鑑賞日記(2022/08)
- 不知火検校
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子供の七之助(武智雅文)は酒にいたずらし長屋の母に持ち帰り、七之助は留吉(佐藤幸平)と若旦那と若い娘の手紙を読んで貰い泥棒だと文句を付け1両盗み取った。
杉の市(勝新太郎)は留吉(丸凡太)と、不知火検校(荒木忍)に弟子入りし跡目の検校になると告げ、川崎に使いに出した。
杉の市は途中の鈴カ森で癪に悩む旅人・勘次(光岡龍三郎)に出会い大金を持つと知り按摩に見せかけ殺害した、これを目撃した生首の倉吉(須賀不二男)に脅迫され、山分けに大金を与えた、倉吉は再会を約して自分の掛守を渡し、杉の市はその掛守を死人の手に握らせた。
江戸に帰った杉の市はおきみ(山本弘子)から治療に呼ばれ、晩に治療に材木屋と妾・おすみ(浜世津子)へ行くと強盗が入り、それが倉吉とその親分・鳥羽屋丹治(安部徹)と弟・鳥羽屋玉太郎(伊沢一郎)達だった、杉の市は儲けの分け前を要求した、杉の市はおきみを家に引取り無理矢理に犯し、翌日におきみは自殺した。
杉の市は倉吉から仕事探しを頼まれ、不知火検校から旗本・岩井藤十郎(丹羽又三郎)の奥方・浪江(中村玉緒)に夫に内密の50両の借金の断りの使いを命じられた。
杉の市は浪江に自分が立替え貸すと告げ按摩治療し浪江を抱いた、翌朝に藤十郎が戻り、杉の市は浪江から50両を取り戻した、杉の市は丹治に儲け話しを告げ、家に呼んだ浪江に証文を書かせ「毎日五両貸すから十日間通え」と告げ、その度杉の市は浪江を抱いた。
浪江は嘘が夫・藤十郎にばれ自害した、杉の市は使いの参平(寺島雄作)が来て逃げ出し丹治に証文の取立を頼んだ、倉吉は藤十郎に杉の市は死んだと偽り借金を取り立てた。
杉の市は丹治と玉太郎に師匠殺害を持ちかけ、丹治らは押し込み不知火検校を殺害したが杉の市に騒がれ逃げ、杉の市は金を盗み丹治らを脅し、2代目不知火検校を襲名した。
<以下、隠し字>
5年後に2代目不知火検校は羽振り、豊国の一枚絵になったおはん(近藤美恵子)が街で有名だった、検校は倉吉に金の力でおはんを妻に求めた、おはんは隠れて房五郎(鶴見丈二)と逢い引きし、検校はおはんと房五郎の中を気づき、罠をかけて房五郎に毒を飲ましておはんを殺した。
倉吉が藤十郎に見つかり自身番に連れられ、岡っ引きから勘次殺害容疑を告げられ検校との悪事を自白した、検校は将軍家姫君の治療を仰せつかり御殿に行列で向かい、藤十郎が止めて奉行所が来て囲み捕らえた。
監督:森一生
脚色:犬塚稔
原作:宇野信夫
出演者:勝新太郎・中村玉緒・近藤美恵子・鶴見丈二・丹羽又三郎・安部徹・須賀不二男・浜世津子・荒木忍・丸凡太・山本弘子・寺島貢・佐藤幸平・武智雅文
製作年:1960年
90m
感想:
(2022/08/07)
- 命捧げ候 夢追い坂の決闘
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天保2年江戸で浪人・塚本伊織(緒形拳)は浅次郎(平田満)から金儲けを誘われ、伊織は妻・佐江(南野陽子)と幼い娘・おくみと長屋で暮らし、おくみが患い佐江は夜に出かけた。
4年前に木曾福島藩で山村家吟味役・塚本伊織は山村家御用人・磯野厳衛門(西岡德馬)の不正を見つけたが斬りかかられ磯野を逆に傷つけた。
佐江は夜の商いを始め、浅次郎は相手をし、女郎屋主・赤城屋六兵衛(石田太郎)と塚本一家の事情を調べ伊織に金で仕事を持ちかけた、浅次郎と伊織は賭場でいかさまを見破り会所親分・尾州屋徳兵衛(八名信夫)と話し金を受け取り、追ってきた賭場一味を峰打ちで斬り倒し、伊織は浅次郎から金を全て渡され不審で木曾福島出と知った。
浅次郎は六兵衛から佐江が久しぶりに現れたと聞き、佐江に金持ちの旦那衆が付き素人が女郎になったと聞いた。
伊織は出かけ帰ってきた佐江を斬り殺し、伊織は浅次郎におくみを国元に連れて欲しいと頼み、佐江は娼婦になり殺して欲しいと眼で訴えていたと告げた。
16年後(弘化4年)に伊織は旅し人を斬り、木曾福島に行き、閉門された屋敷を見て通りかかった御用人・磯野牧之進(冨家規政)から家は絶え行方不明と聞き、宿場で成らず者に襲われた若者・木樵の源太(浅野忠信)に出会った。
親分・野馬の九蔵(高松英郎)は牧之進に借金は無理と断り、材木の流用を求め先代からの縁と告げ、伊織は浅次郎を訪ね今は弔いの伊の吉と名乗り、伊織は浅次郎に連れられ成長したおくみ(南野陽子)を見た、おくみは祖父母と死に別れ浅次郎の元で成長していた。
おくみは源太と会い傷を治療しおくみの身請けを狙う九蔵と牧之進に刃向かうと言われた、伊織は浅次郎から源太はおくみを好きになりヤクザから足を洗い、御用人・牧之進がおくみにぞっこんで源太を狙うと聞き、源太は九蔵を親の仇で狙い、伊織は九蔵の手下に絡まれたおくみを助けた。
伊織は九蔵に30両で源太から手を引けと求め断られ、九蔵は伊織だと知り、伊織と浅次郎は九蔵と牧之進と博打勝負し勝ち、源太とおくみに係わらない証文を書かせた、帰途に伊織と浅次郎は一味に襲われ血を吐き倒れ金を盗られた。
<以下、隠し字>
伊織は寝込み、おくみが看病し血を吐き死んだと思われたが病気で無理したと告げ伊織と浅次郎の関係を問い、おくみは朝次郎に伊織が誰か問い母は父に殺されたと告げた。
伊織はおくみから何故母を殺したか問い詰められたが答えられず浅次郎が止め伊織の本心を告げおくみは源太に助けを求め、伊織は小屋を出て九蔵の手下を斬り九蔵一家に乗り込み牧之進と対決し斬り、九蔵と一味を斬り殺した、おくみは伊織に行くなと止めたが去った。
脚本:中島丈博
演出:村上佑二
原作:藤沢周平「穴熊」「帰郷」より
出演者:緒形拳・南野陽子・高松英郎・平田満・西岡德馬・石田太郎・浅野忠信・八名信夫・冨家規政
製作年:1996年
nhk:89m
感想:
(2022/08/07)
- 銭形平次(1967)
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賭場で平次(大川橋蔵)は辰之助(小池朝雄)とおれん(三島ゆり子)の賽で勝負し、三ノ輪の万七(遠藤辰雄)ら奉行所が踏み込み、平次は牢で八五郎(大辻伺郎)に出会い、辰之助が幼馴染みと思い出した。
北町奉行所与力・笹野新三郎(大友柳太朗)は平次を牢から出し、鳶職・政五郎(河野秋武)と娘・お静(水野久美)が平次を説教した。
翌朝に政五郎は水商売らしき女と薬研堀で死体で見つかり、万七とお神楽の清吉(池信一)は無理心中と告げたが、平次は女の傷から他殺と睨んだ。
平次は笹野から亡き父の十手捕縄を預かり投げ銭を見せた、平次と笹野は上州屋徳右街門(沢村宗之助)と娘・お里(鈴村由美)から「「千里の虎」に商売を邪魔され政五郎に探らせた」と告げられ、夜道で平次は男らに手を引けと襲われたが立花数馬(舟木一夫)に助けられた。
平次は番屋で女死体を調べお神籤を見つけ、八五郎におのぶを探させ、平次は極楽河岸の女郎屋で女がお島と聞き出し襲われ逃げ、見回り中の与力・尾関弥十郎(名和宏)に出会い、辰之助から文で呼び出され会い手を引けと言われた。
上州屋から火が出て、焼け跡に辰之助らしき刺青の死体が見つかり、上州屋は稲毛屋・おふじ(小畠絹子)に材木の融通を頼み、三千両の護送を平次と八五郎と笹野に頼み、途中で喧嘩に出会い道を変えたが襲われ争い、三千両は紛失し奉行・荒尾但馬守(原健策)に咎められた。
平次は船小屋の仕掛けを見つけ、しかも稲毛屋に材木がなかったと判り、お静が平次に女房になり手伝いたいと告げ、平次は変装して乗り込みおれんに会い子分らと争そった、八五郎とお静が稲毛屋に忍びこみ三千両を見つけた。
<以下、隠し字>
平次は「千里の虎」の前に引き出されると辰之助で、辰之助は二十年前に上州屋の密告で牢死した父母の仇を狙い上州屋を邪魔し探った政五郎を殺したと告げた、松崎一角(汐路章)とむささび(酒井福助)が手裏剣で狙うが現われた数馬に助けられ、奉行所が来て、平次は辰之助を追うと尾関が辰之助を斬った。
お静はおふじと尾関に見つかり、尾関がお静とおふじを殺そうとすると平次が来て争い、そこに辰之助が来て政五郎殺害犯と告げ、笹野らが来て尾関を捕らえた、事件は解決して数馬は笹野の息子だった。
監督:山内鉄也
脚色:田坂啓・山内鉄也
原作:野村胡堂
出演者:大川橋蔵・舟木一夫・水野久美・大辻伺郎・小池朝雄・大友柳太朗・名和宏・小畠絹子・鈴村由美・三島ゆり子・沢村宗之助・河野秋武・遠藤辰雄・有島淳平・汐路章・酒井福助・村居京之輔・熊谷武・木谷邦臣・沢淑子・平沢彰・香月涼二・宍戸大全・福本清三・川谷拓三
製作年:1967年
89m
感想:
(2022/08/17)
- 河井継之助 駆け抜けた蒼龍
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明治4年柏崎県長岡で河井家下僕・松蔵(荒川良々)と妹・牧野安子(京野ことみ)は河井継之助(中村勘三郎)の壊された墓で旧松代藩士・稲葉隼人(伊藤英明)と会った。
嘉永5年(1852)江戸に長岡藩勘定方・河井代右衛門(北村和夫)の嫡男・26歳の河井継之助が来て、藩士・小林虎三郎(佐野史郎)と川島億次郎(吹越満)と私塾・久敬舎で儒学者・古賀茶渓(串田和美)に学んだ。
翌年に黒船が来て、長岡藩で家老・牧野市右衛門(坂東弥十郎)はイギリス・フランス・ロシア・アメリカなどが開港を迫り藩士らに建議書の提出を求め、継之助は建議書が認められ評定方隋役に任ぜられ長岡に戻った。
継之助は父・河井代右衛門と母・貞子(淡路恵子)と妻・すが(稲森いずみ)と妹・安子と義兄・椰野嘉兵衛(中村育二)に迎えられ、継之助はすが自分の生き方を話し、小林虎三郎と川島億次郎と小山良運(火野正平)と山本帯刀(田中実)らと論戦し、無条件開国を主張する虎三郎に、継之助は開国の前に富国強兵を主張した。
家老・山本勘右衛門(川辺久造)と奉行・三間安右衛門(浜田晃)は人事一新を主張する継之助を批判し、継之助は藩内の門閥を批判する弾劾文を江戸の藩主・牧野忠雅(神山繁)に直接送り届け処罰されるが切腹は免れ、継之助は虎三郎と億次郎らと藩の行く末を語り、すがを連れて料亭で騒ぎ女将・ふじ(渡辺えり子)が呆れた。
牧野忠恭(坂東三津五郎)が養子になり継之助は会うのを断り不評を買うが若手藩士から注目され、安政4年に継之助は家督を継いだ、安政5年(1858年)に忠雅が死に忠恭が藩主となり継之助は外様吟味役になった、村の訴訟を解決し年の暮れに再び江戸遊学を許された。
翌年江戸の久敬舎で継之助は津藩士・鈴木虎太郎(中村七之助)と出会い、長岡藩は幕府から横浜の警備を要求され継之助は現場での一任を取付けて向かい品川宿で休んだ、藩では騒ぎになり、継之助は芸姑・いね(松嶋尚美)から備中松山の陽明学者・山田方谷(石橋蓮司)を聞き、出発した。
継之助は信州松代藩士・稲葉隼人と出会い、儒学者・土井幾之助(笹野高史)を訪ね奇人で、備中松山で山田と会い、四国から長崎に行き、翌年備中松山を去り土佐郷士・坂本竜馬(唐沢寿明)と出会い江戸に向かいおとき(吉田日出子)に出会い家に泊まった。
元治元年(1864)に継之助は江戸に出府し、外国事務管掌役を兼任する幕府老中になった忠恭辞職を上申した、反対した笠間藩主・牧野貞直(中原丈雄)に大老・井伊直弼が暗殺され急速に力を付ける薩摩・長州らと幕府との紛争に巻き込まれ、小藩・越後長岡藩が幕府と共倒れを防ぎたく徳川家譜代の立場を捨てるべきと告げた。
元治元年(1864年)に蛤御門の変が起き馬関戦争が起き、継之助は武力による中立を主張し、幕府の長州征伐に反対した、継之助は松蔵の処罰を命じられたが助けた、坂本竜馬が仲介して薩長同盟が成立し討幕運動は勢いを増し、幕府軍は再度長州征伐に向かった大敗し、継之助は出世し藩政改革を行った。
慶応3年(1867年)に幕府が大政を朝廷に奉還し、新藩主・牧野忠訓の元で継之助は藩政と兵制の改革を進めた、旧幕府の平山図書(中村源左衛門)や会津藩らが京都に攻め入り薩長と対戦を主張し、明治元年・1868年の鳥羽伏見の戦いで大敗し、継之助は旧幕府勢力が次々と寝返るのを見た、徳川慶喜ら旧幕府軍が秘密に大阪城を撤退した。
継之助は江戸に戻り、長岡藩を永世中立にしようと決意し、江戸引き上げを行い新兵器・ガトリング砲を2門を商人・プラント(ジョージ・エシャート)購入し長岡に戻った、継之助の武装中立の方針に虎三郎は新政府軍に従うべきと反論した、継之助は新政府側からの要求を拒否し長岡藩の独立を考えた。
継之助はむつ(田畑智子)から命を狙う藩士もいると言われ、江戸を制圧した新政府軍は会津など奥州北越諸藩への討伐を開始し、長岡藩は会津と共に戦うとする三間市之進(内田健介)ら強硬派と、新政府への恭順を求める酒井貞蔵(斎藤歩)らが対立し、板挟みとなった継之助は苦悩した。
<以下、隠し字>
継之助は長岡藩内にある自藩の飛び地に進駐した会津藩家老・佐川官兵衛(六平直政)に会い、領内進行を咎め藩の独立を主張した、その会津軍が4月26日に雪峠で新政府軍と戦い、長岡藩は北陸側と信州側から新政府軍に迫られ、継之助は小千谷の西軍に会談を申し入れ、西軍軍官・岩村精一郎(中村獅童)と交渉したが決裂した。
継之助は万事窮し、億次郎は継之助に従い、長岡藩は新政府軍と戦い、新政府軍の奇襲を受けた、長岡城は落ちた、長岡藩は徐々に奪い返した、継之助は夜に手薄な沼から長岡侵入を図り長岡城を奪い返した、会津・米沢を待つが継之助は足を負傷し、新発田藩の裏切りで戦況は悪化した。
再度長岡城を奪われ、継之助らは会津に向かい途中の寺で、夢を打ち砕かれた継之助は42才で死んだ。
監督:松原信吾(金田和樹・佐生哲雄・原克子)
脚本:金子成人
出演者:中村勘三郎・稲森いずみ・京野ことみ・伊藤英明・佐野史郎・吹越満・火野正平・田中実・北村和夫・淡路恵子・中村育二・神山繁・坂東三津五郎・田畑智子・松嶋尚美・吉田日出子・荒川良々・石橋蓮司・中村七之助・串田和美・笹野高史・中村勘太郎・六平直政・中村源左衛門・高知東生・坂東弥十郎・川辺久造・浜田晃・斎藤歩・中原丈雄・内田健介・梶浦昭生・渡辺えり子・(ジョージ・エシャート)・中村獅童・唐沢寿明
2005年12月27日
124m
感想:
(2022/08/17)
- 助太刀屋助六
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助六(真田広之)は17歳で故郷・上州を飛び出し、ひょんなことから仇討ちに巻き込まれ助太刀を買って出て病みつきとなり、助太刀屋稼業に精を出し全国を流れ流れた、七年目にカタキ(佐藤允)とカタキウチ(天本英世)で示談で金が入り、故郷の宿場町へ戻った人読んで助太刀屋助六だった。
助六は母の墓に参り父の名を問うた、町の様子が変で幼なじみの小役人・太郎(村田雄浩)から仇討ちがあると聞き、旅籠から太郎の妹・お仙(鈴木京香)とオトメ(岸田今日子)が助六を見かけた、仇は元八州廻り役人・片倉梅太郎(仲代達矢)という侍で討ち方に多数の役人が後ろだてで助太刀不要と聞いた。
兄の仇を狙う脇屋新九郎(鶴見辰吾)と妻木涌之助(風間トオル)は助太刀・堀田某(本田博太郎)と倉田某(友居達彦)らと、仇討ちの検分役の関八州取締出役・榊原織部(岸部一徳)を待った。
助六は出番がなく、昔なじみの棺桶屋(小林桂樹)に行きその娘・タケノ(山本菜々)と仇の侍の片倉と出会い、片倉は泰然自若として敵面には見えなかった。
織部が手の者たちと到着し、仇討ちが始まり涌之助が片倉に兄を殺した訳を問うと見分役・織部の袖の下に聞けと言われ、片倉は鉄砲で撃たれ斬られた。
助六は棺桶屋から片倉は自分の父親だと聞き、父親の仇討ちを思うが又仇は御法度で、父親の位牌に助太刀を頼まれたと考えた。
涌之助は織部を問い詰めたが堀田に刺し殺された、助六と太郎は棺桶を運び、織部らが呑む居酒屋に乗り込み、新九郎を仇と告げ斬り、助太刀と口上を述べた。 <以下、隠し字>
助六はお仙と再会し、織部を襲い、堀田をおびき出して斬り殺し、屋根で鉄砲を見つけ細工し、助六はお仙と江戸行きを約束し棺桶に隠れて織部に近づき刺し殺した、助六は鉄砲に撃たれ倒れ、太郎と棺桶屋とタケノとお仙が駆けつけ、村人らが手の者らを追った。
お仙が助六を馬で運び、助六は生きていて鉄砲から弾を抜いていたと告げた。
監督:岡本喜八
原作:生田大作
脚本:岡本喜八
出演者:真田広之・鈴木京香・村田雄浩・仲代達矢・小林桂樹・岸部一徳・山本菜々・鶴見辰吾・風間トオル・岸田今日子・本田博太郎・友居達彦・竹中直人・嶋田久作・佐藤允・天本英世・宇仁貫三・田村奈巳・伊佐山ひろ子・岡本真実
製作年:2001年
88m
感想:
(2022/08/27)
- 富士ファミリー
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富士山のふもとの小さなコンビニ「富士ファミリー」で笑子バアサン(片桐はいり)と日出男(吉岡秀隆)が働き、長女・鷹子(薬師丸ひろ子)が早退して帰宅した。
神社の事務員・万助(マキタスポーツ)は住み込みアルバイト・カスミ(中村ゆりか)をコンビニに連れて来て、死んだ次女・ナスミ(小泉今日子)の夫・日出男(吉岡秀隆)が住み、三女・月美(ミムラ)は結婚し外で暮らし、鷹子とで評判の美人三姉妹だった。
笑子バアサンだけはナスミの幽霊が見えて周囲にぼけたと疑われ、頼まれてメモを見つけた、月美は気になり子を連れてコンビニに来た。
カスミは仕事を始め、鷹子と月美と日出男と笑子とカスミが一緒に食事し、ナスミのメモを話題にした、月美は自宅で夫(深水元基)の愚痴を聞き、鷹子は何でも大丈夫と答えるカスミに富士ファミリーのルールは正直に言う事と告げた。
鷹子は繰り返しプロポーズされて断って来た春田雅男(高橋克実)を思い出し、神社の宮司・稙道(小倉一郎)は事務員・万助に月美と付き合った事実は無いと告げ、富士ファミリーはおはぎを作り、喫茶店で鷹子は雅男に会い「別の女性と結婚を決めて近所のマンションを買った」と聞きインテリアを頼まれ、21回目の最後の頼みだと言われた。
笑子は万助から日出男が若い女性・愛子(仲里依紗) と居たと聞き、月美は現金を持たない男(細田善彦)の食事代を払い、笑子はカスミに鷹子の結婚と日出男の彼女を告げ、バッグに大金を見つけた。
鷹子と日出男はカスミから自分の金だと聞き、兄の借金に貸す為に銀行から下ろしたが納得できず家を出たと知った、日出男は愛子から赤ちゃんが出来たと聞きナスミの仏壇に相談した。
笑子は家を出て行きバス停留所で日出男に出会い、日出男はナスミとの出会いを思い出し、鷹子はマンションに家具を入れてわざとイヤリングを落とした、月美は男に再会し部屋に連れられ投資家と聞き吸血鬼だと言われ家族との生活を話した。
<以下、隠し字>
日出男と笑子は介護されるロボットに会い電話でスタッフを呼び、コンビニを一緒に続けようと告げた、鷹子は家に帰りカスミから疲れていると心配され家のルールを言われ、ナスミの幽霊から堂々としろと言われ、鷹子は夜にマンションに行き雅男と出会い相手の女性に嫉妬していたと告げ、相手がいるのは嘘だと言われた。
鷹子と日出男と笑子はカスミの誕生日を祝い、「富士ファミリー」で正月用のおはぎを渡し月美一家と雅男と愛子も手伝い、そのまま全員が疲れて正月の朝を迎えた、
演出:吉田照幸
脚本:木皿泉
出演者:薬師丸ひろ子・小泉今日子・ミムラ・中村ゆりか・小倉一郎・マキタスポーツ・・仲里依紗・片桐はいり・高橋克実・吉岡秀隆・細田善彦・深水元基
製作年:87m
感想:
(2022/08/27)