ドラマ「裸の大将」:3
- 第21話:清と少女とペテン師
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清(芦屋雁之助)が乗ったバスで小宮一平(横山やすし)が宝石を女学生らに見せびらかし財布を落とし、女学生・吉川雪子(会沢朋子)が拾い隠した。
奈良県十津川温泉に着くが切符のない清は逃げ、小宮と雪子に会うが仲間の女学生に殴られ、小宮は宝石も札束も偽と言った。
清の山下清の絵を見た小宮は偽と思い、詐欺を思いつき旅館の女将・吉川民子(藤田弓子)に山下清の名を出し泊まり、村の代表が挨拶に来た。
雪子は小宮と清に会い脅すが清は悪い事だと諭し、小宮は絵を売ろうとするが高値に警戒し、清が絵を描いていると雪子が見て、3月前に自分が運転していた車の事故で死んだ姉の事で悔やんでいた。
女学生らの泥棒を清が庇い警察に捕まり、民子が清から雪子の事だけ考えて欲しいと言われ、画廊が山下清だと言い写真から本物と判った。
雪子と民子は話し合い仲直りし、やり直す事にし、清は絵を渡し去った。
脚本:杉村升
監督:北嶋隆
感想: 詐欺師登場です。
周囲が本物の山下清だと言っても、偽物だと信じて利用しようとする。
清は詐欺の意味が理解仕切れていない。
奇妙な道中になる。
- 第22話:
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- 第23話:
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- 第24話:
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- 第25話:
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- 第26話:清のくれた幸せの星砂
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与論島で清(芦屋雁之助)は少年・太一の魚取りを見て家に泊めて貰った。
原島涼子(松本典子)が来て姉・正子(高部知子)の事を聞き、自分の家につれて行くが父の原島校長(名古屋章)は生徒に特別扱い出来ないと言い、太一の父は鹿児島で働いていると言った。
清は太一の家の仕事を手伝い、正子はバーで働き橋本(中条きよし)が見ていた。
太一と子供達は学校に行かず清の案で海辺に夢の国を作り始め星砂を見つけたが、校長が叱り剣道で鍛えようとしたら、村長・石山(東八郎)らが来て道場作りの資金を貸すから選挙に応援を頼んだ。
村長は清に島の現実を話し島を出る様に言い、涼子は清は子の心が判ると言い、橋本は太一・正子を父に連れて行くというが、村長は心がくじけると言ったが父に連絡した。
清が島を出る日に、太一・正子の父が校長に道場予定地でサトウキビ作りを言われて帰り、太一は校長に謝り、清が絵を渡すと橋本が有名な画家と言った。
脚本:杉村升
監督:杉村文郎
感想: 何故か突然に沖縄に現れた。
貧しい、父と子らの間の現実を理解出来ない清だが子の気持は判る。
島の大人も悩んでいる。
- 第27話:清の沖縄ほうろう記
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沖縄で清(芦屋雁之助)は知念亘(沖田浩之)のトランペットを聞き、池永圭子(浅野ゆう子)はノグチケラの写真を撮ろうとし、清が小屋で食べて寝たがそこは圭子が借りていた。
知念克造(前田吟)・まさ(赤座美代子)夫婦と娘・伊佐子(網浜直子)がパイナップル収穫中で清が手伝い、息子・亘の部屋で泊まり、圭子が知念一家に来て清に会った。
周作(藤岡重慶)が克造にまつりの舟競争を話し、良一(新田純一)に漕ぎ手を集めさせ、亘は義母・まさから金を貰い部屋で清と会った。
克造は仲間と舟の練習を始めたが腰痛になり、圭子と清は亘が寂しいと思った、清は絵を描いていてノグチケラを見つけ圭子は撮影に成功し東京に帰る事にし、克造が狭心症で倒れ亘が舵取りを言い、まつりで勝った。
伊佐子は山下清を新聞で知り、圭子が山下清本人だと気づいた。
脚本:松木ひろし
監督:杉村文郎
感想: 農家を続ける一家と、再婚の母から離れて暮らすが実は寂しい息子。
山で鳥の撮影にこもる女性。
島のまつりの舟レースをメインにして、一家がまとまって行く。
- 第28話:清と伊豆の踊り子たち
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清(芦屋雁之助)は天城トンネルを通り、加代(乙羽信子)・滝子(高木美保)・弓子(浅野愛子)に会い、旅館で番頭(芦屋小雁)に追われかけるが息子・信一(金田賢一)と嫁・春子の結婚式で忙しく働き、加代らが踊りに来た。
信一を見て滝子が泣き、後を追うが加代は判っていた事と断り、清は信一から滝子への手紙を頼まれ、女将・多江(三ツ矢歌子)に見せずくびになった。
信一は滝子と峠で会う約束をし、加代は最初は止めていたが最後に別れる為に会うと知り多江に会うだけは良いと答えた。
峠で待つ滝子に多江が会えないと伝え、3人は旅を始め追いかけた清から逃げ、山下清と知った番頭が追ってきたが違う道を教えた。
脚本:高岡尚平・米田いずみ
監督:小野田嘉郎
感想: 旅館の跡継ぎと旅の踊り子の話。
双方の親の思惑と、子を思う気持ちが絡まる。
- 第29話:清と雲とひまわりと
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伊豆・堂ヶ島で清(芦屋雁之助)は占師・笠松(由利徹)がたけ子(あき竹城)を見てからサクラになれと言われた。
働く志津子(秋野暢子)に保(竹中直人)が金を無心し断られ、翌日清は志津子の車とぶつかりそうになりおむすびを貰い、家で病人・めぐみ(西部里菜)の動かす風船を見た。志津子はめぐみの手術に貯金を下ろしそれを保が見て盗んだが笠松が見た、志津子は警官(龍虎)に届け、めぐみは倒れ入院し、清はひまわりをめぐみに渡しに行き捕らえられるが笠松が保が金を持っていると言った。
1月後めぐみは退院し、医師は絵から山下清と言った。
脚本:高村美智子
監督:藤井克彦
感想: 清は詐欺まがいの占師のサクラになる。
病気の娘と友達になるが、盗難に巻き込まれた
- 第30話:園長先生ゴメンナサイ
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郡上八幡で清(芦屋雁之助)は鮎を只で取ろうとしたが富山薬売りの竹山(織本順吉)が払ってくれ、五平餅も食べさせて貰ったが、同業の千石(左とん平)は竹山は病気だと言い、清が荷物を持ち、竹山は得意先の大切さと娘が家出して郡上八幡にいるらしいと言い、千石がかけ帳を売って欲しいと言うが断った。
娘・竹山沙代(原日出子)を見かけたが竹山は心臓発作で病院に運ばれ、清はかけ帳を沙代に渡して欲しいと頼み、探す途中に園長(森繁久弥)の講演会が翌日あると知り備前屋に泊まる聞き、宿主・宮島(藤岡琢也)と園長と会い、女中が沙代でかけ帳は受け取れないと言った。
沙代は病院に竹山の様子を聞き、宿の跡取りの宮島孝男(速水亮)に話し、2人は結婚したく沙代は家出し孝男は父が反対ならやはり家出を考え、清がくずかごに隠したかけ帳が燃やされそうになるが孝男が保管し、沙代はかけ帳を売って駆け落ち資金を考えたが孝男は一からやり直すと答え、聞いた宮島は2人を認め、園長に仲人を頼んだ。
郡上おどりが終わり、園長が帰ろうとすると清がいなく絵がのこり山下清は自由だと言い、清がかけ帳を竹山に返すと千石に譲り、沙代と孝男が来ると清は逃げ、2人は結婚し竹山の世話をすると言った。
脚本:松木ひろし
監督:小野田嘉幹
感想: 清が久しぶりに園長に会う。
父に反対されていた、娘と息子が、どちらも結婚を許された。