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鑑賞日記(2021/08)

奇跡のリンゴ

1953年津軽に秋則は次男で生まれ、幼い頃から学生時代に車やバイクやエレキギターなど機械いじりに夢中で過ごし、父・三上幸造(伊武雅刀)から怒られ、母・茸子(原田美枝子)から失敗して答えを見つけろと言われた。
勝手に就職して上京し、木村秋則(阿部サダヲ)は機械メーカーで働き、リンゴ農家は害虫に多大な被害を受けた、リンゴ農家の娘・木村美栄子(菅野美穂)とお見合いして、結婚して木村家に入った。
春に農家はリンゴの木に農薬を度々散布し影響を調整した、安全なリンゴを作る事と安全な作業とは異なり、美栄子は過敏な体質で繰り返し散布する農薬の影響で気分を悪くして寝込む事を繰り返した。
秋則は農薬の勉強を始め対策を相談し一部の畠で農薬の量を減らした、美栄子は子を産み、秋則は自然栽培の本に出会い、不可能と言われていたリンゴの無農薬栽培を考え、美栄子の父・征冶(山崎努)の協力を得て挑戦を始めた。
はじめは順調に進むが、3月後に色々な病気が発生して木が枯れ被害を受けた、秋則は2年目に対策を考え試したが一部の虫だけの効果で病気は治らず、秋則は効果を早く調べる為に全ての畠で無農薬栽培を始めた。
征冶はラバウルでの悲惨な体験を秋則に話し、3年目に子が増えて、色々な食品を農薬の代わりに使い種類を絞り、5年目に全ての畠が膨大な害虫に蔓延り近隣から苦情が来た。
秋則の両親は征冶と美栄子に詫びたが、美栄子は秋則を庇い、征冶は自分の責任だと告げ、私財を全て使い、6年目に収入はゼロで畑は痩せて周囲の農家からカマドケシ(破産者)と噂された、7年目に僅かな野菜を作り売るが家族は貧困にあえいだ。
秋則は親友(池内博之)から家族が惨めだと責められ、秋則は両親からも諦めろと言われた、秋則は冬に出稼ぎに行くが暴漢に金を奪われた、8年目に税金が滞納し畠が差し押さえられ半分の畠を手放し行動が異常になり、美栄子に別れを告げ、無農薬は止めようと言うと娘に反対され、娘が病気になり走り病院に運ぶとストレス性発熱と言われた。
秋則が消えて美栄子は探し、秋則は追い詰められ山に登り自殺を考えるが失敗し、山奥に虫のつかない1本の樹を見つけると根元に別の植物が生えていた、秋則は美栄子にヒントを掴んだと告げた。
<以下、隠し字>
秋則は山の土を調べ雑草が強いと考え、9年目に畠に大豆を蒔き取りが集まった、秋則は近所でバイトを始め、畠はジャングルの様になり虫が集まり、周囲の目が変わり始めた、冬に征冶が入院し痴呆症も患い、春に秋則と美栄子は畠に行くと花が咲いていた、両親が見に来た。
秋に小さなリンゴが収穫され家族で食べ、征冶がリンゴを握り死に、無農薬栽培リンゴは拡がっていった。


監督:中村義洋
脚本:吉田実似・中村義洋
原作:石川拓治
出演者:阿部サダヲ・菅野美穂・池内博之・笹野高史・伊武雅刀・原田美枝子・山崎努
制作年:2013年
129m


感想:
(2021/08/02)

おくりびと

小林大悟(本木雅弘)は冬の山形で佐々木生栄(山崎努)と葬儀に行き、納棺の作業を進めて、遺族に男か女かの化粧方法を問い行った。
大悟はチェロ奏者だったがオーケストラが解散し失業して購入したチェロ代金の1800万円の借金を抱えた、やむなくチェロを手放して妻・小林美香(広末涼子)と実家の山形へ帰り、2年前に死んだ母親が残した家に戻った。
大悟は新聞広告で佐々木が経営する会社に行き、事務員・上村百合子(余貴美子)と佐々木と面接し直ぐ採用になり納棺師の仕事と聞いた、大悟は美香に冠婚葬祭の仕事と告げた、大悟は死者を見た事がなく、百合子は「季節の変わり目に葬儀屋から仕事増える」「昔は家族で行ったが納棺師が出来た」と告げた。
大悟は佐々木に呼ばれ、劇場で業務用映像の撮影の死者のモデルになり顔を怪我した、初仕事で大悟は佐々木と死後2週間の酷い死者の納棺に行った、大悟は早く退社し銭湯に行き平田正吉(笹野高史)と会い体の匂いを洗った、山下ツヤ子(吉行和子)は息子と孫・しおりと廃業を勧められ、大悟は同級生・山下(杉本哲太)と気づいた。
大悟は納棺師の過酷な仕事を美香に話せずすがり、チェロが弾きたくなり楽器を修理し演奏した、大悟は死ぬために川を上る鮭を見て、佐々木から天職だと言われ、大悟は佐々木と遅れて仕事に着き納棺を行い佐々木は死者に美を授けた。
大悟は美香とツヤ子の銭湯に行き、ツヤ子は一人で銭湯を続けていた、大悟は百合子の連絡で一人で納棺を行い、翌日に出社し百合子から仕事を始めたけっかけを聞き、大悟は山下から仕事が噂になっていると言われた。
美香は大悟が映る納棺のビデオを見て仕事を知り辞めて欲しいと望み実家へと帰り、大悟は納棺に行き交通事故死した娘に姿に納得出来ない母親や家族が加害者と揉めた、大悟は佐々木から死んだ妻を飾りそれから納棺師を続けていると聞いた。
大悟は佐々木と百合子とクリスマスに焼き鳥を食べ、チェロを弾き失踪した父を告げた、大悟は色々な人の納棺を続けた、季節が変わり美香が家に戻り「赤ちゃんが出来た」と告げ辞めて欲しいと告げた。
大悟は美香と唐突に倒れ死んだツヤ子の銭湯に行き、納棺を担当し山下ら家族と美香が顔を清め、火葬場の担当の平田は山下に昨年にツヤ子から銭湯をやって欲しいと頼まれたと告げ点火した、美香は大悟から石文を渡され父から聞いたと言われ、大悟の気持ちを理解した。
<以下、隠し字>
父の訃報が届き、大悟は家庭を捨てた父に深いわだかまりがあった、佐々木や百合子は大悟に行って欲しいと頼み、大悟は美香と柩を持ち父がいた老人ホームへ車で向かい、30年ぶりに父(峰岸徹)の遺体と対面したが顔は憶えておらず、望んで納棺の作業を行い石文を見つけ、泣きながら進め、美香は見守り、大悟は美香と石文を、美香の胎内の命に押し当てた。


監督:滝田洋二郎
脚本:小山薫堂
出演者:本木雅弘・広末涼子・余貴美子・杉本哲太・峰岸徹・山田辰夫・橘ユキコ・吉行和子・笹野高史・山崎努
制作年:2008年
130m


感想:
(2021/08/02)

星守る犬

奥津京介は両親の死後に祖父母と暮らすと祖母(八木昌子)が倒れ本の世界に没頭し、祖父(藤竜也)は壁を壊し、祖母は向日葵を見て死に、祖父が子犬・クロを連れて来た。
奥津京介(玉山鉄二)は図書館員(でんでん)に本を返却し、名寄市役所福祉課に出勤し課長(塩見三省)ら課員(阿南敦子・山崎樹範)と話し、山中に放置されたワゴン車から死後半年の中年男性遺体と死後1ヶ月の犬の遺体が見つかった。
遺品のレシートを調べ前田義男(西田敏行)の名で東京から1月かけて北上したと判り、クロが死に6月経つ奥津は調べに東京に車で出発し、東京で前田はいないと聞き、少女・川村有希(川島海荷)が乗りこみ旭川まで送れと頼んだ。
奥津は有希と旅を始め、ワゴン車に乗る白犬を追い、旅館の女将(余貴美子)から「前田が白犬・ハッピーと泊まり、部屋を荒らし他の客に迷惑を掛けた」と聞き、兄妹と偽り泊まった。
奥津は有希といわきに行き、レシートのコンビニに行き立ち退き中の店長(中村獅童)から「前田はハッピーと共に車で旅行し、コンビニで買い物し、万引き少年を助けた」「前田は少年と遊び、少年は前田から金を盗み逃げ、男は病で薬を飲んでいた」と聞いた。
奥津と有希は遠野に行きリサイクルショップ河童で店の夫(温水洋一)と妻(濱田マリ)から「前田は知人に電話で金を借りようとしたが駄目だった、ハッピーが動物病院で手術したが治療費が払えず、河童で所持品を売った、弘前に向かった」と知った。
奥津と有希は弘前に行き、「前田は女性(岸本加世子)が娘を送り出し介護の仕事に行くのを見た」、奥津は学校に行くようになりクロを世話しなくなったと思い出した。
奥津と有希はフェリーで北海道に向かい、「前田は船員(菅原大吉)にハッピーは目が悪い自分の盲導犬だと告げたが嘘だと言われた」、奥津と有希は石狩のレストランでハッピーの犬小屋を見つけオーナー(三浦友和)から「前田はレストランで海を見て過ごし、オーナーにハッピーを譲ろうとしたが、ハッピーが嫌がった」と聞いた。
奥津は有希に前田とハッピーの死を告げ、「祖父はクロを「星守る犬」だと奥津に告げた」「奥津はクロの死を看取り」「前田とハッピーはガソリンが無くなり、名寄のキャンプ地に入り過ごした、『前田は妻(岸本加世子)と娘・ミクに頼まれて拾われた子犬のハッピーを飼い、大きくなったハッピーを前田が世話した』」。
<以下、隠し字>
「『前田は失業し、妻は両親の介護をし仕事し、前田が何もせず、病気になり、妻は離婚し娘と実家に帰った』、前田は目が見えなくなり衰弱した」、奥津と有希は死体発見現場に行き、「ハッピーは現場に留まり半年暮らし死んだ」、奥津と有希は別れて戻った。


監督:瀧本智行
脚本:橋本裕志
原作:村上たかし
出演者:西田敏行・玉山鉄二・川島海荷・余貴美子・温水洋一・濱田マリ・塩見三省・中村獅童・岸本加世子・藤竜也・三浦友和・でんでん・菅原大吉・阿南敦子・山崎樹範・八木昌子
制作年:2011年
128m


感想:
(2021/08/12)

火天の城

天正4年熱田、宮大工・岡部又右衛門(西田敏行)は織田信長(椎名桔平)から安土山に五重の天主の城を作れと命じられ、妻・岡部田鶴(大竹しのぶ)と娘・岡部凛(福田沙紀)に初めての天守と告げ、琵琶湖を臨む安土の地に行き、木村次郎左衛門(渡辺いっけい)が山に縄張りを作り、又右衛門は信長と湖を見た。
又右衛門は寺院を見て設計図を作って行き、信長から鉄砲と地球儀を見せられ、キリスト教の大聖堂のような吹き抜けの構造を内側に持たすと命じられ戸惑うと城は設計図争いすると言われた。
図面争いは金閣寺を建立した京の池上家・池上五郎右衛門(石橋蓮司)と奈良の大仏殿を造った中井一門・中井孫太夫(内田朝陽)とが相手で、又右衛門は天守の雛型を作り、信長は築城奉行・丹羽長秀(西岡徳馬)と中川左内(田口浩正)と羽柴秀吉(河本準一)に指示した。
又右衛門は戸波清兵衛(夏八木勲)に会い、図面争いで孫太夫が吹き抜けの図面を示し5年かかると告げ、五郎右衛門が吹き抜けの図面を示し、又右衛門は図面を示し堅牢の為に五重七階にして吹き抜けは無くし、3模型を燃やし「吹き抜けは火の道で命に関わる」と告げた。
信長は又右衛門に3年での築城を命じた、又右衛門は仲間らと築城を進めて平次(寺島進)や市造(石田卓也)に木の使用を指図し、又右衛門は巨大な城を支える主柱用の檜を探しに木曽上松に行き、信長の敵・武田勝頼の領国に分け入った。
又右衛門は木曾義昌(笹野高史)に会い頼み、又右衛門は森の中を大庄屋甚兵衛(緒形直人)と巨大な檜を探したが太さが足りないと告げた、翌日に又右衛門は巨木を探し見つけたが甚兵衛は伊勢神宮の為の神木だと告げ、見張りがいると知り芝居をして雨を待てと言われた。
中川は戦場の砦作りに5人出せと求め市造らが行き、又右衛門は戻り雨を待ち、4人が戦さから戻るが市造は居なく田鶴は凛を宥めた、熊蔵(山本太郎)らは檜が来ないと城は出来ないと告げ、又右衛門は人を束ねる事は難しいと悩み田鶴から笑顔は親の教えだと言われた。
田鶴は神社に祈願し、漸く雨が降り、甚兵衛らが檜を切り羽柴が筏で運んだ、甚兵衛は義昌に咎められ「木曾の檜は天下の物」だと告げたが斬られた、又右衛門は甚兵衛の別れの手紙を読んだ、天正5年夏に総出で心柱を立てた。
堺の豪商(遠藤章造)が外国人を連れて来た、冬になり雪が降り田鶴は又右衛門に忘れ物を届けに行き血を吐き、天正6年春に清兵衛は長秀から山の大石を天守に運べと言われ断るが又右衛門が庇うと引き受け、田鶴は病になるが又右衛門に隠したが死んだ。
<以下、隠し字>
信長が立会、大石を天守に運び途中で爆発が起きて信長を襲い斬られたが大石は山から落ちて人が下敷きになり死んだ、又右衛門は全ての作業を止めたが信長は認めなかった、嵐が来て天守内に水が落ち又右衛門は登り調べ凛も登り来た、又右衛門は皆に「親柱の周囲が下がり親柱のみで突き上げている」と告げ「親柱を4寸斬る」と告げ、市造が戻り「出来る」と告げ、皆が手伝い引き上げて4寸短くした。
城が完成した、天正9年に信長は光の中に城を浮かび上がらせた。


監督:田中光敏
脚本:横田与志
原作:山本兼一
出演者:西田敏行・椎名桔平・大竹しのぶ・福田沙紀・石橋蓮司・内田朝陽・夏八木勲・西岡徳馬・渡辺いっけい・田口浩正・河本準一・遠藤章造・笹野高史・緒形直人・上田耕一・寺島進・熊谷真実・石田卓也・山本太郎・前田健・ペジョンミョン・水野美紀
制作年:2009年
139m


感想:
(2021/08/12)

ゲロッパ!

上原かおり(常盤貴子)は男をベランダから飛び降りさせて逃がし、娘・上原歩(太田琴音)が帰宅し、かおりは歩を佐藤和子(根岸季衣)に預けて岡部優夫(長塚圭史)と出かけた。
羽原組組長・羽原大介(西田敏行)は弟分の金山組組長・金山正男(岸部一徳)と「大好きなジェイムズ・ブラウンの名古屋公演に行きたかった」と話しかおりら一行と出会い、高井(ラサール石井)は内閣調査室・木下(木下ほうか)と村山(田中哲司)にブツの捜索を指示し、羽原は子分・矢沢太郎(山本太郎)と晴彦(桐谷健太)と健二(吉田康平)に収監するので組を解散を告げた。
プロダクション社長・かおりはものまねタレントらを連れ支配人・田中(益岡徹)と契約し、羽原は緒方(塩見三省)から借金返済を求められたが脅し誤魔化し、金山は妻・金山ひとみ(藤山直美)らとダンスした。
金山は太郎と晴彦に「羽原はソウルの王者・ブラウンに会いたがる」とJBの誘拐を命令し、子分らは美容室のミツ(篠井英介)から聞いたテルに行き太郎と引越業者・沼田(小宮孝泰)らはJBを拉致した、金山は人違いでJBのそっくりさん・ウィリー(Willie Raynor)と知った。
羽原は寿司屋のタツ(篠井英介)から娘・かおりは「25年前に羽原の妻(奥貫薫)とかおりと別れた」消息を問い、木下らは太郎らを職務質問した、かおりは田中に言い寄られたが別れ「母が死んだ」時を思い出した。
ウィリーはラグーナ蒲郡にトラックで着きかおりに会い、金山と太郎らは蒲郡に向かい、羽原はタクシー運転手・藤沢香織(寺島しのぶ)と話し、かおりのアパートを訪ね和子を娘と間違い歩がかおりに電話した、太郎が来た為にウィリーが逃げた、かおりは歩の電話を受け代わった羽原と太郎が口論した。
かおりは田中からショウのメンバーが揃わないと契約不履行だと言われ、金山は木下らと交渉するが食い違い、男(岡村隆史)は荷物を物色し、羽原は歩とかおりに向かい、かおりと太郎はウィリーを探し靴に不審物を見つけ、かおりは歩と羽原に会い「母娘を捨てた」と告げた。
<以下、隠し字>
金山は「羽原が母娘を庇い離れた」と告げ、かおりから不審物を受取り男に渡し、羽原は歩からかおりがJBを探すと聞きウィリーの代わりにステージに立ち歌い踊り、ウィリーも加わった、かおりは羽原とわだかまりを解き話した。
羽原は収監され、金山は総理大臣の恥ずかしい写真で交渉して1億円と超法規的措置での羽原の無罪を得た、全員は警察の車で東京に送られ、歩の学校の創立記念式典に出席して、みんなでダンスをした。


監督:井筒和幸
脚本:羽原大介・井筒和幸
出演者:西田敏行・常盤貴子・山本太郎・岸部一徳・桐谷健太・吉田康平・長塚圭史・太田琴音・Willie Raynor・益岡徹・藤山直美・ラサール石井・木下ほうか・田中哲司・塩見三省・根岸季衣・篠井英介・寺島しのぶ・小宮孝泰・奥貫薫・徳井優・トータス松本・岡村隆史
制作年:2003年
112m


感想:
(2021/08/22)

DESTINY 鎌倉ものがたり

鎌倉に住むミステリー作家・一色正和(堺雅人)に亜紀子(高畑充希)が嫁ぎ、編集者・本田(堤真一)が締め切りを急かし、漸く原稿を受取り帰り、正和と亜紀子の前を河童が通った。
亜紀子は正和の留守に立入禁止の納戸に入り鉄道模型を見つけ、お手伝い・きん(中村玉緒)が来た、正和が帰り鉄道模型をまた買い、夜に正和と亜紀子はきんを送り、夜店を見つけ魔物らの市場で瀬戸優子(吉行和子)と出会い買い物し、正和は魔物や幽霊が暮らすと告げた。
翌日に正和は夜店で買った茸を食べて倒れ、きんが魂が抜けやすいと注意した、鎌倉署・稲荷(要潤)が来て正和は心霊捜査課顧問で、現場に行き大仏署長(國村隼)が被害者・金光恵子(池谷のぶよ)はあくどい資産家で、川原刑事(大倉孝二)と恐山刑事(神戸浩)は降霊したが判らなく正和は推理し、警察と容疑者・金光和男(木下ようか)のアリバイを調べ、側の江電の屋根に飛び乗ったと見破った。
正和は亜紀子に家族の事を隠し、小料理屋「静」で女将(薬師丸ひろ子)に会い魔物にも贔屓だと聞き、優子は夫(橋爪功)と死神(安藤サクラ)に会い黄泉に行くと告げ、正和は亜紀子と駅で見送り、「父の留守に母が作家・甲滝五四郎と過ごした」と告げた。
正和は病院で本田を見舞い、一色家に悪い事が続き貧乏神(田中泯)を見つけて、金光夫人に取り憑いていたと知り、亜紀子は貧乏神を家に住まわせ、本田は死に死神に申請するが希望者が多く破綻したと断られ、魔界転生コースを知った。
正和は蟇に転生した本田に会い、本田の妻・里子(市川実日子)に匿名で金が届き、亜紀子は貧乏神が持つガラクタの古い茶碗を見て交換し、次の取り憑き先を聞いた、正和と本田は里子と男・ヒロシ(ムロツヨシ)を見た。
正和は急な原稿依頼を受け、亜紀子は石段で転び気が抜け、正和は本田から遊園地での亜紀子の目撃を聞き、本田はヒロシから将来結婚したいと聞き、正和は魔物が取り憑き具合が悪く厄除け札を玄関に貼ると亜紀子が入れず霊だと知り、死神は亜紀子のエネルギーを正和から取ったと告げた。
亜紀子は黄泉の国に向かい、正和は追って止めるが亜紀子は去り、正和は亜紀子の体を刑事らと探し見つけ夫は「死んだ妻が亜紀子の体を借りていた」と告げ、正和は黄泉の国への行き方を調べて電車で向かった。
<以下、隠し字>
正和は到着し死神から「天闘鬼(古田新太)の仕業」と聞き、甲滝五四郎(三浦友和)を訪ね正和の母(鶴田真由)がいて「父が高滝に変装した」と謝られた。
鬼の砦に乗り込み、鬼は「10数年ずらしたがまた亜紀子が正和と一緒になり、前世から繰り返し一緒になっていた」と告げ、正和と亜紀子は逃げて思念で橋を作り電車を作り逃げ、追いつめられると貧乏神の茶碗が救った。


監督:山崎貴
脚本:山崎貴
原作:西岸良平
出演者:堺雅人・高畑充希・堤真一・安藤サクラ・田中泯・中村玉緒・市川実日子・ムロツヨシ・要潤・大倉孝二・神戸浩・國村隼・古田新太・鶴田真由・薬師丸ひろ子・吉行和子・橋爪功・三浦友和・木下ようか・瀬戸たかの
制作年:2017年
129m


感想:
(2021/08/22)

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