伴右近(中山仁)にゲン(保積ぺぺ)が家来になりたいと付きまとい旅籠で父を捜すと言い、役人がおみち(明星雅子)を連れに来たが作兵衛(徳大寺伸)が断り右近が追い払い、吉川景近(沢村宗之助)は浪人が邪魔と聞き山中三太夫(高橋俊行)と伊賀良五兵衛(人見明)を石井良作(渥美国泰)が吉川に連れ浪人の処置を命じた。
三太夫と五兵衛は百姓に襲われ、三太夫は逃げるが甘楽主水介(松山省二)が吉川に加わりたいと言い、作兵衛らは右近に事情を語り話し合いは無理と言われた、三太夫と主水介は五兵衛を助け、百姓を捕らえた。
利南八郎太(宝田明)は阿久根(中原早苗)と過ごし、三太夫と主水介と五兵衛が作兵衛を襲うと右近が間違っていると言い取り込み、吉川は侍頭・石井に恩をきせて百姓退治を命じた。
三太夫と主水介と五兵衛は罰を受け、右近が助けると領主に騙された償いをすると言い、主水介に援軍の連絡に行かせ、作兵衛は右近に刀の折り方を教え元は刀師と言った、石井の軍が攻めて来て右近らが向かい討ち石井の刀を折り、ゲンが石井を父と呼んだ。
右近はゲンを石井に連れていこうとするが断り、三太夫と五兵衛は八郎太に助太刀を言うが断られ、石井は刀を変えてゲンを取り返しに行き右近と争い逃げた。
吉川は使者を迎え石井に出陣を告げ、百姓皆殺しを命ずると石井が反対し内通を疑われ、主水介が帰り援護は4日後というと、吉川と石井が手勢を連れ攻めて来て、八郎太は五兵衛の手紙を見て加わり、5人が吉川軍を迎え撃ち、ゲンが石井に呼びかけると吉川が石井を裏切りと言い逆に斬られ死んだ。
脚本:宮川一郎
監督:西山正輝