鑑賞日記(2019/04)
- 結婚案内ミステリー
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19歳の深田ブライダルコンサルタント・アルバイト・寺沢紘子(渡辺典子)は女カウンセラー(岩本多代)から指導され、深田栄一所長(ベンガル)と関根コンツェルンの女実業家・関根恭子(長山藍子)に呼ばれ、恭子は紘子を息子・昌和(渡辺謙)とお見合を頼み紘子は深田と蓼科の雪の別荘へ向った。
恭子と昌和がアメリカで婚約した竹田ヒロコ(高沢順子)が事故で入院し10日後に親族への婚約披露で紘子を身代わりに望み、紘子は1日10万円のギャラで承諾し上流社会のマナーを恭子と昌和と家政婦・貝塚八重(楠田薫)と勉強し、ある日スキー場で晴美(一色彩子)から脅され、悪質金融ブローカーの横井(益岡徹)が関根政夫(川地民夫)を探しに来たが恭子と顧問弁護士・木下吾郎(谷隼人)が対応した。
親族が別荘に集まり、松尾初恵(加茂さくら)と松尾聡(岡本達哉)・関根克子(きたむらあきこ)と関根和彦(成田次穂)・恭子の亡夫の実弟・政夫で、親族会議で昌和の関根地所株式会社社長就任は反対されたたが木下が強引に押し切り、その夜に紘子の部屋に晴美がきて争い紘子は晴美を刺し恭子と木下が目撃し始末した、政夫が雪に埋めた死体を見つけ、昌和が戻り政夫がニセと言い船山哲也(渡辺謙)は認め別荘を出て行った。
恭子は政夫を国外へ脱出させ息子・関根守(斉藤正基)が見送り、紘子は哲也のバイト先を訪ねると晴美を見かけ、恭子が木下に婚姻届けを渡し、夜に紘子は庭を掘ると死体は見知らぬ女で、紘子は恭子と木下に見つかり庭の死体は竹田ヒロコで麻薬中毒の昌和が狂気で刺し殺した知り昌和の部屋に監禁され、哲也は晴美を追い忍び晴美と木下と横井とグルと知り、恭子は翌日に昌和の治療でスイスの病院に発ち紘子も同行を告げた。
<以下、隠し字>
恭子は政夫の電話で、木下が横井とグルで晴美は愛人と聞き、哲也は晴美を問い詰め、昌和が狂気で紘子を襲い、ドアを被り出て恭子を殺そうとしたが紘子が止め昌和は階段から落ちて気を失い、紘子は恭子を手当てし話しを聞き、木下が戻り恭子は終わったと言い紘子が晴美との関係を見たと言い揉めると恭子が止め殺し、別荘を出た紘子に哲也が駆けつけた。
監督:松永好訓
脚本:小野竜之助
原作:赤川次郎
出演者:渡辺典子・渡辺謙・川地民夫・加茂さくら・岡本達哉・きたむらあきこ・成田次穂・斉藤正基・楠田薫・益岡徹・岩本多代・一色彩子・高沢順子・ベンガル・谷隼人・長山藍子
制作年:1985年
感想: 角川映画。
巻き込まれ型サスペンスドラマ。
コンゲーム色が強い。
(2019/04/05)
- 乱れからくり
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競輪場で勝敏夫(松田優作)は車券を買い続けるが予想ははずれ、最終レースに全て賭けようとしたが払い戻し食事すると賭けようとしたもんが大穴だった。
勝は求人広告で興信所・宇内経済研究会の面接を受け即採用で所長・宇内舞子(野際陽子)と依頼主の玩具メーカー鶴寿堂社長でねじ屋敷の主人・馬割鉄馬(岸田森)で、勝は製作部長・馬割朋浩(沖雅也)とそのつま・真棹(篠ひろ子)と営業部長・馬割宗児(峰岸徹)と宗児の妹・香尾里(結城しのぶ)を調べ、勝は舞子とアメリカ行きの朋浩と真棹の車を尾行すると事故で炎上し、勝は真棹は助け出さ出すが朋浩は前身火傷で死亡し、事故の事で西原署の刑事・京堂刑事(山西道広)が勝は舞子を質問し舞子は元同僚の西原署の警部・奈良木警部(田中邦衛)に会い事故になった。
勝と舞子は朋浩の葬儀に行き、舞子は会社は昨年新製品を出すが欠陥で莫大な負債で倒産寸前で朋浩と宗児が責任をなすりつけあう背景を話した、勝は香尾里から誕生日に呼ばれ万華鏡を見せられ庭の迷路に行き宗児に会うと、轟音がし香尾里が目を打たれ死に朋浩からの誕生日プレゼントメッセージを見つけた、奈良木と勝と舞子は宗児に迷路の中心の五角形の石に行き、奈良木は真棹が香尾里「かれいど」と言ったと証言を告げた。
勝は真棹から宗児に度々関係を迫られたと聞き、宗児が勝と舞子に西洋からくり人形と大野弁吉の茶運び人形見せ、宗児が茶を飲み死に勝は茶運び人形に注射器を見つけ、勝は金沢に行き銭五遺品館で宝田老人(北見治一)から大野弁吉の作品と日記を読み鈴木九右衛門の名前を見つけ、初代の馬割作蔵で大野弁吉の弟子と判った。
金沢から戻った勝はねじ屋敷の地下洞窟を探索し、屋敷に繋がり鉄馬が薬を飲み死ぬのを目撃した、警察は家宅捜索し奈良木は毒物混入で真棹を疑うと姿を消し、勝は洞窟で真棹と会い舞子の車で逃亡し旅館に逃げ、真棹にからくり人形が届き、真棹は洞窟で襲われ勝が助けると、朋浩が現れた、舞子と奈良木も洞窟で朋浩に会い追うと池に落ちた。
<以下、隠し字>
勝と舞子は犯人が朋浩で銭屋五兵衛の隠し財産目当てと言い、池で万華鏡(カレイドスコープスコープ)を見つけ凶器で、鉄馬の薬を毒に入れ替え1錠だけ溶けるカプセルと言い、アメリカに出発前に朋浩が仕掛け、勝は朋浩が最初に真棹殺害に失敗したと言った。
勝は真棹をアメリカに送り、同行せず舞子に辞表を出し競輪場に通い、真棹が犯人と判ったが見逃した。
監督:児玉進
脚本:永原秀一
原作:泡坂妻夫「乱れからくり」
出演者:松田優作・野際陽子・岸田森・峰岸徹・沖雅也・篠ひろ子・結城しのぶ・田中邦衛・山西道広・北見治一
制作年:1979年
感想: 東宝映画。
トリックと謎が多い原作を、短い時間に詰め込みすぎた。
展開の早さに追われ、細部を理解出来ない恨みがある。
(2019/04/05)
- 湯殿山麓呪い村
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滝連太郎(永島敏行)は淡路慶子(永島暎子)の家で妾の子と言われ、連太郎は大学で仏教史学講師で山形県鶴岡・湯殿山麓弥勒寺の御堂地下の幽海上人の即身仏に興味を教授(仲谷昇)に告げ相手にされず、弥勒寺住職・相良道海(青木義朗)と会い、弥勒寺檀家総代・淡路剛造(織本順吉)を家族が迎え連太郎と道海と会い脅迫状を読み燃やさせた。
剛造は道海と妻・謡子(岩崎加根子)と、連太郎にスポンサーから降りると言い、長女・慶子と次女・能理子(仙道敦子)と食事し連太郎は再考を頼み慶子も頼むが別れろと言われ、女中と下男が風呂で剛造の異様な死体を発見し、警察(三谷昇)は睡眠薬を飲み密室で葬儀で連太郎は警察に疑われ、剛造の義兄の道海に殺害予告が届けられた。
警察は道海に村の事情を尋ね淡路・相良・伏原の三家を聞き、太平洋戦争末期に三家にころされた津島母娘(田島令子)を聞き、家族の共犯を考え、連太郎は道海に発掘を勧めるが断られ、慶子は帰り連太郎と電話し、連太郎は話しをテレビ局に持ち込みディレクター(松山照夫)に持ち掛け、謡子から断られ庭で見つけた睡眠剤を売り込んだ。
慶子と能理子と会い、連太郎とテレビクルーは雪の鶴岡で道海に会い、発掘で100年前の白骨や棺桶が続々と見つかり、連太郎は謡子と病院で相良信也(田中義尚)を見舞い、道海が行方不明で警察が古井戸で死体を見つけ、連太郎は寺の床下で多くの白骨を見つけ津島母娘と考え、なおも掘り棺を見つけ開けて即身仏を見つけた。
天明二年に修行中に幽海上人が村娘と駆け落ちし弥勒寺の都合で即身仏にされ人工の処置を施した燻製と連太郎はテレビに話し、慶子が来て村娘・しのを聞き男の都合と言い、大学で連太郎は教授に即身仏を燻製と言う者は不要と言われ、警察が死んだ浮浪者の服を謡子に確認させ伏原欣作(榎木兵衛)と聞き、能理子は津島武(野上博司)から出来た子を産めと聞いた。
<以下、隠し字>
連太郎は謡子から伏原を殺したと聞き、津島勘治が能理子の父で14年前に再会しヤクザで剛造を復讐しようとしたと言い、連太郎は睡眠薬を飲まされ家に火を付けられ、連太郎は逃げるが謡子は火に囲まれた。
連太郎は家に帰り能理子が居て謡子の死を告げ、風呂は大人は通れないが信也なら可能で殺害し能理子が信也のアリバイを作ったと言うと、能理子が道海を古井戸で殺し、津島母娘が村人に悲惨な目に遇わされ、勘治が能理子を産ませたが剛造復讐は本気でなく殺し、自分の相手が後で自分の兄妹と知り復讐したと告げた。
監督:池田敏春
脚本:荒井晴彦・佐伯俊道
原作:山村正夫
出演者:織本順吉・青木義朗・田中義尚・榎木兵衛・岩崎加根子・永島暎子・野上博司・仙道敦子・永島敏行・仲谷昇・松山照夫・三谷昇・河西健司・北見敏之・辻萬長・吉沢健・深江章喜・高橋明・今井健二・田島令子
制作年:1984年
感想: 未来も救いもない話しの謎を解いて何の意味があるか。
言い伝えが現実で、主人公が自己中心の堕落学者では期待出来ない。
少しはまともな人間が必要だ、それが犯人かも知れないが救いとはならない。
(2019/04/15)
- 天空の蜂
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1995年8月8日愛知県小牧市錦重工業小牧工場に技術本部・湯原一彰(江口洋介)が湯原篤子(石橋けい)と湯原高彦(田口翔太)を連れ全長34メートル・総重量25トンの自衛隊用超巨大ヘリ「ビッグB」の飛行を見学に来た、高彦がヘリに乗ると遠隔操縦でハイジャックされ高速増殖炉・新陽上空で静止し、原子炉所長・中塚一実(國村隼)と関係者は犯人・天空の蜂から全ての原発の破棄を要求し爆発物とヘリを新陽に墜落と通知した。
原子炉開発事業団理事長・筒井(石橋蓮司)と中塚が対応を話し、警察庁長官・芦田(竹中直人)と科学技術庁局長・島岡が会見し、捜査指揮本部で湯原と山下(カゴシマジロー)と高坂(手塚とおる)と野村(松島花)が対策を考え、刑事・室伏周吉(柄本明)と関根(落合モトキ)が捜査し、新陽対策室で湯原らは原子力発電所設計士・三島(本木雅弘)と今枝(佐藤二朗)と佐久間(光石研)と対策を議論した。
湯原は高彦と操縦室の通信機能で接触を図るが出来ず、犯人は原発停止と救出作業の公開中継を要求し政府は原発停止を決め節電が全国で始まった、総務課・赤嶺淳子(仲間由紀恵)らが対応し自衛隊・上条(永瀬匡)らが対策室に合流した、湯原は高彦に光でモールス信号で連絡し機内の様子を聞いた。
室伏らは田辺佳之事故を調べ写真にラジコンを見つけ友人・雑賀駿(綾野剛)を聞いた、指揮本部で高坂と航空機事業本部長・笠松らがヘリのソフト変更方法を議論し来客リストを調べた、上条と湯原と関根が想定外の「ビッグB」からの救出方法を議論し三島が提案した、自衛隊員・植草(松田悟志)根上(やべきょうすけ)らが「ビッグB」にヘリからロープを張り荒天の中で上条が乗り移り落ちた高彦を空中で受け止めてパラシュートで脱出した。
室伏らはラジコン魔を疑い、筒井が中塚に新陽停止を命じ排水偽装を考え三島は対策室全員が国民を欺く覚悟を求めた、高坂と野村は原口技術員を名乗る入場者を疑い原本のコピーで総務課員を疑った、新陽の温度がモニターされていると判り原子炉停止を中止した、湯原は1分の余裕を知り作業員の格納機避難可能と考え犯人の意図と考えた。
室伏らは雑賀が自衛隊・佐竹と知り、湯原らは「ビッグB」の赤外線モニターを見つけた、自衛隊員と室伏らが乗り込むと雑賀が家を爆破したが逃走中に死んだ、湯原らが雑賀が持ったリモコンを調べた、赤嶺が三島に電話し三島は名前偽装を思い出した、湯原はリモコン機能が少なく操縦には「ビッグB」乗りこみが必要で中塚が避難指示を出した。
<以下、隠し字>
高坂らが湯原を筆跡鑑定で見つけ捕らえた、三島は被害者集会で雑賀と会い計画を知り参加したと思い出した、湯原は雑賀の家で見つかった装置を三島に問うと「政府は国民は無視すると原爆停止はシミュレーション映像だ」と聞いた、湯原は政府が国民に嘘を付いたと聞くが高彦救出は感謝したが、三島は我が子が原発反対でいじめられたが助けられ無かったと言った。
三島は自殺を図るが湯原が説得し、湯原は赤嶺と三島の関係を聞き、三島からは何も聞き出せないが高彦から操縦席に紐が繋がると聞き赤外線モニターで墜落切り替え時に自動操縦が解除と知り「ビッグB」の下方でリモコン操作を考えた、中塚が原子炉停止させ、湯原はヘリでリモコンで「ビッグB」下で待つと「ビッグB」が爆発して墜落したがずれて海上に落下し、三島は「新陽は僅かな爆破物で破壊出来なく選び計画で安全だと判断したと考えた」とメッセージを残していた。
監督:堤幸彦
脚本:楠野一郎
原作:東野圭吾
出演者:江口洋介・本木雅弘・仲間由紀恵・綾野剛・柄本明・國村隼・石橋蓮司・竹中直人・向井理・佐藤二朗・光石研・落合モトキ・やべきょうすけ・手塚とおる・永瀬匡・石橋けい・カゴシマジロー・松島花・前川泰之・松田悟志・森岡豊・田口翔太
製作年:2015年
感想: 複数の場所を描く事で矛盾を起こりにくくした。
計画の精度は目的が明らかになると判る。
(2019/04/15)
- 小川の辺
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海坂藩士・戌井朔之助(東山紀之)は家老・助川権之丞(笹野高史)から脱藩した佐久間森衛(片岡愛之助)を討つ藩命を受け辞退するが直心流の腕を買われ、同行の直心流の妻で妹・田鶴(菊地凛子)との斬り合いを避けると言われた。
朔之助は母・以瀬(松原智恵子)に反対され田鶴同行で荷担の噂と言い、父・忠左衛門(藤竜也)は主命で田鶴が手向かえば斬れと言い、奉公人・新蔵(勝地涼)が田鶴を心配して同行を願い、妻・幾久(尾野真千子)に以瀬と忠左衛門を頼んだ。
朔之助は新蔵と翌朝に出発し、新蔵が森衛の咎を尋ねると朔之助は「郡代・森衛が2年前に藩の農政改革案を藩主(池内万作)に示した為に藩主と助言者の医師・鹿沢堯伯(西岡徳馬)への批判となるが、藩主の前で改革を求め謹慎処分を受けた、執行役が改革案に同意し藩主は鹿沢を失脚させたが、森衛は藩主の怒りを無視して行動した」と言った。
朔之助は途中で森衛との剣術試合を思い出した、以瀬が幾久に田鶴が朔之助と同じように過ごしたと話した、朔之助は新蔵に嫁話しを断る訳を尋ねた、朔之助は新蔵と船で旅をして幼い頃に兄妹と新蔵が遊んだ小川の辺を思い出した、朔之助と新蔵は武士の仇討ちに会い仇が竹光だった、幾久は忠左衛門から書の道具を譲られた。
朔之助は新蔵から森衛は上意だが田鶴を関わらせたく無く留守を待ちたいと聞いた、行徳宿で新蔵は森衛らの隠れ家を探し田鶴との嫁入り前日を思い出した、新蔵は田鶴を見つけて尾行して隠れ家を見つけたが朔之助には隠した、新蔵は田鶴を尾行して5日後に朔之助に田鶴の不在時間を告げた。
<以下、隠し字>
朔之助は準備して新蔵と向かい、田鶴が出かけると森衛に上意と告げて立ち合い斬った、朔之助は新蔵と森衛を弔い小屋を去ると田鶴が帰り立ち合いを求めた、朔之助は勝負は終わったと言い斬り掛かる田鶴を諫め、新蔵に田鶴を斬れば抜くつもりかと言い田鶴を助けさせ、田鶴は新蔵に助けられて泣いた。
朔之助は新蔵に田鶴を任せて国に向かい去った。
監督:篠原哲雄
脚本:長谷川康夫・飯田健三郎
原作:藤沢周平
出演者:東山紀之・菊地凛子・勝地涼・片岡愛之助・尾野真千子・松原智恵子・笹野高史・西岡徳馬・藤竜也・池内万作
製作年:2011年
感想: 上意の中でドラマは進む。
終わり方が見えないので緊張感が続く。
主人公と両親の間は妻が、妹との間は奉公人が埋める事で繋がった。
(2019/04/25)
- 柘榴坂の仇討
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明治5年秋に元彦根藩士・志村金吾(中井貴一)は妻・志村セツ(広末涼子)と暮らしていた。
13年前の安政7年春に金吾はセツを妻に迎えた、彦根藩上屋敷で藩主・井伊直弼(中村吉右衛門)と警護役の近習として会い、志村覚馬(近江陽一郎)に両親を彦根に送らせた、金吾は内藤新之助(高嶋政宏)と反乱勢力が多いと話した。
3月03日に金吾は暗殺知らせを知るが大老・井伊直弼は平常通り登城を決め、重臣が雪支度を家臣にさせて出発して江戸城桜田門外で直訴が行列を止め、襲撃されて金吾は直訴人と闘うと直弼は討ち取られた。
両親が自害し、金吾は刺客の5名の水戸浪士への仇討ちの藩命を受けセツは同行を望み、金吾は司法省で記録を探し秋元和衛(藤竜也)が和服が良いと言い、半年後の万延元年に境明之介が捕らわれ、文久3年新撰組結成され立木幸右衛門が処刑され、慶応4年江戸開城し山邊信三郎が死に、明治元年に江戸が東京となった。
金吾は長谷部惣八を捜すが既に死に最後の佐橋十兵衛を探し、13年が経ち金吾は直弼の月命日に参り俥引きも参った、セツは居酒屋「つる」で働きユキ(木崎ゆりあ)から腕輪を貰い願い事を聞かれた。
元水戸浪士・佐橋十兵衛(阿部寛)は俥引となり長屋で直吉として暮らし、マサ(真飛聖)と娘・千代と話した、金吾は新聞社で財部豊穂(吉田栄作)に古いと言われた、金吾は内藤新之助に会い髷を落とし働けと言われた、直吉は喜八から何を待つと問われた。
<以下、隠し字>
新之助は秋元和衛と妻・いねと会い金吾を相談しいねは和衛は金吾の仇討ちは妻が支えると言い、金吾は和衛から呼び出され水戸の刺客は切腹し生き残り相手も雌伏と聞いた。
明治6年2月07日の仇討禁止令布告を直吉は知り、金吾は直吉に会い俥に乗り身内がいなく名が橋十兵衛で手を掛けた者の名の一字だと聞き、柘榴坂を登り死に遅れた場所と聞き、金吾は俥から降りて直吉に刀を出し名を名乗り、立ち合い闘うが斬れず直弼の言葉を話し「命をかけた刺客は討てない」と言い、生きて欲しいと言った。
監督:若松節朗
脚本:高松宏伸・飯田健三郎・長谷川康夫
原作:浅田次郎
出演者:中井貴一・阿部寛・広末涼子・高嶋政宏・真飛聖・中村吉右衛門・吉田栄作・堂珍嘉邦・近江陽一郎・木崎ゆりあ・藤竜也
製作年:2014年
感想: 時間の流れが早い時期に止まっていた話し。
主人公は井伊直弼なのか。
時代に逆らう多くの人が登場する。
(2019/04/25)