が着くと着替えさせ、松原又右衛門(安宅忍)が売春相手をさせ、夜鷹のおたか(伊佐山ひろ子)が見た、おきたは帰り大工の亭主が死んだと聞き、目安箱に訴状を入れ自害した。
内山勘兵衛(三船敏郎)と一柳角太郎(中谷一郎)が訴状を読み何をするか迷い、若杉新之助(田中健)と風見鉄平(田中邦衛)はおたかから夜鷹の争いの談合を頼み、鉄平とおたかが行くとお定(絵沢萌子)ら夜鷹と清吉(吉田豊明)が来て、逃げた女を返せと素人の売春が困ると言われ喧嘩別れした。
清吉が殺されお定が鉄平に文句を言い、角太郎と新之助が死体を調べ、鉄平は酔った目撃者のおしん(中田彩子)から素人売春を見たと聞き張り込み、長助が権藤右近(川辺久造)らに女を売り尾行すると三木敬造(仙波和之)らが邪魔し斬り合うと、向井将監(若林豪)が助け斬り船手組と言った。
屋形船をお定が追い、おたかが女・お松を助け手口を聞き角太郎が勘兵衛に告げ、買うのが大藩江戸留守居役で組織を疑い、勘兵衛と鉄平は船手組・向井に会い船手組・三木の自白で船手組が用心棒にされたと聞き、松原や権藤や山際兵太郎(山岡徹也)らが御鷹組は証拠がなく大丈夫と言った。
おたかが尾州家屋敷門番を誘い出し、雉兵衛(坂上二郎)と新之助が潜入し長助を奪い出し白状しないと、おたかがおしんに線香焼きにさせると話し、山際が長助の帳面の女を殺し、知ったお鷹組は殺し屋を斬り殺し、松原や権藤や山際らの集まりに乗り込み斬り捨て御免で皆を斬り殺した。


脚本:池田一朗
監督:鹿島章弘

第28話:7月18日:「秘境!斑尾八人の尼僧」

雉兵衛(坂上二郎)が若杉新之助(田中健)とお小夜(奈良富士子)に怪談を話すと、八人の尼僧が目安箱に訴状を入れた、奥祐筆・三隅頼母(石浜朗)邸で三隅が桂木兵馬(亀石征一郎)に毒蜘蛛を籠にいれさせ八人の尼僧が生きていると言い、鳴神烈堂から手を打てと言われた。
雉兵衛と新之助と一柳角太郎(中谷一郎)と風見鉄平(田中邦衛)と内山勘兵衛(三船敏郎)が亡霊で不当訴えと話し、斑尾は信州で角太郎と新之助を別々に行かせ、新之助が金を掏られ、お藤(江崎英子)が曲独楽を行い角太郎に付きまとい斑尾に案内すると言い、新之助は浪人に襲われ桂木が金で雇い斑尾に連れた。
雉兵衛と鉄平は三隅邸を見張ると三隅が箱根に湯治に行き雉兵衛が偽と気づき、飯山で角太郎とお藤は桂木一味を見てお藤から斑尾で八人の尼僧が10年前に消えたと聞き、新之助は桂木と三隅を見て、新之助は角太郎に門戸帖を伝え、松造(梅津栄)は鉄平と勘兵衛に隠れ切支丹だが三隅の父もいて尼僧が証拠を持っていると話た。
雉兵衛は斑尾で亡霊を見、桂木と三隅と新之助は鈴の音を聞き、浪人らが尼僧らとお藤を追うと角太郎が助け、新之助が御鷹組と知られ捕らえられ桂木が毒蜘蛛を這わせ、角太郎と尼僧らとお藤が斑尾の尼僧跡に連れ、三隅が院主(三田登喜子)に門戸帖返還を断られ八人の尼僧を殺害し子供のお藤が門戸帖を死に間際に預けられた聞いた。
角太郎はお藤から門戸帖を受取り勘兵衛に連絡し、御鷹組が来て逃げた新之助から居場所を聞き、角太郎が尼僧らとお藤を逃がし時間を稼ぐとお藤が来て斬られ、御鷹組が来て三隅一味と桂木らを斬り殺した。


脚本:大野靖子
監督:吉川一義

第29話:7月25日:「三途ノ川の子守歌」

若杉新之助(田中健)が母・お福(風見章子)と参りに行き、弥次郎(河原崎建三)が追われ男(榎木兵衛)が頼母子講の掛金持逃げと言うと、鶴吉を探していたと答え倒れ連れて帰り、弥次郎はお福を利用し金儲けを企み、弥次郎はおきぬの為に金を貯め、お梶(水上竜子)に富籤の相乗りを誘い金を預かり、平造(成瀬正)が影富と御鷹屋敷出入りと聞き調べさせ、雉兵衛(坂上二郎)が弥次郎に警告し、益井重兵衛(山本昌平)が平造に鳴神烈堂は放っておき御鷹組を狙い、雉兵衛が内山勘兵衛(三船敏郎)から調べろと命じられた。
寺社奉行・山口備前守(藤岡重慶)が役宅で益井が弥次郎が帳面を残し御鷹組を狙い、雉兵衛が一柳角太郎(中谷一郎)と風見鉄平(田中邦衛)と新之助と勘兵衛に影富を伝え御鷹組の責任を考え、勘兵衛が弥次郎と帳面を抑えろと命じ、新之助と角太郎はお福が預かった弥次郎の荷物に影富の帳面を見つけ、寺社奉行・山口に届け弥次郎逮捕を求めると、購入者の咎めを言われた。
弥次郎は三河屋へのおきぬの祝言を聞くと冗談と言われ追い出され、お福から寺社奉行が追うと聞くが、弥次郎は平造らに金を盗まれ御鷹組の指示と言えと脅され、富籤でお梶が当たり弥次郎に金を要求し清松(土方弘)が影富と言うと自害し、弥次郎は気づき逃げ目安箱に訴状を入れ、寺社奉行・山口に行き刺され逃げお福に行った。
寺社奉行が御鷹屋敷の新之助に引き渡しを求め、勘兵衛と角太郎が弥次郎から山口に押し入った理由を聞き、訴状が届き御鷹組が山口と益井と平造らに着服金と名簿を求め、斬り捨て御免と斬り殺した。


脚本:池田一朗
監督:原田隆司

第30話:8月1日:「怪奇!八ツ目洞窟の隠し金」

牢名主・安五郎(田中浩)に与力・磯部(玉川伊佐男)が甚兵衛(土屋嘉男)を責め、老人・茂平(斉川一夫)が牢を出て浪人に斬られたが目安箱に訴状を入れた、内山勘兵衛(三船敏郎)と一柳角太郎(中谷一郎)と若杉新之助(田中健)と風見鉄平(田中邦衛)は二代目甚兵衛の訴えを受取、与力・磯部が甚兵衛面会を断られた。
角太郎と新之助は疑い、お小夜(奈良富士子)の店で雉兵衛(坂上二郎)が食べ納めと言い牢に入れられ安五郎に甚兵衛を尋ね、盗んだ金の在処を吐かないと聞き、磯部が甚兵衛に娘・おみよ(村田みゆき)を探すと告げ、雉兵衛が甚兵衛から訴状内容が金を世の為に使いたく大目付・久坂若狭守(横森久)と磯部が狙いおみよを心配し、男が聴いた。
出された雉兵衛から勘兵衛らが隠し場所が八ツ目洞窟と聞き本心を疑い、安五郎が磯部に甚兵衛が話した内容を伝え、角太郎と新之助が探しに向かうと洞窟に足跡が有り掘られ弥吉(石田信之)が逃げ、安五郎らが角太郎と新之助を落石で襲い、斬り合い新之助が鉄砲で撃たれ崖から落ちた。
勘兵衛と鉄平が知らせを受け、新之助は宿で気がつきおみよが助けたと聞き、弥吉はおみよから嫁になりたいと言われ甚兵衛の娘でも良いと言い、新之助と弥吉とおみよは安五郎一味に掘り出した金を要求されると、弥吉が逃げ釘助(田辺洋)と源太(伊吹新太郎)らに庄屋に運ばせると、安五郎らに襲われ撃ち殺され、角太郎と新之助は安五郎らが持ち去り、おみよに弥吉の傷は助かると言った。
角太郎と新之助は安五郎らが久坂に行くと尾行し、おみよが角太郎に江戸に行くと告げ、弥吉はおみよが甚兵衛の罪の拘り過ぎと言い、磯部が牢に火を付け甚兵衛を刺し殺し、勘兵衛がおみよに甚兵衛を話し雉兵衛が殺されたと伝え、新之助が安五郎らの江戸入りを伝え、御鷹組は御用米に扮した行列を迎える久坂と磯部に御用米改めで金を見つけ、一味を斬り殺し、隠し金は弥吉とおみよの治水工事に渡した。


脚本:猪又憲吾
監督:吉川一義

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