鑑賞日記(2019/03)
- 駆込み女と駆出し男
-
1841年倹約礼で駆出しの戯作者・中村信次郎(大泉洋)は逃げ、堀切屋・お吟(満島ひかり)は出かけ、為永春水(でんでん)が堀切屋三郎衛門(堤真一)らと飲むとお吟が来て話し出かけ、鳥居(北村有起哉)が玉虫(宮本裕子)にお吟が出かけたと聞き、浜鉄屋・じょご(戸田恵梨香)は鉄を鋳造し主人・重藏(武田真治)と女に意見するが聞かず暇を言うと殴られ去り夜道でお吟に会い荷車に乗せ、柏屋源兵衛(樹木希林)の番頭・利平(木場勝己)と見習い信次郎とに助けられ東慶寺に駆込んだ。
御用宿・柏屋で信次郎が目覚め、利平の妻・お勝(キムラ緑子)が世話し、駆け込み人を柏屋の主人・源兵衛(樹木希林)と利平が手続きを説明し信次郎を紹介し、お種(松本若菜)らと食事し、利平がじょごを聞き取り亭主が仕事を任せ切りと聞き信次郎が治療を勧め、源兵衛はお吟から聞き取り妾は相手されないと聞き、三郎衛門は呼び出し状を読むが応じず、源兵衛がお吟とじょごを寺役人・石井与八(山崎一)に連れ、お吟は法秀尼(陽月華)に連れられた。
信次郎は戸賀崎ゆう(内山理名)に会い柏屋で働くじょごの怪我を診て、戯作を書き10年前に風呂で曲亭馬琴(山崎努)に会い非難する男と喧嘩を話すと、じょごは7年前に嫁ぐ前に爺・風の金兵衛(中村嘉葎雄)と会ったと話し、信次郎が源兵衛におせん(玄里)が身代わりかと尋ね、武士らが柏屋に乗りこみ追い返し、信次郎がゆうが駆け込みと聞き、じょごはお勝からお種が武士を斬り舌を焼かれたと聞き、ゆうは源兵衛に聞き取りを願い田の中勘助(松岡哲永)らが父の道場を破り夫が殺され乱暴を受け復讐を話した。
じょごとゆうが法秀尼に会い寺で僧で修行生活に入り、柏屋に近江屋三八(橋本じゅん)が来て信次郎におせんを帰せと言うとデタラメで言いくるめ追い返し、寺でお吟が血を吐き、医師・情拙(麿赤兒)に信次郎が呼ばれ法秀尼と代わりに寺に行き、おゆき(神野三鈴)らに手伝わせ法鈴尼(赤間麻里子)と法光尼(大島れい)を下がらせお吟を診て症状を聞き、じょごは薬草を採り薬を調合しお吟に飲ませた。
1842年に柏屋でおせんが待つとおみつが帰り、鼻山人(井之上隆志)と渓斎英泉(山路和弘)が鳥居が本を大量に焼き作者を処罰と話し、信次郎はお吟から駆込んだ本当の理由と堀切屋の過去を聞き、信次郎は薬草取りでじょごからお吟の症状を聞き長崎行きを誘い、信次郎は堀切屋に攫われ拷問を受け「お吟は労咳で死顔を見せたくなかった」と告げると逃がされた。
<以下、隠し字>
夏の衣替え時におゆきがしゃくになり信次郎が眼をつむり浣腸し懐妊と思われ、鳥居が石井に東慶寺取り潰しを命じ隠密を入れ、じょごは源兵衛から駆け込み人・玉虫が密偵と聞き、信次郎は法秀尼に皆の前でのおゆき問診を命じられ嘘の痛みで自分を罰するなと言い、ゆうが玉虫を尾行し禁書を見つけたが信心し、1843年じょごがお吟を寺から信次郎に渡し柏屋で八犬伝を読み聞かせ、じょごとゆうは24月経ち源兵衛と法秀尼に今後を聞かれ、離別状を受けじょごは再縁を求められたが信次郎に江戸での戯作者を求め、ゆうは離縁状で揉め勘助がお種を人質に寺に殴り込みじょごが斬り、じょごと信次郎は曲亭馬琴の家に行った。
監督:原田眞人
脚本:原田眞人
原案:井上ひさし
出演者:大泉洋・戸田恵梨香・満島ひかり・内山理名・陽月華・キムラ緑子・木場勝己・神野三鈴・武田真治・北村有起哉・橋本じゅん・山崎一・麿赤兒・中村嘉葎雄・樹木希林・堤真一・山崎努・玄里・赤間麻里子・大島れい・でんでん・井之上隆志・山路和弘・宮本裕子・松本若菜・松岡哲永・中村育二
制作年:2015年
感想: 松竹映画ワイド。
多数の女逃げる駆け込み寺とそこの御用宿が舞台だ。
特に3人の駆け込み人とその事情が中心に進む。
全体を仕切るのは、御用宿と戯作者と医師の見習いという男だ。
(2019/03/06)
- 四月物語
-
楡野卯月(松たか子)は父(松本幸四郎)と母(藤間紀子)と兄(市川染五郎)と姉(松本紀保)と駅長・庄司(塩見三省)に送られ4月に東京・武蔵野の大学に通う為、北海道から上京した、引越作業員(梅田凡和・窪園純一・峰野勝成)が荷物を届けると満杯で幾つか戻し、隣人・北尾照子(藤井かほり)に挨拶した。
入学式後に学生・菊田由美子(菊田由美子)と矢沢春樹(矢沢春樹)と佐野さえ子(留美)と田京恵(田京恵)と落合太郎(落合太郎)と地曳豪(地曳豪)と川瀬忠行(川瀬忠行)らと挨拶し大学の志望動機を聞かれたが誤魔化し、さえ子に誘われたが断り、自転車を購入し本屋へ行き映画を見て、「斎藤利三(伊武雅刀)が明智光秀(石井竜也)と逃げ織田信長(江口洋介)を討った目的や夢を話し信長が家康に成り代わると言い斬り合った」、卯月は本を買い帰りサラリーマン風の男(光石研)が落とした荷物を追って渡した。
卯月はさえ子に釣り部に誘われ、深津(津田寛治)がルアーを説明し入部し練習に行き、卯月はサークルを休み本屋に行き男性店員に会い、アパートで照子を夕食に誘うが断られ故郷に電話したが後に来た。
<以下、隠し字>
卯月はサークルでさえ子に恋人を聞かれ、高校時代の吹奏学部のひとつ上の先輩・山崎(田辺誠一)に憧れていたが東京の武蔵野大学に行き、後輩・滝沢まり子から武蔵野書店でアルバイトと聞き、追って上京し本屋に頻繁に通うとある日に遂に山崎が卯月を想い出した、帰りに雨に降られ加藤(加藤和彦)から一時傘を借り山崎から傘を借りて話した。
卯月は、大学に合格した時に奇跡と言われたが今が本当の奇跡と信じた。
監督:岩井俊二
脚本:岩井俊二
出演者:松たか子・田辺誠一・藤井かほり・留美・加藤和彦・光石研・江口洋介・石井竜也・伊武雅刀・松本幸四郎・藤間紀子・市川染五郎・松本紀保・塩見三省・梅田凡和・窪園純一・峰野勝成・津田寛治・菊田由美子・矢沢春樹・田京恵・落合太郎・地曳豪・川瀬忠行
制作年:1998年
感想: ヒロインが北海道から東京の大学に来た。
そこでの行動の中に、東京に来た理由があった。
それは1年前から始まっていた。。
(2019/03/06)
- 夜のピクニック
-
北高校3年生・甲田貴子(多部未華子)と親友・美和子(西原亜希)はニューヨークからの親友・榊杏奈(加藤ローサ)の手紙を読み謎が有り、80キロを歩くイベント「歩行祭」に集まり、貴子はクラスメイト・後藤梨香(貫地谷しほり)と梶谷千秋(松田まどか)から西脇融(石田卓也)の事を言われ、校長先生(田山涼成)が注意を話し始まった。
貴子は融とは1度も話したことがなく、入学時に母(南果歩)と融を見て同じ父の血のつながる兄妹だと話したと思い出し、融は親友・戸田忍(郭智博)から貴子を気にしていると言われ、梨香は芝居のストーリーを考え歩き、貴子は美和子と杏奈の手紙を考え、クラスメイトが貴子と融とを疑い互いに相手が想って無いと否定すると言った。
教師・藤巻(嶋田久作)がクラスメイト・高見光一郎(柄本佑)に声を掛けボチボチ救護車に生徒が乗せられ夕方が近づき、中間点が過ぎ夜になり夕食休憩し、貴子は美和子から融に話しかけたいのだろうと言われ、女生徒たちが男生徒の事を噂し、千秋と梨香は貴子に融の事を話しかけ、夜も更け貴子らは杏奈の弟・榊順弥(池松壮亮)に話しかけられ内緒に参加と聞き心霊写真の原因と知り、杏奈の好きな相手を考え別の組を追い美和子と去り「歩行祭」は言えないことが言えカップルが生まれ易いと話した。
日付が変わり疲れた生徒らが休み、内堀亮子(高部あい)が融に話しかけ、千秋と梨香と戸田と高見は消極的な貴子を励まし、高見は融と内堀を引き離し、貴子と融の関係を勘違いするクラスメイトらは2人をくっつけようとし、貴子は後押しされるが何も出来ず歩き、残り20キロになり2時間後に自由歩行で体育館で休憩仮眠し、午前3時に出発し始め融は戸田と先を走り、貴子らも出発するが融との距離が離れて行き貴子は美和子に励まされ追い杏奈と家を訪ねた時に母に融と兄妹と聞いた事を言われた。
<以下、隠し字>
融は戸田と待つと貴子と美和子が来て会い、順弥が来て融に兄妹を訪ね貴子だと聞き去り、融が戸田から貴子に近づきたがっていると言われ、残り3キロのチェックポイントを過ぎ、亮子が無理に融を連れ見た高見が亮子を連れ去り、戸田と美和子の加勢で貴子は融に漸く話したかった人が居たと言い互いに思っていた事を話し、「歩行祭」で青春に巡り会ったと言い、ゴールした。
監督:長澤雅彦
脚本:三澤慶子・長澤雅彦
原作:恩田陸
出演者:多部未華子・石田卓也・郭智博・貫地谷しほり・松田まどか・高部あい・池松壮亮・加藤ローサ・柄本佑・嶋田久作・田山涼成・南果歩・西原亜希
制作年:2006年
感想: 松竹映画。
80キロを歩いて終わる話だ。
そこに、3年間言えなかった事を告げる機会を求めた。
誤解と、知る後押しが混ざり、進む。
(2019/03/16)
- 海街diary
-
次女・香田佳乃(長澤まさみ)は恋人・藤井(坂口健太郎)と夜を過ごし、呼ばれ鎌倉の家に帰り三女・香田千佳(夏帆)が迎え、長女・香田幸(綾瀬はるか)が大事な時にいないと怒り、14年前に家を出た実父の死と娘がいると話し、実家に佳乃と千佳が行き異母妹・浅野すず(広瀬すず)が迎え、翌日の葬式に幸も来てすずの義母・浅野陽子(中村優子)と陽子の叔父・飯田(清水一彰)と会い、3姉妹は父の写真を受取りすずと話し鎌倉の自分らの家に彼女を誘った。
すずが鎌倉に引越し、浜田(池田貴史)が来てサッカーチームを話し転校し、大船のおばちゃん・菊池史代(樹木希林)と幸が話し、すずは湘南オクトパスに入り金子美帆(三上紗弥)から監督・井上(鈴木亮平)や選手・尾崎風太(前田旺志郎)や緒方(関ファイト)を紹介され、海猫食堂店主・二ノ宮さち子(風吹ジュン)に会い山猫亭店主・福田(リリー・フランキー)が居た。
幸は病院で働き医師・椎名(堤真一)と話し、佳乃は銀行の窓口で働き藤井に金を貸していたが捨てられ、すずは仲間とサッカー試合の準備をし、幸は病院で看護師長・高野日出子(キムラ緑子)や看護師・山根志乃(安宅陽子)や看護師(野村麻純)らと話し二ノ宮から胃が悪いと聞き、幸は帰りすずに酔った佳乃を聞きまた振られたと言い、すずは試合で風太とコンビで活躍し、幸は高野からケア病棟の話しを聞き椎名に相談し、帰ると梅酒を飲まされたすずが酔い陽子の悪口を言い、四姉妹で海猫食堂に行き、佳乃は上司・坂下(加瀬亮)と零細工場社長・紺野(小倉一郎)を仕事で訪れた。
すずは山猫亭でしらすトーストを食べ父と食べたと思い出すが姉らには言いにくく姉らと梅を収穫し、北海道の実母・佐々木都(大竹しのぶ)が法事に来てすずは戸惑い、都が家を処分しろと言うと幸は家族と家を捨てた母に反発し、佳乃と千佳はクールで、幸はすずと料理すると実母の不倫を謝られ、どうにもならなかったと告げた。
<以下、隠し字>
翌日に幸が訪れた都と墓参りに行き梅酒を渡し別れ、千佳はすずに父の思い出は殆どなく教えて欲しいと告げ、坂下と佳乃が二ノ宮から店を閉めて入院すると聞き、幸は病院で亡くなった患者を看護師と話し椎名から離婚して渡米すると誘われ、帰り佳乃は幸の失恋と知り嫁に行っても家は大丈夫と言われ、椎名に別れを告げケア病棟をやると告げた。
すずらは花火大会に行き帰ると姉らが浴衣で待ち花火をした、すずは幸と梅酒を飲み山に登り父と来た場所に連れられ両親と一緒に居たかったと話し、後日に四姉妹は二ノ宮の葬儀で福田から幸に最後を看取ってくれたと礼を言われ、海岸でこれからの生活とずっと先の事をはなした。
監督:是枝裕和
脚本:是枝裕和
原作:吉田秋生「海街diary」
出演者:綾瀬はるか・長澤まさみ・夏帆・広瀬すず・大竹しのぶ・堤真一・風吹ジュン・リリーフランキー・樹木希林・池田貴史・坂口健太郎・前田旺志郎・キムラ緑子・中村優子・清水一彰・野村麻純・関ファイト・三上紗弥・きむらゆき・安宅陽子・小倉一郎
制作年:2015年
感想: 家庭を捨てた父と、だらしない父の代わりに妹を育てた長女。
父が死に、葬儀で腹違いの妹に会い、4人で暮らし始めた。
それぞれのずれた記憶と、異なる悩みを抱えながら次第に理解を深めて行く。
(2019/03/16)
- トワイライト ささらさや
-
ユウタロウ(大泉洋)は落語家だったが死に葬式で師匠(小松政夫)は褒めず、生前に落語を唯一笑ったサヤ(新垣結衣)に一生懸命だと言われ惚れて師匠の家で結婚したが交通事故で死に、サヤと子のユウスケが気になり幽霊でこの世に戻り、ユウタロウの父(石橋凌)が来てサヤにユウスケを引き取ると言い、ユウタロウは師匠に乗り移りサヤを逃がした。
サヤはささらに着き、乳母車のユウスケを連れて不動産屋の案内で叔母の家に行き久代(波乃久里子)に会い、引越し屋が荷物を運ぶと珠子(藤田弓子)が来た、笹乃屋の女将(山下容莉枝)がお夏(富司純子)に話しかけ、お夏は孫が盗んだサヤの荷物を見て怒り返しに行き、サヤにユウスケの風呂の入れ方を教えるとユウタロウが乗り移りサヤに説教すると、互いに言い合うが死んでの夫婦喧嘩は止めにし帰り、翌日にお夏はサヤに孫の泥棒を謝ると久代が来て3日前まで住んでいたと謝り、珠子が久代が元先生と言い不動産屋が珠子に家を又貸ししたと言い、3人はサヤとユウスケを見守った。
サヤとユウスケは電車で出かけエリカ(福島リラ)とダイヤ(寺田心)に会い、エリカは店で佐野(中村蒼)と話し、サヤはエリカに友達になって欲しいと店を訪ね車掌・佐野と会いエリカから付き合えと言われると、ユウタロウがダイヤに乗り移りエリカの気持を告げ倒れたエリカと店に戻り話し、エリカにダイヤの気持を伝えた。
サヤにユウタロウの父から電話が入り、お夏と久代と珠子とエリカに相談すると久代とエリカが言い合い、サヤが戻ると義男(つるの剛士)がユウスケをあやし、揉めるとユウタロウが乗り移った佐野が来て義男が久代の息子で家を教えた、久代と義男が長い時間を取り戻すと話すと、サヤはユウタロウに父と会うと言いユウタロウはサヤが強くなり役目が終わったと言い、サヤは見えたユウタロウに相手の話しを聞かないと言い争い抱き合い気持を言いうとユウタロウは消えた。
<以下、隠し字>
サヤとユウスケをお夏と久代と珠子とエリカとダイヤが見張ると、ユウタロウの父が来てサヤは家族が憧れと言いユウスケを抱かせると、父が連れて車で逃げ、サヤは電話でユウスケの居場所を知り佐野と病院へ行き、病気のユウスケに会いユウスケを奪わないで欲しいと言い連れ帰った、ユウタロウはユウスケに乗り移り見た父が連れ出し、父と話し寄席に連れられ事や両親との幼少の事や母の死と父が自分を見舞った事を思い出し、サヤに連絡出来ず高熱を出し、サヤはユウタロウが一生懸命だと笑い、ユウタロウはサヤが強くなったと知り成仏した。
監督:深川栄洋
脚本:山室有紀子・深川栄洋
原作:加納朋子
出演者:新垣結衣・大泉洋・中村蒼・福島リラ・つるの剛士・波乃久里子・藤田弓子・小松政夫・石橋凌・富司純子・寺田心・山下容莉枝
制作年:2014年
感想: 何故か成仏出来ず、妻と子に現れる父の幽霊。
夫の父が生きていて、家族を憧れの妻が、街で人と知り合う。
そして、父とも夫の幽霊の最後の働きで繋がる。
(2019/03/26)
- 麦子さんと
-
小岩麦子(堀北真希)はタクシー運転手・井本まなぶ(温水洋一)と八幡浜旅館に向かうと巡査とぶつかり血を拭くティッシュを渡し、皆に彩子に似て居ると言われ、30年前の赤池彩子(堀北真希)が皆が夢中だったと聞き、母だと告げた。
麦子は兄・小岩憲男(松田龍平)と暮らすと、母・赤池彩子(余貴美子)が来て、憲男から母と聞き記憶がなく3年前に父が死に兄に育てられ、アルバイト先に彩子が来て生活費の入金を聞き、彩子と憲男が揉めたが母と一緒に暮らし始め、部屋に荷物が溢れ憲男が彼女に出て行き、アニメ好きの麦子は彩子と話しが合わず、朝に目覚まし時計が鳴り続け、麦子の大事な本を勝手に捨てられ、彩子は麦子の料理を無理に食べ苦しみどこか悪いか気にし足をマッサージし、彩子は憲男に声優になりたいと声優学校の入学金を相談したが断られ、声優学校の案内書を彩子に見られ麦子は怒りをぶつけた、数日後に彩子が死に末期のすい臓ガンだったと聞いた。
麦子は憲男と葬儀を行い、49日に憲男に言われ納骨で彩子の故郷へ行き、麦子はタクシー運転手・井本と八幡浜旅館に着き、旅館主・麻生春男(ガダルカナル・タカ)と妻・夏枝(ふせえり)に会うと皆が驚き、彩子の若い頃の写真を見せられ麦子と似て、息子・千蔵(岡山天音)が来て、夏枝らから彩子がアイドル歌手を目指し故郷でアイドル的存在と聞き、隣人が麦子を見に集まり、井本や春男や彩子のファンやストーカーや親友らが青春時代を話し騒いだ。
麦子は井本のタクシーで霊園に行き、勤める彩子の友人・ミチル(麻生祐未)と会い埋葬許可書が見つからず憲男に電話で頼み届く間はミチルの家に泊まり、ミチルが彩子を語るが麦子は何も知らず、麦子はミチルの案内で町を歩くと町の人たちに声を掛けられ、声優を目指すと話し、ミチルが漫画好きと聞き母だと良かったと言い、翌日に麦子は千蔵と祭りに行くと人気で井本が彩子のストーカーでミチルが離婚と聞き、イベントで司会者に舞台に麦子が呼ばれ彩子が歌った「赤いスイトピー」を望まれた。
麦子はミチルに帰り子供に会いたいか尋ね今は無理と言われたが判らず、翌日に井本が麦子をボーリングに誘い彩子と皆で来たと聞き、彩子が両親に反対され家を出て井本が駅で会い、両親から物を持たされ目覚まし時計を見せられたと聞き、ミチルが可哀相と聞き、麦子と井本はミチルを料理店に誘い、麦子は酔いミチルに事情は子供に関係なく大人は責任逃れと言うと、会いたいと思わなかったかと尋ねられ否定すると、井本は麦子に彩子に言えなかった事をミチルに言うのは止めて許してあげて欲しいと言われた。
<以下、隠し字>
麦子は八幡浜旅館に泊まり、翌日に霊園に行きミチルに謝り納骨し、自分は母に会いたいが会うと戸惑ったがミチルに子供に会って欲しいと言い、ミチルから麦子を身籠もった彩子が一番綺麗で、麦子に会えてうれしかったと聞き、麦子は彩子の悲しそうな顔を思い出すと言い、2人を残して駅に歩き巡査から失くした埋葬許可書を渡され、憲男から電話で彩子の預金を聞いた。
監督:吉田恵輔
脚本:吉田恵輔・仁志原了
出演者:堀北真希・松田龍平・余貴美子・温水洋一・麻生祐未・ガダルカナル/タカ・ふせえり・岡山天音・田代さやか
制作年:2013年
感想: 死ぬ直前しか知らない母しか知らない主人公。
主人公が納骨で母の故郷に行くと同じ年頃の思い出を皆が憶えていた。
そして、母と自分の本当の気持ちを知って行く。
(2019/03/26)