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鑑賞日記(2021/05)

さびしんぼう

尾道の寺の住職・井上道了(小林稔侍)の一人息子・井上ヒロキ(尾美としのり)は母・井上タツ子(藤田弓子)から勉強しろと言われた、ヒロキは望遠レンズから隣の女子校のあこがれのマドンナ・橘百合子(富田靖子)を眺めてピアノで「別れの曲」を弾く横顔から「さびしんぼう」と名付けた。 ヒロキは久保カズオ(大山大介)と田川マコト(砂川真吾)と、寺の本堂の大掃除を行いタツ子の少女時代の写真をばらまき、学校でクラスメイト・木鳥マスコ(林優枝)から合成心霊写真を破られ、ヒロキらは教師・吉田徹(岸部一徳)と大村カズコ(秋川リサ)に叱られ、校長・岡本(佐藤允)がオウムに言葉を教え帰り、ヒロキらはオウムに悪い言葉を教えた。 ヒロキはタツ子からアルバムを目茶目茶にしたと叱られぼやくと、ダブダブの服を着た女の子(富田靖子)が現われ「さびしんぼう」と名乗った、翌日に校長とPTA会長(入江若葉)はオウムの悪い言葉を聞き、タツ子とマコトの母(根岸季衣)とカズオの母(明日香尚)は校長に呼び出されて自宅謹慎処分を受けた。 ヒロキは墓で「さびしんぼう」を見つけ、祖母・井上フキ(浦辺粂子)はタツ子だと告げ、ヒロキとマコトは店を手伝うカズオを訪ね騒ぎを起こしカズオの父(峰岸徹)と会い、ヒロキは自転車に乗る百合子を追い船で尾道に通うと知った。 ヒロキはタツ子に勉強しろと言われ背後に「さびしんぼう」が現れた、冬休みに雪が降り直ぐに止み、タツ子が木鳥マスコを呼ぶと、「さびしんほう」が現われタツ子に文句を言いだし、タツ子が彼女を殴ると何故かタツ子が痛がり、ヒロキは「さびしんほう」から高校二年生と聞いた。 お正月にタツ子の高校時代の友人・雨野テルエ(樹木希林)とその娘・雨野ユキミ(小林聡美)が訪ねてきた、ヒロキとユキミに「さびしんほう」が現われて高校時代のテルエの悪口を言い、テルエとタツ子も加わり大喧嘩となった。 新学期にタツ子がノイローゼとの噂が立ち大騒ぎになり、ヒロキは「さびしんほう」に出て来るなと告げ、節分にヒロキは自転車のチェーンを直す百合子に会い、住む町まで送り、会った事を憶えていると言われた。 バレンタインデーに「さびしんぼう」が玄関に置かれたチョコレートを渡し、手紙で百合子は「嬉しかったが、これきりにして下さい」と書いた、「さびしんぼう」は明日が誕生日でお別れで恰好は失恋した女の子の創作劇だと告げた。
<以下、隠し字>
ヒロキは別れの曲が弾ける様になり、父から「明日のタツ子の42歳の誕生日に贈る積もりの別れの曲のオルゴールは不要」と聞き、翌日にヒロキは百合子を住む町に訪ねてオルゴールをプレゼントした、雨の中に家に戻ると「さびしんぼう」が待ち、ヒロキは雨に濡れた彼女を抱きよせたが、消えた。 翌朝にタツ子が道に落ちていた16歳の時の写真を見つけヒロキが見ると「さびしんぼう」だった、そして数年後に寺を継いだヒロキの隣に百合子にそっくりの女性がいた。


監督:大林宣彦 脚本:剣持亘・内藤忠司・大林宣彦 原作:山中恒「なんだかへんて子」 出演者:富田靖子・尾美としのり・藤田弓子・小林稔侍・岸部一徳・秋川リサ・入江若葉・佐藤允・浦辺粂子・砂川真吾・大山大介・林優枝・柿崎澄子・根岸季衣・明日香尚・峰岸徹・樹木希林・小林聡美 制作年:1985年 112m


感想:
(2021/05/04)

夢千代日記

神戸の病院で夢千代・永井左千子(吉永小百合)は山根医師(横内正)から診察を受け、親代わりの渡辺タマエ(風見章子)は夢千代は白血病で「あと半年の命」と知らされ、広島で被爆していた夢千代も余命を知った。
夢千代とタマエは帰りの汽車で山陰の温泉町・湯村へ向かい、女剣劇座員・宗方勝(北大路欣也)とチビ玉三郎(白龍光洋)と母で座長・春川桃之介(小川真由美)が同乗し、余部陸橋で夢千代と宗方は列車から谷底へ落ちる女性を見たが、宗方は消えた。
刑事・藤森(加藤武)ら事情を聞き、スキー場で兎・うさぎ(名取裕子)と紅・くれない(田中好子)と菊奴(樹木希林)と小夢(斉藤絵里)はイベントに参加しスキー指導員・名村(渡辺裕之)は紅を助けた、湯村で山倉のおっちゃん(岸部一徳)はエンジェル(小田かおる)と朝子(中島葵)を勧誘した。
夢千代とタマエは湯村の夢千代が母から受け継いだ置家「はる家」に戻り、芸者らが戻り、夢千代と小夢と菊奴は座敷に出て踊り、兎は客・木浦(前田吟)と呑み、老画伯・山科東窓(浜村純)と妻・山科君乃(荒木道子)は座敷の踊りを観た、夢千代と小夢と菊奴は町で旅芝居のポスターを見かけ、エンジェルが山倉のヌードスタジオから逃げて来た。
翌日に夢千代は警察が逮捕した駆落ちの相手・石田を見て、藤森は「子を身篭った女が邪魔になった」と告げたが夢千代は自殺と思った、夢千代は旅芝居好きの菊奴と春川一座に行き、宗方に会うが何も見ていない答えられた。
夢千代は徳田泰江(三條美紀)から東窓が小夢を望むと聞き賛成しないが、足が悪い小夢は望み、東窓は絵のモデルとして着物を脱がせた、夢千代は兎が木浦の妻の代わりに子を孕んだと知り、夢千代はタマエから「母が特攻隊員のかたみに自分を産んだ」と聞かされていて、原爆症が怖くて一度だけ出来た子供を堕したことを悔いた。
夢千代は宗方から役に立てないと言われ、藤森刑事から石田が殺人を自白したと聞き、夜に夢千代は春川一座へ出かけ宿舎で熱を出し倒れ、宗方に背負われて「はる家」に戻った、井上医師(河原崎長一郎)が診察し外出禁止し、夢千代から熱があると聞いた宗方が労咳と知った。
小夢は絵のモデルを続け、エンジェルはヌードスタジオに出て、紅は篠原(小島三児)から小切手を受取り迫られ妻のいる名村に恋し旅に連れ、夢千代は宗方を見舞い、菊奴は春川とチビ玉三郎を訪ねて宗方と会い、チビ玉三郎は宗方は夢千代が好きだと告げ、宗方は菊奴から夢千代の命が短いと聞いた。
藤森刑事は夢千代に石田が自白を変えたと告げ、宗方に証言を求め、夢千代は衰える前に写真を撮るが死が怖くなり、宗方は夢千代に人殺しだと別れを告げて消えた、紅は名村と隠岐行のフェリー乗り場に行き宗方を見かけ別れ、木浦の妻・木浦晴子(左時枝)が来て兎から「頼まれて子を産むだけ」と聞き産んで欲しいと頼んだ。
東窓は小夢に迫るが倒れた、小夢と夢千代は君乃から礼金を受け取り「東窓は癌で三月の命だったが、小夢と最期の灯を燃やした」と感謝された、夢千代は遺書を書き、藤森刑事から宗方は15年前に父親を殺して指名手配中の木村孝次だと聞いた、紅は砂丘で自殺未遂を起こし病院に運ばれ、夢千代は紅から宗方を見たと聞いた。
<以下、隠し字>
夢千代は隠岐島へ向い、運転手(市川好郎)と探し宗方に出会うが倒れた、宗方は身の上を話し時効を待っていたと告げ藤森刑事が身元を知り探すと聞き、夢千代は好きと告白して時効まで生きる自信がないと告げ二人は結ばれた。
宗方は衰弱した夢千代を「はる家」へ連れて帰り、夢千代は井上医師が診察し、タマエと芸者仲間らが見守り、翌朝に夢千代は目が見えなくなり宗方と芸者仲間らに看取られて死んだ、宗方は藤森に逮捕された。


監督:浦山桐郎
脚本:早坂暁
出演者:吉永小百合・名取裕子・田中好子・樹木希林・斉藤絵里・小田かおる・渡辺裕之・白龍光洋・三條美紀・横内正・左時枝・岸部一徳・市川好郎・小島三児・中島葵・風見章子・浜村純・荒木道子・前田吟・河原崎長一郎・加藤武・小川真由美・北大路欣也・
制作年:1985年
128m


感想:
(2021/05/04)

海よりもまだ深く

長女・千夏(小林聡美)は母・淑子(樹木希林)を団地に訪ね亡き父の事を話し、淑子の長男・篠田良多(阿部寛)は夏美(峰村りえ)と出会い昔の文学賞受賞を言われ、良多は団地の母を訪ね父の遺品を問い、良多は売れない作家で探偵事務所に勤めた。
団地の道で良多は淑子から音楽集会の先生・新井田(橋爪功)を紹介され、良多の息子・真悟(吉澤太陽)と元嫁・響子(真木よう子)の事を話し、良多は質屋(ミッキーカーチス)にカメラを預けに行き父の話をされた。
良多は同僚・松田(池松壮亮)と顧客の妻(松岡依都美)に調査結果の写真を見せて偽造を提案して別の依頼を受け、良多は受け取った金で競輪に行き、山辺興信所で所長(リリー・フランキー)と真奈美(中村ゆり)と進捗を話し、良多はアパートに帰った。
翌日に良多は松田とグランドに行き張り込み、元嫁・響子とその彼氏(小澤征悦)が真悟の野球を観戦し食事に行き、良多は真悟に響子の新しい彼氏を尋ねた。
良多は編集者(古館寛治)から漫画の原作を持ち掛けられたが断り、大福屋の姉・千夏に会い家族の事を書くのはプライバシー侵害で15年経ち小説は諦めろと言われ、父も良多も金を借りに来ると言われた。
淑子は新井田の音楽鑑賞会に参加し、良多は響子に未練があり、真奈美と依頼された素行調査し、依頼者に調節報告して金を儲け、所長にばれて咎められた。
良多は台風が近づく日曜に響子に会い養育費を要求され、良多は真悟と買い物し、淑子の団地に行くと千夏が娘らと夫(高橋和也)と来ていた、台風が来て千夏らが帰り、響子が真悟を迎えに来た。
良多と響子と真悟と淑子が台風で一晩過ごす事になり、響子は良多に真悟をギャンブルに引き込むなと告げ、良多は響子に彼氏との再婚を問い探偵で調べたと責められ、良多は養育費を求められて淑子の部屋中を探した。
<以下、隠し字>
良多は淑子から不安だと言われ、男の生き方の疑問を言われ、真夜中に良多は真悟を公園に連れた、響子は淑子の年賀状書きを手伝い「良多は家庭に向かない」と告げ、公園の土管の中で良多と真悟が話し響子が来て「決めた事だ」と告げ、飛ばした宝籤を探した。
翌朝に晴れて良多と響子と真悟は団地を去り、別れた。


監督:是枝裕和
脚本:是枝裕和
原案:是枝裕和
出演者:阿部寛・真木よう子・樹木希林・小林聡美・リリーフランキー・池松壮亮・中村ゆり・吉澤太陽・橋爪功・峰村りえ・小澤征悦・高橋和也・古館寛治・松岡依都美・ミッキーカーチス・
制作年:2016年
117m


感想:
(2021/05/14)

ボクは坊さん。

四国八十八ヶ所霊場第57番札所・栄福寺の住職・白方瑞円(品川徹)の孫・白方進(伊藤淳史)は高校卒業後に高野山大学で学び坊さんの資格を得て、自宅の寺に戻り通勤で書店員として働き、越智京子(山本美月)と桧垣真治(溝端淳平)から坊さんにならないのかと問われた。
進は大学友人で企業に就職した栗本広太(濱田岳)と副住職になった峰岸孝典(渡辺大知)と連絡を取り、檀家長老・新居田明(イッセー尾形)は瑞円と寺の跡取りを話題にし、瑞円が膵臓癌で倒れ入院し、祖母(松金よね子)と母・白方真智子(松田美由紀)と進は末期と判り父・白方一郎(有薗芳記)と相談した。
進は名を白方光円に変え、瑞円が死に住職になった、光円は僧侶用の専用グッズに驚き、お経を着信音にする僧侶・正岡龍仁(駒木根隆介)と出会い、色々失敗し買い物した。
光円は檀家総会で話すが通じず恥をかき、京子と真治と呑み葬式以外の仕事も多いと告げた。
京子は結婚し寺で結婚式を行い光円が執り行い人の節目に立ち会った、栗本が引きこもり光円と峰岸は心配し、夜に高野山の飲み屋に連れ出し酔い潰れ、店の娘・ほのか(斉藤歩)から光円と峰岸が悪酔いし困ったと言われた。
光円は檀家総会で新築堂の活用法を問われ、人は場所でなく人の心に集まると言われた、光円は檀家長老に理解されないと悩み京子に励まされた、光円は龍仁から僧侶だけの野球チームに誘われ農家チームと対戦した、光円と桧垣は京子が運びこまれた病院に行き子を産んだが植物人間状態と知った。
光円と桧垣は京子の夫と離婚で喧嘩し、僧侶に何が出来るか悩み、檀家長老と話し、光円は京子の赤ちゃん・和也を預かると決めた、真智子は長老に光円が寺に子らを集めると告げ、光円は桧垣と京子との関係は変わっていないと話した。
<以下、隠し字>
光円は心が折れて動悸が起き倒れ、長老が死に光円は真智子から長老の生前の言葉を伝え聞き、起きて向かい枕経を行い葬儀を行い、生きている時間について話しをした。
光円は栗本がほのかと遍路に廻り結婚すると決めたと聞き、光円は和也が徐々に成長するのを見て、小さな喜びに感謝して過ごした。


監督:真壁幸紀
脚本:平田研也
原作:白川密成
出演者:伊藤淳史・山本美月・溝端淳平・渡辺大知・遠藤雄弥・駒木根隆介・斉藤歩・有薗芳記・松金よね子・濱田岳・松田美由紀・イッセー尾形・品川徹
制作年:2015年
99m


感想:
(2021/05/14)

彼女がその名を知らない鳥たち

北原十和子(蒼井優)はデパートの時計やレンタルDVDにクレームを付け、佐野陣治(阿部サダヲ)は心配して十和子に度々電話し、十和子は昔に別れた黒崎俊一(竹野内豊)が忘れられず、十和子は陣治と暮らし毛嫌いしていた。
十和子はシングルマザー支援PKO法人代表の姉・野々山美鈴(赤澤ムック)から呼び出され子の世話を手伝い陣治との中を心配され、黒崎から暴力を受けたと言われた。
十和子はデパートの時計売り場主任・水島真(松坂桃李)から訪問を受け苦情を並べる内に抱き合い、水島は翌週出直すと告げ帰り、十和子はデパートで水島に会い代わりの時計を受取り関係を持ち、水島に妻子がいると知った、
十和子と陣治を美鈴が訪ね来て「十和子が黒崎に会った」と疑った、十和子は黒崎に電話し切ると黒崎の電話から着信し一緒に過ごした頃を思い出し、十和子は陣治から会社で不要といわれ入れる金が減ると言われた。
十和子は家にきた刑事から「十和子が電話を掛け直ぐに切り、旧姓・黒崎の國枝俊一の妻・國枝カヨ(村川絵梨)は直ぐに掛け直した」「黒崎は4年前から行方不明だ」と知らされ、昔の恋人と答え、刑事は陣治に十和子の昔の知りあいを問うたと告げた。
十和子は水島と情事し妻と別れやり直したいと聞き、美鈴の家に泊まり陣治が心配すると言われ、十和子と陣治は美鈴の夫が浮気して家に帰らないと知り、美鈴は陣治に黒崎の失踪を知っていたと問うた。
十和子はカヨを訪ね「黒崎の失踪時に闇金に後をつけられた」「黒崎はきっと殺されている」と言われ、カヨの叔父・國枝(中嶋しゅう)から「黒崎と十和子が一緒にいた」と言われ十和子は黒崎に頼まれて國枝の相手をし、黒崎からカヨと結婚するために別れてくれと言われ、暴力を振るわれ理由を示すDVDを残された。
<以下、隠し字>
十和子は水島から周辺での事件で陣治を疑うと聞き、水島を尾行し会い、陣治が十和子と水島を別れさそうとし、十和子は陣治が黒崎失踪に関わったと疑い、陣治は黒崎を殺害して埋めたと明かした。
十和子は美鈴に大阪を離れると電話し、水島を呼び出し書類は見つかったと聞きナイフで襲うと陣治が止めた、十和子は自分が黒崎を殺害して陣治に電話したと思い出し、「黒崎は金の為に十和子に國枝の相手を頼み、十和子は黒崎を殺害しその記憶を失っていた」、陣治は十和子の罪を総べて被り飛び降りた。


監督:白石和彌
脚本:浅野妙子
原作:沼田まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち」
出演者:蒼井優・阿部サダヲ・松坂桃李・村川絵梨・赤堀雅秋・赤澤ムック・中嶋しゅう・竹野内豊
制作年:2017年
123m


感想:
(2021/05/24)

エヴェレスト 神々の山嶺

1993年ネパール、山岳カメラマン・深町誠(岡田准一)は遭難事故で登山隊参加で断られ、カトマンドゥで古いカメラを見つけ、斎藤(山中崇)にエヴェレスト登頂前にで遭難したが登頂後の可能性もあるマロリーのカメラと同型と告げ、盗品と言う客らがカメラを持ち去り、深町は孤高の天才クライマー・羽生丈二(阿部寛)と出会った。
深町は東京の出版社編集者・宮川(ピエール瀧)にカメラと羽生を話し、日本のヒマラヤ登山隊・長谷渉(佐々木蔵之介)らが出発するテレビ中継を羽生は井上真紀夫(甲本雅裕)と視て「山をやらないなら死んだも同じだ」と語り谷川岳を登った。
深町は井上から羽生の過去を聞き「羽生は帰国した長谷にパートナーは誰でも良かったと告げ、井上は別れた」「羽生は岸文太郎(風間俊介)と難しい屏風岩のルートを登り、羽生は遭難時はパートナーのザイルを切ると告げ、滑落事故で文太郎が死に羽生が切った噂がたった」と聞いた。
深町は岸文太郎の妹・岸涼子(尾野真千子)から「文太郎の死後に付き合い、7年前にエヴェレストに行き、最後に3年前に手紙とネックレスが届いた」と聞き、長谷から「競い合い、羽生は事故に遭ったが諦めず登り生還し伝説を作った、羽生はエヴェレスト遠征で自分の考えを主張して隊を二分し、羽生は南西壁ルートの二番手を拒否し下山した」「羽生は垂直の壁を目指す」と聞いた。
深町と涼子はカトマンドゥに行き斎藤と羽生を捜し、シェルパのアン・ツェリン(テインレィ・ロンドゥップ)の家に行き羽生とその妻子と会い「7年前にエヴェレストで遭難しツェリンらに救われた」と聞き、深町は「羽生はエヴェレスト南西壁冬季単独無酸素登頂を目指す」と知り、涼子は帰国した。
深町はエヴェレストに登り羽生を待ち、羽生らが来て5300mにベースキャンプを張り、羽生は「カメラは8100mでマロリーの遺体と見つけた」「帰らない者の登頂は興味ない」「風を避けて3泊4日で目指す」と告げた。
羽生は単独で出発し深町は後を追い写した、7200mの壁を登り深町は落石で動けなくなると羽生が背負い登り、7300mで羽生は「文太郎は自らザイルを切った」と告げた、翌朝に羽生は垂直な壁に挑み、深町は望遠で羽生を写した、天候が悪化し、嵐が去り深町はベースキャンプに戻り、ツェリンは「壁は誰も登れないが羽生が落ちると想像出来ない」と告げた。
<以下、隠し字>
深町は東京で涼子に報告し、宮川に撮る気がなくなったと告げた、深町は涼子と共にエヴェレストに行き、深町はキャンプから一人で登り、風が変わり深町はツェリンの制止を無視して登り、8050mで羽生の遺体を見つけた登山日誌を読み「山頂に達したが山の神に嫌われた」「側のザックにマロリーのフィルムがある」と書かれた。
深町は下山しキャンプに戻った。


監督:平山秀幸
脚本:加藤正人
原作:夢枕獏
出演者:岡田准一・阿部寛・尾野真千子・ピエール瀧・甲本雅裕・風間俊介・テインレィロンドゥップ・佐々木蔵之介・山中崇
制作年:2016年
122m


感想:
(2021/05/24)

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