ドラマ「裸の大将」:4

第31話:下駄の鳴る丘

静岡・三ヶ日で清(芦屋雁之助)は佐々木徳治(花沢徳衛)の釣った魚を逃がし、逃げた鰻屋で店員・春美(片桐はいり)に金がいると断られ、清は下駄を割ってしまい下駄屋に行くと徳治に会うが金がなく、隣のきぬ(林美智子)が来て清は空腹で倒れた。
清は店番して下駄に絵を描き、徳治はきぬの作った食事を食べず、孫・佐々木国子(大沢逸美)が家出し頑固で清の食費もないと言い、清は店を出て鰻屋で大喰いし金がないので働くと言い店主・上田(斉藤清六)に言い、店員・国子も頼み働くが失敗ばかりした。
絵を描く清の側で国子が歌い、歌手に憧れ家出して東京に行ったが駄目で戻ったと話し、徳治に松野(桜井センリ)ときぬが病気を治し下駄を町の名物にする事を勧めると、客が清が絵を描いた下駄を買った。
清が徳治ときぬに鰻を持ってきて国子の事を話すと徳治の孫と言い、きぬは清に国子を誘い出させ、きぬは徳治を外に連れだし、2人を会わせると国子は謝るが頑固な徳治は許さなく、国子は店で客と揉めて高額賠償を求められ自殺を謀るが清が助けた。
徳治が国子に一緒にやろうと言い、上田は賠償はゆっくり返す調整がついたと言い、清が絵を残し出て行くと松野らが山下清と知り来て、絵を高額で譲って欲しいと言うが徳治と国子は断った。


原案:西部清
脚本:古長直美
監督:佐藤敏宏


感想: 頑固な老人と夢破れた孫とを、隣人と清らが仲直りさせる。
清の下駄絵が売れるが、量産は無理だろう。

第32話:清の雪ん子どさん娘物語

冬の函館に船の行き先を間違った清(芦屋雁之助)が着き、偶然馬車に乗ると大沼国定公園ワールド牧場に着き、食堂で働くゆかり(長山洋子)が見つけ皆が乗っていた牧場の息子・哲也(竹内力)を探し、寝る場所がない清をゆかりは自分の家に連れて行き、父・正夫(地井武男)と弟・悟に会わせた。
田島社長(佐藤英夫)が動物に好かれる清を雇い、悟が好きな馬・りきと清がぬかるんだ自動車を助けると、りきを譲って欲しいと頼むが正夫は悟と約束と断ったが、哲也がゆかりが東京の獣医学校に合格したが費用で言えなく、りきを売って欲しいと言った。
正夫は聞いていないと怒り、ゆかりは自分で働いて行くと言い、悟は悲しむが正夫はりきを売った。
清が馬の具合が悪いと気づき、ゆかりは腹の病気と言うが獣医(垂水吾郎)は雪で来れず、清は皆で助けようと言いゆかりに電話で獣医に対応を聞き手当てして翌朝に回復し、清は悟に獣医はそんな大切な仕事で役に立つと言いりきを引き取った家に行き家族同然に扱われ役に立っている所を見た。
ゆかりは東京に行く事になり、清は悟に絵を渡し去るが獣医が来て山下清と知り追うが、清は九州行きの船に乗せてもらい去った。


脚本:杉村升
監督:小野田嘉幹


感想: 姉弟を思う父と、自分で働き獣医を目指す姉と、好きな馬と離れたくない弟。
だが、姉弟の迷いを他人の役にたち事だと言った。

第33話:清の三泊四日五島の旅

長崎市で清(芦屋雁之助)が五島列島行きの切符が買えないと、志朗(黒田アーサー)に島に戻る事を説得したが間に合わなかったさち代(古村比呂)が切符が余っていると誘い、綺麗な景色が見たいという清にさち代は島は問題も多いと言い、乗客がさち代を先生と呼び、船は福江に着いた。
キク(原ひさ子)が校長・大助(坂上二郎)に志朗が心配かと聞き、清は珊瑚細工の母・花枝(児島美ゆき)が息子・誠に凧は作らないと言うのを聞き、小屋を見つけ寝て、さち代は志朗に島を捨てられないと手紙を書いた。
清は花枝から凧揚げは遊びと聞き、さち代は校長に凧揚げ大会実施を頼み、花枝に凧は準備すると言うが誠はさち代の凧はいらないと言い、清はキクに家に連れられるとさち代の所で、さち代は志朗から絵の勉強の為に東京に行くと誘われたが島の子は島の人が教えるべきと考えていた。
清はキクから志朗の事を聞き、自分も絵を描くと言い、さち代の父が作った凧を見て、清が絵を描く側で書いていた志朗に凧の作り方を聞き、自分が絵を描く時の事を見て書くと話しながら凧を作った。
誠を皆が探し、最初に見つけた清はさち代らが来たのを知らず誠に自分の体験とさち代の気持を太陽の様に皆同じに扱い、誰にも何か得意な事があると言い聞かし、さち代は誠に強くなって欲しかったと謝った。
凧揚げ大会が始まり、清はさち代に次の風景を求めて島を去ると言い、校長が清の絵を山下清というとキクは放浪の天才で誰も止められ無いと言い、志朗は清の絵を見て絵を描くことが判りかけたと島に残ると言った。


脚本:高村美智子
監督:佐藤敏宏


感想: 清が絵を描く事をじっくり語る。
先生の仕事と、教育と子供が学んで成長する事を語る。
それは、親や全ての大人にも当てはまる。
シリーズでも具体的に、語る作品だ。

第34話:

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第35話:

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第36話:

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第37話:

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第38話:清と花嫁の父

清(芦屋雁之助)は子供が真似をすると危険だから線路を歩くのを止めた、線路の直ぐそばで絵を描く少年・啓介を助けると目が悪く手術予定と聞いた。
清が神社でお腹がすいて倒れているとそこの娘・大沢笛子(大西結花)に助けられ掃除の仕事を世話され、ホテル支配人・南寛三(梅津栄)のホテルで神主・大沢良正(北村和夫)が結婚式を行い息子・春彦と神官の娘・笛子の結婚を進めると話した。
クリーニング屋・岩村誠一(風見しんご)が来て笛子が双方好きだが、笛子は父を考え春彦と結婚するつもりだった、夜に清は啓介の母のお百度参りを見て、福田玉枝(楠トシエ)は岩村に後を任す積もりだった。
笛子は清に自分は捨て子で父に恩を返したいと言い、清は啓介の絵を手術中に後を完成させると約束し、岩村は笛子に結婚を言うが良正は反対し、南は早急に結婚式を決めた。
笛子のためにお百度参りした清は寝込み、春彦が笛子に言い寄り清が止め、笛子が父は1人で良いと言ったと聞いた良正は南に結婚を白紙に頼み、春彦が高圧な態度で文句を言うと南は甘やかせ過ぎたと結婚を取り消した。
良正は清に岩村への連絡を頼み、笛子との結婚式を行い、目が治った啓介が山下清だろうと言った。


脚本:松木ひろし
監督:佐藤敏宏


感想: 線路を歩くのは危険と子供に注意して以降は、歩かなくなった。
放蕩息子との結婚が、父と娘の気持ちが清を通して重なった。

第39話:清とおふくろの味 宮古島編

清(芦屋雁之助)は大場先生(中条静夫)と航空機就航記念の展示会で宮古島に行くが歓迎者と巡査(田畑猛雄)から逃げて、診療所の医師・カヨ(赤木春恵)と会い、そこで夫の7回忌法要に東京から息子・勝(西岡徳馬)が帰り、娘・由美(芳本美代子)と息子・茂が集まった。
勝はカヨを引き取り家を売りたいが、カヨは村人のために働き町に病院が出来ても続けており清に孫・正夫に古い時計を渡す事を頼み、清は茂と伊良部島に行き渡すが新しいものが欲しいと断られ、由美は恋人・誠一からカヨを引き取ると言われ、勝に金目当てと言い清は悩んだ。
漁師(小島三児)が怪我をしカヨは診て直ぐに町の病院に運び、カヨと一家が話し合い清は時計を貰い、カヨは療養所を止めようと考えたが村人が止め由美は結婚し、手伝いは別の人に頼む事になり、大場は清に良かったと言い、カヨははじめから山下清と知っていた。


脚本:杉村升
監督:佐藤敏宏


感想: 変わりゆく村の事情と家族の事情は難しい。
清は悩むが村人の協力でまとまる。

第40話:清と夢のチューリップ

伊豆の温泉旅館とうじ屋女将(風見章子)に清(芦屋雁之助)は助けられ娘・三沢美樹(根岸季衣)はオランダにいると聞いた。
美樹の夫・三沢満男(勝野洋)は新種のチューリップ作りを目指しオランダでマリアの助けで妻と娘・雪絵(西部果菜)と過ごすが雪絵は父とマリアの関係を誤解していた。
母の手紙で美樹が帰国する事になるが雪絵がこっそり同行し清らのいる旅館に帰り、美樹は満男は3年目処にやっており成功して美樹の手術を行う積もりで、大場(中条静夫)は清にオランダ同行を頼み、美樹から雪絵をオランダに返す事を頼まれた。
オランダに着いたが、3人がバラバラになり雪絵は家に帰り、清は満男を知る人に会い送って貰い、大場も来たが雪絵がいなく清は動物ホテルで見つけた。
チューリップの品評会で満男の花「ミキ」が優勝し、マリアは恋人ヨハンと結婚をすると言い、花の名に父の気持ちが判った雪絵は謝った。


脚本:高村美智子
監督:小野田嘉幹


感想: オランダ編の第1作。
異国で友がいなく寂しい少女が立ち直る。

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