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鑑賞日記(2025/12)

大杉探偵事務所 砕かれた過去編

捜査1課刑事・大杉(香川照之)は警察を辞めたが妻・恵子(堀内敬子)と娘・めぐみ(杉咲花)と揉めて、元警察上司・中神(吉田鋼太郎)や公安・津城(小日向文世)や課長・村瀬(鶴見辰吾)から本当の理由を聞かれ、離婚の原因と言われた。
大杉は探偵事務所を開設し、村瀬の紹介でお天気キャスターのリサ(早見あかり)が18年前に死んだ双子の妹・リナ(早見あかり)探しの依頼に来て、当時子供殺害事件が続き遺体は見つからず、1年前に両親が廃墟の病院で心臓をえぐられ発見され目撃者は犯人を見てリナも見たと証言し、1週間前に映像が送られたと言われた。
大杉は、後輩刑事・三島(桐谷健太)と容疑者・佐藤(浦井健治)を精神鑑定で逮捕出来ないと村瀬に言われたが連続殺人が続き、新谷ひろみの模倣犯とネットでヒーロー扱いされ、権力に守られた者に手が出せなかった記憶が蘇り警察の限界を感じた。
大杉は映像の精神科医・神原に会いリナが急に凶暴になり襲い病院から消え、突然に手に火傷跡がでるシンクロ現象で双子だと思うと聞き、大杉は交番勤務・鳴宮(伊藤淳史)に依頼し廃屋でリサの家族の写真と机の傷を見つけ、次ぎに廃屋の病院で管理人に会い、床に傷を見つけ心臓研究博士が35年前に作ったと言われた。
大杉は三島らと追った連続殺人を思い出し、三島がマスコミに佐藤の死刑を望み、上司が家族を殺された三島を大杉に調べさせ、津城が大杉を聴取し三島を模倣犯と疑った。
大杉は探偵・前島(馬場徹)から被害者家族の訴訟で情報を求められ、リサに鳴宮の調査結果を報告し疑問点を尋ね、両親にリナの服を着せられ図書館に連れられ貸出票に前日を書かされたとと聞き、鳴宮は前島から小池夫婦の極秘実験を聞いた。
鳴宮はリサに両親の殺人志向症の人体実験を告げ、大杉は新谷と同じと思い、リサはリナとの天体観察を禁止されリナが地下室に連れられたと言い、鳴宮は机の傷が子供の歯と告げ、大杉は三島と三島の妻子が殺害されたのを発見し三島が佐藤を痛めつけ逃げ、大杉が佐藤逮捕時に狂った三島が襲い大杉のせいだと言い死んだと思い出した。
<以下、隠し字>
大杉は廃屋の病院でリナを見つけ、前島から満月で豹変するリナを小池夫婦が犯罪者を使い人体実験を行い前島が管理し回復したが、悪化したリナが戻り小池夫婦を殺し残った犯罪者を解放し、依頼通り心臓をえぐりリナと過ごして来たと聞いた。
大杉は倉木(西島秀俊)と酒を飲み好きにしろと言われいつでも相談に来いと名刺を渡し警察を信じたいと言い、リサに両親は満月に発症するリナを助ける為に実験していてリナが殺人志向症で両親がリサを引き離したと告げ、リナが両親を殺したが隠すために他の男が心臓をえぐりこれからも匿う約束をしたと言った。


監督:羽住英一郎
脚本:仁志光佑
原作:逢坂剛 百舌シリーズ「百舌の叫ぶ夜」
出演者:香川照之・伊藤淳史・桐谷健太・早見あかり・浦井健治・西島秀俊・杉咲花・堀内敬子・鶴見辰吾・馬場徹・吉田鋼太郎・小日向文世
製作年:2015年


感想: 大杉が依頼者の事件を捜査すると同時に、退職した同僚の事件を思い返す。
新谷と同僚の事件と、依頼者の事件に類似点があった。
漸く、同僚の事件に気持の整理が付いた。
(2025/12/07)

信長燃ゆ

織田信長(東山紀之)は本能寺で明智光秀(石丸幹二)軍に攻められ森蘭丸(中島裕翔)に火を付けされ、35年後に森坊丸(内藤剛志)を探した女が「本能寺の変」の事情を尋ね断るが、女を見て話し始めた。
信長は戦国時代に領地を拡げ、京で関白・近衛前久(寺尾聰)や吉田兼和(笹野高史)と会い内裏の東に馬場を作りたいと言い勧修寺晴豊(渡部豪太)は規模の大きさに難を示すが信長は押しつけ前久は承知し、信長と前久は先の上洛時から親交があり、勧修寺晴子(栗山千明)が夫・誠仁親王(太川陽介)と側室・若草の君(白鳥羽純)と丹波の局(芦川よしみ)と会い奥を頼まれ房子(川俣しのぶ)が五の宮と六の宮とぼやくと前久が来て晴子に馬揃えの目的を話した。
馬揃いの日に信長は高見に居り前久は悩み結界を作り、晴子は子を探し信長に訪ねを乞うと子らは丹波の局に連れられて居た、信長は柴田勝家(伊吹吾郎)や前田利家(風間トオル)や細川藤孝(池内万作)や滝川一益(金山一彦)や織田信忠(早乙女太一)や織田信雄や織田信孝や近衛信基(佐藤隆太)らに先を見ろと命じ、安土城で世界を話した。
1月後に上臈の局(萬田久子)が使者で来て左大臣の就任を信長は辞退し、前久は信長が孫を帝にすると考え、晴子を安土城に使者に行かせ眺めの美しさに驚き、信長に朝廷の返答を伝えると高台に誘われ漸く登り信長が父と弟を殺したと聞き親密になり譲位先送りを認めた。
信長は伊賀征伐し前久は光秀と話すと羽柴秀吉(北村有起哉)が信長に中国攻めを連絡し、翌日に伊賀の甚助(的場浩司)が信長を襲うと前久が助け朝廷と力を合わす事を望み意見が対立した、信長は安土城に石を置き民衆が拝みお市(高岡早紀)が意見すると平定の為に神になると答え、前久と信基の年始を信長は受け遷都を告げた。
前久は甚助を使い、信長は前久に会い秀吉が挨拶し譲位先延ばしに怒り、前久に信忠が助けを求めなだめられ、信長は甲斐信濃への出陣を発表し信忠が力任せに攻めた、前久は帝と上臈の局から武田の行く末を頼まれ快川和尚(津川雅彦)を紹介されるが武田は滅び、信長は信忠を世継ぎにし、丹波の局が誠仁親王に信長と晴子の噂を話し、信長は朝廷を高める光秀を怒り、前久は立て籠もる快川和尚を説得するが聞かず、信長は寺を焼き前久は怒り、晴子は甲斐の信長を訪ね遷都を尋ねると天下平定の為には何でもすると答え、信長は徳川家康(山田純大)と冨士に行き晴子と舟遊びした。
<以下、隠し字>
前久は朝廷への信長の要求に謀反を考え毛利や光秀や秀吉の抱き込みを考え、誠仁親王を誘い勅命を話し、家康が安土城に来て光秀が饗応し前久が献立に疑問を言い、秀吉から応援を求められ信長は光秀に出陣を命じ領地変更を伝え、兼和と前久が光秀に信長が朝廷や幕府を狙う敵と謀反を迫り同士の名と勅命を見せ、晴子が信長に譲位と将軍宣下の為に上京を要請し、光秀は斎藤利三(四方堂亘)に謀反を告げると天下取りを言われ、秀吉は前久からの手紙を読み荷担し、信長は少数の兵と京に行き前久と会い、晴子は誠仁親王から信長殺害計画を聞き伝えに行くが、光秀軍が本能寺を包囲し信長は火を放ち消えた。
坊丸はその後秀吉が光秀を滅ぼし天下を取り前久の記録は消されたと尼になった晴子に語り見送り自害した。


監督:重光亨彦
脚本:塩田千種
原作:安部龍太郎「信長燃ゆ」
出演者:東山紀之・栗山千明・佐藤隆太・早乙女太一・中島裕翔・笹野高史・高岡早紀・津川雅彦・的場浩司・萬田久子・北村有起哉・石丸幹二・寺尾聰・渡部豪太・神山智洋・太川陽介・芦川よしみ・川俣しのぶ・風間トオル・伊吹吾郎・山田純大・金山一彦・池内万作・白鳥羽純・四方堂亘・内藤剛志
製作年:2016年


感想: 本能寺の変は原因や、黒幕に多数の説や疑問が出されている。
これはその1つだが、原因は弱く、犯人は明確だが、疑問には全ては答えていない。
むしろ、先進的な信長の考えを述べる比重が高い。
(2025/12/07)

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