鑑賞日記(2022/07)
- まぼろしの邪馬台国
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昭和12年長浜和子(宮崎香蓮)の父(平田満)と母(麻生祐未)は日中戦争で北京から柳川へ一家移住した、父は職が無く和子は学校に行けず火事に逢った。
昭和31年8月に博多で、宮崎康平(竹中直人)と社員・矢沢(風間トオル)はラジオ番組「九州の歴史」担当・長浜和子(吉永小百合)に会った、盲目の郷土史家で島原鉄道社長・康平は傲慢で邪馬台国の起源探求に熱中し、ラジオディレクター・古賀(大杉漣)は和子に母の死を問い、声優の和子に康平が誘った島原行きを勧めた。
1月後に康平は矢沢と島原駅長・村井(岡本信人)を怒鳴り、労働者・佐々木一馬(窪塚洋介)らと揉めて新型バス運行を告げ、島鉄副社長・戸田亮吉(石橋蓮司)と島鉄役員・岩崎伸一(ベンガル)が驚き、和子は島原を訪ねて康平からバスガイドの教師役を持ちかけられた。
和子は島月旅館女将・克江(由紀さおり)から康平の支払いを心配され、寮に泊まり夜逃げした元妻を聞き、康平はバスガイドを勧誘し、和子は康平は私生活で妻に逃げられ幼い子・誠と妹・照子を育てると知り、膨大な本を見せられた。
和子は玉子(柳原可奈子)らにバスガイドを教え、康平の家を掃除して子の世話をし、島原観光バス乗り入れが始まり市長・町村幸夫と有明銀行頭取・江阪大吾(江守徹)が出席し、初日は客が少なく和子らはサクラになり、次第に客が増えた。
暴風雨で線路が流され、康平は行方不明になり意識不明で見つかり、島原鉄道は線路が切れた、康平は復旧作業の人夫(大仁田厚)らに土器発掘させ、役員会で康平は公私混同で解任され戸田が新社長になった。
和子は博多の帰ろうとしたが、子らを連れた康平から求愛され受け、康平は邪馬台国探しを始めると告げ、和子は康平に魏志倭人伝を読み聞かせた、康平は和子に録音機の購入を求め古賀に頼んだ。
邪馬台国シンポジウムで学者(大槻義彦)の発言を康平が反対し司会者(草野仁)の言葉を遮った、和子は具雑煮屋(不破万作)からつけを断られ、江阪を訪ね矢沢に会い援助を受けた、和子は康平の為に立体地図を作ると、康平は1700年前は違うと主張し、和子は現地を訪れようと答えた。
康平と和子の邪馬台国探し旅は始まり、康平は魏志倭人伝の地名を実際の地名に当てはめ、佐賀で古墳群を予想し後に吉野ヶ里遺跡が見つかった、二人は九州の各地を訪れ、島原近くに邪馬台国があったと考えた、和子は康平の言葉を口述筆記した、
<以下、隠し字>
康平と和子は8年かけて昭和42年に著書「まぼろしの邪馬台国」を出版し、第1回吉川英治文化賞を受賞し吉川英治賞主催者(井川比佐志)から表彰され長男(﨑本大海)と長女(柳田衣里佳)と江阪と矢沢が出席し、戸田らが名誉顧問就任を望んだ。
長男・誠は夜逃げした実の母・佐野朋子(余貴美子)のもとを訪ね受け取った離婚届を康平と和子に渡し、二人は結婚届けを提出した、康平は島原鉄道にバナナ園の事業を起こさせた、康平は卑弥呼の墓を探すと告げ、長崎県仁田峠で二人は語り合った。
昭和48年に康平と和子は丘が台形で卑弥呼の墓と考え発掘し、康平は幻の卑弥呼を見て和子にそっくりだった、康平は倒れ死に、多数が集まり葬儀が行われた。
監督:堤幸彦
脚本:大石静
原案:宮崎康平
出演者:吉永小百合・竹中直人・窪塚洋介・風間トオル・平田満・柳原可奈子・黒谷友香・麻生祐未・綾小路きみまろ・不破万作・大仁田厚・岡本信人・大槻義彦・草野仁・井川比佐志・石橋蓮司・ベンガル・江守徹・大杉漣・余貴美子・由紀さおり・宮崎香蓮・柳田衣里佳・﨑本大海
製作年:2018年
118m
感想:
(2022/07/08)
- 羊と鋼の森
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北海道の田舎で17才の高校生・外村直樹(山崎賢人)はピアノの調律師・板鳥宗一郎(三浦友和)を案内した、板鳥は調律したピアノの音を聞かせ、直樹は生まれ故郷と同じ森の匂いを感じ景色が見えた。
外村は東京の調律の専門学校で「整調・聖音・調律」を2年学び、故郷の街の板鳥のいる楽器店に就職し、板鳥と事務員・北川(堀内敬子)と先輩調律師・秋野(光石研)と会い、指導係の先輩調律師・柳伸二(鈴木亮平)に付いた。
外村は柳と調律に行き客の好みの音を聞いて行った、半年前に調律したが弾きこんだピアノを調律し高校生姉妹・佐倉和音(上白石萌音)と由仁(上白石萌歌)に出会い、和音が弾くと端正で艶やかな音を奏で、由仁が弾くと明るく弾むような音色で、より明るい音を望んだ、外村は柳に二人の音色の違いへの対応を問い相手の音への思いやりと聞いた。
「外村は森の中の故郷の家族に調律師になりたいと告げた」
外村は客(城田優)から固い音を望まれ柳は針で微調整した、柳は客の好みで見極めが必要で意志の疎通が必要と告げた、外村は柳から大事な用事で帰ると聞き、外村は和音に急に呼ばれ調整し和音と由仁が弾き、二人は微妙に違うと告げ、外村は微妙な調整を行いかえって悪くして柳に調律を頼み、二人に謝った。
外村は板鳥から理想の音を聞き、外村は柳に木と花の名を告げ一人で任せると言われ、外村は客(森永悠希)の家で作業を始め最後の調律が14年前だった、作業が終わり客が演奏して暗い表情が明るくなった。
外村は和音からコンクールの地区予選で本番では力が出ないと聞き自分と弟と同じだと告げた、外村は佐倉担当になり和音から力強くと言われ由仁が弾き、外村は客(城田優)から見習いと言われたが柳は悪くないと告げた。
外村は柳から誘われて、柳の友人・浜野(仲里依紗)と柳のドラム演奏を聴き「メトロノームの様に正確で悩んだが落ち着いた」と聞き、和音はコンクールで演奏し、秋野は一流のピアニストに調律したピアノでの演奏を望むが一握りと告げ、外村はコンサートを目指さないと告げた。
<以下、隠し字>
外村は佐倉がピアノ弾けないと聞き、柳に和音にのみ気が取られたと心配しピアニストを変えないと言われた、外村は祖母が倒れ故郷に戻り弟から祖母の自分への想いを聞き、外村はコンサート場で板鳥の一流のピアニストへの調律を見て、演奏会を聴いた。
外村は由仁からピアノだけ指が動かない病気で、和音が落ち込みピアノに近づかないと聞き、秋野はピアニストを諦めた理由を告げ、柳は才能は好きな気持と告げ、外村は佐倉家のピアノを調律した。
柳は結婚を告げ、会場で和音の演奏のピアノ調律を外村に頼んだ、和音が演奏し外村にプロを目指すと告げた、由仁は柳に調律師になりたいと告げ、外村は人が入り変わった環境で板鳥の作業を思い出し調律し、板鳥にコンサートチュナーを目指すと告げた。
監督:橋本光二郎
脚本:金子ありさ
原作:宮下奈都
出演者:山崎賢人・三浦友和・上白石萌音・上白石萌歌・鈴木亮平・堀内敬子・光石研・仲里依紗・城田優・森永悠希・佐野勇斗・吉行和子
製作年:2018年
134m
感想:
(2022/07/08)
- 散り椿
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享保15年京、藩の不正を訴え藩を追われた瓜生新兵衛(岡田准一)は妻・瓜生篠(麻生久美子)と暮らし、篠は病に倒れ死の前に最期の願いを新兵衛に託した。
坂下藤吾(池松壮亮)と宇野十蔵(新井浩文)は10年前の兄の死と側用人・榊原采女(西島秀俊)の力を話し藩の戻った新兵衛を見かけた、采女は家老・石田玄蕃(奥田瑛二)に藩財政と新田開発で対立し、「平山道場四天王の坂下源之進(駿河太郎)は死に新兵衛は追放され篠原三右衛門(緒形直人)はおとなしい」と言われた。
新兵衛は道場に平山十五郎(柳楽優弥)を訪ね、篠の妹・坂下里美(黒木華)は弟・藤吾から新兵衛が戻ったと聞き、翌日に藤吾は篠原美鈴(芳根京子)と三右衛門を訪ね「篠は采女ではなく新兵衛を婿にした、新兵衛は藩の不正を訴え追放され、榊原平蔵殺害容疑者は真相を語らず死んだ」と聞いた。
新兵衛は里美に篠の死と願いを告げ、新兵衛は田中屋惣兵衛(石橋蓮司)から用心棒を頼まれ、刺客に襲われたが倒し、里美は篠への采女の手紙と篠への新兵衛の想いを聞き、惹かれて行った。
新兵衛と藤吾は采女に会い榊原滋野(富司純子)が新兵衛を夫の仇と責めた、新兵衛は田中屋で起請文を見せられた、夜に惣兵衛が刺客に襲われたが傷は浅かった、采女と滋野は平蔵と惣兵衛の関係から事件が起きたと話した。
采女は三右衛門に会い、藤吾は十蔵一味に連れられ、新兵衛は呼び出され石田と惣兵衛らと会い起請文を要求され采女に渡したと答えた、采女は里美から渡された起請文を読み「新兵衛が采女が篠に送った文を持ち、藩に戻った理由だ」と聞き篠の想いが生きていると知った。
正月が静かに過ぎ、新兵衛と藤吾は稽古を行い、春に藩主・千賀谷政家(渡辺大)が戻り三右衛門と采女らが迎え、滋野は里美を訪ね篠の位牌に参った、政家は狩に行き鉄砲で襲われて三右衛門が撃たれ「采女に斬りつけた平蔵を自分が斬った」と告げ死んだ。
<以下、隠し字>
石田は采女に切腹を命じ、藤吾は新兵衛と里美と美鈴に三右衛門の最期を告げ、新兵衛は采女と会い篠の願いを話し立ち合い、篠が采女に送った歌を見せられた、采女は藤吾に起請文を託し、藤吾は十蔵の腕を斬り政家に渡し、采女と新兵衛は石田一味から上意討ちと闘い、采女は矢で撃たれ、新兵衛は石田一味を斬った。
新兵衛は政家に「妻の供養と友の想いの為に生きる」残された者への心配を告げた、新兵衛は藩を去った。
監督:木村大作
脚本:小泉堯史
原作:葉室麟
出演者:岡田准一・西島秀俊・黒木華・池松壮亮・緒形直人・新井浩文・柳楽優弥・芳根京子・駿河太郎・渡辺大・麻生久美子・石橋蓮司・富司純子・奥田瑛二
製作年:2018年
112m
感想:
(2022/07/18)
- カムイ外伝
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江戸時代貧しい村に生まれたカムイは忍者となり抜忍・スガル(小雪)を追い争った。
14年後にカムイ(松山ケンイチ)は殺戮と掟に縛られた世界に嫌気が差し、忍の世界を抜けた、追っ手のかつての仲間・大頭(イーキン・チェン)やミクモ(芦名星)を倒し逃げた。
ある日、漁師・半兵衛(小林薫)が藩主の馬の足を斬り、備中松山藩主・水谷軍兵衛(佐藤浩市)は半兵衛を追い、カムイは身代わりになり助け、カムイは半兵衛に船で連れられた、軍兵衛はアユ(土屋アンナ)から犯人の首を求められ探させた。
カムイは岸に辿りつき、半兵衛と家族に迎えられ、妻・お鹿(小雪)は抜忍となったくノ一のスガルだった、スガルはカムイを追っ手と思い込み、娘・サヤカ(大後寿々花)は密かにカムイに恋心を抱いた、カムイはスガルに抜忍と告げた。
吉人(金井勇太)はサヤカを想い、半兵衛は馬の蹄から疑似餌を作り、半兵衛とカムイは船で漁をした、半兵衛はカムイに漁師になれと告げた、吉人は半兵衛が馬の足を斬ったお訪ね者と知り、カムイは島を去ろうとしてスガルに襲われ闘った。
吉人は軍兵衛に半兵衛を売り、家を焼き疑似餌を奪い、サヤカは吉人を襲い、村人らが吉人を殺した、カムイとスガルは処刑場に馬で乗りこみ半兵衛を救出した、半兵衛一家とカムイは海に船で漕ぎ出し、船は人食い鮫の群れに襲われた、そこを鮫退治軍団・渡り衆と不動(伊藤英明)に助けられた、カムイらは幸島に辿り着いた。
不動は村長に会い交渉し、猪を餌に鮫を誘い退治し、カムイはサヤカから想いを聞き、カムイは船で襲われ檻に入れられ海に落とされたが砂を掘り脱出し、不動たちが自分と同じ抜忍と聞き行動を共にした。
<以下、隠し字>
カムイらは穏やかな日を送るが、不動が潮時と告げ長旅の支度を命じ、サヤカは不吉な夢を見て不安になり、船が出ている間に島の様子が変わり、島民とサヤカらも殺されスガルは守れなかったと告げ死に、飲み水に毒が入れられたと知った。
不動は船で船員に毒を飲ませ、変装していた忍びの頭が現れ不動と追っ手に囲まれ闘い、カムイは不動が闘い腕を斬り殺した、カムイは逃げ続けた。
監督:崔洋一
脚本:崔洋一・宮藤官九郎
原作:白土三平
出演者:松山ケンイチ・小雪・伊藤英明・佐藤浩市・小林薫・大後寿々花・(イーキン・チェン)・金井勇太・芦名星・土屋アンナ
製作年:2009年
120m
感想:
(2022/07/18)
- 果し合い
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江戸時代、老武士・庄司佐之助(仲代達矢)は庄司家の部屋住みとして過ごし、甥の娘・美也(桜庭ななみ)だけが佐之助の面倒をみていた。
佐之助は美也から大目付・黒川(矢島健一)が縄手の息子・縄手達之助(高橋龍輝)を持ち込んだが、美也は松崎信次郎(柳下大)に思いを寄せていた。
庄司弥兵衞(益岡徹)と妻・多津(原田美枝子)は美也に縁談を勧め、佐之助は美也と信次郎の仲を知った。
「過去・庄司佐之助(進藤健太郎)はみち(松浦唯)を妻にし離れで暮らし、子が産まれたが闇に葬った、みちが死に野の墓に埋められた」
佐之助は美也とみちの墓に参り、女・牧江(徳永えり)の墓に行き「佐之助が婿入り予定だったが、果し合いで相手を討ったが足に深手を負い破談になった」と告げた。
美也は結局は両親に縁談を断り、佐之助は多津から庄司家に災いを持ち込んだと言われ、弥兵衞は黒川から佐之助の入れ知恵と言われた。
佐之助は碁を教えて指南料を取り、美也から博打だと非難され、美也は達之助に出会い恨みを言われ信次郎との仲を問われ絡まれ、佐之助は助けようとして殴られた。
「若い佐之助は牧江と祝言を待ち、佐之助は果し状を受け取り上司の倅と立ち合い斬り倒したが足を刺された、破談になり、牧江は佐之助に一緒になりたいと駆け落ちを望んだが時刻に佐之助は来なかった。1年後に牧江は婿を取ったが心の病で死んだ」 <以下、隠し字>
美也は信次郎から「達之助と果し合いをするので旅支度で待て」手紙を受け取り佐之助に知らせ、佐之助は果し合いに駆けつけ、助太刀で達之助と立ち合い居合いで斬り、怪我をした信次郎を連れ帰り手当てし、美也は信次郎は駆け落ちした。
佐之助は達之助との果し合いを文に書き、出頭した。
監督:杉田成道
脚本:小林政広
原作:藤沢周平
出演者:仲代達矢・桜庭ななみ・高橋龍輝・柳下大・原田美枝子・益岡徹・進藤健太郎・矢島健一・徳永えり
製作年:2015年
96m
感想:
(2022/07/28)
- 初蕾
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お民(宮沢りえ)は料亭「ふじむら」で売れっ子酌婦として働き、武士・梶井半之助(東山紀之)が客として「ふじむら」に通いお民と会っていた、互いに恋心を抱くが住む世界が違い、お民と半之助は夫婦になれないと自ら言い聞かせていた。
おしの(藤田朋子)は「ふじむら」の女将・お力(池内淳子)にお民と半之助の事を話し、お民は両親と死に別れ奉公を始めて5年で借金もなくなっていた、半之助は屋敷に戻り母・はま(若尾文子)に身を固めろと言われ、父・梶井良左衛門(宇津井健)から仕事を注意された、お力は案じて、お民に別の縁談を持ち掛け店を持てと勧めたが、お民はその気はなかった。
漁師の妻・おひで(泉ピン子)は「ふじむら」に出入りしお力と話し、お民が半之助の子供を身ごもっていると知った、お民は半之助に心配をかけたく話したがらず、お力とおひではお民を説得して妊娠を告白させようとした。
半之助は同僚・森田久馬(松村雄基)らと「ふじむら」に来て、半之助は男と女の関係を刹那的なものと言うと森田に批判されて立ち合い半之助は森田を斬り傷つけ、半之助は「ふじむら」でお民から妊娠を聞かないまま好きだが約束は出来ないと、江戸で自分を叩き直すと告げて姿を消した。
残されたお民は絶望して階段から落ちるがお力に諭された、半之助の父と母は役目を止めて屋敷を引き払う準備をし、お力は2人に会い謝り気にするなと言われ手伝った、やがてお民はおひでの小屋で男の子を産み松太郎と名付け、お力に貰われ先を任した。
半之助の父と母は住まいを移り近くに赤ん坊・松太郎を見つけ小太郎と名付け、翌日にお力を呼び赤ん坊を育てると告げ乳母を探し、お力はお民をうめの名で秘密で乳母にした、はまはうめを躾けようとし、子育ての書物を読み半之助と同じように育てようとした。
はまはうめの行儀を注意し、その場しのぎの育て方を注意し、うめが反発するとはまは自分で育てはじめた、お民はお力に家に戻るがはしかが流行っていると知り、ふたたび梶井に戻った。
<以下、隠し字>
うめはたえず抱いて小太郎を育て、3日後に小太郎の熱が下がった、梶井はお力に乳離れしたがうめを家に長く置きたいと告げ、はまはうめに色々な事を教え始めた、小太郎が歩き始め、梶井はうめに学問を教え始めた。
1年経ち、2年経ち梶井は小太郎とうめに学問を教え、お力ははまに森田を連れ、森田は梶井夫妻に詫びて半之助の消息を告げ学問所で上達し地位を得て、藩主が半之助を藩に連れて来ると告げた、うめは小太郎に別れを告げたが、はまはうめをお民と呼び全て判っていて梶井家の人間として厳しく躾けたと告げた。
監督:鴨下信一
脚本:宮川一郎
原作:山本周五郎
出演者:宮沢りえ・東山紀之・泉ピン子・松村雄基・池内淳子・宇津井健・藤田朋子・若尾文子
制作年 : 2003年
感想:
(2022/07/28)