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鑑賞日記(2022/11)

ゆずり葉の頃

商社員・小河進(風間トオル)は海外勤務から帰国して、浅井竜介展に行き陶器を見てバンド仲間と話した、進は舞踊家の妻・陽子(岡本真実)に電話して、着物の仕立てをしながら一人暮らす母・小河市子(八千草薫)を訪ねて隣人(小川真司)から「市子は軽井沢の展覧会を見に旅に出た」と聞き、進は新聞切り抜きで宮謙一郎の展覧会を知った。
宮謙一郎展覧会で市子は絵「原風景」を探すと職員(田辺日太)に告げ、珈琲歌劇で店主(岸部一徳)に寺への道を尋ねた、進は宮の展覧会で市子に会えなかった。
市子は寺に行き過去を思い出し『幼い市子は疎開先で赤ん坊を世話しその母(竹下景子)と話し、謙一郎を探した』、付近を散策して竜神池で『市子は謙一郎から池には竜神がいると聞いた』。
市子は珈琲歌劇に戻り店主に礼に告げ落葉を渡し食堂店を紹介され、市子はそこで宝石を見て『市子の義母(小宮久美子)は宝石店店主(六平直政)に指輪のサイズ直しを頼み、装飾品を手放し息子の結婚費用を作った』、市子は食堂店で女将(田村奈巳)と話し、進は陽子と夜に常連店で食事して市子の事と今後の生活を話した。
翌朝に市子はホテルで、隣の教会の結婚式で着物姿の女性を見て、『市子は夫が死に、義母が頼んだ仕立て職人(本田博太郎)から着物の仕立ての指導を受け息子・進を育てた』、市子は宮の展覧会で絵を探したが個人所有だった。
進は宮の展覧会で担当者から市子が来ていたと聞き、市子は珈琲歌劇で店主と話し『病床の夫を思い出し』『父が死に、疎開先で今の夫に出会い子が出来たが死に、義母と暮らした』、店主からペンションを紹介され、米を運ぶ軽トラックに乗りペンションに行きペンション主人(嶋田久作)と会った。
市子はペンションで宮の絵を見かけ、フランス料理を食べて、別の絵を見せられ主人の先輩が同席した、翌日に宮の展覧会で進は市子と会えず、市子は珈琲歌劇で店主から宮に会えると聞き、市子は軽トラックで訪問し妻(ローランド・アゼラッド)から宮は目の病気と聞き宮謙一郎(仲代達矢)に会い「原風景」を見つけた。
<以下、隠し字>
市子は息子らと今後を話したいと決め、市子は宮と「竜神の絵」を話しオルゴールで二人で踊りそして顔を宮の指に触れさせた、宮は市子が残した飴玉を知った。
市子は寺に行き進と出会い探し当てたと聞き、市子は家を売り仕事を止めて終の住処を見つけたいと告げ、子の生活は制約したくないと告げた。


監督:中みね子
脚本:中みね子
出演者:八千草薫・風間トオル・岸部一徳・仲代達矢・竹下景子・六平直政・嶋田久作・本田博太郎・田村奈巳・小宮久美子・岡本真実・(ローランド・アゼラッド)・小川真司・田辺日太
製作年:2014年
102m


感想:
(2022/11/05)

万引き家族

父・柴田治(リリー・フランキー)と息子・柴田祥太(城桧吏)はスーパーで万引きし、帰りに団地の廊下で幼女・ゆり(佐々木みゆ)を見つけ家に連れて帰り、祖母・柴田初枝(樹木希林)と妻・柴田信代(安藤サクラ)とその妹・柴田亜紀(松岡茉優)は腹を立てるが境遇を察し面倒を見ることにした。
治は日雇い労働者で信代はバイトし初枝は年金を貰い、ゆりは誘拐になるかと話した、治が怪我をして帰り、信代はワークシェアになり、亜紀は風俗店で働き4番さん(池松壮亮)に対応し、初枝はパチンコで玉を盗み、治と祥太とゆりは釣り具店で万引きした。
2月後にテレビでゆりの失踪が判り親の殺害が疑われると報道され、ゆりの髪を短く切った、信代はゆりに服を買おうとし手の傷を見せ合い虐待を知り慰めた。 祥太とゆりは蝉を見て、祥太は川戸頼次(柄本明)の店で万引きして妹にさせるなと言われ、信代は同僚にゆりを見たと脅され仕事を譲り、初枝は柴田譲(緒形直人)と柴田葉子(森口瑤子)を訪問し亜紀の事を話し金を受け取り、亜紀は4番さんと直接に話した。
信代と治は仕事を探すと話し抱き合い皆が帰ってきた、家族で海に行き遊んだ、ゆりが歯が抜けた。
初枝が死に治らは床に穴を掘り埋めて隠して治と信代は又と話し、信代は銀行から金を下ろし、治は車の窓を壊し荷物を盗み祥太と逃げ、祥太は万引きに疑問を持ち、祥太はゆりに万引きをさせない為に万引きして店員に追われて橋から飛び降りた。
治らは病院で警官に調べられて逃げて、4人は夜逃げを見つかり、ゆりは前園巧(高良健吾)と宮部希衣(池脇千鶴)に家族の人数を聞かれ、祥太は生活場所は車と答え、亜紀は男と女の名を聞き殺人容疑を知り、信代は正当防衛を主張し、治は誘拐を否定した。
<以下、隠し字>
北条保(山田裕貴)と北条希(片山萌美)はマスコミにゆりの様子を答え、亜紀は初枝は両親から金を貰っていたと知り、警察は初枝の死体を見つけ、信代は拾って埋めたと告げ、祥太は施設に入ると聞いた。
ゆりは希から逃げたく、信代は宮部に「母親は子に必要と思いたい」と告げ、亜紀は家に戻り、治は祥太と釣りをし次ぎに拘置所で信代に接見し、信代は祥太の両親の情報を話した、祥太は治の部屋に泊まり翌日去った。


監督:是枝裕和
脚本:是枝裕和
出演者:(リリー・フランキー)・安藤サクラ・松岡茉優・池松壮亮・城桧吏・佐々木みゆ・緒形直人・森口瑤子・山田裕貴・片山萌美・柄本明・高良健吾・池脇千鶴・樹木希林
製作年:2018年
120m


感想:
(2022/11/05)

おもちゃ

売春禁止法が施行されようとした昭和33年の京都花街の置屋・藤乃屋で仕込みおちょぼ(雑用係)・時子(宮本真希)がいた、藤乃屋の女将・里江(富司純子)にパトロンの吉川嘉一郎(津川雅彦)が来て妻に里江の存在がばれたと告げ、時子はバー「ミチコ」に呼び出され照蝶(南果歩)から問い詰められ、ミチコ(野川由美子)が照蝶を宥め、時子は戻りウメ婆さん(荒木雅子)と過ごした。
翌朝5時に時子は起き働くと吉川が去り、時子はウメと急いで朝食を食べ踊りの稽古に行った、里江が起きて風呂に入り、時子が帰宅して布団を片付け、ウメは二階の照蝶と君竜(魏涼子)をお越し、時子は弥栄アパートに行き染丸(喜多嶋舞)を呼び、戻って里江と芸妓3人の食事を手伝い、里江は芸妓の貞操観念を注意し、照蝶と君竜が争った。
染丸は男と車でゴルフに行き、時子は呉服問屋の吉川に勘定取りに行き息子・吉川順一(柴田善行)に出会い、時子は道で同窓の女学生に出会い、帰るとミチコが里江に借金を頼み込んだ、香山(六平直政)が男らとストの組合員を排除し、照蝶はパチンコで勝ち、時子は里江への出前を頼んだ。
呉服屋番頭・高坂(笹野高史)が藤乃屋に来て帯を見せ、ミチコは鳥居(清水絋司)に金を渡すと去り、照蝶は座敷に呼ばれ順一とその友人3人の相手をし吉川と里江の事や二号の事を話した、照蝶は帰り里江らに順一の事を話した。
時子は休みに生家に行き時子の父(野口貴史)と母(松村康世)と妹(坂本真衣)と弟(市村貴俊)が住み、時子の兄(竜川剛)が会社が潰れ変わったと聞き諫めたが喧嘩した、時子は山下(月亭八光)と再会し製材所に勤めていた。
照蝶は座敷で順一と過ごし、ある日に吉川が藤乃屋に怒鳴り込み里江に「照蝶が結納を交わした順一を誘惑した」と告げ、吉川は照蝶を殴り里江は吉川との訣別を覚悟した、照蝶は座敷で順一から「吉川と順一が仕組み、婿養子の吉川と金がかかる里江との関係を清算したかった」と告げた。
照蝶は呉服問屋に乗りこみ吉川と順一に裁判で訴えたと告げ、ミチコは里江に鳥居が夜逃げしたと告げ、アパートの染丸は男に怒鳴り込まれた。
里江は花万の女将(岡田茉莉子)に時子を舞妓にする相談し時子の水揚げの相手を北山の大尽・田村(加藤武)にすると言われ、里江は時子に多額の費用がかかりしきたりがあると告げ、ミチコは警察から風俗で取り締まるを受けたが時子が客を逃がした。
<以下、隠し字>
里江は高坂に着物の準備を頼み、染丸は香山に迫られ金を要求し、時子は染丸の男に怒鳴りこまれ照蝶が追い返した、里江はパトロンの吉川を失いかつて里江を争った三上(三谷昇)に支度金を頼み一夜を共にする条件を出され応じた。
里江は帰り風呂に入り、時子から本心は「舞妓から芸妓になり金を儲けて貧しい生家を助けたい」と聞き、時子は休みを取り製材所に行き山下を遠くから見て、踊りを習い、藤乃屋で歓送会が行われ、時子は花万女将から「おもちゃ」の名をもらったと告げ騒いだ。
おもちゃは里江らに挨拶し出かけた、夕方におもちゃは里江と花万に行き女将に挨拶し、田村と会いお香を貰い、準備して風呂に入り、介添え役の2人の前で田村と過ごした。


監督:深作欣二
脚本:新藤兼人
原作:新藤兼人
出演者:宮本真希・富司純子・南果歩・喜多嶋舞・魏涼子・津川雅彦・野川由美子・岡田茉莉子・加藤武・三谷昇・六平直政・笹野高史・荒木雅子・松村康世・安岡真智子・柴田善行・竜川剛・谷口高史・月亭八光・北村祐子・坂本真衣・市村貴俊・梅本直輝・小野順一・富美蝶・
製作年:1999年
113m


感想:
(2022/11/15)

天国の大罪

第1章:日本モスキート街/

東京地検特捜部検事・衣畑遼子(吉永小百合)は上司・田辺邦夫(松方弘樹)の子を身籠ったが妻子ある田辺は堕胎を求め今をのがすと一生子供は生めないと思う遼子は拒んで揉めた。
「モスキート街」と呼ばれる外国人街で暴動が起きて検察のスパイが殺され、チャイニーズ・マフィアのボス・蔡文華(オマー・シャリフ)は黄亢虎(西田敏行)に注意し、客と取引した。
遼子はデパートで奈良本(清水紘治)に万引きを見つかり制約書を書かされ、田辺は帰宅して妻・田辺千恵(本阿彌周子)と娘らと会い、遼子は奈良本に呼び出され刑事・青木(東山紀之)らに強制猥褻罪で逮捕させて常習犯の証拠とコカインを見つけた。
遼子と田辺はレストランで張り込み蔡に出会いそこで刑事らと黄を逮捕した、遼子は上司・鳥海(勝部演之)と田辺から奈良本の不起訴を聞き、遼子は蔡から取り入られ黄の境遇を聞いた、遼子は田辺から奈良本の対応の不満を言われ黄に蔡からの写真を渡し、黄は獄中で自殺した。
田辺は蔡を取調べたが証拠が無く、遼子は田辺と別れた、1年後に地検をやめて弁護士になり子・育人を育てていた、遼子は青木が殺害されたと知り、留守中に奈良本に子が攫われ電話で脅迫され、遼子は街に隠れた事件を蔡に頼み子を救出してもらった。
<以下、隠し字>
第2章:家族/

遼子は弁護士をしながら2歳の行人を育て蔡と同居し、田辺は刑事らと蔡を監視し、育人は蔡になついた、蔡は麻薬密輸組識の幹部で電話で連絡を取り、田辺らは電話を盗聴し、遼子は蔡の仕事を知り止めるが断られ、別れる時期と言われた。
遼子は田辺からコカイン大量取引情報を求められ提供すれば蔡を不起訴処分の約束を求めた、田辺と警察はコカイン取引現場で蔡以下組識全員を逮捕した。
遼子は逮捕された蔡に会い事情を全て話して検察との取引を求めた、蔡の供述で国際組織の捜査が行われ、生き残った組織は蔡の首に300万ドルの賞金をかけた。
カナダで遼子と蔡と育人が幸福に暮らし、遼子は買い物先で中国人が調べていたと知り、引き返した、銃を持つ数人が襲撃し蔡が撃たれて重傷を負い、遼子が戻り男を撃ち倒して車で轢き殺し、遼子は蔡と育人を連れて去った。


監督:舛田利雄
脚本:松田寛夫
出演者:吉永小百合・(オマー・シャリフ)・松方弘樹・西田敏行・東山紀之・清水紘治・本阿彌周子・勝部演之
製作年:1992年


感想:
(2022/11/15)

マスカレード・ホテル

ホテル・コンテシア東京で客・綾部(濱田岳)が部屋に案内されクレームを付けフロント・山岸尚美(長澤まさみ)が対応した。
警視庁捜査一課課長(篠井英介)と係長・稲垣(渡部篤郎)は、現場に残った不可解な数字の羅列から予告連続殺人として捜査し、ホテルで支配人(石橋凌)と副支配人(鶴見辰吾)は全員を集めてフロント(東根作寿英)らにホテル・コンテシア東京が次の犯行現場になり潜入捜査を告げ、双方が集まり刑事・新田浩介(木村拓哉)フロントクロークで山岸が教育係となった。
山岸は客・大野(笹野高史)のチェックアウトに対応し新田に注意し、要注意人物・古橋(高嶋政宏)に山岸は備品を確認したが新田は芝居だと見抜き部屋から見つけた、新田は他の潜入刑事・本宮(梶原善)と刑事(泉澤祐希・石川恋)らと話した。
盲目の片桐陽子に新田が対応し山岸が代わるが部屋に霊を感じ、新田は客・能勢(小日向文世)を案内し所轄の相棒刑事で事件を話し、山岸は片桐から度々呼びだされ、山岸は新田と対立し披露宴予定客・桜庭と高山景子(前田敦子)と出会った。
翌朝に片桐がチェックアウトし山岸は「目が見えるが、週末宿泊予定の盲目の主人への対応を調べた」と聞いた、新田は山岸に3つの事件の共通点を話し、客・安野(菜々緒)が来て写真の男(宇梶剛士)を追い返せと山岸に求め、客・栗原(生瀬勝久)が新田に案内を求めクレームを告げ部屋を返させた。
新田は栗原を調べさせ、安野と男も調べさせ、新田は山岸に容疑者・手嶋正樹には元恋人・本多千鶴が電話し友人・井上浩代が認めたと告げ山岸は井上がそそのかせたと考えた、新田は栗原からクレームを受けパソコン打ち込みを命じ電話で監視すると告げた。
山岸が代わって入力し、写真の男・館林(宇梶剛士)が来て予約客で山岸は安野のその部屋番号を告げ、女が館林の部屋に入り山岸はミスに気づき「妻が夫の浮気の証拠を探していた」と知った。
翌日に栗原が新田の高校時代の教育実習生で失敗してその後落ち込んだと判り、いいがかりに新田はデータ復元すると答えるとホテルマンを失敗させようとしたと謝られた、山岸は「ホテルは直接部屋に電話出来ず、部屋を確認するために部屋から電話を掛けさせた」と告げた。
新田は能勢と手嶋の電話アリバイで井上が共犯と考え、山岸は支配人にホテルマンが犯人に狙われている可能性を告げ、警察は手嶋と井上を拘束したが3つの事件は単独の事件で闇サイトで繋がりX4の情報が無かった、警察はホテルに隠し新田は反対し、能勢は犯行方法が不統一な理由が不明だった。
<以下、隠し字>
新田と山岸は高山宛ての贈答品が不審でストーカー被害を聞き、警察が警備準備し、客・(橋本マナミ)と客で政治評論家・(田口浩正)が密会し、山岸は新田に団体の一人が別の客とカップルの偽装があると告げ、新田は能勢にX4にはターゲットが2人いると考え、山岸は新田からX4を聞き出し口止めされた。
翌日に結婚式が行われ、客・(勝地涼)に山岸は不審を感じ、新田は能勢から松岡殺害事件を聞き、新田は不審者を見つけ本宮が追い変装した男を捕らえた、新田は能勢から写真を送られ、山岸は片桐を案内すると拘束され永倉(松たか子)に狙われ「1年前に松岡を追うがホテルから追いだされた」と聞き、新田は部屋を探し永倉を逮捕した。
山岸は支配人に公表しなかった事を謝り、警備は続ける必要があったと言われた。


監督:鈴木雅之
脚本:岡田道尚
原作:東野圭吾
出演者:木村拓哉・長澤まさみ・小日向文世・梶原善・泉澤祐希・東根作寿英・石川恋・濱田岳・前田敦子・笹野高史・高嶋政宏・菜々緒・生瀬勝久・宇梶剛士・橋本マナミ・田口浩正・勝地涼・松たか子・鶴見辰吾・篠井英介・石橋凌・渡部篤郎
製作年:2019年
133m


感想:
(2022/11/25)

日本沈没(1973)

海底開発KKの深海潜水艇操艇者・小野寺俊夫(藤岡弘)は結城(夏八木勲)と準備し、幸長助教授(滝田裕介)と田所博士(小林桂樹)と小笠原諸島北方の島が消えた原因追及に日本海溝に行き、潜水艇「わだつみ」で8000メートルの海底に潜り、深海には巾広の溝が延びて乱泥流が噴出していた。
山本総理(丹波哲郎)は日本海溝の異変を気にし、吉村運行部長(神山繁)と小野寺は葉山で名家令嬢・阿部玲子(いしだあゆみ)と会い、小野寺と玲子は湘南海岸で泳ぎ抱き合うと、伊豆天城山が爆発した、閣議で科学技術庁長官(鈴木瑞穂)が予知は無理と告げ、山本は学者に意見聴取し山城教授(高橋昌也)と大泉教授(近藤準)と竹内教授(竹内均)らが地殻と地球構造とマントル対流と大陸移動を説明し、田所だけが列島の異常を警告した。
ある日に、田所は渡老人(島田正吾)と花江(角ゆり子)から渡り鳥の異常を問われ、渡は政財界の黒幕で、田所は科学者に一番大切な事を問われ「直感とイマジネーション」「ウイゲナーの大陸移動説」を答えた。
一週間後に田所は内閣調査室・中田(二谷英明)と邦枝(中丸忠雄)と三村秘書官(加藤和夫)から列島の異変への調査を依頼された、田所は幸長と小野寺と邦枝と中田らでプロジェクト・チームでD1計画を立て調査船で出航し、フランス製深海潜水艇・ケルマディック号で日本海溝の海底調査に没頭した、
やがて田所はD計画全員に調査結果を発表した、スクリーンに浮ぶ日本列島を使い現在の列島構造の状況を長時間で説明し、結論は日本列島の大部分は海底に沈むと告げた。
その時に第二次関東大震災が起きて、大地震で首都圏はパニック状態に陥った、政府は緊急事態宣言を行ったが被害は拡がり、火災が発生して自衛隊ヘリによる空中消火を行うが効果は少なかった、火に追われて群衆が皇居に押しかけ山本は門を開けさせた、死者行方不明者360万人になった。
3月後に治安が回復しだし、山本は夫人(斉藤美和)を失い、D計画本部はD2計画の準備を行い、メンバーらは渡を訪ねて国民移住を含めたD2計画を説明し、中田は国民は信じないだろうが準備しておけば僅かでも被害が減ると告げ、山本は計画実行の為に内閣改造を考え国民に準備があれば被害は減ると告げた。
オーストラリア首相(アンドリュー・ヒューズ)とオーストラリア高官(ロジャー・ウッド)は野崎特使(中村伸郎)に500万人の移住を断り、同時に世界各国に依頼した。
ある日に田所博士がマスコミに「日本は沈没する」と発表し広く報じられ、テレビで意見を述べ騒ぎを起こした、中田はD計画メンバーに田所が渡と相談してショックを和らげて国民に意識させる陽動作戦を行ったと告げた。
山本と渡は一億国民の国外大移住・D2計画を話し渡は「国ごと移住」「分散して帰化」「何もしない」意見書を出し、小野寺は母の急死で大阪に帰り兄(新田昌玄)と会い、その後で玲子と再会した。
D計画本部では政府関係者らに観測結果から「日本列島は後10ヵ月後に急激な沈下が始まる」と報告し、翌日に総理官邸で緊急臨時閣議で日本国民の海外移住を審議し、山本はマスコミ関係の社長・論説主幹を集め説明し発表までの報道管制を引いた。
小野寺は玲子と結婚して海外移住を決め、世界各地で日本消滅が報じられ、日本での発表は2日早め山本総理は宇宙衛星を通じて全世界に日本列島沈没を発表した、富士山が噴して、小野寺は玲子から電話で小田原近く噴火で立往生したと聞いた、日本各地で火山が爆発し日本列島は引き裂かれ急速に沈下を始めた。
<以下、隠し字>
国連で日本救済委員会が開かれたが規模が大きすぎた、D2計画は急ぎで進められ移住が行われたが受け入れは増えず、沈下速度が速くなり、それを見た各国で救援計画が始まり、やがて四国と東北と近畿が南から裂けて沈み、京都の日本海側から漁船が大陸を目指したが津波にのまれた。
国連は作戦中止のタイミングを考え、中央破砕帯が動いておらずそれが機会と考え、中田は残り10日の予想を政府に報告し、日本列島は海中に没して行き、山本はD計画メンバーに救出計画終了を告げた、山本は渡に別れを告げヘリで脱出した。


監督:森谷司郎
脚本:橋本忍
原作:小松左京
出演者:藤岡弘・いしだあゆみ・小林桂樹・滝田裕介・二谷英明・中丸忠雄・村井国夫・夏八木勲・丹波哲郎・伊東光一・松下達雄・河村弘二・山本武・森幹太・鈴木瑞穂・垂水悟郎・細川俊夫・加藤和夫・中村伸郎・島田正吾・角ゆり子・梶哲也・稲垣昭三・内田稔・大木史朗・吉永慶・宮島誠・大杉雄二・神山繁・高橋昌也・近藤準・竹内均・石井宏明・今井和雄・早川雄三・中條静夫・名古屋章・斉藤美和・新田昌玄・大久保正信・(アンドリュー・ヒューズ)・(ロジャー・ウッド)・大類正照
製作年:1972年
140m


感想:
(2022/11/25)

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