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鑑賞日記(2019/08)

図書館戦争

昭和63年メディア良化法案が成立して良化隊の検閲が始まり、2004年対抗組織「図書隊」が結成された、図書隊隊員に助けられた笠原郁(榮倉奈々)は憧れ図書隊に入隊した。
武蔵野第一図書館で教官・堂上篤(岡田准一)が図書館法と防衛方法を教え訓練した、笠原は柴崎麻子(栗山千明)と寮の同室で憧れの隊員を探した、司令・仁科厳(石坂浩二)は笠原と手塚光(福士蒼汰)を特殊部隊タスクフォースに配属した、玄田竜助(橋本じゅん)は2人を小牧幹久(田中圭)と堂上班に入れた。
タスクフォースで訓練と図書館業務を行い、柴崎から競いあう手塚が図書館協会会長の息子と聞いた、笠原は違反者逮捕に失敗し堂上に辞めろと責められた、仁科と玄田はジャーナリスト・折口マキ(西田尚美)と重病患者を見守った。
笠原は検閲隊の資料収集を見て回収を求め公務執行妨害で逮捕を言われ、権限のある堂上が回収を宣言し権限の無い笠原を批判した、小牧は無鉄砲さは昔の堂上と似て居ると言った、堂上は昔の行動は間違っていたと思いだした。
尾井谷元(相島一之)ら良化隊が図書館に来て違反図書の差し出しを求め、強制回収権を発動し、特殊部隊は戦闘準備し良化隊と争った、柴崎は会議室への侵入者を見つけ放送し、笠原は命令を無視して向かい手塚は追い本を奪い返し堂上に助けられた。
仁科は警察(島田久作)から情報を要求され、良化隊の襲撃に内通者が居たと聞いた、笠原が手塚に誘われて柴崎に相談した、野辺山宗八が死去し小田原図書館が閉鎖予定で、玄田は検閲関連図書を武蔵野図書館が引き取るが良化隊が狙い戦争になると言い、笠原に仁科の警護を命じた。
小田原図書館で図書隊と良化隊が向かい合い、仁科と笠原は野辺山の葬儀に参列し、搬送ヘリが攻撃を受けたがコンテナを運んだ、図書隊は良化隊の攻撃に退却して図書館内に閉じ込められた、葬儀がガス攻撃を受け仁科と笠原が誘拐され玄田は撤退要求を受けた。
<以下、隠し字>
玄田は誘拐犯に仁科の安全確認を要求し笠原は柴崎に誕生日の伝言を電話で言い柴崎は立川と知った、堂上と小牧は立川に向かい、仁科と笠原は閉じ込められて話した、笠原が誘拐犯・武山(鈴木一真)らと争うと堂上と小牧が救出に来て逃げた。
堂上は武山に追いつめられ笠原と2人で倒し、取り囲まれるが図書隊が来た、仁科が救われ、堂上に良くやったと言われ笠原は堂上を越えると答えた。


監督:佐藤信介
脚本:野木亜紀子
原作:有川浩「図書館戦争」
出演者:岡田准一・榮倉奈々・田中圭・福士蒼汰・西田尚美・橋本じゅん・石坂浩二・相島一之・栗山千明・鈴木一真・島田久作・児玉清
製作年:2013年


感想: 題名どうりの戦争映画だ。
建前とルールの対立のなかでの闘いはゲームと勘違いする。
(2019/08/03)

あなたへ

富山刑務所の指導技官・倉島英二(高倉健)は上司・塚本和夫(長塚京三)からNPO法人遺言サポートの会・笹岡紀子(根岸季衣)の来客を聞き、亡き妻・倉島洋子(田中裕子)が残した手紙を受取り、長崎局止め手紙を聞き、手紙に「故郷の海を訪れ、散骨して欲しい」と書かれていた。
英二は塚本とその妻(原田美枝子)に洋子の墓地は平戸の海を見てから返事したいと告げ、英二の慰問童謡歌手・井手洋子との結婚に驚いたと言われた、洋子から「死んだ服役囚の為だけ歌っていた」と謝られたと思いだした。
英二は洋子の遺骨を持ち車で洋子の故郷を目指した、飛騨で埼玉の元教師(ビートたけし)からオートキャンプ場に誘われ「彷徨と旅」を話した、翌日に貰った山頭火の句集を読み田宮(草なぎ剛)と駅弁実演販売の荷物を大阪のデパートに運び、手伝い仲間・南原(佐藤浩市)に会い飲み話した。
翌日に販売を手伝い洋子との生活を思いだし、竹田駅に泊まり城に行き天空の音楽祭で洋子の歌を聴いた事、病気の洋子から料理の作り方を聞いた事、洋子と引越し技官を目指した事、御輿を作った事を思い出し、下関で再会した元教師が警察(浅野忠信)に車上荒らし容疑で連れられ、英二も事情を聞かれ身元確認した塚本に連絡した。
英二は田宮から門司の宿に誘われ、田宮と飲み「妻に男がいるがはっきりするのが怖い」と聞き、宿で英二は南原から平戸の船の連絡先・大浦吾郎を聞いた、翌日に長崎で局止め郵便を受取った。
台風が接近して漁師(石倉三郎)から暴雨風で船は出なく散骨は難しいと聞き、釣宿主(不破万作)も無理と言い、英二は濱崎食堂で女将(余貴美子)と娘・直子(綾瀬はるか)と大浦の孫・卓(三浦貴大)に大浦への紹介を頼むが大浦(大滝秀治)に断られた。
英二は濱崎食堂に泊まり、女将から「夫は海難事故に遇い遺骨は無い」と南原を尋ねられ、英二は「自分に迷いがあり洋子との関係を悩む」と言うと「訳は必要なく来ただけで充分」と言われた、翌日嵐が治まり英二は写真館で歌う少女の写真を見た。
<以下、隠し字>
大浦に頼むと翌日に出すと聞き、女将から直子と卓の結婚写真を海に流して欲しいと頼まれ「夫は借金で破綻した」と聞いた、英二は大浦と卓と船を出し遺言通りに散骨した、南原に会い「洋子の手紙を読むが迷い女将の話しで遺言の意味が判った」と告げ、直子と卓の写真を見せ、南原は「遭難して失踪したが妻はまだ港で暮らす」と言った。


監督:降旗康男
脚本:青島武
原作:森沢明夫
出演者:高倉健・田中裕子・佐藤浩市・草なぎ剛・余貴美子・綾瀬はるか・三浦貴大・大滝秀治・長塚京三・原田美枝子・浅野忠信・ビートたけし・岡村隆史・石倉三郎・根岸季衣・不破万作・井上康・芦川誠・井上肇
製作年:2012年


感想: 妻の遺言の意味を捜し旅に出る。
出会った人と、妻の思い出で徐々に意味を考える。
出会った人にもそれぞれの想いがあった。
(2019/08/03)

北のカナリアたち

川島はる(吉永小百合)は東京で図書館司書で20年働き定年になり、世田谷署刑事・折原(石橋蓮司)と本田が鳶職・鈴木信人(森山未來)を殺人事件参考人で追い、はるはサロベツ湿原へ行き自然監視員・戸田真奈美(満島ひかり)と夫(駿河太郎)に会った。
はるは20年前に北海道の離島・麗端島で父・堀田久(里見浩太朗)が迎え夫・川島行夫(柴田恭兵)と分校に赴任し、6人の生徒・(小笠原弘晃)と戸田真奈美(渡辺真帆)と生島直樹(相良飛鷹)と安藤結花(飯田汐音)と藤本七重(佐藤純美音)と松田勇(菊池銀河)が迎えた、はるは歌の才能を見つけて合唱を教えた、ある日に生徒らとはると行夫はバーベキューを行い、行夫が海に落ちた結花を助け死に真奈美は自分のせいと言った。
はるは札幌で会社員・生島直樹(勝地涼)から「生徒が合唱を楽しみ、結花と喧嘩し、行夫から聞いてはるが居なくなり、行夫に相談した」と聞き、幼稚園保母・安藤結花(宮崎あおい)から「はるが島を去り生徒は歌を忘れた、結花は自殺の振りして落ちてしまった、結花の母がはるの悪い噂をばらまいた」と聞き、はるは「自分は男と会って居て、行夫は脳腫瘍で半年の寿命だった」と言った。
はるは20年前に行夫と病気治療を話し、事件が原因で心に傷を持つ警察官・阿部英輔(仲村トオル)と会ったと思い出した、はるは稚内の造船所で藤本七重(小池栄子)に会い「東京で会い結婚相手と会った、七重ははるが男と会うのを見て噂した、信人もはると男を目撃した」と聞いた。
はるは松田勇(松田龍平)が島に警察官で赴任したと聞き、勇は煙突から落ちて意識不明の信人を病院に運んだ、はるは勇と信人を話し「はるは生徒を残して島を去った、行夫が病気で不安定だった」と聞いた、20年前に堀田ははるに阿部と会うのを止めた、行夫ははるに「警察を辞めた阿部を見送れ」と告げて送った。
<以下、隠し字>
信人の意識が戻り、折原と本田が信人を聴取し「社長に暴力を振るわれた妻・和美(高橋かおり)が離婚して一緒になろうとし、探し当てた社長から逃げようとした和美が死に、非難した社長を殺害した」と言った。
はるは堀田に「信人から電話で謝りたいと聞き、最後の授業をするので島で待てと告げた」と言い、分校に行き折原と本田が信人を連れ5人が迎え、はると6人の生徒が合唱した、信人は「行夫が溺れる時に手を振った」と言って島から連れられた。


監督:阪本順治
脚本:那須真知子
原案:湊かなえ「往復書簡」
出演者:吉永小百合・柴田恭兵・仲村トオル・里見浩太朗・森山未來・満島ひかり・勝地涼・宮崎あおい・小池栄子・松田龍平・小笠原弘晃・渡辺真帆・相良飛鷹・飯田汐音・佐藤純美音・菊池銀河・石橋蓮司・高橋かおり・駿河太郎
製作年:2012年


感想: 20年前のことが断片的に思い出す事で構成する。
隠しているよりは、話す機会がなかった。
そもそも真実は無かった。
(2019/08/13)

夏美のホタル

河合夏美(有村架純)は恋人・相羽慎吾(工藤阿須加)から写真コンテストと写真家になる夢の将来への不安を聞いた。
夏美はバイクで父との思い出の森へ行き川で写真を撮りテントを側に張り夜に待った、翌日に夏美は買い物で店・たけ屋に行き足の悪い福井恵三(光石研)と会い、写真学科の学生と告げ、恵三は子供らに地蔵さんと呼ばれ、夏美は恵三と母・福井ヤスエ(吉行和子)にホタルが居るか尋ねると、空いている部屋があるから泊まっていけと勧められた。
夏美は雲月庵で榊山雲月(小林薫)を見かけ、テントに子供らが来て恵三とヤスエとホタルを探し、恵三が事故で足が悪くなったと聞いた、夏美は小さい時に亡き父・河合忠男(淵上泰史)とホタルを見に来たと言った。
夏美はたけ屋に泊めて写真を撮らせて欲しいと言った、翌日に慎吾を駅に迎え2人共泊めて貰った、地蔵さんの友人・雲月が来て悪口を言い、夏美は薪風呂に入り子供らと過ごし写真を撮り川でえびや魚を捕り、夏美は慎吾から実家の新潟行きを誘われた。
夏美はレーサーだった父を思い出し、夏美と慎吾は恵三とヤスエと雲月と子供らと花火を楽しみ、父の在り方を話し、恵三が家族と別れていて子供が心残りだと言った、翌日に恵三が動脈粒破裂で倒れて救急車で入院した、ヤスエは雲月と夏美と慎吾に別れた嫁と孫には伝える必要は無いと言った。
夏美らは店番して子供らの手紙を恵三に渡し、夏美はヤスエに妻子への連絡を断られた、慎吾は諦めるが夏美は雲月に仏彫を尋ね「才能は覚悟」だと言われた、夏美らは恵三が気がつき病院で会い「連絡しなくて良かった」と言われた。
夏美らはヤスエから「恵三の容体は悪い」「恵三の子・公英(村上虹郎)は蒲公英から取った名」と聞き、3人は元妻・美也子(中村優子)に会い、美也子が恵三に会うと、公英が病院を訪ねて来て、病室で美也子と恵三に会った。
<以下、隠し字>
慎吾が電車で去り、夏美はバイクで電車を追った、夏美はフィルムを現像して写真をヤスエと恵三に見せた、夏美は恵三から「離婚した頃のレーサーが来て、仲間をレースで亡くし悩ぬが、夏美を愛した」と聞き、川でホタルを見つけて写真を撮った。
慎吾が恵三の葬儀にたけ屋に来てヤスエと美也子と公英らに会い、庭で夏美に「同じ事を守るのも難しい」と言い、夏美は雲月に恵三の仏像を彫って欲しいと頼み、祠が必要と言われた、3年後に夏美と慎吾はたけ屋に来て祠の地蔵に詣った。


監督:廣木隆一
脚本:片岡翔・港岳彦
原作:森沢明夫「夏美のホタル」
出演者:有村架純・工藤阿須加・淵上泰史・村上虹郎・中村優子・小林薫・光石研・吉行和子
製作年:2016


感想: プロ写真家になる夢に悩む。
亡き父が自分の為に仕事を辞めたかと悩む。
(2019/08/13)

高台家の人々

OL・平野木絵(綾瀬はるか)は癖で空想した、出社して同僚・安倍弓子(堀内敬子)から「高台光正(斎藤工)が転勤して来て、高台家は元華族の名家で留学経験あり、祖母がイギリス人」と聞き、光正が来て脇田実課長(塚地武雅)に挨拶し、木絵はエレーベーターで光正と乗り合わせ空想し、食事に誘われ付き合うと光正に妄想を覗かれる気がした。
木絵は光正に高台家に連れられ、兄・光正が彼女を連れて妹・高台茂子(水原希子)と弟・高台和正(間宮祥太朗)は驚き、木絵は一家の美貌に驚き妄想した、光正と茂子と和正は人の心が読めるテレパシー能力があり、茂子は光正に心を読まれていると知った時の木絵の気持を考えた。
茂子は岸本浩平(坂口健太郎)と過ごし、光正は木絵にテレパシー能力を話せず、木絵は女性と光正を見かけ落ち込み、光正は木絵をアパートに訪ね断ったと言った、和正は茂子の友人の獣医・斉藤純(夏帆)に光正の婚約を告げ、光正に10年間片思いでショックの純を往診に呼んだ、母・高台由布子(大地真央)が帰宅し木絵に会った。
由布子(大地真央)は光正に木絵との結婚を反対し、光正はテレパシー能力を話せず、光正は木絵を父・高台茂正Jr.(市村正親)に会わせ、由布子は住む社会が違うと反対し、茂正Jr.は自分の父・高台茂正(大野拓朗)と高台アン(シャーロット・ケイト・フォックス)との昔の出会いと恋を話した。
木絵は3人が純の想いを話すのを聞きテレパシー能力を問い、木絵は話さなくて判って貰えると思った、光正はロンドン転勤が決まり木絵は不安になり、由布子は社交能力を求め、茂正Jr.はパーティに呼んだ、木絵は心を閉ざすが疲れ、両親(宮地雅子・小林隆)から無理しても駄目だと言われた。
木絵は和正が純が好きだと思い妄想を気にし心を閉ざし、和正が光正と木絵が普通の関係になったと言い、茂子は岸本と彼女に会い自分の気持ちを知らなかったと気づいた、パーティで光正と由布子らが待ち、木絵は茂子と会いパーティに連れられた、光正は木絵から来るのが怖かったと聞いた、純が木絵を家族にしたいと言い、由布子は黙認した。
<以下、隠し字>
結婚式の日に木絵は純から励まされ、式で心で気持ちを伝え謝り去った、木絵は行方不明になり光正は父と和正にやり直せと言われ、木絵は実家で暮らし光正からのメールと茂子のメールを読んだ、木絵は訪ねた由布子からアンからの手紙を渡され「心を読んで平気な相手を選んだ」と書かれていた、木絵は妄想を始めイギリスで光正とアンに会った。


監督:土方政人
脚本:金子ありさ
原作:森本梢子
出演者:綾瀬はるか・斎藤工・水原希子・間宮祥太朗・坂口健太郎・大野拓朗・塚地武雅・堀内敬子・夏帆・シャーロット/ケイト/フォックス・大地真央・市村正親・宮地雅子・小林隆
製作年:2016年


感想: 片方がテレパシー能力を持つカップルが、普通に戻れば。
どうすれば心を読まれても良いのか
3兄妹の同じ悩み。
(2019/08/23)

愛を積むひと

北海道の大自然の中の家に小林篤史(佐藤浩市)と小林良子(樋口可南子)は移り住み、平間造園(森崎博之)が前に住む外国人が作り始めた石塀を見に来て、良子は見つけたスケッチの石塀作りを嫌がる篤史に頼み、篤史は手伝いの杉本徹(野村周平)と石塀作りを始め、無口な杉本に良子は気にし、買い物で篤史は胸を押さえる良子を心配し、2人は杉本と女性・上田紗英(杉咲花)を見かけて自身らの出会いを思い出した。
篤史と杉本は石塀を作り良子は野菜作りし、ある日に杉本は昔の仲間・川島から家に泊めろと頼まれ、良子と篤史はコンサートに出かけて、留守に川島が杉本を無理矢理連れて空き巣に入り、川島が戻った良子に怪我をさせ、入院して良子は精密検査を受けた。
篤史は杉本に「東京で町工場を行い良子が事務で忙しく苦労し、借金で工場を手放し北海道へ移った」と告げた、良子は心臓病を篤史に隠し退院して杉本と紗英から家の掃除と庭の手入れをすると言われて頼んだ。
杉本と紗英は毎日来て、篤史と杉本は石塀を作り、紗英が野菜を作り、紗英は野菜を良子と料理して世話した、良子は東京の娘・聡子と電話で話して篤史に娘を許して呼ぼうと言った、良子は篤史と杉本には内緒で紗英に頼み事をした。
4人は良子の誕生日パーティを開き、篤史は毎年真珠を1粒ずつ贈るがそのネックレスが空き巣に盗まれたと言った、ある日にきのこ狩で紗英は良子に「杉本を親に会わしていなく、家庭に問題がある」と言い、良子が倒れて死んだ。
篤史は娘・小林聡子(北川景子)と良子の遺骨と家に戻り、聡子から生活を心配されたが東京に戻らず問題を起こした恋愛をまだ許せないと言った、篤史は一人で北海道で暮らし続けて、紗英が心配して来て良子から預かった手紙を渡した、手紙に良子は「病気を隠したと謝り、石塀の完成を望んだ」、篤史は刑事(佐戸井けん太)に川島の事を尋ねられ、旭川西署で主犯が窃盗で逮捕されて回収したネックレスを受け取り、補導歴のある杉本が拘留されると聞いた。
篤史は宝石箱に良子の手紙を見つけ「犯人を許して欲しい、篤史と杉本は互いに必要」と読み、篤史は釈放されたが解雇された杉本を家に住まわせて石塀作りを再開した、夜に訪ねた紗英と杉本を家に入れると紗英の母・上田美智子(吉田羊)が来て杉本の子を産ませないと言い連れ帰った。
篤史は杉本と石塀作りして「どの石も役に立つ」と言い、翌日に2人で美智子と上田熊二(柄本明)に会い謝ると、熊二は杉本を殴り「子は紗英の希望通りにする」が一緒には出来ないと言った、杉本は熊二に土下座で頼み紗英が来た、紗英が見送り、熊二は杉本を石狩の牧場に連れた、篤史は紗英に1年経てば戻ると言った。
<以下、隠し字>
冬に熊二が来て篤史と飲み話し「聡子の写真を見せろ」と言った、篤史はアルバムに良子の手紙を見つけ「聡子が心残りで、聡子の恋愛は周囲を傷つけたが、両親の愛を伝えて欲しい」と読み、紗英が子を産み、篤史と熊二が石塀作りし、篤史は昔の取引先の息子の結婚式の招待状が届き、上京して鈴原(岡田義徳)に会うと聡子を聞かれ、アパートを訪ねて聡子に会い「子連れ男性と結婚したい」ので会って欲しいと聞くが去った。
篤史は石塀が完成して良子の写真を持ち出会った山に登った、聡子は熊二と紗英から篤史が悪天候の山で転落して重傷との連絡を受けて北海道の病院に駆けつけ治ると聞き、家に行き篤史の手紙と良子のネックレスを見つけた、篤史は気がつきネックレスを付けた聡子に会い「夫とその娘をいつか連れろ」と言った、篤史は良子の最後の手紙を読んだ。


監督:朝原雄三
脚本:朝原雄三・福田卓郎
原作:エドワード・ムーニー・Jr.「石を積むひと」
出演者:佐藤浩市・樋口可南子・北川景子・野村周平・杉咲花・吉田羊・柄本明・森崎博之・佐戸井けん太・岡田義徳
製作年:2015年


感想: 石塀を積む長い作業とそれが終わった時。
それぞれの夫婦になる男女の出会いと障害。
周囲が如何に見守るのか。
(2019/08/23)

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