五人の野武士:2

1968/12/17:11:少年ゲンと野武士

伴右近(中山仁)にゲン(保積ぺぺ)が家来になりたいと付きまとい旅籠で父を捜すと言い、役人がおみち(明星雅子)を連れに来たが作兵衛(徳大寺伸)が断り右近が追い払い、吉川景近(沢村宗之助)は浪人が邪魔と聞き山中三太夫(高橋俊行)と伊賀良五兵衛(人見明)を石井良作(渥美国泰)が吉川に連れ浪人の処置を命じた。
三太夫と五兵衛は百姓に襲われ、三太夫は逃げるが甘楽主水介(松山省二)が吉川に加わりたいと言い、作兵衛らは右近に事情を語り話し合いは無理と言われた、三太夫と主水介は五兵衛を助け、百姓を捕らえた。
利南八郎太(宝田明)は阿久根(中原早苗)と過ごし、三太夫と主水介と五兵衛が作兵衛を襲うと右近が間違っていると言い取り込み、吉川は侍頭・石井に恩をきせて百姓退治を命じた。
三太夫と主水介と五兵衛は罰を受け、右近が助けると領主に騙された償いをすると言い、主水介に援軍の連絡に行かせ、作兵衛は右近に刀の折り方を教え元は刀師と言った、石井の軍が攻めて来て右近らが向かい討ち石井の刀を折り、ゲンが石井を父と呼んだ。
右近はゲンを石井に連れていこうとするが断り、三太夫と五兵衛は八郎太に助太刀を言うが断られ、石井は刀を変えてゲンを取り返しに行き右近と争い逃げた。
吉川は使者を迎え石井に出陣を告げ、百姓皆殺しを命ずると石井が反対し内通を疑われ、主水介が帰り援護は4日後というと、吉川と石井が手勢を連れ攻めて来て、八郎太は五兵衛の手紙を見て加わり、5人が吉川軍を迎え撃ち、ゲンが石井に呼びかけると吉川が石井を裏切りと言い逆に斬られ死んだ。


脚本:宮川一郎
監督:西山正輝

1968/12/24:12:十三人の盗賊

利南八郎太(宝田明)は道に迷い小屋を見つけるが人はいなく水を探し、吊られた男を助けると伊賀良五兵衛(人見明)で、水を飲むと殴られ多数いたと言い、小屋が百姓に外から閉じ込められた。
八郎太と五兵衛は屋根から逃げ、百姓に思い違いと言い盗賊に襲われると聞くが理由が不審で、盗賊・左門と小頭・金平(大前均)が来て小屋で盗品財宝を隠し、八郎太と五兵衛は2人を殺し、八郎太と五兵衛は隠れ家に行き食事をし、盗賊は十三人で頭は白頭巾(渡辺文雄)で荒らし廻ると聞き村人から去ろうとしたが、しづ(鮎川いづみ)と会い八郎太は残った。
白頭巾は上総(江見俊太郎)と下総(藤岡重慶)から金平を信用しすぎると言われ、上総に村へ探しにゆかせ、八郎太は財宝を見にきて、逃げると心配したしづから残る事を頼まれ、しづから好きな相手がいると聞き、上総ら3人の盗賊が来て八郎太は斬った。
白頭巾は下総に敵が現れたと言い、八郎太は殺した立て札を出したが五兵衛は逃がし、八郎太は五兵衛に財宝を分け逃げようとしたが、しづを見て気が変わり、白頭巾は山中三太夫(高橋俊行)と甘楽主水介(松山省二)に会い襲うが、別れ村に向かい、三太夫と主水介も後を追った。
白頭巾が村に来て八郎太らと闘い斬られ死んだ、三太夫と主水介が来たが終わった後だった。


脚本:藤木九
監督:萩原遼

1968/12/31:13:赤い砦の狼

伊賀良五兵衛(人見明)が利南八郎太(宝田明)と山中三太夫(高橋俊行)と甘楽主水介(松山省二)を探し、野盗に仲間にされ、八郎太は襲われたが斬り殺し次ぎに襲った百姓・作兵衛(宮田羊容)を誤って斬り妻・お美代(葉山葉子)は渡さないと言われた。
八郎太は百姓家で食事と金を出されお美代が夜伽の準備をし誰の為か訪ね、百姓らは若者が赤岩砦に連れられたと話し、髭(田中浩)らと作兵衛が殺されていると知り、お美代が使いが寝ていると言い百姓らは八郎太を襲った。
八郎太が来襲を告げ野盗・片目(福山象三)らを斬ると五兵衛がお美代を人質にして八郎太を捕らえ、三太夫と主水介は商人と代官の密書を奪い企みを知り、商人が武器を赤岩砦に運び百姓は人買い金治と言い、赤岩神代(山本麟一)が八郎太を仲間に誘うが断り、五兵衛が恩賞として八郎太を望み貰った。
金治が赤岩に密書と鉄砲を渡し、お美代が弥助(轟謙二)に逃げようと誘い、徳蔵(松本染升)が仮病で監視を倒し皆が逃げ、女(田中筆子)とお美代が金治に話しを持ち掛け、逃げようとするが片目らに捕らえられ痛められ、赤岩がお美代に祝言を求めた。
八郎太が代官所で箕輪伝右衛門(小林重四郎)に密書で脅しを赤岩砦に同行させ、祝言中に片目が五兵衛を襲い、赤岩がお美代を手籠めにしようとすると、八郎太が代官を連れて来て脅し三太夫が密書を見せ、八郎太が赤岩からお美代を助けるとお美代が作兵衛の仇と言い、八郎太が事情を話すと赤岩を銃で撃った。
小出治右衛門(宇佐見淳也)は弥助が城に訴えたと言い、聞いたお美代が八郎太ら4人に伝え、城役人から馬を奪い去った。


脚本:川西正純
監督:西山正輝

1969/1/7:14:血闘 虎谷の関

船山次郎義景(三船敏郎)が弓で狙われ襲われた商人らを見つけ郡一角(内田良平)にやられたと聞き、虎谷の関を郡一角が勝手に作り高利を取り立て、奉行・土井三郎次(明智十三郎)を無視し脅し高札で命を立てさせた。
たまき(加茂さくら)が百姓(桜京美)らに一角を倒しに野武士が来ると言い、山中三太夫(高橋俊行)と伊賀良五兵衛(人見明)が虎谷の関を目指し、ちとせ(瞳麗子)が脅す者を追いだし、三太夫と五兵衛は一角から宿に入れられたまきから話しを聞き同士3人と言うが1人が殺され馬宿を狙うと考え、五兵衛が一角に誘われ3日待つと言われた。
一角がちとせが自分の女だが生意気と言い、茂平が家族で逃げ出し次郎義景に会い止めるが虎谷の関に行き、一角がたまきに弥平と倉造だが当てにならないと迫り、次郎義景が三太夫と五兵衛にたまきの仇討ちを言われるが止めろと言い、甘楽主水介(松山省二)が来て、倉造がたまきに手を引くと言い、たまきは次郎義景に父の死を話すが断られ、次郎義景は飲み屋でちとせに会い一角が来たが睨みあい、弥平がたまきに味方と告げ、次郎義景がたまきをなだめた。
次郎義景が百姓の苦難を見、奉行・土井から次郎義景ら野武士に退去命令が出て、次郎義景らが応じ、見た一角が酒宴を始め、主水介が新見新八郎(田村正和)が砦に向かうのを見、たまきが一角を襲うが失敗し捕らわれ、次郎義景が60人相手の作戦を練った。
三太夫と五兵衛が銀山を爆破し百姓を逃し奉行らを止め撒きびしを撒き、主水介と次郎義景が宿場を襲い、一角がたまきを人質にすると新八郎が一角からたまきを助け、次郎義景が一角を斬り殺した。


脚本:高岩肇
監督:内出好吉

1969/1/14:15:剣豪 故郷へ行く

山中三太夫(高橋俊行)と伊賀良五兵衛(人見明)が船山次郎義景(三船敏郎)に会いに行き戦準備を見て、伴右近(中山仁)は甚兵衛(明石潮)に次郎義景が戻ったと聞き甚兵衛は武士に自害した孫娘を渡され娘が婚礼に藩主に妾奉公の慣例を聞いた。
次郎義景は故郷を目指し、縛られ連れられるおのぶ(大原麗子)らを助け偽の領主・根来宗全(南広)が支配し執事・大隅源左衛門(高城淳一)が支配し、顔を知るおのぶらは逃げたと聞いた。
根来は大隅から、香織姫(城野ゆき)の到着と祝言予定を聞き、富岡(佐竹明夫)が次郎義景の顔見知り野武士2名が来たと告げ、大隅が留守と追い払うが居座り、根来は誤魔化し置けと言い、右近は香織姫の行列を待ち伏せ、香織姫は乳母・はつ(三田登喜子)に行列を止めさせ婚儀で一色が救われると言うが右近に攫われた。
根来は香織姫の探索を命じ、右近は香織姫に次郎義景を殺す囮と言い甚兵衛に見張らせ、根来に呼び出す矢文を送り、香織姫は右近を出迎え行く所がないと事情を話し船山は敵と言い右近を信じていると言い過ごし、次郎義景は偽名で根来を訪ね大隅に連れられると三太夫と五兵衛が話しかけたが知らないと言った。
大隅は富岡から聞き次郎義景と疑い右近に会わし、大隅は2名を鉄砲で襲い捕らえ、右近を拷問で香織姫の場所を聞くが言わず、次郎義景と右近と罠に掛かったと知り、次郎義景は香織姫の居場所を聞き、大隅に拷問に掛けられ次郎義景は死んだ振りをし三太夫と五兵衛が追うと生きていて、3人で香織姫を訪ね領主は偽で右近を助ける手助けを頼んだ。
三太夫が大隅と根来に香織姫が来ると告げ香織姫が城に来て、三太夫と五兵衛が右近を助け、根来に名主(山路義人)らが会い神楽を舞い面を取ると次郎義景と甘楽主水介(松山省二)が現れ根来一味を斬り、根来が香織姫を人質にするが斬り殺した。


脚本:笠原良三
監督:内出好吉

1969/1/21:16:野望に賭ける

山中三太夫(高橋俊行)と甘楽主水介(松山省二)と伊賀良五兵衛(人見明)は渡し場で紫乃(土田早苗)に会い馬に乗せ渡り別れ、新見新八郎(田村正和)が子を早馬から助け、母親から黒田作左右衛門と赤星将監(田崎潤)との合戦が始まると聞いた。
紫乃が新八郎の腕を試し、赤星の手下で配下を集めると言うと三太夫と主水介と五兵衛が来て雇えと言うと、黒田の家来・植草大蔵(土屋嘉男)が妨げ赤星の悪口を言い、主水介と五兵衛が黒田に、三太夫と新八郎が赤星に別れると、植草と新八郎が立ち合うと紫乃が止めた。
三太夫と新八郎は赤星に腕を見せ、紫乃はどちらも恋人でないと言い、妻・阿茶(天路圭子)が赤星に養子を言い紫乃は敵の間者と言い、紫乃は忠義はなく赤星家は騒ぎが多いと言い父の夢を語り、阿茶は赤星に紫乃は新八郎を好いていると言い裏切ると言った。
赤星は紫乃と新八郎に黒田襲撃を言い、新八郎は単独行動を望み、阿茶と赤星が新八郎を騙す企みを話し三太夫が聞き伝え、三太夫が黒田屋敷を調べ主水介から逃げ出すと聞き、面をした黒田を見ると新八郎が襲うと逃げ五兵衛で、黒田が急死し身代わりと言うと植草が来て無用で斬ると言い、新八郎に介錯を頼み夢が破れ自害すると言った。
三太夫が赤星と紫乃に新八郎の討ち死にを伝え、赤星が他力本願し、紫乃が死骸の処理に向かうと阿茶が寧々(高橋葉子)に尾行させ、紫乃は強い男に惹かれたと言うと黒田の面を付けた新八郎が来て男の友情を言い赤星殺害を伝え、寧々から聞いた阿茶が斉藤に援軍を頼み、紫乃を拷問し新八郎を殺すと言った。
新八郎が赤星屋敷に来て紫乃に化けた女が罠に掛け、赤星が紫乃を人質に現れると、植草が家来を連れ来て赤星が阿茶を人質に差し出すと、斉藤軍が来て阿茶が赤星が滅ぶと言い相討ちになり、植草は新八郎らを逃がし討ち死にし、老僧(市川中車)が野武士らと紫乃とに夢は叶わず紫乃が男の夢を喰うと言い、紫乃は別れを告げた。


脚本:松浦健郎
監督:丸輝夫

1969/1/28:17:群狼

砦で合戦準備で伴右近(中山仁)が評定が続くと言い、和睦反対者が多く使者を斬れと探し、伊賀良五兵衛(人見明)は酒屋で右近に親爺は逃げたと言われ、戦を望むが船山次郎義景(三船敏郎)が批判し逆に戦を止めると高遠からの使者の護衛を勧め、使者が出るが誰か不明で籠から出さないのが任務と言い2人は受けた。
小門太(中村米吉)が砦から籠を出し右近と五兵衛が尾行し、国境を越え好戦派が襲い斬るが小門太は次郎義景の指示と速く守れと言い、右近がばてた駕篭かきを代わり、交代の駕篭かきが襲うと右近が斬り五兵衛も駕篭かきを代わり、小門太が代わると甘楽主水介(松山省二)に会った。
小門太は何故吉田に付かないか尋ね、街道へ出ると矢を撃たれ襲われ主水介が怪我し、小門太は宿で治療を言い旅籠の親爺(瀬良明)が治療し娘(高原とり子)の逢い引きを見て動揺し、夜に襲われたが三太夫(高橋俊行)が助け敵方の刺客だが周囲は囲まれたと言った。
三太夫は使者の偽首を持ち引きつけ、他は逃げ出し茶店でで休み三太夫は使者が誰か知りたがっていると言い、小門太はめざしを婆さん(長島丸子)に聞き、馬の追っ手に襲われ進むが挟み撃ちに遭い、総力で追い払い笛吹川に着いた。
小門太は野武士に加われないと言うと、多数に襲撃され駕篭から次郎義景が現れて討ち払い、小門太は門之助と言い使者で嫡子で他国で育ち領民は顔知らず、吉田の人質になると言い舟で吉田領に向かった。


脚本:岡本喜八
監督:西山正輝

1969/2/4:18:剣だけが知っていた

賭けに伊賀良五兵衛(人見明)が伴右近(中山仁)と三太夫(高橋俊行)から拾った刀を業物と出し、風間神十郎(平田昭彦)が見たが五兵衛が勝ち、右近は襲った神十郎を斬り、神十郎は刀・粟田口義光を伊之(宮内偉雄)に送ってくれと言い死んだ。
伊之を探しに村に行くが誰も神十郎を語らず、風間武平治(平田昭彦)と梶丸(市村昌治)が襲い、江口の里の長者屋敷で梶丸が戦準備をさせ、人夫に化けた三太夫が蔵で鉄砲を見つけ、和尚(小笠原章二郎)が右近と五兵衛に神十郎は5年前に死んだと墓に連れると妻・お若(北條きく子)が参り、神十郎の妹・お千世(真屋順子)がお若に浪人が探し神十郎が死んだのが信じられないと言った。
三太夫は武平治と梶丸が話してお千世が武平治に神十郎と持ちだした粟田口義光を聞き、三太夫は見つかり逃げ右近と五兵衛に会い注意を告げ、梶丸に右近が神十郎の使いと言うとお千世が武平治に連れ、右近は伊之に会いに来たと言い、武平治は神十郎が裏切ったというとお千世は嘘と言い、右近と五兵衛は捕らわれた。
お千世が右近と五兵衛を逃がし、右近は神十郎は義光を探していたと告げ、右近は機織歌を聞きお若が子を伊之と呼び神十郎の妻と知り右近は真実を話し、お若は神十郎に嫁ぐが武平治に言い寄られ、神十郎が姿を消し義光を持ち出したされたと言った。
武平治は鉄砲の密輸を話し、お千世が出帆を止め義光を盗んだと言い見せられ、伊之が梶丸に攫われ、三太夫と甘楽主水介(松山省二)が駆けつけ、お千世が伊之を攫った武平治を責め、右近と五兵衛とお若が来て梶丸が鉄砲を向けると主水介が矢で撃ち、争いになり右近が武平治を斬った。


脚本:川西正純
監督:内出好吉

1969/2/11:19:決闘 妻恋峠

壁虎重(浜田寅彦)の城で小束討ちが行われ、くじで先番と後番を決めて先番が後番が置いた手を刺し狙い後番は動きを見てかわす勝負で、利南八郎太(宝田明)が後番で、鏡で妨害する武士を三太夫(高橋俊行)と甘楽主水介(松山省二)と伊賀良五兵衛(人見明)が防ぎ、仙八(尾形伸之介)が後番で八郎太が寸止めし虎重に榊姫(長慶子)を求め、虎重は榊姫を八郎太に渡し仙八に途中で攫えと命じ、八郎太は榊姫に恩の有る信濃に連れると言い、榊姫は虎重に捕らわれ同然で人質にされていた。
八郎太らは虎重の手勢に襲われ斬るが主水介が怪我を負い、侍女・藤野(高野通子)が榊姫が歩けないと言い妻恋の里に入り、兵衛佐(高野真二)に仙八が虎重の榊姫を攫えの命を告げ、八郎太が村に行きなじみの萩江(野添ひとみ)に会い婿・丹次(金内吉男)を聞き、丹次は兵衛佐と仙八に誘われ八郎太殺害を命じられ連絡を言われた。
八郎太は萩江から丹次の仲間が悪いと聞き、米と薬を貰い去り、丹次は八郎太を尾行するが崖に落ち兵衛佐に脅され陣屋から追い出され、酒に酔い仙八が誘い、八郎太は萩江を訪ね丹次との事情を聞き、丹次と逢い借金があると言われ約束し仙八らが待ち伏せた。
八郎太は飲み屋に丹次を訪ね女(近藤高子・堀真奈美・岩本好恵)らが丹次を罠に掛けたと責め、八郎太は仙八を斬り殺し、逃げた丹次を捕らえ萩江に連れ気持を聞き、八郎太は丹次から兵衛佐が寺を襲うと聞き、三太夫らが襲った兵衛佐一味と闘い藤野が斬られ、八郎太が戻り兵衛佐を斬り殺し、榊姫を信濃に連れた。


脚本:八住利雄
監督:内出好吉

1969/2/18:20:夕姫をめぐる男たち

一色頼方(人見明)が土岐弾正(名古屋章)に襲われ重兵衛(高木均)に処置を命じ、三太夫(高橋俊行)は屋敷で夕姫(ジュディ・オング)に弾正が頼方が神隠しと言い誘惑するのを見て、夕姫に式部小納言(花ノ本寿)に会い忍びで来ると伝え、弾正を疑い頼方を探すと言った。
弾正は重兵衛に頼方の偽を探させ、女旅芸人・あかね(高橋紀子)らを利南八郎太(宝田明)と甘楽主水介(松山省二)と伊賀良五兵衛(人見明)が見て忍びと言い、老人・天堂(潮万太郎)が八郎太に話しかけ難を言い引き止め、五兵衛は重兵衛一味に捕らえられ、主水介は昔に別れたあかねに力を貸せと頼まれ信じてくれと言われた。
八郎太は野盗に襲われる行列を助け供・乾小金吾(渡辺篤)に警護を頼まれ、弾正は五兵衛を頼方に化けさせ、三太夫は夕姫に頼方探索打ち切りを告げるが戻り病と聞き、弾正は五兵衛を夕姫に会わせ三太夫が見て驚き逃げ、主水介とあかねは行列を待ち伏せるが主水介は断り、八郎太は小納言と谷に落ち、弾正は五兵衛に夕姫との婚儀を認めさせた。
主水介は重兵衛に捕らわれていた頼方に会い三太夫と助け、あかねが主水介を止めるが無視すると重兵衛に撃たれ死に、弾正は夕姫に小納言の死を告げ、おつな(水原英子)と父・天堂が八郎太と小納言を助けるが追いだし、城で弾正が土岐支配を宣言し夕姫との婚儀を言うと五兵衛は身分を明かし斬り合いになり、そこに八郎太と小納言が来て加わり、主水介と三太夫が弾正を連れて戻り、弾正は追い詰められ皆に斬り殺された。
頼方と小金吾と夕姫と小納言は、野武士たちのおかげと感謝した。


脚本:川西正純
監督:西山正輝

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