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鑑賞日記(2024/09)

食堂かたつむり

倫子(柴咲コウ)は田舎の村を出て、町で祖母(草村礼子)と暮らし食堂を開く事を目指したがたが祖母が死んだ、彼と二人で店を夢見たが騙されて愛も金も声も失った。
倫子は疎遠だった母・ルリコ(余貴美子)が暮らす田舎に戻った、ルリコはバーでマスター(佐藤二朗)と客・ネオコン(田中哲司)と客(徳井優・諏訪太朗)らと帰って来た倫子を噂した。
倫子は工夫してパンを焼いた、野原や森で木の実や果物を見つけた、そこで熊さん(ブラザートム)と出会い金を借り、母の物置を熊さんと修繕し、食堂かたつむりを開いた。
客1号の熊さんに料理を出すと妻子を思い出し美味しいと言われた、熊さんは連絡が取れて夢が叶ったと喜んだ。
倫子は買い物して平井ミドリ(満島ひかり)と再会した、桃(志田未来)が食堂かたつむりに来て「倫子の料理を食べると願いがかなう」と噂を聞いて予約した、桃は次の日に男の友人と来て食事して親しくなった、つぎつぎと予約が入った。
だがミドリが仲間を連れて来たが虫が入っていて帰った、倫子は落ち込んだ、倫子はミドリに謝りに行き実家の店は寂れていて虫を入れたと言われた。
倫子は喪服姿の客のお妾さん(江波杏子)にフルコースの料理を出して満足された。
夜に倫子はルリコに電話でバーに呼び出され、ネオコンらのパーティに加わった、倫子はネオコンに頼まれて茶漬けを作った。
<以下、隠し字>
ルリコは昔の恋人・シュウ(三浦友和)に会うが自分が末期がんだと知った、倫子はシュウに会った、倫子はルリコとシュウとピクニックに行き、シュウはルリコと結婚したいと告げた、倫子は披露宴の料理を考えた。
ルリコはペットの豚を食べると決めた、倫子は豚にくを料理した、結婚式が行われて野原で披露宴で倫子の豚料理が出された。
ルリコが死にシュウが去り、熊さんから実はルリコから頼まれていたと聞いた、倫子はルリコの手紙を読み本心を知った、倫子は食堂かたつむりを再開した。


監督:富永まい
脚本:高井浩子
原作:小川糸
出演者:柴咲コウ・余貴美子・ブラザートム・田中哲司・志田未来・満島ひかり・江波杏子・三浦友和・草村礼子・徳井優・諏訪太朗
製作年:2010年
119m


感想:
(2024/09/05)

朝が来る

栗原佐都子(永作博美)と栗原清和(井浦新)は栗原朝斗(佐藤令旺)と暮らした、朝斗の幼稚園担任・横田から事故を聞いて悩んだ。
「清和と佐都子は子を産む事を諦めた、テレビで「特別養子縁組」という制度を知った、清和と佐都子はベビーバトン代表・浅見静恵(浅田美代子)から普通養子縁組との違いと制度の内容を聞いて加入した。清和と佐都子は浅見から男の赤ん坊を受け取り、産みの母親・片倉ひかり(蒔田彩珠)に会った」
ある日に片倉ひかりを名乗る女性から「子どもを返してほしい」と電話がかかり金が欲しいと言われた。清和と佐都子がひかりと名乗る会うと6年前の面影はなかった。だが女は母だと言った。
「中学生のひかりは母・片倉貴子(中島ひろ子)と父・片倉勝(平原テツ)と姉・片倉美咲(駒井蓮)と暮らし、彼氏・麻生巧(田中偉登)と遊び愛し合った。ひかりは医師(堀内正美)から妊娠して中絶期間が過ぎていると聞いた。
勝ら家族はは養子縁組を命じた、ひかりは浅見と会い島に行き、ベビーバトン事務所で女性・木実(山下リオ)らと出会い暮らし、麻帆の誕生日を祝った。ひかりは子を産んだ。」
清和と佐都子は女が誰だったか話した、神奈川県警・三島(三浦誠己)らが佐都子を訪ねて来て女の写真を見せられた。
「ひかりは家に戻ったが家族や親戚と揉めた、ひかりは浅見を訪ねて働きたいと頼んだ、ベビーバトンは終わると聞き沙耶に会った。ひかりは浅見の書類を盗み見た。浅見は仕事のきっかけと気持を語った。」
清和と佐都子は朝斗と出かけ、ひかりは横浜で新聞店(利重剛)で働きそこで友香と出会い子を話した。ひかりは取立屋(若葉竜也・青木崇高)から返済を要求された。友香が部屋から消えた。」
<以下、隠し字>
「ひかりは佐都子に電話した。ひかりは取立屋に金を渡した。ひかりは清和と佐都子と会い、見た目は変わったが母と言った。朝斗が帰宅したが、謝り去った。「佐都子は三島からひかりが消えたと聞き、行方は判らないが知っていると答えた。」
佐都子はひかりを見つけて謝り朝斗を会わせた。


監督:河瀨直美
脚本:高橋泉・河瀨直美
原作:辻村深月
出演者:永作博美・井浦新・蒔田彩珠・浅田美代子・佐藤令旺・田中偉登・中島ひろ子・平原テツ・駒井蓮・山下リオ・森田想・堀内正美・山本浩司・三浦誠己・池津祥子・若葉竜也・青木崇高・利重剛・浜野剛・葉月ひとみ・石橋菜都美・
製作年:2020年
139m


感想:
(2024/09/05)

向日葵の丘 1983年・夏

東京で、売れないシナリオライタ・大谷多香子(常盤貴子)は暮らし、故郷の島田第二高校時代のクラスメート・みどり(田中美里)から30年ぶりに連絡を受け、病気で余命1年の命と聞いた。
多香子はクラスメートでアメリカ人と結婚したエリカ(藤田朋子)に相談したが嘘だと言われた。
「高校生・多香子(芳根京子)はテレビと雑誌だけの時代で、高校生・みどり(藤井武美)と放課後に佐塚書店で映画雑誌を立ち読みで叱られ買い、「かもめ座」で梶原支配人(津川雅彦)から名画劇場はなしと聞いた。
新金谷駅から乗り家山駅で降りて鯛焼き屋・桜屋でおばさんと女将さん(斉藤とも子)と映画を話し、そこの息子からレンタルレコード店を開く、次ぎにレンタルビデオをすると聞いた、多香子は帰宅して多香子の母(烏丸せつこ)と父(並樹史朗)から勉強しろと言われた。
多香子とみどりは梶原から8ミリカメラを借りた、クラスで文化蔡にミュージカル映画を撮ろうと提案したが反対された、映画研究部に行き高校生・エリカ(百川晴香)と出会った部員は3人だけだった。
エリカの家にプレイデッキがあった、多香子がシナリオ「向日葵の丘」と監督を担当しエリカがカメラだが撮影場所が無く出演者が集まらなく教師から慰められた。
町の人に手伝って貰う事が認められ、出演交渉した、多香子は醤油屋・川根で昇太とあった。
撮影を始めたが進まず、劇経験者・真凛が加わり進んだ、商店街の店を順にロケした、現像出来たフィルムを桜屋で見た、雨の屋外で撮影した。同級生も加わり多くの出演者で撮影して、新聞にも載った。
多香子の父が新聞を見て、校長や会長と話した、2学期が始まり教師は職員会議で映画や音楽は制限され映画館の出入りは禁止と告げた、多香子は父が止めさせたと知り喧嘩した。
多香子は2人と話さず映画館に行けず、エリカがフィルムと共にアメリカに行き、卒業して梶原からカメラを貰い記念写真を撮り、東京に出た。」
多香子は一度も故郷に帰っていないが30年に帰郷した、新金谷駅で降り佐塚書店は閉まり写真店は店主が替わり「かもめ座」は閉鎖されていた、家山駅でレンタルビデオ店は閉鎖され桜屋は辞めて丘は住宅になっていた。
病院でみどりの夫になった昇太(別所哲也)と出会いみどりは癌で悪かったと聞き、多香子はみどりと再会して人々のその後の様子を聞くと多くの人が死んだり遠くへ去っていた、多香子は昇太から子供を紹介された。
<以下、隠し字>
多香子は実家に戻り父と再会し謝られて寝込んでいた母に会った、多香子は病院でみどりから「エリカから映画を預かっていたが、多香子の父が許せず、知らせなかった」と謝られた、多香子は仲間を集めて「かもめ座」を掃除して「向日葵の丘」の上映会を開き、そこにエリカが来て、多香子が挨拶で思い出を話した、映画が終わったが「かもめ座」に多数の客が並んでいて開場した。
半年後にみどりは死んだ。


監督:太田隆文
原作:太田隆文
脚本:太田隆文
出演者:常盤貴子・田中美里・藤田朋子・芳根京子・藤井武美・百川晴香・並樹史朗・烏丸せつこ・別所哲也・津川雅彦・仲代奈緒・斉藤とも子・岡本プク・北原雅樹・小池亮介・高嶺正隆・まねだ聖子・岡本洋一・
製作年:2015年
138分


感想:
(2024/09/15)

人数の町

蒼山哲也(中村倫也)は黄色いツナギを着た謎の男・ポール(山中聡)に助けられ、居場所を用意してやると言われてある町にたどり着いた、部屋と服が与えられたバイブルを読めと言われた。
プールに行くと次々と女に話しかけられ、誘われて部屋に行った、決められた場所で指示通り絶賛して食事を得た、セックスは自由だが結婚や妊娠は禁止された。
バスで外に行き、着替えて指示通り投票した、バーガー店に並んでスマホに書き込んだ、町に戻って報酬の食物を得た、部屋に女が来た翌日に子供を見に行った。
木村紅子(石橋静河)は妹・末永緑(立花恵理)の夫から居場所を問われた。
蒼山ら3人は男に誘われてフェンスを越えた、蒼山ら2人は頭に電波を受けて慌てて戻った、蒼山ら4人は治験の仕事を行い報酬で服を得た、多数でバスで会場に行ってテロが起きた。
紅子はテロのニュースで緑を見て病院に行くが全員退院していた、男から警告を受けたが探して施設入所に同意した、スマホを渡して、町に着いた、そこで妹を探した。
女は紅子を見かけて近づき緑と呼ばれた、緑は紅子を仲間に連れた。
蒼山は紅子を見て心配した、緑にけしかけられた、紅子は「緑とその娘・桃を夫の暴力から救えなかった。緑は町を出たくないと言った」と聞き、逃げることは出来ないと教えた。
蒼山と緑は紅子の外に世界は幸せに暮らせないと告げた、蒼山と紅子はバスで外に行き投票し、ストライキに参加した、蒼山は紅子に一緒に居たいと告げたが拒まれ、2人で騒ぎを起こしてリモコンを奪い桃を連れ出し逃げた、充電が切れて頭痛がした。
<以下、隠し字>
スタッフ女性が止めて、町に戻すと告げ人数合わせと言った、蒼山は殴り倒して逃げた、紅子は元の生活の痕跡が消されていた、蒼山は病院で紅子が妊娠したと知った、桃はスタッフに出会い、蒼山は別の町に誘われが3人で暮らしたいと答えた。
蒼山はスタッフになり、親子3人で暮らした。


監督・脚本:荒木伸二
出演者:中村倫也・石橋静河・立花恵理・山中聡・橋野純平・植村宏司・菅野莉央・松浦祐也・草野イニ・川村紗也・柳英里紗・
製作年:2019年
111m


感想:
(2024/09/15)

人質の朗読会

「2年前に南米で日本人6名がゲリラに人質にされた。交渉は難航した、100日後に強行突入が行われて6人全員が死亡した。」
ラジオ局記者・中原誠一(佐藤隆太)は遺族・平澤ひとみ(波瑠)から電話を受け、事件の盗聴データを渡され、朗読会が録音されていた。
やまびこビスケット
「平澤咲子(大谷直子)は堂島裕(長谷川朝晴)と話し、翌日に差しいれが届き高橋聡子(原日出子)と江藤高広(三浦貴大)と「やまびこビスケット」を兵士に渡すが断られた。
咲子は思い出を平田良平(阿南健治)と倉木祥子(鷲尾真知子)らに朗読した。
『「やまびこビスケット」に入社して選別した。大家(左時枝)が嫌われていて、整理整頓にうるさかった。不良品ビスケットに心を休ませた。大家が寝込み、二人で不良品ビスケットを食べ言葉を並べた。まもなく大家が死に、咲子は後に職人になったがビスケットを持っていた』と告げた」
B談話室
堂島祥子(西田尚美)はクリーニング屋で働き中原から夫・裕の朗読の公開を勧められ仕事を作家と偽ったと断った、
「裕は談話室に立ち寄り偶然受付女性に会い、危機言語を救う友の会に参加して自分の番で『祖母の儀式』の嘘を語った。以降度々談話室の講義に参加した。遺族の梔子会で過ちに気づき泣いた。B談話室の営みを小説に書いていると告げた。」
祥子は中原に公開を認め「B談話室」は最後の作品と告げた。
「死んだおばあさん」
中原は人質の朗読会のラジオ放送を始めた。
「聡子は、20才の時に男から死んだおばあさんに似ていると言われた。その後色々な人からも言われ話しを聞いた。まだ子供が無く自身はおばあさんにはなれないと告げた」。「コンソメスープ名人」
介護士(徳永えり)は老女・佐伯(佐々木すみ江)からお母さんと呼ばれた。
中原はひとみに兵士の事を尋ねた。
「平田は精密機械技師で、7才の頃に留守番して、隣の体が不自由な母を看病している娘が訪ねて来て、ガスレンジが故障してコンソメスープを作りたいと聞いて、家にいれた。娘は料理を始めた、平田は精密な機械と感じ、手伝った」
介護士はラジオを聴いて料理を始めた佐伯に手伝わされ、綺麗なスープが出来た。
「花束」
中原は兵士の名がラウル・ディアス(レオ・K)と判るが行方は不明だった。
「20才の江藤は花束を貰った。昔に人形を投げ落としその場所で女性が飛び降りた。道路脇の枯れた花束を見つけ花を取り替えた。」
威嚇射撃があった。
<以下、隠し字>
「槍投げの青年」
「祥子は窓枠に文字を見つけ写し訳した。原稿以外の話しをして、長い荷物を持つ青年と電車で出会い、尾行したら競技上で槍なげの槍だった。競技場は別世界と感じやり投げの練習を見つめた、告げた」
5時間後に政府軍は突入して人質は死んだ。
「ハキリアリ」
中原は通訳とラウル・ディアスを訪ねてインタビューした、朗読会は言葉が判らなかったがひまつぶしで無かったと言われた。
「村で育ち、農園で働き、ハキリアリを研究する日本人に出会った。朗読を聞いてハキリアリの行列を思い出した。」と聞いた。
木片」を受けとり、現場を訪れ、朗読会は祈りのようだと感じた。


原作:小川洋子 『人質の朗読会』
監督:谷口正晃
脚本:杉原憲明
出演者:佐藤隆太・波瑠・西田尚美・(レオ・K)・長谷川朝晴・大谷直子・原日出子・阿南健治・鷲尾真知子・三浦貴大・徳永えり・左時枝・佐々木すみ江・
製作年:年
116m


感想:
(2024/09/25)

ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-

警視庁捜査一課刑事・犬養隼人(綾野剛)と高千穂明日香(北川景子)は子供からの通報で馬籠健一・小枝子・大地の家に行くと健一が病死と聞いたが大地の話しで、死体解剖に廻した。
犬養は医師から娘・沙耶香の重度の腎臓病の病状を聞いた。
刑事課主任(石黒賢)と刑事・沢田(岡田健史)と鶴岡(前野朋哉)と青木(青山美郷)らは「健一が薬殺。医師・牧田以外に医師が死亡当日来ていた。困窮していた」と知った、犬養と高千穂は小枝子を聴取し「依頼を受けて患者を安楽死させる医者・ドクター・デス」を聞いた。
ネットサイトには多数の安楽死を無償で行っていた記述があった、沢田はコメントを調べて他の被害者を探して岸田正人を父・岸田聡が依頼していた、次々に被害者が見つかった、刑事課は似顔絵を作るがバラバラだった。
動画にドクター・デスと看護師が映り込んでいたが家族の証言は得れなかった、ようやく証言が得られて雛森めぐみを見つけて取調べ「頼まれた」と聞いた、犬養は雛森に連絡先を教えて釈放した。
刑事は雛森を張り込んだ、高千穂は似顔絵の後半に本当の証言があると考え、似顔絵作成者に聞き込み修正して行った、出来た似顔絵を岸田聡がドクター・デスと確認した、刑事課は手配書を配った。
鑑識は被害者宅で同じ土を検出して藻を見つけ3箇所に絞った、刑事らはそこで聞き込み沢田と犬養と高千穂はホームレス(柄本明)を見つけて逮捕した、取調べで証拠が無いと否定された、雛森が職場から消えた。
犬養と高千穂は雛森のアパートの隣室で被害者らの写真を見つけてドクター・デスは雛森だと判った、取調べでホームレスは稲森からの連絡で会っていたと告げた。
<以下、隠し字>
カウンセラー・石川(木村佳乃)は沙耶香を担当して父・犬養は限界で負担を掛けていると告げた、洗脳された沙耶香はドクター・デスに安楽死を依頼した、犬養は雛森(木村佳乃)からの電話で安楽死を叶える事は使命だと聞いた、背景音から病院屋上と判った。
沙耶香は病室を抜け出して雛森に呼ばれた、犬養は沙耶香からの電話でドクター・デスに頼んだと聞いた、犬養と高千穂は病院に行き、犬養は雛森から1人で来いと呼び出された。
犬養はコテージに着くが雛森に襲われて揉み合った、高千穂は追って車を見つけて本部に連絡して突入して雛森を制止して、救急車を呼んだ。
犬養は回復して沙耶香から生きたいと言われた。


監督:深川栄洋
脚本:川崎いづみ
原作:中山七里
出演者:綾野剛・北川景子・岡田健史・前野朋哉・青山美郷・石黒賢・柄本明・木村佳乃・
製作年:2020年
121m


感想:
(2024/09/25)

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