1867年に東京-横浜間の駅馬車が出来、その後に日本人経営の成駒屋が作られ鉄道開通の明治5年まで利益を上げ、横浜は当時は日本最大の貿易港だが野望の多い無法街だった。
なんでもやの平助(大村崑)が人魚亭のマダム・北小路冴子(小川真由美)の写真を撮り、馬車乗り・荒助(谷村昌彦)が娘・お浅(津山登志子)といる三吉(尾藤イサオ)を銃で脅し写真の邪魔をすると、ミスターの旦那(三船敏郎)が助け、尾崎紋十郎(成田三樹夫)が見ていた、人魚亭で千鳥玄之進(若林豪)が旦那に声を掛け、お美代(南麻衣子)とお加代(川口裕子)らが平助の水中舞踊団開幕を聞き、陸軍少将・相良(山形勲)がマダム・冴子に話し山口屋良右衛門(織本順吉)が取りなし、増田(生井健夫)が怒るが玄之進が止めた。
平助が仕事を終え旦那に山口屋が何か企むと言い、山口屋が相良に駅馬車会社を減らし鉄道を通さぬ相談をしお千代(山内えみこ)が聞いて玄之進に教え、ちんぴら譲次(夏夕介)が拳銃を欲しがる三吉に旦那が外国帰りと言い、玄之進が貸し練習し紋十郎が口出し勝負すると冴子が止め、荒助が事故死し下岡蓮杖(南州太郎)が三吉を馬車乗りにし、玄之進が細工を下岡に教え、紋十郎が山口屋に見抜かれお千代を聞かれたと狙い、玄之進が旦那に話すと乗っ取りと考え、田口新之助(吉田友紀)が冴子と揉めると父(林寬一)と母(小海とよ子)が止めて駅馬車に乗った。
三吉の駅馬車を紋十郎らが襲い乗客らを皆殺したが新之助が生き残り譲次が言いふらし、下岡が陸軍役人から弁償を要求され、旦那が証人の新之助を殺しに来ると玄之進らに告げ、玄之進が山口屋に行き相良らを襲うと紋十郎に気絶させられ、山口屋の手下と紋十郎が人魚亭を襲うと旦那が待ち受け山口屋と相良らを殺し、紋十郎を一騎討ちで斬り殺し、相良と増田が逃げるが旦那が玄之進を助け山口屋を証人に捕らえ、旦那が相良と増田を馬で追い殺した。
脚本:池田一朗
監督:村山三男