天知茂主演・明智小五郎ドラマ(4)
- 16:白い乳房の美女:『地獄の道化師』
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野上みや子(片桐夕子)に小包でピエロが届き、妹・野上愛子(岡田奈々)に自分が死んだら母と暮らせと言い、白井清一(荻島真一)のバレー団で主役を相沢麗子(白都真理)と愛子が競って決められなかった。
みや子が白井を訪れ、愛子がに別の用事と言い、明智(天知茂)と小林(柏原貴)は美術館で文代(五十嵐めぐみ)を待ち、文代はみや子とぶつかった。
6日後、石膏人形から顔のつぶれた女死体が見つかり、荷物は綿貫の依頼で家には石膏彫刻が沢山有り変人で女好きの評判で、波越警部(荒井注)は明智に話を持ち込んだ。
野上家にピエロが現れ次は愛子の番と言い、白井は愛子が好きで、綿貫(蟹江敬三)は逮捕されたが彫刻の贋作を自供し、みや子は弟子で、モデルの朱美(北原理恵)は綿貫のアリバイを述べた。
愛子にピエロの小包が届き、白井が明智に持ち込み、愛子は呼び出され行方不明になり、5日後白井は相沢京介(高橋昌也)に主役は麗子と言いピエロの小包が届き、明智と文代の前で練習しシャワーを浴びる麗子にピエロが現れ傷つけ、明智はピエロを追うが車で逃げた。
<以下、隠し字>
綿貫家で朱美(北原理恵)が殺され波越警部が見つけ、綿貫が明智を訪ね助手になり、みや子を抱いた事があると言い、明智は波越警部に犯人が麗子を襲うと言った。
明智は犯人の毒殺計画を見抜き足跡に珍しい種子を見つけ、そこで空き屋を見つけ顔に硫酸をかけられた女が見つかり、文代と綿貫はみや子の友人で行方不明人を見つけ、その墓に愛子の死体を見つけた。
麗子がピエロに襲われ綿貫に変装した明智が助け、入院中の女は追い詰められ自分で硫酸をかけたみや子で、動機は白井への愛と絶望だった・・・・・。
- 17:天国と地獄の美女:『パノラマ島奇談』
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一部:カラスの化身 現代の夢の世界を作りたいと人見広介(伊東四朗)は企画したが誰にも認められなく、人見英子(宮下順子)はパノラマ島の模型を薔薇密教教祖・大野雄三(小池朝雄)に見せ浮気中にカラスに取りつかれた広介が帰った。
波越警部(荒井注)が英子に呼ばれカラスを捕らえ、明智小五郎(天知茂)・文代(五十嵐めぐみ)・小林(柏原貴)を訪れたが明智は野生でないと思った。
飼主は山林王・菰田源三郎(伊東四朗)で、英子と大野が訪れ隠居(原泉)と執事(草薙幸二郎)と妻・菰田千代子(叶和貴子)と会い、主人は広介とそっくりだった。
英子は広介を大野に会わせ、2人が入れ替わりパノラマ島を作る天の声と言い、記憶喪失を装う計画を出した。
源三郎は千代子を財産扱いで、広介は夫妻を襲うが失敗し、源三郎は片眼を潰された。
釘谷房枝(水野久美)が明智を訪ね千代子の偽装と言い調査を依頼し、大野と英子は広介を片眼にして次の計画をたてた。
房枝が養子候補を連れて源三郎を訪ね、明智に千代子を会わせ畑中節子の妹と言い状況を話し明智は計画性を感じ、千代子は略奪結婚と言い、波越警部が明智を訪れ源三郎事件に賞金がついたと言った。
源三郎が神経性発作で死に、大野は土葬の源三郎の生き返りを広介で謀った。
(中略)
<以下、隠し字>
明智はパノラマ島に乗り込み大野と広介の計画を暴き千代子を助け様とするが、硫酸の池に落とされ、大野と広介は仲間割れで大野が死に千代子から偽と言われカラスに襲われ目を潰され硫酸の池に誘い込まれた。
全て千代子のものとなるが源三郎が現れ義眼の裏に砒素をつけ毒殺したと言い、変装を解き明智が現れ、硫酸は文代が水に入れ替えていた。
明智は橋から捨てられた源三郎の遺体に砒素が見つかり、千代子の財産乗っ取りは養子の制約書が見つかった為に偽を暴かず、房枝を殺したと言った。
千代子は菰田への復讐を語り、・・・・。
- 18:化粧台の美女:『蜘蛛男』
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明智小五郎(天知茂)と小林(柏原貴)は出会った一色令子(萩尾みどり)を車で送り、山際洋子(蜷川有紀)は映画撮影し見ていたドレッサー担当・令子が毒蜘蛛に刺されたが黒柳博士(山本學)が助け、横堀京介(中尾彬)の研究所しか居ないと言った。
横堀はバーでマキ(志麻いづみ)に再婚を迫るとパトロンが来て、明智と小林は文代(五十嵐めぐみ)の友人の結婚で美容室で令子と高橋美奈子(松原留美子)に会い、マキが毒蜘蛛に刺され死に、山際大造(中村竹弥)が発見したが知らせず帰り洋子と山際恵子(早乙女愛)が様子が変と思い、明智は波越警部(荒井注)からマキの死を聞き、黒柳が映画撮影で似た事を言い、大造は既に死んでいたと言い、波越らから横堀が逃走した。
大造が恵子に結婚式は行うと言い、大造が洋子を狙う脅迫文を受け取り、恵子の結婚式でお色直し後に恵子が服に仕込まれた毒蜘蛛に刺され死に、明智は複数犯と考え秘書・中島が行方不明になり、黒柳と明智が電話で呼び出され待つが誰も来ず、洋子の撮影を令子と美奈子と文代と黒柳らが見て、明智が大造の履歴に原因があると考え、波越は捕らえた中島を取り調べ、美奈子が買い物中に絞殺され美奈子は女装の男だった。
洋子に殺人予告が届き警戒で撮影が行われたが犯人が洋子を攫い逃走し車に黒柳が潜むが横堀に見つかり、明智らは警察犬で家を見つけクロロフォルムを嗅がされた黒柳と洋子を助け、明智は文代に大造の空白期間を調べさせ、小林に美奈子を調べさせた。
撮影でワインを令子が試飲し、その後に飲んだ洋子が倒れたが処置が早く助かり、大造が横堀に攫われ、波越は黒柳と令子に洋子の付き添いを任すが隙に姿を消し、大造は洋子を閉じ込められた場所で見つけた。
<以下、隠し字>
文代が帰り明智に空白の片方で事故で大造が1人助かり死亡者の子らの復讐と考え、映画のラストシーンは洋子が地下室に閉じ込められると言い明智と波越が捜し、大造は死亡者の子・黒柳の復讐と知り地下室で殺されかけ、黒柳と横堀が砂責め後に毒蜘蛛を投げ入れ、黒柳が横堀を毒煙草で殺そうとするが蜘蛛も動かず明智が変装を解き現れた。
横堀が捕まり黒柳が逃げ令子に会うと、共犯の犯罪を語り令子が恵子を殺し見られた美奈子を黒柳が殺し、洋子のワインのすり替えも令子が行ったがもう止めると言うと、黒柳に変装した明智が現れ告白は聞いたと言い、黒柳が令子を刺し毒蜘蛛で自殺した。
- 19:湖底の美女:『湖畔亭事件』
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白樺湖畔のホテルで水中ショーを画像で見、明智小五郎(天知茂)と文代(五十嵐めぐみ)・小林(柏原貴)が休暇に行き、上村弁護士(平田昭彦)と会い河野陽水(高橋昌也)の絵のモデル・梓ゆかり(松原千明)が迎えた。
娘・陽子(林未来)が父・陽水にゆかりばかりを最近描くと言い、野崎(伊東達広)が河野忍(野川由美子)を誘惑し、マネージャー(茶川一郎)が上村とゆかりを迎え、明智らも着き、陽水と上村と陽子が部屋に入ると忍と野崎の情事を見つけ、ゆかりが古田三造(牟田悌三)に魚に餌を与えると言い水槽に入り、陽水が忍に離婚を求め成立したが忍は嵌められたと知った。
野崎は陽子に陽水に騙され芝居をしたが騙されたと言うが陽子は納得せず、ゆかりと陽子が送られた髑髏こけしを調べ、忍が明智らに罠の捜査を頼みゆかりと揉め、明智らが水中中継を見ると陽子が殺害されショックで陽水が倒れ、警察が中継カメラを調べ三造は寝た後にカメラを付けると死体が有ったと言い、ゆかりが髑髏こけしを明智らに相談し、波越警部(荒井注)が署長(稲葉義男)に事件を聞き忍が調べで明智に会ったと言った。
波越警部が明智らと水槽を調べ三造に会い、関係者を集め加賀(草薙幸二郎)はスケッチ中で野崎が腕に怪我をし忍に斬られたと言い、三造が空気のパイプを修理して3本に戻し、吉沢マキ(山内絵美子)が加賀をで脅し、加賀は陽水に金を求め、上村は忍に離婚届けは提出していないと言い、ゆかりに髑髏こけしが届き母を早く亡くしたと言った。
マキが殺害され湖畔で発見され、明智は犯人を脅し絞殺されたと考え、三造に明智と文代が話しを聞きに行き、ゆかりが餌付けに来て画面に映り男がゆかりを襲い誰も見つからず上村が倒れていた、陽水が発作を起こし加賀は昔は山登りし遭難した事を言った。
<以下、隠し字>
明智は山の写真集と陽水の画集をみて、霧ヶ嶽の絵を所蔵美術館で調べ、ゆかりに背後の愛と悲しみを言い、霧ヶ嶽に登ると落石で行方不明になり、陽水の病室に髑髏こけしが投げられ酸素ボンベが止められ容体が急変し、ハンカチが落ちていた。
波越警部が野崎が犯人で忍が共犯で離婚届けが出されず上村も共犯と言い、陽水の意識が戻り酸素ボンベを止めたのが女で、加賀に20年前の復讐を受け山小屋で管理人の母を犯しその娘・ゆかりが犯人と指し、三造が山小屋の主と言い、変装を解くと明智だった。
明智は自殺した母の復讐で三造が陽子を殺し見たマキを殺し、アリバイを作ったが酸素柱の故障時にゆかりが襲われた映像を撮影し、明智はゆかりに話し霧ヶ嶽へ行き襲われたと言うと、ゆかりが母の恨みを訴え三造が自殺しゆかりが湖に逃げ自殺した。
- 20:天使と悪魔の美女:『白昼夢』(大筋は『猟奇の果て』)
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明智小五郎(天知茂)と波越警部(荒井注)は青木邸の仮装舞踏会で死体人形のコレクションを見、青木佳枝(高田美和)がギロチンで死にかけた。
1:黒髪の麗人
明智は文代(高見知佳)と小林(小野田真之)と事務所で会い、青木愛之介(中村嘉葎雄)にホテルに呼び出され妻・佳枝の尾行を頼まれ、佳枝の入った家に青木と明智が入ると覗き穴から佳枝の浮気が見え、青木邸に戻ると佳枝と秘書・佐川(草川祐馬)がいて歌劇時代のフィルムがすり替えられ、今は主治医の三田村亜紀(鰐淵晴子)も写っていた。
宿で九鬼(勝部演之)の死体と黒バラが見つかり、青木には明智のアリバイが有り、明智が佳枝と黒バラについて話し中に矢で射られ姪・薫(美保純)が疑わしく、歌劇団時代の佳枝と三田村の調査を文代・小林に指示した。
明智は佳枝と三田村の助手・辰己を見、三田村に黒バラが送られ話中に屋上から荷物が落ち、佳枝は復帰の練習をするが青木は反対で、辰己がいなくなった。
佳枝と佐川の風呂の情事を青木と薫が見、佐川の死体と黒バラが風呂の屋上で見つかり、薫のアリバイを三田村が証言し、薫が屋敷を抜け出し波越警部らが見失い、明智事務所に来て部屋の前で黒バラが見つかり指名手配した。
佳枝と三田村に薫の片腕が送られ、青木邸の浴室で薫の死体を見つかった。
<以下、隠し字>
2:エロスの白い肌
三田村は明智に青木との関わりを語り、青木は佳枝を犯しそこに佳枝そっくりの女が現れ青木は片方を刺し殺し、他方に刺し殺ろされた。
波越警部が青木邸に来て青木と佳枝似の女の死体を見つけ、佳枝は女は偽で自分は生まれ変わったと言いカンバックを発表した。
明智は三田村を尾行し診察室で昔に「黒バラの君」と呼ばれた三田村と辰己に会い、黒バラの殺人者と指摘したが捕らわれ、三田村はアメリカで整形外科を学び偽の佳枝を作ったが九鬼に気づかれ殺し、三田村と偽の佳枝は明智を海に投げ込んだ。
三田村と偽の佳枝は歌劇の練習し、舞台を見た青木が現れ本物の佳枝と言うが、三田村は気づき明智が現れ、佳枝は睡眠薬を飲ませられなかったと言い、2人は互いに刺し、・・・・・。