鑑賞日記(2021/07)
- ウルルの森の物語
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工藤昴(桑代貴明)と工藤しずく(北村沙羅)は母・工藤夏子(桜井幸子)と東京で暮らしたが母が入院し、5年前に離婚した父・生野大慈(船越英一郎)は北海道で野生動物救命所の獣医をし、妹・生野千恵(深田恭子)は動物の写真を撮り、大慈は千恵に夏子が入院し夏休みに子らを預かると告げた。
急用の大慈に頼まれた千恵と大森拓馬(濱口優)が駅に兄妹を迎えた、救命所で大慈は野鳥の手術を行い次の仕事に行った、大慈は兄妹を家に連れたがテレビも携帯電話はなく無線を使った。
大慈は夏子が心臓病を隠していたと知り、兄妹にエゾオオカミの話しをした、翌日に兄妹は千恵と自然の中に行き、しずくはオオカミに似た子犬と出会い、大慈は栄養不足で足の怪我した犬を治療し、しずくは犬にウルルと名付けて看病し、世話を条件に飼う許可をもらった。
兄妹はウルルを世話して共に遊び、しずくはウルルと千恵のパラグライダーで飛んだ、千恵は雑誌編集長(鈴木一真)にエゾオオカミの可能性を告げ専門家意見を求められた。
野生動物保護協会の分子生態学者・長谷部一哉(光石研)が千恵に呼ばれて大慈の家を訪れ、長谷部は「ウルルが犬ではなく絶滅したと言われるエゾオオカミの可能性が高い」と告げた、大慈は昴に「ウルルがオオカミならしずくの側に置けない」と告げた。
翌日に大慈らは元気になった鹿を自然に放ち爆竹で追い払い、人間と離れさせるべきだと告げ、猟師・知里辰二郎(大滝秀治)は甘いと告げ、長谷部は「エゾオオカミの可能性が高く、機関に預けて調査するべき」と主張した。
昴は夏子に電話して「しずくが落ち込み帰りたい」と告げ「強くなれ」と言われ、昴は拓馬から「母親オオカミはアイヌ語で“オオカミの棲むところ”の意味の伝説のオオカミの国“ホロケシ”に居る」と言われ、昴としずくはウルルを母親オオカミに返すことを思いついた。
昴としずくはウルルを連れ出して伝説のオオカミの国に向かい、大慈は夏子の手紙を見つけ読んだ、昴としずくはトラックターに隠れ乗りはげ山を見つけて森の中に入り疲れ、拓馬はホロケシを話したと思い出した。
<以下、隠し字>
天候が悪化ししずくとウルルは洞窟に閉じ込められ、大慈はウルルの遠吠えでしずくを助けた昴を見つけ、大慈は見届けようと追い橋で兄妹を助けたが川に落ちた、知里は千恵やを無線で呼び大慈に「ウルルが兄妹を呼び、兄妹が大慈を引き上げた体を温めた」と告げた。
大慈は昴に家族で母を守ろうと告げ、昴としずくと大慈と千恵はウルルと光る沼を見つけた、知里は「ホロケシは胸に有り人間は自然の摂理を見守るだけ」と告げ、霧が深くなり大慈らは断念し母オオカミの声を聞きウルルを追い払い別れた。
1年後に夏子が昴としずくがいる北海道に来た。
監督:長沼誠
脚本:吉田智子・森山あけみ
出演者:船越英一郎・深田恭子・光石研・濱口優・桑代貴明・北村沙羅・桜井幸子・大滝秀治・鈴木一真
制作年:2009年
119m
感想:
(2021/07/03)
- キネマの天地
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田中小春(有森也実)は浅草の活動小屋で売り子をした、帝国館支配人(人見明)は松竹キネマの小倉監督(すまけい)に紹介し、小春は昭和8年の春に蒲田撮影所の大部屋に入った。
助監督・島田健二郎(中井貴一)は女優・園田八重子(美保純)と働き、小春は守衛(桜井センリ)に連れられ蒲田撮影所に行き、小倉監督は看護婦のエキストラで映画出演になり床山・茂吉(石井均)が準備したが素人の小春は泣けずに小倉に怒鳴られた。
小春は泣いて長屋に帰り舞台役者で病弱の父・喜八(渥美清)に口論し隣家のゆき(倍賞千恵子)が心配した、翌日に女優をあきらめた小春を健二郎が迎えに来て小倉監督が「女優にしたい娘はそんなにいるもんじゃない」言ったと告げた。
小春は撮影所に戻り、佐伯監督(柄本明)や内藤監督(山本晋也)のエキストラで出演し、小春は健二郎と会い、緒方監督(岸部一徳)は小春に台詞のある役を付け喜八が芝居を教えた、小春は鰻屋の女中役で緒方に指導された。
小春は完成した映画を健二郎と視てカフェでデイトし、健二郎は映画にだけ興味を示し書いたシナリオを見せた、健二郎は先輩・小田切(平田満)に会い、小田切は馬道刑事(粟津號)と大飼刑事(財津一郎)に追われた、撮影所に城田所長(松本幸四郎)が来て監督らに国の通達を告げ、小倉監督に健二郎のシナリオは方向性が違うと告げた。
喜八は病気でゆきが薬を渡し、小春の長屋の住人たちは不況下の失業に喘ぎ、屑屋(笹野高史)は映画だけが道楽で女優・川島澄江(松坂慶子)らに加えて田中小春が良いと告げ、小倉監督と猪股助監督(冷泉公裕)と健二郎はゴルフ場でロケした。
小笠原監督(なべおさみ)は生田キャメラマン(アパッチけん)とその助手(光石研)と澄江と井川時彦(田中健)と撮影し小春も出演し、井川とスタッフが揉めて澄江が帰った、小春は井川と澄江に連れられカフェに行き歌手(木の実ナナ)が歌った、小春に井川が言い寄った。
撮影所を彰子妃殿下(桃井かおり)が視察し岡村監督(大和田伸也)が時代劇を撮影し戸田礼吉(山城新伍)と澄江が演じ雨でトラブり、小春は酔って帰宅し喜八に殴られ諫められた、健二郎は警察から追われる小田切を匿い母・貞子(三崎千恵子)が心配し、小田切から映画に希望を持てと言われた。
小田切は警察に捕まり、健二郎は傷め付けられて留置所に入れられ、安五郎(ハナ肇)と留吉(佐藤蛾次郎)らに会った、出所した健二郎は父・島田庄吉(下絛正巳)の店で女中・おたけと話し、撮影所で小春らに映画は止めないと告げスタッフ仲間に迎えられた。
正月に小倉監督は城田所長に健二郎のシナリオ「浮草」を見せ、小春は準幹部待遇になり、トップスターの澄江がその恋人(津嘉山正種)と失踪し、小倉監督は城田所長に代役を小春にしたいと告げ、緒方とトモさん(笠智衆)が賛成し、小春が大作の主演に大抜擢された。
喜八はゆきと弘吉(前田吟)に小春を心配し、撮影が始まり進んだ、小春は「浮草」で演技の壁にぶつかり小倉監督は悩み健二郎にこぼし、小春は新吉役の小山田淳(広岡瞬)と演じるが失敗し、スタッフが揉めてその日は中止になった。
<以下、隠し字>
小春は帰宅し、「女優を辞めたい」と告げスト-リーを話し出来ないと告げ、喜八は「かつて旅回り一座の看板女優だった母が一座の二枚目俳優が好きになるが捨てられた、喜八は女優だった母に好きだと告げると二枚目俳優の子がいると知らされた」と告げ、小春の本当の父親はその二枚目だと明かした。
翌日に小春は撮影で見事に演じきった、映画は完成し「浮草」は成功し、帝国館で男(関敬六)が呼び込み売り子(田谷知子)が働き、蒲田まつりで大船撮影所建設が発表された、喜八はゆきと「浮草」を見に行き、映画を見ながら息をひきとった、小春は蒲田まつりで歌い、健二郎と小倉監督は喜八が映画館で死んだと聞いた。
監督:山田洋次
脚本:井上ひさし・山田太一・朝間義隆・山田洋次
出演者:渥美清・中井貴一・有森也実・倍賞千恵子・前田吟・下絛正巳・三崎千恵子・吉岡秀隆・笹野高史・松本幸四郎・松坂慶子・すまけい・岸部一徳・なべおさみ・大和田伸也・柄本明・山本晋也・美保純・石井均・レオナルド熊・津嘉山正種・広岡瞬・田中健・冷泉公裕・じん弘・山田隆夫・アパッチけん・光石研・桜井センリ・笠智衆・平田満・ハナ肇・佐藤蛾次郎・石倉三郎・粟津號・財津一郎・桃井かおり・山城新伍・木の実ナナ・人見明・田谷知子・関敬六・藤山寛美・堺正章
制作年:1986年
135m
感想:
(2021/07/03)
- 祈りの幕が下りる時
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1983年冬に仙台に田島百合子(伊藤蘭)がたどり着きスナック・セブンのママ・宮本康代(烏丸せつこ)に雇われ、1985年に別れた夫と息子が居ると告げ、1997年に綿部俊一と付き合い、2001年に病死し宮本は綿部に電話し数日後に息子・加賀恭一郎(阿部寛)の住所を知り連絡した、加賀と宮本は田島のアパートを訪ね「綿部と連絡取れない」「日本橋」と聞いた。
現在、東京都葛飾区小菅のアパートで絞殺女性の腐乱遺体が発見され、警視庁捜査一課刑事・松宮脩平(溝端淳平)らが調べ、捜査本部で管理官(春風亭昇太)は「被害者は滋賀県在住の押谷道子(中島ひろ子)で、殺害現場のアパートの住人・越川睦夫も行方不明」と告げ、大林主任(上杉祥三)は滋賀の捜査を命じ、松宮は新小岩のホームレス焼死体との関連を告げた。
彦根で松宮ら刑事は押谷を調べ、営業先の老人ホーム・有楽園で浅居厚子(キムラ緑子)に会い「夫・浅居忠雄は自殺していた、押谷は同級生の演出家・浅居博美(松嶋菜々子)を訪ねて東京に出た」と判明した。
松宮は日本橋署刑事・加賀に明治座の芝居・曾根崎心中の演出家・博美を告げ数年前に剣道で知り合ったと聞き、事件を話すと焼死体のDNA偽装を言われ、再鑑定で焼死体は越川と判明した。
松宮は遺品の「日本橋を囲む12の橋の名の書き込み」をみた、加賀は博美に会い、加賀は松宮から書き込みを聞き「16年前に孤独死した加賀の母の形見のカレンダー記載の綿部と考え」で、筆跡鑑定で同一人物と判った。
加賀は捜査に加わり松宮と宮本を訪ね、加賀は「亡き父・加賀隆正(山崎努)に母の孤独死を責めその後に日本橋署で調べていた」と告げ、加賀と松宮は船で橋を調べ日本橋の橋洗いの写真を集め調べ、捜査本部で綿部は女川原発で働いたと判った。
加賀は橋洗いの写真に博美を見つけ、彦根で博美と押谷の教師・苗村誠三の蒸発を知り、苗村の元妻・今井加代子に会い「女と不倫し、ペンダント購入履歴があった」と聞き、松宮は博美に会いペンダントが写る写真をコピーし、「20才の浅居博美(飯豊まりえ)は苗村(及川光博)からペンダントを貰い、博美は勝手に苗村の子を堕ろした」と博美は思い出した。
松宮は仙台で宮本から苗村の写真は綿部と違うと聞き、加賀は金森登紀子(田中麗奈)に弟から借りた橋洗いの写真を返し事件を話し父・隆正の事で対立し、加賀は博美が剣道指導を頼んだ理由を疑いわざわざ自分に会いに来たと考えた。
加賀は滋賀県警と石川県能登を調べ、博美の自宅に金森と行き橋洗いの写真を見せ、「16年前に雑誌出版社に加賀の住所を聞いたのが博美」と知り、「忠雄の自殺場所は苗村と博美の偽装」と告げ、加賀は金森が採取した洗面所の毛髪を受取り、松宮は綿部の同僚から苗村の写真は横山一俊だと聞き偽名と考えた。
<以下、隠し字>
加賀は「綿部は浅居忠雄(小日向文世)で、妻の借金に追われて14才の娘・博美(桜田ひより)と夜逃げし、能登で横山一俊と会い原発での仕事と身分証明書を見せられ、博美は横山を殺害し忠雄が成り代わった」、「忠雄は横山として働き女優になった博美に手紙を書き会い」、「忠雄は苗村に目撃され殺害し、以降は橋で博美と会い携帯電話で話した」、「博美の演出舞台を忠雄が見に行き押谷に目撃され殺害した」「博美は忠雄をホームレスとして殺害した」と告げた。
千秋楽に博美は「忠雄の愛人の息子・加賀に会いに行った」「忠雄を追い焼身自殺しようとした忠雄を絞殺し火を付けた」と加賀に告げた。
監督:福澤克雄
脚本:李正美
原作:東野圭吾
出演者:阿部寛・松嶋菜々子・溝端淳平・田中麗奈・キムラ緑子・烏丸せつこ・春風亭昇太・音尾琢真・飯豊まりえ・上杉祥三・中島ひろ子・桜田ひより・及川光博・伊藤蘭・小日向文世・山崎努
制作年:2018年
119m
感想:
(2021/07/13)
- ぼくのおじさん
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小学生のぼく=春山雪男(大西利空)は担任・みのり先生(戸田恵梨香)から作文コンクールの宿題を出されテーマは「自分のまわりにいる大人について」だった、雪男は公務員の父・春山定男(宮藤官九郎)と専業主婦の母・春山節子(寺島しのぶ)では何も書けそうになかった。
居候の雪男のおじさん(松田龍平)は漫画が必要と読み、雪男はおじさんを題材に『ぼくのおじさん』作文を書き始めた、「おじさんは飼っているネコのニャムよりも働かず相手にされず、屁理屈ばかりこねて勉強も教えず雪男と妹を動物園にも連れず、運動神経もゼロで、大学の臨時講師で哲学を教え万年床でゴロゴロした」。
おじさんはいたずらで両親から怒られ、休日に雪男をダシに母から小遣いをもらい出かけるがケチでおっちょこちょいだった、ある日に母がおじさんに見合い写真を見せたが乗り気でなかった。
智子おばさん(キムラ緑子)がおじさんにカメラマンでハワイの日系四世と見合いをさせた、乗り気でないおじさんは和菓子屋に土産を買いに行き御曹司・青木伸介(戸次重幸)と出会い、写真展で稲葉エリー(真木よう子)が現れておじさんは一目惚れした。
エリーとその母(銀粉蝶)と智子おばさんと雪男はおじさんを噂し、エリーの実家はハワイのコーヒー農園で祖母が死に、エリーは祖母のコーヒー農園を継ぐと告げると、おじさんはハワイに仕事で行く予定とデタラメを言った。
おじさんはハワイへ行く方法を考え、密航・筏で渡る・缶コーラと発泡酒の懸賞当選等の金を貯めない方法を考え、雪男はみのり先生から作文をコンクールに出すと言われ、続きを書いた。
おじさんは缶コーラと発泡酒の応募シールを集め、ついにボランティアで町中から集め、財産を全て缶コーラと発泡酒購入に使った、1月後におじさんは懸賞に外れて落ち込んだ、雪男は作文コンクールに入選して副賞で保護者同伴のハワイ旅行が当たった。
おじさんと雪男はハワイに旅立ち、到着したが電話が繋がらないがエリーが迎えた、おじさんは飛行機でビールを飲み過ぎて体調を悪くし、言葉が通じずタバコを買えず道に迷い、行方不明になった。
<以下、隠し字>
おじさんは麻薬購入し警察に捕まり釈放されて眠り、おじさんと雪男は和菓子屋の青木に出会い「好きな女を追って来た」と聞き、おじさんと雪男はエリーとパールハーバーに行き、青木はエリーと会うとエリーはおじさんと恋人の振りしてキスし、おじさんは倒れ気がつくと、エリーは青木を返す為の芝居と告げた。
おじさんと雪男はハワイ島に行きエリーの農園に行き、監督のボブ・トーマスと会いエリーは農場経営が困難だと告げられた、おじさんは体験入園して働き始めたがおじさんは倒れた、おじさんは青木と揉め、青木は「弟に店を譲り寿百貨店への出店を依頼した」と告げ、翌日におじさんはエリーに「青木の行動」告げると青木と仲直りした。
監督:山下敦弘
脚本:春山ユキオ
原作:北杜夫
出演者:松田龍平・真木よう子・大西利空・戸次重幸・寺島しのぶ・宮藤官九郎・キムラ緑子・銀粉蝶・戸田恵梨香
制作年:2016年
110m
感想:
(2021/07/13)
- 風に立つライオン
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1987年にケニアのナクー研究所で所長・村上雅行(石橋蓮司)は地元患者を受け入れ、医師・青木克彦(萩原聖人)と島田航一郎(大沢たかお)が派遣された。 島田はケニア赴任の半年後に、現地の赤十字病院からの1月の派遣要請を受けロキの病院にへ行き、スーダンの内戦で麻薬を撃たれて戦場に送られて重傷を負った少年兵らを手術した、1月後に任務が終了しナクーに戻るが島田は元気が無く、現地人らと過ごした島田は村上にロキ病院行きを志願した。 島田は病院に派遣され直ぐに治療を始め、看護師・草野和歌子(石原さとみ)が赴任し、島田は草野と手術を行い、地雷被害者や銃で撃たれた少年らを治療し、島田は傷ついた少年らと過ごし友達となり、少年兵・ンドゥングが病院に運ばれ来た。 島田は少年らに知識を教えた、少年らは治療を終えたら難民キャンプに移されるが島田は心のリハビリが必要と告げた、ンドゥングが島田の似顔絵を描いた。 2014年五島列島の胡蝶島で秋島貴子(真木よう子)は診療所で父の後を継ぎ、「島田は医学部同期で、1985年に肝臓癌の患者の手術の余裕が大学病院に無く、入院した時は手遅れで死に、葬儀に島田と秋島が行くが夫に非難された」と告げた。 「1986年に父・秋島誠一(山崎一)が脳梗塞になり半身麻痺したが診療を母・秋島清美(中村久美)と続けた、貴子は島田からケニア行きを誘われ、診療所で病気の誠一を見舞いに老婆が見舞いに来た、土砂崩れに巻き込まれた貴子は田上太郎(鈴木亮平)に助けられた、貴子は島田にケニア行きを断った」、青木の妻は島田と高校同級生の児島聡子(藤谷文子)で思い出」を語った。 島田は病院を去り、草野はンドゥングと少年らと過ごし、島田は自分で運転して戻り山賊がいて危険だと注意され、ンドゥングは治療の様子を見て絵に描いた、ンドゥングは島田から銃を渡され両親がゲリラに殺された思い出を話し燃やすと聴診器を渡され医師になりたいと答え、島田は願うなら慣れると告げた。
<以下、隠し字>
島田は病院長に一生雇って欲しいと告げ、草野は孤児院を作りたいと告げた、貴子は診療所の院長になり2年経ち、両親から田上との結婚を言われ島田に手紙を書き、島田は車であちこちの部落に治療に行き途中で怪我人を見つけた、国境付近で兵士に止められ銃で襲われて消えた。
田上と結婚した貴子は連絡を受け、後で島田から「しあわせになって欲しい」の手紙が届いた、孤児院職員は「島田に遺体は見つからず、草野は島田を待ち続け初代院長になり、10年後に癌で死んだ」と告げ、ンドゥングは医師になり2011年に震災後の石巻を訪れた。
監督:三池崇史
脚本:斉藤ひろし
原作:さだまさし
出演者:大沢たかお・石原さとみ・真木よう子・萩原聖人・鈴木亮平・藤谷文子・中村久美・山崎一・石橋蓮司
制作年:2015年
139m
感想:
(2021/07/23)
- ハッピーフライト
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新人キャビンアテンダントの斉藤悦子(綾瀬はるか)は集合に遅れてチーフパーサー・山崎麗子(寺島しのぶ)に叱られ、グランドマネージャー(田山涼成)にグランドスタッフ・木村菜摘(田畑智子)は話しを断られ同僚(平岩紙)にこぼした。
副操縦士・鈴木和博(田辺誠一)は機長・望月(小日向文世)が風邪で教官・原田典嘉(時任三郎)に機長を換わり、悦子は空港で両親(木野花)(柄本明)に見送られ、OCC(オペレーション・コントロール・センター)で管制官(江口のりこ)と管制官(長谷川朝晴)とは鳥被害を聞いてバードパトロール(ベンガル)に指示し、巡回車に雑誌記者(森下能幸)が同乗した。
鈴木はライン整備士・小泉(田中哲司)と機体点検し、悦子は田中真里(吹石一恵)らは機内で準備に追われ戸惑い、整備士の中村(森岡龍)は小泉に急かされた、原田と鈴木は麗子らと打ち合わせた。
グランドスタッフの木村はホノルル行き1980便にオーバーブッキングが起き座席の変更を行い、ディスパッチャー・栞(肘井美佳)はパソコンが苦手で最新システムに馴染めないオペレーションディレクター・高橋昌治(岸部一徳)をディスパッチャー(中村靖日)と共にサポートした。
鈴木はディスパッチャーから天候を聞き出しフライト計画をたてた、乗客が機に乗り込み真里はビジネスマン(菅原大吉)と手荷物の大きさで揉めて菜摘が頼み込み、新婚客(正名僕蔵)の妻が事故を怖がり菜摘とマネージャーが説得した。
フライトが始まりキャビンアテンダントは機内で客を案内し、鳥が機にぶつかり原田は麗子らにバードストライクの確認を求めた、鈴木は雲に機を入れてしまい外気温が下がり自動飛行に移り、鈴木はチャンネルを間違い放送した。
高橋は見学者にOCCを説明し、機内で悦子は乗客の料理オーダーを把握できず失敗し麗子が仕方なくサポートし、悦子は客の注文を捌けず食事時間が無くなり、悦子は失敗を繰り返し麗子から客の対応を止めさせられた。
菜摘は荷物の取り違いに対応し、機内で食後のデザートが不足してキャビンアテンダントたちは手作りのデザートを作った、鈴木は翼に何かがぶつかったと聞き、機体が揺れて降下し、原田はパワーを落とし修正しコンピュータの修正を図るが反応せず、直ちにOCCにも伝達した。
<以下、隠し字>
原田は乗客に東京の空港に戻ることを伝え、グランドスタッフは1980便が戻る準備を始め、整備員らは行方不明の工具を探し、OCCの高橋らは台風が接近し回避手段を探し、菜摘からの連絡で乗客のブログを見つけて、栞が調べバードストライクでピトー官が壊れたと見つけて原田に連絡した。
OCCは燃料計算し、工具は見学の小学生が持っていたと判り、停電が起こり空港地図を運び込み計画し、麗子は真里に代わりビジネスマンを説得し、天候が定まらず原田と鈴木は緊急着陸を決めて、麗子はキャビンアテンダントを保安体勢へに切り替えさせた、高橋は台風が過ぎた風向きが変わり、滑走路を変更し風の中を着陸した。
監督:矢口史靖
脚本:矢口史靖
出演者:田辺誠一・時任三郎・綾瀬はるか・吹石一恵・田畑智子・寺島しのぶ・岸部一徳・笹野高史・菅原大吉・田中哲司・ベンガル・田山涼成・正名僕蔵・藤本静・平岩紙・中村靖日・肘井美佳・森岡龍・長谷川朝晴・いとうあいこ・森下能幸・江口のりこ・宮田早苗・小日向文世・竹中直人・木野花・柄本明
制作年:2008年
103m
感想:
(2021/07/23)