江戸川乱歩作品の原作映画(3)

東栄館で郷田三郎（河合龍之介）は歯科医師・遠藤行雄（淵上泰史）から殺人にモルヒネを使い入手出来ると聞き、女子大生・大内照子（木嶋のりこ）が大家（矢部太郎）と東栄館に下宿入りを話し遠藤が会い患者と言い、郷田は屋根裏から照子の部屋を覗いた。
遠藤が照子との逢い引きと快楽を思い出し、大病院令嬢・黒木直子（間宮夕貴）から家に誘われ逢った照子に婚約者と紹介した、照子が郷田に挨拶し遠藤と逢い部屋で虐められ郷田が屋根裏から覗いた。
名探偵・明智小五郎（草野康太）が郷田に花崎古書店事件担当と言い、事務所で妻で助手・文代（松本若菜）から直子の依頼の調査を聞き依頼者に報告させた、文代が直子に遠藤の別の女との不貞を報告した。
直子は遠藤から不貞を否定され、東栄館で郷田は遠藤と飲みモルヒネでの心中体験でそれ以来普通の性交が出来ないと聞き、郷田はモルヒネを調合し照子を遠藤から救おうと考え屋根裏から寝る遠藤を殺そうとするが真下に口がなかった。
直子が照子を呼び出し遠藤との関係を責めると助けを頼まれたが信じず、遠藤に照子が折檻されていると言うと否定され、最後まで抱いて欲しいと言い抱かれるが暴力を振るわれた。
翌日に遠藤の服毒死体が見つかり、明智は文代に不貞原因と疑い、直子は父（柳憂怜）に心配され、明智は東栄館で郷田に遠藤を尋ね、大家に部屋を開けて貰い調べ隣人（矢部太郎）から結婚間近で自殺で朝に目覚ましが鳴ったと聞き、郷田に自殺者の目覚ましを疑い、文代に自殺でないと言った。
明智と文代が浪越警部（近藤芳正）に遠藤の身辺調査結果を話し、現場検証資料から部屋に鍵が掛かりモルヒネの壜が不自然と言い、文代は直子が病で父に直子のアリバイを尋ねた、明智が浪越に殺人と言い照子と直子を張らせた。
＜以下、隠し字＞
郷田は明智が屋根裏の散歩と天井からの糸を使ったモルヒネでの遠藤殺害を言われ、目覚ましと倒れたモルヒネ壜で判り照子といたアリバイが嘘だと言い、文代が照子をカフェで見張ると直子が来て責めると照子が遠藤は自分の物と言い、直子が照子をナイフで刺し止めた浪越も刺され、郷田が照子に死を見た。
明智と文代は浪越から直子と郷田が何も話さず郷田は証拠不十分で釈放され、明智は郷田は勝ったと思っていないと言い、郷田は自殺した。

監督：窪田将治
脚本：窪田将治
原作：江戸川乱歩「屋根裏の散歩者」
出演者：木嶋のりこ・間宮夕貴・河合龍之介・草野康太・松本若菜・矢部太郎・柳憂怜・近藤芳正・淵上泰史
制作年：2016年

感想： 前作の「D坂の殺人事件」を下敷きにするのは、感心しない。
屋根裏の散歩者の事件としては、丁寧に描かれている。
被害者の部屋に下りるたかどうかは曖昧だ。