天知茂主演・明智小五郎ドラマ(5)

21:白い素肌の美女:『盲獣』(大筋は『一寸法師』)

文代(高見知佳)と明智小五郎(天知茂)がホールで踊り明智が外へ出ると尼僧がおり、次ぎに僧侶に会うが尼はいないと言った。
子供が降りた風船から女性の手足が見つかり波越警部(荒井注)は明智を訪ね文代と小林(小野田真之)に会うが、明智は茶会に山野五郎(田中明夫)邸に行き妻・百合江(叶和貴子)と片盲・宇佐見鉄心(中条きよし)に会い、失踪した娘・美智子(美池真理子)捜しを依頼され、公と百合江から密室でいなくなったと聞いた明智は新しく届いたピアノから死体を見つけ、秘書・小松瞳()を訪れ蕗屋(五代高之)とも会った。
デパートに尼僧が現れ、花嫁衣装から腕が見つかり美智子と指紋が一致し、届いた荷物に腕があった。
鉄心は20年前に世を捨てたと言い、蕗屋が山野に留学を求め、小林と文代が調べ美智子を含めた三角関係と判った。
明智が寺に行くと誰も住んでいなく、山野家で百合江はピアノの音に呼び出され鉄心に助けられ、明智は小松瞳の部屋に行くと大家(曽我町子)が失踪と言い、郷里の松本にもいないが小松瞳が山野の隠し子と判った。
文代が百合江の部屋で美智子の物を見つけた。
(後略)

22:禁断の実の美女:『人間椅子』

作家・北見佳子(萬田久子)と飛行機で明智小五郎(天知茂)は会い家に帰り、タミ(東郷晴子)に迎えられたが椅子職人・黒川(レオナルド熊)が見ていて椅子に隠れた。
明智が文代(高見知佳)と小林(小野田真之)といると波越警部(荒井注)が来て、佳子から電話で呼び出されたが、北見は結婚するらしかった。
佳子と高杉光太郎(中島久之)は、高杉大作(内田朝雄)と高杉晴子(丸山秀美)と優子に会い食事し、光太郎は大作からの指輪を渡した。
編集者・野呂武信(宮口二郎)は佳子に結婚を反対し、前夫・土田(山本紀彦)が絡み、明智と波越は襲われた佳子を病院に運び、秘書・根岸咲子(森田理恵)や優子や光太郎が来て、波越は佳子から事情を聞き、波越らは土田と野呂を調べアリバイがあった。
佳子は退院し優子が住み込みになり、明智は野呂に会い高杉一族に反対がいると語った。明智は佳子を家に送り、優子は椅子に座り、佳子は死んだ優子を見つけ、明智・波越や光太郎が来て凶器は長い針で明智は椅子を調べ中が空洞で、椅子の製造元を聞いた。
明智・波越は製造会社の田村(長谷川哲夫)から黒川はしばらく行方不明と聞き、部屋で黒川の手記を見つけ、そこに椅子を通しての佳子への妄想が書かれていたが、黒川の動機が不明で、佳子は襲われかけたが急に止めたと言うと、波越は黒川の犯行と言った。
優子の葬儀で晴子は佳子を追い返し、佳子は明智に相談し、明智は咲子に会い椅子の事を聞き、誰かが部屋に忍び込み咲子を殺した。
付近にいた光太郎が疑われ、明智は佳子から引越しの連絡があり、光太郎にはホステスのアリバイ証人がいて、明智は晴子の光太郎と佳子のなれそめを聞き、信州に向かいタミから話しを聞いた。
<以下、隠し字>
佳子の引越し先を光太郎が訪ね田村が訪れた時に外から撃たれ光太郎が死に銃が残っていて、黒川らしい遺体が見つかり、佳子は明智に外国に行くと話し、明智は佳子に隠し事を聞き真犯人を知っていると言うと眠らされた。
大作と晴子は田村が改装した別荘に行き、田村が佳子の新作の復讐のストーリーを話し、田村と佳子は兄妹で大作と晴子を地下室に誘い殺そうとすると優子の声がして、黒川が現れたがそれは明智で、波越らが来て兄妹を逮捕し・・・・・・。

23:炎の中の美女:『三角館の恐怖』

明智小五郎(天知茂)と文代(高見知佳)と小林(小野田真之)は島村幸子から相場師・鳩野玄太郎(鈴木瑞穂)の娘・鳩野桂子(早乙女愛)の身元調査を依頼され明智は引き受け、明智は料亭で波越警部(荒井注)と食事すると、火災で幸子を明智が助け、波越が殺人死体・石綿三郎が見つかり、幸子が偽名で、文代は桂子は養女だと言った。
鳩野信夫(ジョニー大倉)から明智に電話があり、病床の玄太郎がいる三角館に行くと、信夫が妻・桂子を紹介すると幸子で、玄太郎の妹・鳥井和子(久保菜穂子)が娘・鳥井靖子(朝比奈順子)と息子・鳥井達夫(萩原流行)を紹介した。
玄太郎は明智に妻子を火災で失い桂子を養女にし横沢弁護士に遺言書を渡し明智に執行の助けを頼み、信夫は和子から恋人・石綿の死と桂子との男女関係が無いと言い、明智は桂子から身元を知りたい訳は「父が殺人者」という手紙が届いたからで、明智は桂子から大きな男を見て火炎瓶を投げたと聞きマヤが見たと言った。
マヤが桂子を脅迫し、達夫が桂子を渓谷に呼び出すと、大きな男がマヤと達夫を殴り怪我させ、達夫は桂子をモデルにし、家に戻った桂子は殺人鬼・荒熊(織本順吉)の新聞記事の封筒を見つけ明智に見せた。
三角館のパーティに明智と文代が行き、明智が玄太郎の釣り道具コレクションを見、玄太郎は落雷の火災で妻子を亡くし避雷針のある三角館を作り、荒熊が洋子と呼び桂子に迫り桂子が気を失い荒熊は逃げ、波越が荒熊に娘がいて妻は火事で死んでいたと言った。
玄太郎は桂子が脅迫犯の娘なら遺言書を書き換えると指示したが、玄太郎は弁護士に連絡後に気持が変わるが3日かかり、玄太郎は明智に日記を渡し調査を頼み、明智と文代が調べ始め、半年前に探偵が調べていたと知り、信夫が弁護士に向かい、桂子が襲われ、玄太郎が靖子と達夫に襲われ、翌朝明智と波越は落雷で避雷針が折れ玄太郎が死んだと聞くが、計画的殺人と考え、荒熊になりすました男がいると考えた。
<以下、隠し字>
和子と靖子と達夫が計画を話し、明智は荒れる桂子を見、明智は文代に人物の調査を頼み、桂子は捨てた達夫を殺そうとして明智が止め、明智は荒熊の妹から荒熊に会い10日前に車に撥ねられ洋子の特徴を聞き桂子を連れると荒熊は否定した。
弁護士が遺言書を桂子の意志で寄附と言い、信夫に別れたいと言い旅に出ると言い、波越は和子と靖子に殺人容疑を言い、去る桂子に信夫が再度頼み拒否されると首をしめそこに大きな男が現れ信夫が殺しておくべきと言い、男が信夫に殺人を告発すると信夫が自白し変装した明智が現れた。
明智は信夫が孤児で運転手で雇われたが、桂子に愛されず独占を考え荒熊を知り脅迫したが、石綿殺しを始め次々と殺人を行ったと言い、警察が逮捕した。

24:妖しい傷あとの美女:『陰獣』

小山田洋子は水中演技中に感電死し、波越警部(荒井注)は明智小五郎(天知茂)を訪ね文代(藤吉久美子)と小林(小野田真之)から健康診断と言われ、文代はトリックを載った小説を見せた。
明智は美術展で喪服の小山田静子(佳那晃子)から夫・小山田六郎(根上淳)に内緒で依頼と言い大江春彦からの殺人予告小説を見せられ静子が書かれ、波越はプールを調べ電気配線が有り殺人と判り、明智は編集者・本田に会い妻が原稿を渡す人嫌いと言い、文代から次の殺人予告の六郎の秘書・後藤由美子(親王塚貴子)を知った。
由美子が殺害され、明智と波越らが駆けつけると小説と同じで背中に鞭の跡があり、静子に呼ばれ明智が行き屋根裏から時計の音がして、それも小説の内容で屋根裏を調べ大江の時計と蝋燭を見つけ、静子は何かを隠した。
明智は大江の妻が原稿を渡すと聞き行くと電話で中止を告げ、静子が連れ去られ六郎が帰り明智は次の殺人予告は男で名前が不明だが禿頭と言うと、六郎が出かけ歌舞伎町で車で轢かれ鬘と判った。
明智は波越から六郎の住所録を受け取り、六郎の行き先を探し平田一郎(中尾彬)からSM道具を見せられ蝋燭を見て六郎がお得意と聞き、平田が逃げ大江の妻も逃げ追うと捕らえられた静子と大江の原稿を見つけたが次が不明だった。
明智は静子と伊豆の別荘に行き、静子は学生時代の平田に襲われたと話し出獄後はあから様に付きまとわれたと言い、六郎に連れられたSMパーティで平田と由美子と会い、平田から復讐と言われ、文代が本田から次の小説で静子が崖から落とされると聞いた。
<以下、隠し字>
明智に静子が言い寄り予感を言い、平田が忍び入り明智と静子が抱き合うのを見、明智が調べると静子がいなくなり外で助けると平田が車で襲い、平田と明智が崖から転落し、来た波越と文代と小林が事情を聞き葬儀を行った。
平田が最終回の原稿を持って現れ静子を人質にし命令通りし死のうと言うと、静子は違うと言い平田は死んだと言い、変装を解いた明智が現れ静子の両親を殺した悪徳商人が六郎だと言い、大江のペンネームで小説を発表し復讐を行い大江の妻を演じ、明智に恋し負けたと言い服毒した。

25:黒真珠の美女:『心理試験』

波越警部(荒井注)は明智小五郎(天知茂)を訪ね文代(藤吉久美子)と小林(小野田真之)から、明智は幻の名画「星月夜」発見者・蕗屋裕子(岡江久美子)を訪ね、徳田礼二郎(高橋昌也)や宍戸(長塚京三)や蒐集家(東千晃)が訪れていた。
徳田の娘・有香(代日芽子)は写真家・富山保(秋山武史)との付き合いを注意され、明智の親友・北原教授(久富惟晴)は明智に真偽は不明と言った。
明智事務所に金が送られ蕗屋裕子と絵を調べろと電話があり、明智は蕗屋を訪れた。
蕗屋はオランダに絵の鑑定依頼し、宍戸が出かけお手伝い・橋口弓枝()を小池(伊藤克信)が訪れ、有香は父と喧嘩して家を飛び出し、有香に京都から電話があり、徳田が襲われ、明智は依頼者が徳田と知り、有香が検問にかかるが否定し、徳田が指輪に金庫の番号を書いているのは誰も知っていた。
徳田が死に、斎藤が親戚で金を盗んでいたが殺害は否定した。
明智は蕗屋に「星月夜」公開理由を聞き、蕗屋は有香のモデルになった。
(後略)

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