鑑賞日記(2022/01)
- インスタント沼
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沈丁花ハナメ(麻生久美子)は子供の頃に父親が家を出て母親・沈丁花翠(松坂慶子)の荷物を沼に処分した、ハナメは同僚・立花まどか(白石美帆)から祟りと告げ掘れと言われ、編集長のハナメは西大立目部長(笹野高史)から雑誌の廃刊を言われた。
ハナメは写真家・雨夜風太(松岡俊介)を思い出したが、ライター・市ノ瀬千(ふせえり)と取材し編集会議で心霊スポットの取材が決まり、まどかと市ノ瀬とカメラマン・氏家(堀部圭亮)とスタイリスト・浦田(江口のりこ)らと取材に行きモデル・クララ(玄覺悠子)と撮影し霊を感じると言うがハナメは感じなかった。
雑誌が休刊にばりハナメは出版社を辞め、沼だった埋め立て地を掘るが何も出なく、リサイクル業者・東(村松利史)と川端(松重豊)と大谷(森下能幸)が身の回りの荷物を査定した、ハナメは兎農場で草刈正(不破万作)と八郎(五頭岳夫)に兎・ゴンサブローの相手を探すがどれか判らなくなった。
万年池で消防団・日村(森田ガンツ)と刑事・植木(宮藤官九郎)がハナメの母・翠を病院に運び、病院でハナメは医師・高峰(陰山泰)から意識不明と聞き看護師・野々山(五月女ケイ子)が不安で、刑事・隈部(渡辺哲)は池を調べ30年前のポストを見つけ、鑑識課・中島(少路勇介)は手紙を発見し「ハナメの実父は「沈丁花ノブロウ」という知らない男だ」と書かれていた。
ハナメは「沈丁花ノブロウ」を住所に探し、骨董屋「電球商会」店主・自称の電球(風間杜夫)に会うが嘘ばかりの男だった、ハナメは電球とオムライス屋(新屋英子)の店に食事に行き出会ったパンクロッカー・ガス(加瀬亮)に似ていると言われた。
ハナメは電球を訪ねた、飯山和歌子(相田翔子)がツタンカーメンの占いマシーンを探しに来た、ハナメは市ノ瀬に相談し輸入していた泰安貿易・亀坂社長(岩松了)に会うが無く、4人でゲーム機の墓場に行き川端と大谷が記憶を元に探し見つけた、ガスが調べて動かし和歌子が占うと電球の写真が出て来た。
ハナメは次第に骨董の魅力に嵌まって行き、無価値なものに妙な価値が生まれる事が楽しく、電球から「骨董屋が向く」と言われハナメは2人で寺に行き住職(海原はるか)から河童のミイラを見せられびっくり箱だった。
ハナメは市ノ瀬に骨董屋を始めると告げ、白い骨董屋店主(粟根まこと)に行き静かにと言われ騒ぎ、貯金で部屋を改造し骨董屋を開いた、全然売れず電球から「うまくいかない時は水道の蛇口をひねれ」とアドバイスされ、水が溢れる前に用事から戻りテンションが上がった。
ハナメは心気一転で黒くて可愛いものを揃えると客が増えて店も順調に進んだ、ハナメは電球から店を閉めて旅に出る為の資金に古い蔵の鍵を100万円で買えと頼まれ、ハナメはうっかり買った、ガスが電球は和歌子と暮らすと明かし占いマシーンはやらせと知り、鍵を投げつけ去った。
<以下、隠し字>
ハナメは客(石井聰亙)に大事な釘を売り、ハナメは意地を張ったことを後悔し電球を訪れたが旅立った後だった、ハナメはガスと鍵の蔵のある村へ行き、蔵を開けると土砂が出て来て埋もれハナメは砂を調べたが何も無く、2人は宿のおばちゃん(佐々木すみ江)の言葉で砂はインスタント沼と考え、神主(伊吹吾郎)から古地図を見せられた。
ガスはバスでおじさん(広川三憲)から砂取場と聞き、ハナメは砂を宅配で送ろうとした、ガスはトラックで砂を運び、ハナメは実家に運び拡げて水を引いて沼にした、沼から巨大な竜が天に昇った。
翠が退院し兎が戻り、ハナメはガスの仕事を手伝った。
監督:三木聡
脚本:三木聡
原作:三木聡
出演者:麻生久美子・風間杜夫・加瀬亮・ふせえり・白石美帆・松岡俊介・温水洋一・村松利史・松重豊・森下能幸・堀部圭亮・江口のりこ・玄覺悠子・森田ガンツ・少路勇介・松浦祐也・広川三憲・粟根まこと・加賀谷圭・陰山泰・才藤了介・五月女ケイ子・宮藤官九郎・はな・石井聰亙・相田翔子・伊吹吾郎・不破万作・五頭岳夫・海原はるか・新屋英子・佐々木すみ江・岩松了・渡辺哲・笹野高史・松坂慶子
制作年:2009年
120m
感想:
(2022/01/09)
- 永遠の人
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第一章:昭和7年、阿蘇谷の大地主・小清水平左衛門(永田靖)の小作人・草二郎(加藤嘉)の娘・さだ子(高峰秀子)には恋人・川南隆(佐田啓二)がいた。
隆と、平左衛門の息子・小清水平兵衛(仲代達矢)は共戦争に行ったが、平兵衛は足に負傷して帰ってきて歓迎会が行われた。
しばらく後に平兵衛はさだ子に言い寄り、草二郎と隆の兄・力造(野々村潔)は地主に断れず、さだ子は平兵衛に犯されて、川に身投げしたが力造に助けられた。
隆が帰り力造から事情を聞き、隆はさだ子に村を出ようと告げたが、約束の時間にさだ子は隆が「幸せになってくれ」と置手紙を残し去ったと知った。
第二章:昭和19年、力造は平兵衛と結婚したさだ子に応召されたと告げ、隆は妻・友子(乙羽信子)と結婚し息子・豊が居て応召され、友子と豊は力造の家にいた、平兵衛は友子を小清水家の手伝いに呼んだ。
さだ子は病の平左衛門を看病し、3人の子・栄一と守人と直子と暮らし、平兵衛は栄一を産んだ頃を忘れないさだ子に苦しみ、友子はさだ子と隆の過去を知り傷ついた。
ある日に平兵衛は友子を犯そうとして、さだ子は平兵衛を「ケダモノ」と罵った、平左衛門が死に、翌日に友子は息子と郷里へ帰った。
第三章:昭和24年、平兵衛はさだ子がひねくれた息子・栄一(田村正和)を叱るのを見て口論し、隆が帰り、さだ子は胸を患い帰った力造と出会い、栄一は高校で暴力を振るい、栄一は自分の出生の秘密を知り、自殺すると手紙を残した。
さだ子は隆と栄一を探し、栄一は阿蘇の火口に投身自殺し、さだ子と平兵衛は益々憎み合った。
第四章:昭和35年、20歳の平兵衛の娘・直子(藤由紀子)と25歳の隆の息子・豊(石浜朗)は愛し合った、さだ子は草二郎に2人を大阪へ逃がしてやり28年振りに晴れ晴れしたと告げ、さだ子は平兵衛に後で知らせるが許さなかった。
死んだ事になっていた友子が隆と草二郎に会いに来て謝り、豊に会いたいと告げ断られた、隆が血を吐き、草二郎はさだ子を疑う平兵衛に隆の療養費用は平左衛門から譲られた金を使ったと告げ、さだ子は平兵衛を批判した。
そこへ巡査(東野英治郎)がきて「東京の大学にいる次男・守人(戸塚雅哉)が安保反対デモに参加して逮捕状が出た」と報せ、さだ子は守人から電話を受け平兵衛に場所は知らせず出かけ、さだ子は友子と会い「息子と会いたい」と聞き大阪の居場所を教えた。
さだ子は草千里で守人に会い、金を渡して彼の逃走を助け、小清水が農民を裏切った昔の伝説の供養だと言われた。
<以下、隠し字>
第五章:昭和36年、直子と豊は生れた子を連れ帰り、さだ子が迎えて重病の隆に駆けつけた、隆は死の間際にさだ子に感謝して「自分が平兵衛を苦しめた、謝って欲しい」と告げた。
さだ子は平兵衛を呼びに行き謝り、隆が謝っていると告げたが平兵衛は認めず、さだ子は家を出ると告げた、平兵衛は自分は一人だと告げたがやがて思い直して隆に会い、隆と直子を許すと告げた。
監督:木下恵介
脚本:木下恵介
出演者:高峰秀子・加藤嘉・佐田啓二・野々村潔・仲代達矢・永田靖・浜田寅彦・乙羽信子・田村正和・戸塚雅哉・藤由紀子・石浜朗・東野英治郎
制作年:1961年
107m
感想:
(2022/01/09)
- 植村直己物語
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1973年グリンランドで植村直己(西田敏行)は犬ぞりで進み南極大陸縦断の準備をし、シオラパルク村に到着しミツ(トニー)と会い、日本に帰り駅の階段で女性と偶然出逢い、武藤安子(乙羽信子)の店で女性・野崎公子(倍賞千恵子)と再会した。
公子は野崎秀代(山岡久乃)と兄・野崎誠治(左とん平)から身体が弱いと言われ、直己は小川光夫(藤木悠)と小川ヨシ(菅井きん)を訪ね小川正夫(古尾谷雅人)の仏壇に石を供えた、数日後に直己は公子に著書をプレゼントした。
「直己は明治大学山岳部だが落ちこぼれで、小川を目標にし、小川はマッキンリーに昇り小川好江(日色ともゑ)や仲間に写真を見せた。直己は父・植村松太郎(大滝秀治)と母・植村ハツ(丹阿弥谷津子)と兄・植村修(井川比佐志)と修の妻(小林トシ江)から外国行きを反対された。卒業後4万円だけ持ち渡米し、不法労働で追放されフランスに行き、アルプス・モンブランを登りクレバスにはまり反省し、近くでスキーが得意と偽り働いた。
直己はヒマラヤのゴジュンバ・カンII隆明大隊に参加し小川と再会し、アタック隊の小川と平山(倉田保昭)らは断念し、直己とズンダは第二次アタックし隊長・高城(辻萬長)と藤野(伊藤敏八)の後方からの指示で同峰の初登頂に成功し、直己は自分だけが目立った事で団体登頂は合わないと感じ、別れてボンベイに歩き船に乗りフランスに戻った。
翌1966年夏にモンブラン、秋にキリマンジャロに単独登頂し、1968年1月にアコンカグア登頂し、9月にマッターホーンを目指すが単独登頂は許可されなく、10月に日本に戻り小川の死を知り、直己はまともな生活を目指し色々な仕事で働くが続かず、長塚博人(若林豪)から日本のエベレスト登頂の偵察隊として行った。
1970年5月に日本山岳隊がエベレストに挑み、雪崩や落石に遭い死者が出た、直己は松浦(土師孝也)とアタック隊に選ばれ日本人として初めて登頂し次いで平林らが成功したが登頂しなかった隊員の一部に不満があった。
3ヵ月後に直己はアメリカ隊の1員扱いで北米最高峰マッキンリー単独登頂に成功して5大陸最高峰すべてを征服した、1971年4月にエベレスト国際登山隊に日本から須藤(山田辰夫)と2人参加し、事故が起きハッシュ・バギーノ(リック・チーマ)が遭難し直己は反対を押し切り救助に向かい、一人で荷物を運んだが隊は登頂は断念した。
その後に直己は陸地の冒険に目標を転換した。」
直己は出版社・脇田(山本圭)に原稿と資料を渡し「北極圏12000キロの犬橇単独行」を告げ援助を求めた、公子は本を読み感動し、直己はプロポーズして1974年に二人は結婚した。
1974年12月に直己は北極圏12000キロの犬橇単独行を始め、犬が逃げたり死んだりした、公子は脇田とアラスカ・コッビューに行きオーロラを見た、直己は1年半近くかけて成功した、帰国した直己は原稿に苦労したが、直己は北極点を目指すと告げた。
直己は脇田と石山(竹脇無我)と真田(池部良)らに犬橇でグリンランド3000キロ横断しての北極点単独到達計画を告げ1億円必要で社会的意義を問われ、石山と真田は一般からの1000円募金を始め、長塚が批判し、西川栄二郎(小沢栄太郎)がアメリカ人工衛星でのフォローを告げ、長塚が発起人で支援パーティを開き直己は大きな夢への援助が必要だと話した。
<以下、隠し字>
1978年3月にコロンビア岬からスタートしたが氷が邪魔して僅かしか進めず、公子は妊娠し、直己はテントで白熊に襲われあやうく助かり、公子の母・秀代が死んだ、犬橇の犬が子を産み、公子は流産した、直己は橇が傾き荷物を運び氷が溶けて水に浸かり、雪嵐に見舞われ食料補給を求めた、1978年4月に北極点到達した。
直己はグリンランドの氷河で犬がクレバスに挟まり助けるが1匹が落ちた、濃霧で何も見えず、直己は法律で犬を街に持ち込めず悩むと許可が下りた、直己は賞を受けた。
直己は公子に最後に南極大陸横断計画をたてその後は野外学校を開きたいと告げた、直己は南極アルゼンチン基地に入るがフォークランド紛争のためアルゼンチン政府の許可が下りず断念した。
直己は1984年2月にマッキンリーに行き登頂すると公子に電話して、登頂した連絡後に消息を断った、公子は連絡を受け、捜索隊が探したが発見出来ず、公子は記者会見で直己を話した。
監督:佐藤純彌
脚本:岩間芳樹
原作:植村直己
出演者:西田敏行・倍賞千恵子・大滝秀治・丹阿弥谷津子・井川比佐志・小林トシ江・山岡久乃・左とん平・岩本多代・古尾谷雅人・藤木悠・菅井きん・日色ともゑ・乙羽信子・磯部勉・草見潤平・塩野谷正幸・高月忠・青木卓・原吉実・小沢栄太郎・若林豪・山本圭・池部良・竹脇無我・辻萬長・伊藤敏八・倉田保昭・土師孝也・山田辰夫・樋浦勉・加藤善博・山野史人・(ダグラス・ブレア)・(ジョゼフ・バーク)・(ピーター・グロスマン)・(ウォルフガング・リンクマン)・(ロミオ・マルツォー)・(リック・チーマ)・(トニー)・(リーバイ)・(ラリー)・(セルジオ・アリオ)・
制作年:1986年
140m
感想:
(2022/01/19)
- 丘を越えて
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昭和初期に東京・竜泉寺町で細川葉子(池脇千鶴)は母・細川はつ(余貴美子)と暮らし亡き父・細川徳蔵(峰岸徹)の写真に祈り、葉子は堀口カツ(石井苗子)に出会い、葉子ははつから金を借り文藝春秋社社長・菊池寛(西田敏行)の面接の準備をした。
葉子は就職のため文藝春秋社の面接に行き、朝鮮人の編集者・馬海松(西島秀俊)に出会い、総編集長・佐々木茂索(嶋田久作)は不況で仕事は無いと告げ、菊池は社員(利重剛・戸田昌宏)らと将棋に熱中し、葉子を面接し目に留めて個人秘書として雇った。
菊池はバー・ルパンでママ(高橋惠子)と会い、佐々木と新雑誌創刊を話し、葉子は出勤して地下鉄しんちゃんこと長谷川伸策(猪野学)と話し、菊池は子供の手紙に感動し、葉子を食事に連れタクシーで送り、葉子は映画の取材を命じられ、菊池にダンスホールに連れられ、新雑誌「モダン日本」の創刊号が出来た。
葉子は馬から「菊池に口説かれたか」問われ本を薦められダンスに誘われた、葉子は菊池から馬と親しいか問われ、菊池と馬は「モダン日本」の編集で対立し、葉子は菊池から「馬は朝鮮の貴族出身で日本に留学して菊池と出会った」と告げた。
馬は「モダン日本」の編集に加わり、葉子をビアバーに連れ樋口一葉を話し女性地位も文明開花だと告げ、馬は刑事に尾行されていると告げ、馬は「母国に戻り新しい朝鮮を作りたい」と告げた。
葉子は馬と菊池から教えられながら成長して行き、短編小説を書き菊池に見せ、菊池と直木三十五(猪瀬直樹)の対談に出席し、菊池は葉子から皆の為に気遣うと聞き「それは愛だ」と告げ「葉子に恋をした」と告げた。
<以下、隠し字>
馬は長谷川に襲われ「葉子から手を引け」と言われ、葉子は菊池から小説の感想とアドバイスを聞き給料を上げると言われ、葉子は馬に避けられ、「モダン日本」が休刊になり馬は退社して朝鮮に帰ると菊池に告げた、葉子は馬に気持を伝えに行き連れて行けないと言われた。
葉子は帰ると菊池とはつが待ち、はつは葉子に文壇重鎮と朝鮮人ではどちらも幸せになれなかったと告げ、満州事変が起き、はつは葉子と景気の良い「丘を越えて」を歌った。
監督:高橋伴明
脚本:今野勉
原作:猪瀬直樹「こころの王国」
出演者:西田敏行・池脇千鶴・西島秀俊・余貴美子・嶋田久作・猪野学・利重剛・戸田昌宏・中田寛美・下元史朗・金山一彦・石井苗子・峰岸徹・猪瀬直樹・高橋惠子 制作年:2008年
114m
感想:
(2022/01/19)
- 映画 深夜食堂
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深夜食堂は、深夜0時に開くめしやでメニューは豚汁定食・ビール・酒・焼酎しかないが、マスター(小林薫)ができれば言えば作った。
忠さん(不破万作)とホステス・マリリン(安藤玉恵)にヤクザ・竜(松重豊)とゲン(山中崇)が来てママ・小寿々(綾田俊樹)らが加わり、忘れ物の骨壺が見つかった。
「ナポリタン」
妾・川島たまこ(高岡早紀)が忠さんと小道(宇野祥平)に死んだ愛人をぼやき、マスターはナポリタンを作り、交番巡査・小暮(オダギリジョー)に骨壺を渡し、たまこは営業・西田はじめ(柄本時生)と店で話し親しくなり一緒に暮らした。
たまこに遺産が入りはじめは別れ、ミキ(須藤理彩)とルミ(小林麻子)とカナ(吉本菜穂子)と忠さんと小道にたまこは金が大事と持論を告げた。
「とろろご飯」
マスターは八百屋(森下能幸)で仕入れ、刑事・野口(光石研)と女刑事とに骨壺を引取に行き、栗山みちる(多部未華子)はネットカフェに泊まり、小道とかすみ(谷村美月)とマスターに空腹のみちるが来て食い逃げした。
料亭の女将・塙千恵子(余貴美子)がぬか床をマスターに渡し、みちるは後日来て謝り働きたいと告げ包丁を研ぎ店を手伝い、手が悪いマスターに代わり料理を作った、みちるは住み込みで働いた。
巡査やミキらはみちるとマリリンらが会い噂し、みちるはラーメン屋の出前と親しくなり、接骨士・公がマスターの背骨が曲がると告げマスターを治し、長谷川タダオ(渋川清彦)が来てみちるを見つけ口論し、小暮がプロポーズしたと告げたが芝居だった。
千恵子はみちるを自分の店に誘い、みちるは深夜食堂を止めて料亭で働いた。
<以下、隠し字>
「カレーライス」
マスターは銀杏を煎り忠さんとミキらが食べ、足立サヤ(平田薫)と杉田あけみ(菊池亜希子)が来てボランティアを話し、サヤがガイドするバスに大石謙三(筒井道隆)が乗りあけみに会いたいとつきまとい、サヤはマスターらに「福島の仮設住宅で謙三はあけみにプロポーズした」と告げた。
謙三はあけみから断られ、マスターは野口らから謙三を引取りカレーを作り、謙三を国から先輩が迎えに来た、あけみが酔って謙三を訪ねて戸惑う訳を話し、翌日にあけみはマスターに相談し、謙三は自分も何も無く骨壺に土を入れたと告げ、マスターは骨壺を寺で供養した。
国に帰る謙三にあけみはまた訪ねると告げた、深夜食堂に塚口街子(田中裕子)が来て骨壺を預けたと謝罪し「元夫で甲子園の土」と告げた、翌日にみちるが来て常連客と過ごした。
監督:松岡錠司
脚本:真辺克彦・小嶋健作・松岡錠司
原作:安倍夜郎
出演者:小林薫・高岡早紀・柄本時生・多部未華子・余貴美子・筒井道隆・菊池亜希子・不破万作・綾田俊樹・松重豊・光石研・安藤玉恵・須藤理彩・小林麻子・吉本菜穂子・中山祐一朗・山中崇・宇野祥平・金子清文・平田薫・篠原ゆき子・渋川清彦・谷村美月・田中裕子・オダギリジョー・森下能幸・大鷹明良・つすん・向井理・
制作年:2015年
119m
感想:
(2022/01/29)
- 孤狼の血
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昭和63年4月に広島県呉原市で地場の暴力団・尾谷組の尾谷憲次(伊吹吾郎)組長に対し広島の巨大組織・五十子会の五十子正平(石橋蓮司)会長が仕掛け泥沼化して一旦終わり、14年後に新たに抗争の火種が燻り始め、尾谷組残党に五十子会系の加古村組が牙を向いた。
昭和63年8月に呉原市でマル暴のベテラン刑事・大上章吾(役所広司)は加古村組関連呉原金融社員・上早稲二郎(駿河太郎)失踪を上早稲潤子(MEGUMI)から聞き、新人刑事・日岡秀一(松坂桃李)は大上とコンビになり組員に因縁を付け問うが答えず、大上は刑事・友竹啓二(矢島健一)と土井秀雄(田口トモロヲ)らに上早稲は死んでいると告げ署内で意見が割れた。
尾谷組と加古村組の組員が争い、大上と日岡は尾谷組で一之瀬守孝(江口洋介)を宥め金を受け取りクラブ梨子でママ・高木里佳子(真木よう子)と飲むと、加古村組の野崎康介(竹野内豊)と加古村猛(嶋田久作)らが五十子と来て睨み合った。
大上は金をばらまき上早稲の情報を集め、広島市で大上と日岡は右翼団体に銃で乗り込んだ瀧井洋子(町田マリー)を抑え、瀧井銀次(ピエール瀧)から上早稲の情報を得た、大上は放火騒ぎを起こして監視カメラテープを奪い拉致映像を見つけた。
日岡は知り合った薬局店員・岡田桃子(阿部純子)の部屋でを過ごし、街で銃発砲犯を逮捕し、高木の知人の殺害を聞き、大上と日岡は加古村組で調べるが否定され、大上は鳥取刑務所で尾谷を説得し、一之瀬は3日の期限を決めた。
広島県警監察官・嵯峨大輔(滝藤賢一)は日岡から大上の内定情報を聞き「14年前の抗争での五十子会幹部・金村殺害容疑」を告げ、高木は加古村組員・吉田滋(音尾琢真)を呼ぶ出し大上が拷問し「組長が金庫番の上早稲から金を出さすと、広島尽誠会のサラ金から奪った」と聞き出した。
大上は養豚場を調べ授業員を別件逮捕で調べ、大上と日岡はクラブ梨子で瀧井からマスコミが金村殺害を調べていると聞き、翌日に無人島で上早稲の死体を捜し、記者・高坂隆文(中村獅童)は署長・毛利克志(滝川英次)に取材し、大上は上早稲に遺体を発見して署は苗代広行(勝矢)ら4名を指名手配した。
署長は大上を捜査から外し自宅謹慎させ、尾谷組は約束期日を過ぎ加古村組を襲い尾谷組幹部は姿を消し、日岡に尾谷組・永川恭二(中村倫也)が出頭し、大上は五十子と尾谷組との終結を謀るが条件が合わず、日岡は大上と別れ桃子を訪れ、大上は消えた。
<以下、隠し字>
3日後に苗代ら4名が逮捕され、その自供で署は加古村組を捜査し幹部を逮捕した、日岡は瀧井から大上にとって極道は駒と聞き、高木から大上のノート「警察官の不祥事情報」を受け取り「金村殺害は高木だ」と聞いた、大上の死体が見つかり、日岡は養豚場を調べ証拠を見つけた。
日岡は瀧井に依頼し、五十子がパーティを開き瀧井に呉原を仕切らせると告げ、日岡は一之瀬らを手引きして五十子を殺害させ逮捕した、後日に日岡は桃子から恩人・大上の指示で日岡に近づいたと聞いた。
監督:白石和彌
脚本:池上純哉
原作:柚月裕子
出演者:役所広司・松坂桃李・真木よう子・滝藤賢一・音尾琢真・駿河太郎・中村倫也・中村獅童・矢島健一・田口トモロヲ・ピエール瀧・石橋蓮司・江口洋介・竹野内豊・阿部純子・嶋田久作・伊吹吾郎・中山峻・九十九一・岩永ジョーイ・MEGUMI・井上肇・滝川英次・さいねい龍二・沖原一生・町田マリー・勝矢
制作年:2018年
126m
感想:
(2022/01/29)