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鑑賞日記(2020/08)

男たちの大和 YAMATO

2005年4月に内田真貴子(鈴木京香)は枕崎漁業組合長(井川比佐志)を訪ね、老漁師・神尾克己(仲代達矢)は60年前に大和が沈んだ場所に船を出してほしいと頼まれ、乗組員・内田守二兵曹の娘と知り漁船を前園敦(池松壮亮)と走らせた。
「昭和17年3月に15才の神尾克己(松山ケンイチ)と野崎妙子(蒼井優)は母・神尾スエ(白石加代子)に入隊を告げ、昭和16年12月8日日本軍の真珠湾奇襲で太平洋戦争は始まり、日本軍は徐々に劣勢になり追い詰めらた、昭和19年春に呉で特別年少兵の神尾、伊達俊夫(渡辺大)、西、常田澄夫(崎本大海)、児島らが大和に配属された。」
「児島義晴(橋爪遼)らは烹炊所班長・森脇庄八二主曹(反町隆史)に行き、機銃射手・内田守二兵曹(中村獅童)が訓練を行い、艦長・森下信衛(勝野洋)は時間短縮を命じ、不祥事で町村班長(金児憲史)が名乗った神尾を責めたが内田が庇い、神尾は森脇に事情を相談した。」
真貴子は「父が育てた戦災孤児の一人だ」と告げた。
「新兵らは休みに上陸し、神尾は西哲也(内野謙太)と実家に戻り、西は母・西サヨ(余貴美子)に金を送り、サイパンが降伏し神尾は伊達と言い争い森脇に止められ、玉木(平山広行)は神尾に意固地になるなと告げ、内田は唐木正雄(山田純大)と長官の形見の刀を手入れした。」
「昭和19年10月に大和はレイテ沖海戦に出撃し、アメリカ軍の猛攻を受け多数の艦艇を失い事実上連合艦隊は壊滅し、乗組員らは多数死傷し内田は左目に重傷を負い、森脇は常田を負傷した兄・玉木の水葬に行かせた。
克己は「内田は重傷で呉の病院に送られた」と告げた。
「司令長官・伊藤整一(渡哲也)が着任し、昭和20年3月に日本は爆撃攻撃を受け呉も攻撃され沖縄は攻撃を受けた、森脇と唐木は常田に家督相続の申告を求め、大和の乗組員たちに出撃前の上陸が許され、森脇は常田を母・玉木ツネ(高畑淳子)に会わせ、西は母に手紙を出し、神尾は妙子から母の空襲での死を聞き、森脇は病院に内田を訪ね、唐木は妻子と会った。」
「内田は病院を抜け出し恋人の芸者・文子(寺島しのぶ)に別れを告げ、賭場で森脇らは帰還可否を賭けた、翌日に男らは大和へ戻り、森脇と神尾と唐木は艦内で内田に会い、4月1日に米軍は沖縄に上陸し、4月5日に連合艦隊参謀長・草鹿龍之介(林隆三)は大和に来艦して沖縄特攻の命令を伊藤第二艦隊司令長官に下し、古村哲蔵(本田博太郎)と小池久雄(春田純一)が疑問を問い、伊藤は出撃命令を告げた。」
<以下、隠し字>
「艦長・有賀幸作(奥田瑛二)が艦隊命令を通達し、臼淵大尉(長嶋一茂)は乗組員らに死二方用意を告げ、森脇は新兵らに総員退去の名が出れば従えと告げ、4月6日に大和ら10隻の艦隊は出航し、4月7日に米軍艦載機が来襲し大和が迎え撃ち、被害が増えて死傷者が続出し、有賀は総員退去を命じ、内田と森脇は神尾に闘いは終わったと告げ、大和は沈み駆逐艦が救助作業した。」
克己は心臓病で倒れ真貴子と敦は薬で治療し、「神尾は生還し遺族・サヨに非難されたが、農作業を手伝い」、克己は持ち直し「戦ったが何も守れなかった」と思い出し、真貴子は話しを聞き父の気持ちが判って来たと告げた、沈没地点に着き真貴子は遺言で骨を海に帰した。


監督:佐藤純彌
脚本:佐藤純彌
原作:辺見じゅん
出演者:反町隆史・中村獅童・鈴木京香・松山ケンイチ・渡辺大・内野謙太・崎本大海・橋爪遼・山田純大・高岡建治・高知東生・平山広行・森宮隆・金児憲史・長嶋一茂・蒼井優・高畑淳子・余貴美子・池松壮亮・井川比佐志・勝野洋・野崎海太郎・春田純一・本田博太郎・林隆三・寺島しのぶ・白石加代子・奥田瑛二・渡哲也・仲代達矢
製作年:2005年


感想:
(2020/08/07)

蒼き狼 地果て海尽きるまで

1161年モンゴル高原は部族間の争いが頻発していた、ボルジギン氏族長のイェスゲイ・バートル(保阪尚輝)はメルキト族の妻・ホエルン(若村麻由美)を奪った、ホエルンは略奪されて10月後にテムジン(後のチンギス・ハーン)を産んだ。
成長したテムジン(池松壮亮)は父・イェスゲイから山に居る蒼き狼の血が流れると聞いた、父子はオンギラト部族のデイ・セチュン(榎木孝明)を訪ね娘・ボルテと会い、テムジンは恋におち、ボルテの幼馴染ジャムカとは生涯の友情を誓い合った。
イェスゲイがタタール族に毒殺され、新しい族長はメルキト族の血が流れているテムジン一家を置き去りにした、一族は自ら食べ物を集めて暮らし裏切った仲間を殺した。
成長したテムジン(反町隆史)はボオルチュ(野村祐人)に会い、翌1183年にテムジンはデイからボルテ(菊川怜)はジャムカ(平山祐介)と結婚すると聞いたが、ボルテはテムジンを選び結婚した。
2年後テムジンはトーリル(松方弘樹)と盟約を結び、秋にテムジンらはメルキト族に襲撃されボルテを奪われ弟・ハサル(袴田吉彦)に止められ、テムジンはホエルンからメルキト族が20年後に仕返しに来たと聞き、半年後にテムジンはトーリルとジャムカの力を借り、ボルテを取り返したが妊娠し、戦勝の祝いは3日続き男の子が生まれ、テムジンは殺そうとしホエルンが諫められ、屈折した思いでジュチ(よそ者)と名づけた。
勝ったテムジンは勢力を増し、トーリルはタタール族討伐をテムジンに誘い、金国が正面を攻め背後をトーリルとテムジンの連合軍が攻めタタールは亡んだ、トーリルはテムジンにジャムカを攻めろと誘い、帰途にテムジンは襲われ制すと女戦士・クラン(Ara)で仲間の兵士にした。
17歳になったジュチ(松山ケンイチ)とホエルンとボルテがテムジンを迎えた、テムジンは北方のメルキトの残党を討てと命じ、ホエルンは危険な任務だと言うがテムジンは蒼き狼の血を証明せよと告げた、テムジンはクランから誘われ抱いた。
テムジンはジャムカ陣営から人が次々流入し、ジャムカは弟をテムジンに加わらせジャムカの悪口を語らせ、ジャムカの弟はテムジンを殺そうとしクランに討たれた。
テムジンとジャムカは大軍を率いて闘い、幾日も攻防が続き、勝ちに焦るジャムカ軍は冷静なテムジンに対して次第に劣勢になり、ジャムカはトーリルに連合を求めるが「テムジンは領地も財宝も奪わない」と聞き、テムジンは軍を揚げ、嫌がるジュチを再度北方に向かわせた。
<以下、隠し字>
テムジン軍とジャムカとトーリル軍は大軍で闘い、連戦のテムジン軍は劣勢になり、テムジンは毒矢を撃たれ傷つき引くがボオルチュが加わり戻り油断したジャムカとトーリル軍を襲い、ジャムカはトーリルを斬り、テムジンは捕らえたジャムカを仲間に誘うが「親友テムジンの手で自分を殺してくれ」と願われ思いを込めてジャムカを絞め殺した。
1206年テムジンは即位しモンゴル王チンギス・ハーンとなり、ケクチェ(津川雅彦)は式を行い、チンギスは息子・ジュチと共に金国を討つと決意した、ジュチは病で帰れぬと返事し、チンギスは行商人から謀反の噂を聞き、チンギスは軍を率いてジュチを訪ねると毒矢に打たれ瀕死の状態で「父親を慮って知らさなかった」と知った。 チンギスは死に行く息子と話し嗚咽した、チンギスは休まず野望を秘て金国に攻め込んで行った。


監督:澤井信一郎
脚本:中島丈博・丸山昇一
原作:森村誠一「地果て海尽きるまで」
出演者:反町隆史・菊川怜・若村麻由美・袴田吉彦・松山ケンイチ・Ara・野村祐人・平山祐介・池松壮亮・保阪尚輝・榎木孝明・津川雅彦・松方弘樹
製作年:2006年


感想: 日本・モンゴル合作。
(2020/08/07)

友よ、静かに瞑れ

新藤剛(藤竜也)は沖縄の港町・多満里のホテル・フリーインに車で来て、フロント係・小宮豊(高柳良一)と経営者・坂口隆一(林隆三)の愛人・赤井志摩(倍賞美津子)と従業員・小坂時枝(宮下順子)と今村静子(中村れい子)と桃原留美(伊藤麻耶)らに会い、新藤は虐められていた坂口の息子・坂口竜太(六浦誠)と刑事・徳田乙松(室田日出男)に訪れレモンを差し入れた。
徳田は「坂口は下山建設の大規模な買収に応じず社長・下山大志(佐藤慶)に刃物で襲い逮捕された」と告げ、新藤は下山建設で下山と開発部長・高畠治郎(原田芳雄)を訪ね、高畠に事件を問うが聞けず、新藤はレストランで石森健(常田富士男)に来るなと言われ、志摩が経営するクラブ・KENDOで呑み、帰途に下山の部下たちに襲われた。
新藤は竜太から「下山の部下たちに拉致され坂口が乗り込みんだ」「怖くて警察に話せない」と聞き、新藤は徳田に坂口釈放を要求し証拠を求められ、下山に会った、新藤を徳田は調べ「医師の新藤は坂口が末期癌と知り気遣う」と告げた。
夜に寝ていた新藤は、下山建設のチンピラ・石井仙一(中西良太)に拳銃をつきつけら連れ出され、逃げると追われるが高畠が救った、高畠は坂口や新藤の心情は判るが立場上で対立しなければならないと告げた。
新藤は志摩と坂口の事を話し「殺されに行ったが残された自分は困る」と聞き、「後3月の命だ」と答え、新藤は下山建設で高畠に会い素手で殴り合い双方が傷ついた、新藤は事務所を探しは徳田と下山建設と金銭借用証書を見つけた。
<以下、隠し字>
深夜に新藤は証拠書類を持ち警察署の徳田に会った、翌日に下山建設で下山は坂口釈放を知り拳銃を持ち出し、新藤と竜太は坂口を迎えに行き、下山と社員らが見守る中で、坂口は下山に近づき胸ポケットに手を入れた、下山は恐れて拳銃を発射し、坂口は倒れて手からレモンが落ちた。
新藤は竜太にレモン渡し、ホテルに戻り志摩らに別れを告げて去った。


監督:崔洋一
脚本:丸山昇一
原作:北方謙三
出演者:藤竜也・倍賞美津子・原田芳雄・室田日出男・高柳良一・六浦誠・宮下順子・中村れい子・伊藤麻耶・JILL・福田妙子・草薙幸二郎・常田富士男・椎谷建治・飯島大介・中西良太・清水昭博・佐藤慶・林隆三
製作年:1985年


感想: ハードボイルドはエンドロールが無い方が効果的だと思った。
当時は2本立てだった。
(2020/08/17)

天国にいちばん近い島

桂木万里(新井瑞)は5歳の時に父・桂木次郎(高橋幸宏)から南太平洋のニューカレドニアの名を神さまのいる天国からいちばん近い島と聞き一緒に行く約束の場所だが父が死に、高校生・桂木万里(原田知世)は母・桂木光子(松尾嘉代)に相談した。
万里は冬休みにニューカレドニア・ツアーに参加し山本福子(小河麻衣子)らと飛行機で島に着き、ツアーコン・青山良男(小林稔侍)がバスでホテルに案内し、万里は一人で自転車で街に出て見て回るが何か違うと思え、万里は町でココナッツを車から落とした日系三世・タロウ・ワタナベ(高柳良一)と出会い手を怪我し眼鏡を壊し別れた。
万里はツアーで観光するが違いし、中年偽ガイド・深谷有一(峰岸徹)と合いガイドを頼み夕焼けを眺め20年前の思い出を聞き、夜にカジノでかせぎ翌日にセスナでイル・デ・パン島に行き少年・トム(ジル・ピーターセン)と会い山に登るが万里が想っていたものと違った。
万里は深谷と別れツアーと会い西尾久造(室田日出男)と話し、市場に出かけタロウに会いウベア島を聞き、ジェローム(ジョルジュ・ワヘオ)と船に乗り行き、翌朝に着き酋長(エティエヌ・ワモウ)や島の人達の歓迎を受けた、島は美しいが思いと違っていた。
万里は海辺を歩き怪我で熱を出し寝込み、ツアーの帰りの飛行機に乗り遅れ青山に怒られホテルを追い出され町を彷徨い警察に保護され、身元引受人でタロウが迎えに来て、万里は次の飛行機が飛ぶまで山中のタロウの家に行き、祖父・タイチ・ワタナベ(泉谷しげる)とユキコ(峰岸美帆)と会った。
タロウはタイチから観光客を好きになるなと注告され、ウベアに行くためヌメアのホテルに彼女の部屋をとったと告げ、万里は自分が嫌になりドラム缶の風呂の中で泣いた、次日にエッセイスト・村田圭子(赤座美代子)と戦争未亡人・石川貞(乙羽信子)が訪れ、万里は貞の夫が死んだ海を船で一緒に見に行き貞から愛のの誇りを教えられた。
<以下、隠し字>
万里は貞らのホテルに移り深谷が来て、深谷と圭子は元恋人同士で、万里は圭子に深谷には圭子を20年前から愛し続けていると告げ、深谷と圭子は20年振りに愛を確かめた。
万里は荷物にタロウの手紙とお金を見つけ、貞にお金を借りてタロウのいるウベアに行った、深谷と圭子から飛行機に乗れると聞き、ウベアでタロウは子供らに紙芝居を見せていた、万里はお金を返し紙芝居が見せて貰い「私の天国にいちばん近い島を見つけた」と告げ、タロウは「僕もニッポンを見つけ、万里だ」と告げた。 万里は日本に帰国し光子と明るく話した。


監督:大林宣彦
脚本:剣持亘
原作:森村桂「天国にいちばん近い島」
出演者:原田知世・高柳良一・峰岸徹・赤座美代子・エティエヌワモウ・ジルピーターセン・ジョルジュワヘオ・泉谷しげる・高橋幸宏・小林稔侍・小河麻衣子・入江若葉・室田日出男・松尾嘉代・乙羽信子・峰岸美帆・新井瑞
製作年:1984年


感想: あまりにも美しすぎる風景だ。
(2020/08/17)

八重子のハミング

平成28年元教師の石崎誠吾(升毅)は和歌を作り、講演で妻との最後の生活を話した。
平成3年春萩で、妻・石崎八重子(高橋洋子)は孫が誕生して音楽教師を辞め、誠吾は榎木医院院長・榎木貞之(梅沢富美男)から健康診断でガンが見つかったと聞き、母(上月左知子)に病気を告げ、入院し手術を受け、八重子と長女・石崎千鶴子(文音)と孫が見舞い、闘病生活で腸の癒着が始まり食事が出来なくなり管を挿入された。
八重子は看病し続け、青木小夜子(朝加真由美)が誠吾を見舞いに来た、誠吾は八重子が若年性アルツハイマーであると考え、榎木に確認した。
誠吾は1月で退院したが八重子の症状は悪化した、誠吾はガンが腸に転移して再入院し萩市長・中村正義(井上順)が見舞い、手術後1月で退院し、千鶴子の夫・石崎英二(中村優一)と次女・石崎百合子(安倍萌生)に八重子の病気を明かした。
誠吾は膵臓に転移して再度入院し、百合子は小森正樹(辻伊吹)を連れ来て結婚を告げた、平成12年に勤務した小中学校の100周年式典に夫婦で出席し、「昭和42年に夫婦で教え、水本早紀は生徒で、平成4年夏に百合子の結婚式が勤め先の福岡で行われ無理に夫婦で出席した、夫婦でドライブした」。
「平成7年に教育長の要請を受け千鶴子は反対したが就任し、誠吾は八重子を連れ公園を歩き水本早紀(月影瞳)に会い中小企業の社長夫人になっていた、早紀は八重子の為に介護の勉強を始めた、休日に知り合いの喫茶店に行き店員が八重子の面倒を見て貰い、支えられた。」
誠吾は教師になった教え子らと帰ると雨の中で八重子が待っていた、誠吾は教育長辞任を決め、本宅に移るが孫・石崎誠一郎(二宮慶多)らに迷惑を掛けた。
千鶴子は保育士の仕事が忙しく、誠吾は参観に行き誠一郎は八重子の事を作文で読んだ、誠吾は講演に八重子を連れて行きその事を話した、誠吾は八重子と旅行し女将(服部妙子)の配慮で2人で温泉に入った。
<以下、隠し字>
平成13年春に外出も出来なくなるがたまに椿を見に行き、陰口もあり悩み、八重子はどんどん子供に戻り、症状が悪化しショックを受け、千鶴子は八重子により優しくなり、八重子が起きなく誠吾は榎木を呼ぶが死に、葬式を行い会葬者が大勢来た。
誠吾は講演で「優しさと厳しさの限界を感じ、何時までも心の泉を求める」と告げた。


監督:佐々部清
脚本:佐々部清
原作:陽信孝「八重子のハミング」
出演者:升毅・高橋洋子・文音・中村優一・安倍萌生・辻伊吹・二宮慶多・上月左知子・月影瞳・朝加真由美・井上順・梅沢富美男・服部妙子
製作年:2016年


感想: 萩市。
(2020/08/27)

湯を沸かすほどの熱い愛

銭湯・幸の湯は父・幸野一浩(オダギリジョー)が蒸発してから休業していた、母・幸野双葉(宮沢りえ)は娘・幸野安澄(杉咲花)と暮らし、双葉はパン屋でパートをし学校に虐められた安澄を迎えに行った、双葉は店で倒れ、医師から末期ガンで余命わずかと宣告された、双葉は探偵・滝本(駿河太郎)に依頼して夫を見つけた。
双葉と安澄は酒巻君江(篠原ゆき子)から毎年と同じに宅配便で蟹が届き、双葉は気が優しすぎる安澄の独り立ちを考え、双葉はアパートに一浩を訪ね病気を告げて夫を連れ帰り銭湯の再開を図った。
一浩は9才の片瀬鮎子(伊東蒼)を連れて戻り双葉と安澄と4人で食事し、一浩は安澄に事情を話し謝り、翌朝に双葉は銭湯を再開し全員が働くと告げた、掃除してビラを配り準備して銭湯を再開した、双葉は病気が悪化し一浩は医師から手遅れだと聞いた。
安澄は学校で制服を隠され登校拒否したが双葉は勇気を求め、安澄は登校し服を脱ぎ「返して欲しい」と頼み、養護室で休んでいると服が返された、双葉は鮎子が母を探していると知り、家出した鮎子の誕生日だと知り双葉はアパートに行き見つけ連れ帰った。
双葉は一浩に一度位は約束を守って欲しいと告げ、安澄と鮎子を連れて車を借り旅行に行き向井拓海(松坂桃李)にヒッチハイクを頼まれ載せた、双葉は向井に目標を求め北を目指せと告げた。
3人は旅館に泊まり双葉は血を吐き安澄が心配し、翌日に富士を見て君江の店で蟹を食べ、双葉は安澄に「君江は15年前の一浩の前妻で安澄を産んだ、君江耳が聞こえず声が聞けずに家を出た」と告げ残し去り、安澄は君江とボードと手話で会話し、双葉は倒れて病院に運ばれ安澄と鮎子は待ち一浩が来た。
<以下、隠し字>
双葉は療養所に入り、安澄と鮎子が度々見舞い一浩を手伝い連絡係を行い、滝本が見舞いに来て双葉の母・向田美弥子を見つけと報告し、滝本と安澄らと会いに行くが断られ家の外から見た。
一浩は安澄から双葉の具合が悪いと聞き、向井が訪ね来て安澄から双葉の事を聞き、君江が来て料理し一浩と5人で食事し、一浩は皆に頼み夜に病院に行き窓の外でピラミッドを作り双葉と話した。
2月後向井が住み込みで銭湯で働き、安澄は病院で双葉に報告し1人ぼっちにしないと告げた、双葉の葬式が銭湯で行われた。


監督:中野量太
脚本:中野量太
出演者:宮沢りえ・杉咲花・篠原ゆき子・駿河太郎・伊東蒼・松坂桃李・オダギリジョー・遙・松原奈野花
製作年:2016年


感想:
(2020/08/27)

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