鑑賞日記(2019/02)
- 超高速!参勤交代
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徳川8代将軍・吉宗(市川猿之助)の時代に参勤交代は費用がかかり不評で、1735年に磐城国湯長谷藩(現・福島県いわき市)1万5千石は江戸から10日で帰国し、藩主・内藤政醇(佐々木蔵之介)は家老・相馬(西村雅彦)に贅沢と言われ、供の武具奉行・荒木(寺脇康文)や膳番・今村(六角精児)や側用人・鈴木(知念侑李)や馬廻・増田(柄本時生)や祐筆・秋山(上地雄輔)らは国で何がしたいか語った。
城に着き家臣が剣の稽古に励みゆっくりしていると、相馬が内藤に財政不安で参勤交代で財政がつきたと言い、江戸家老・瀬川(近藤公園)が戻り幕府から突然5日以内に参勤交代を命じられ老中・松平信祝(陣内孝則)が湯長谷の金山を疑ったと告げ応じないと湯長谷藩は取り潰しと言い、江戸城で吉宗が信祝に湯長谷に金が出たと聞き老中首座・松平輝貞(石橋蓮司)は酷な参勤交代と問うが信祝は否定した。
湯長谷藩で相馬が貯蓄も人手もなく短い日程の参勤交代は無理と言うが内藤は老中の狙いが湯長谷の金山で取り潰しと考え相馬に知恵で対策を命じ、信祝は配下・夜叉丸(忍成修吾)に計画を話し金山を調べた忍びを斬り殺し忍び・虎之助(和田聴宏)や小太郎(舞羽美海)が去り、相馬が内藤に少人数で山中を近道し役人の居る宿場町は中間を雇い大人数に見せかける作戦を立て山が難しいと言い、内藤は戸隠流・雲隠段蔵(伊原剛志)を見つけ道案内役を頼んだ。
相馬は竹光を使い重いものは持たず、内藤ら数人が走り出発し瀬川が25人の中間を集め次の支度に行き高萩宿を繰り返し通り人数を多く見せ駕篭に猿・菊千代を乗せ、水戸藩・徳川宗輪の行列に内藤が腹話術で誤魔化し山を駆け食べ物を探し、信祝は夜叉丸に参勤を止めよと指示し、段蔵は伊賀の忍び・虎之助や小太郎らに会い、相馬が内藤を馬で行かせ段蔵に金を渡し頼んだ。
3日目に牛久宿で女将が家紋をお咲(深田恭子)らに配り、内藤は牛久宿で縛られたお咲を見て呼び肩を揉ませ、相馬らから段蔵が金を奪い去り伊賀の忍びが襲い竹光で応戦し猿・菊千代が助け逃げ、お咲は家紋を見て内藤が幼少体験で狭い所が苦手と聞き折檻の治療を受け役人が追うと知らせ匿い、段蔵は遊び金を払うが古い小銭ばかりで、4日目に湯長谷藩一行は川を流され家老が居なく牛久宿を通り過ぎ手紙を宿に出した。
<以下、隠し字>
内藤が宿を発ち手紙を読み、お咲を助けるが忍びに襲われお咲を人質にされるが段蔵が助け、一行は相馬に会い内藤を待つと中間が来て金を要求し去り、そこに磐城平藩・内藤政樹(甲本雅裕)の大名行列が来て事情を聞き行列を借し役人を通り、仙台藩の行列が通るが飛脚に化けて横を通り江戸屋敷に着き内藤政醇の妹・琴姫が迎えたが藩主が来ず、相馬は江戸屋敷で行列を作り時を稼いだ。
内藤とお咲と段蔵は信祝の忍びに襲われると相馬らの行列が来て闘い、秋山が斬られるが段蔵が他を逃がし、信祝が待つとぎりぎりに内藤が到着し鈴木が弓で金を鳴らし時刻を遅らせ、内藤が金山から出た鉄を出し金は間違いと言い、信祝に輝貞は責任を求め謹慎を告げ、内藤は吉宗から信祝を試す為と聞き民を心配したと答え・・、琴姫は秋山を治療し内藤はお咲を側室にしたが、金が無く領地に走って帰った。
監督:本木克英
脚本:土橋章宏
出演者:佐々木蔵之介・深田恭子・伊原剛志・寺脇康文・上地雄輔・知念侑李・柄本時生・六角精児・市川猿之助・石橋蓮司・陣内孝則・西村雅彦・甲本雅裕・近藤公園・忍成修吾・和田聴宏・舞羽美海
製作年:2014年
感想: 松竹映画
どれが本当の陰謀か。
山を走る参勤交代とそれ以上の障害だ。
配下の役割が微妙に働く。
(2019/02/04)
- 梟の城
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天正9年に織田信長が伊賀全土を焼き払い大量虐殺し葛篭太郎兵衛(中村敦夫)らは滅びた、10年後に太閤秀吉(マコ岩松)の子が死に徳川家康(中尾彬)は服部半蔵(根津甚八)に秀吉の世の疑問を言い、のちに朝鮮征伐が行われた。
山奥で隠遁生活する伊賀忍者の生き残り・葛篭重蔵(中井貴一)に師匠・下柘植次郎左衛門(山本學)が来て秀吉暗殺の仕事を言い、重蔵は信長への怨みを秀吉に重ね引き受け仲間が手伝い、重蔵に小萩(鶴田真由)が宿に誘い夜を共にし翌朝指定場所で襲われ女に頼まれたと聞き助けると雲兵衛(筧利夫)が配下になり京へ行かせ、豪商・今井宗久(小沢昭一)に会い暗殺理由を朝鮮征伐批判と聞き養女・小萩と会わされた。
重蔵の部下の軽業師に化けた女忍者・木さる(葉月里緒奈)や刀の研屋で京に潜伏した黒阿弥(火野正平)は町をあらし秀吉暗殺の機会を狙うが、かつての仲間で今は裏切り前田玄以(津村鷹志)の奉行の風間五平(上川隆也)が邪魔し、重蔵は黒阿弥から小萩が来たがくノ一と聞き手紙を見せられ、重蔵と木さるは風間を話した。
重蔵は聚楽第の屋根で風間と会い秀吉暗殺を告げ誘うが、拒否され敵と言われ、石田三成(花柳錦之舗)が玄以に話し、玄以は風間と話すと甲賀の総帥・摩利支天洞玄(永澤俊矢)が来て玄以に雇われ、木さるは芝居小屋で風間を見つけ襲うが忘れられず抱かれ出世の望を聞かされ、洞玄が伊賀者を襲い重蔵は身を隠した。
朝鮮征伐は膠着状態になり、秀吉から家康は淀君(田中伸子)が懐妊と聞き、秀吉の暗殺計画を撤回し知る者たちの抹殺を半蔵に命じ、重蔵も小萩から聞かされたが秀吉暗殺は忍びとしての生き甲斐となっていた、秀吉は子が産まれ北政所(岩下志麻)に花見を行い高野山に参り能を開き黒阿弥は暗殺を狙うが失敗し洞玄らに襲われ木さると殺され、重蔵は洞玄と闘い深手を負わせ、傷を負った重蔵は小萩と老女・楠(馬渕晴子)の治療を受け夢で小萩を見、操られていると告げた。
<以下、隠し字>
重蔵は風間らに襲われるが小萩と逃げ単身伏見に行き、風間は上野弥兵衛(若松武史)に石川五右衛門と告げ、重蔵は城に乗り込み秀吉と会うと老いぼれていた太閤の命乞いされ「自身も世間に逆らえない」と聞き殴っただけで引き返した、重蔵は風間に襲われたが逃げ、風間は警備に捕らえられ石川五右衛門として処刑され、重蔵は下柘植を無視し小萩と逃げ山の中の家で暮らした。
監督:篠田正浩
脚本:篠田正浩・成瀬活雄
原作:司馬遼太郎
出演者:中井貴一・鶴田真由・葉月里緒奈・上川隆也・永澤俊矢・根津甚八・マコ岩松・小沢昭一・中尾彬・山本學・火野正平・津村鷹志・岩下志麻・馬渕晴子・田中伸子・筧利夫・花柳錦之舗・中村敦夫・若松武史
製作年:1999年
感想: 個人が何か出来ると考えるが、実際は時の流れにあったものだけが成功する。
個人の思いは、簡単に崩される事も殆どだ。
必ずしも戦国時代だからでは無さそうだ。
(2019/02/04)
- 深紅
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小学校の修学旅行中に秋葉奏子(堀北真希)は担任(南野陽子)と家族が事故にあい運ばれた病院へ夜の高速道路をタクシーで向かい長い4時間を過ごし、病院に着き叔母・斎藤佳代(田中好子)から両親と幼い弟2人が殺人事件に巻き込まれ犯人・都築則夫(緒形直人)に殺されたと聞かされ死体安置所に連れられた。
8年後に、大学生・秋葉奏子(内山理名)は惨殺事件を追うルポライター・椎名皓一(平田満)に会い、都築の娘・都築未歩(水川あさみ)の住所を聞き出し、奏子は殺人犯の娘の生活を知りたく訪ね引越したと知り、未歩が働くバーを訪れ素性を隠し近づき、奏子は未歩に会い話し、佳代から都築に死刑判決が下りたと聞き、ニュースで事件の詳細と都築の手記を知り、奏子は事件がトラウマとなり家族の死体に出会うまでの4時間をリアルタイムに追体験する「空白の4時間」に襲われた。
奏子は未歩と親しくなるが、未歩は中垣明良(内田朝陽)と結婚し死刑囚の娘と言い被害者家族と言い周囲が逃げたと話し、奏子は過去のトラウマを思い出し狂気を感じ、奏子は渡辺拓巳(塚本高史)と過ごし電話で呼ばれ、田中医師(島田陽子)に診察を受けた事を思い出し、奏子は未歩の家に行き家庭で明良に酷い暴力を振るわれていると知った。
奏子は未歩を手当てし奏子は明良殺害をほのめかし、拓巳は雑誌で8年前の事件で妻を亡くした都築に秋葉由紀彦(小日向文世)が商売を持ち掛けたいきさつを読み連帯保証人で金を奪われ報復を考えたと書かれ、奏子は未歩と会い母の命日と聞き、明良に腹を蹴られ子供を流産し明良への殺意が芽生え、奏子はアリバイ作りの協力を頼まれ、未歩から都築が子供を巻き込み悔やんだが親は憎んでいたと聞いた。
奏子は未歩と計画を練り、都築は犯罪に巻き込まれ妻の死の代償を秋葉由紀彦に求めたが最初は殺意はなく、奏子は犯行当日に拓巳から電話を受けたが切り未歩と会うと殺人実行時間に未歩は明良殺しに向かうと奏子が「空白の4時間」の発作に襲われ当日に未歩と明良に会った事を思い出し、未歩は語りかけ奏子は心で答え未歩は出かけた。
<以下、隠し字>
奏子は発作から目覚め出かけ、都築は未歩に別れを告げ秋葉由紀彦の家に行き妻を殴り家族数を数え由紀彦が大切にしている家の破壊を始め妻にも責任があると知り殺し帰った由紀彦を殺し家を破壊した、未歩は明良を殴り奏子は駆けつけ見て謝り未歩を制止しアリバイを作り、凶器を捨て帰り拓巳が迎えた。
奏子は離婚して故郷へ帰る未歩から口づけされ、未歩は8年前の記事を見て奏子の電話番号を消した。
監督:月野木隆
脚本:野沢尚
原作:野沢尚
出演者:内山理名・水川あさみ・小日向文世・緒形直人・内田朝陽・塚本高史・堀北真希・平田満・島田陽子・田中好子・南野陽子・洞口依子・根岸季衣
制作年:2005年
感想: 複数の犯罪が絡む。
トラウマと幻想と狂気が重なり、何が真実か正気かぼやける。
8年前の真相は明らかにならず刑が決まったのか、ヒロインが知らされないだけか。
(2019/02/14)
- 白ゆき姫殺人事件
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長野県のしぐれ谷国立公園で化粧品会社OL・三木典子(菜々緒)が刺され黒焦げ遺体で発見され、ワイドショー「カベミミッ!」の契約ディレクター・赤星(綾野剛)は知人・狩野里沙子(蓮佛美沙子)から三木殺害情報聞き内容を勝手にツイートし、間山(宮地真緒)の送別会に満島栄美(小野恵令奈)らと出席し翌日殺害された美人・三木の事件は会社の目玉商品から「白ゆき姫殺人事件」とネット上で呼ばれた。
赤星は狩野から三木に恨みがある同僚・城野美姫(井上真央)が係長・篠山(金子ノブアキ)と交際したが三木に奪われ、赤星は狩野の噂で城野を犯人と断定し満島を取材し数々の疑いを聞き、篠山から付きまとわれ三木と付き合い彼氏が出来別れたと聞き、小沢(草野イニ)から三木と城野の目撃を聞き、現場を調べ妄想を核心とツイートした。
「カベミミッ!」で取材内容を流し妄想で偏り、水谷(生瀬勝久)と平塚(朝倉あき)と味沢(増岡裕子)に秋山(山崎満)がコメントし、河合(木下政治)やテレビ局員(飯田基祐)が特ダネと言い、匿名で城野の実名や学歴がネット上で暴露され、城野の大学時代の友人・前谷みのり(谷村美月)が抗議し養護し取材者が嘘つきと抗議文を書き番組に送り、赤星の行動がばれTwitterは止めるが騒ぎは収まらなかった。
高校時代の城野の同級生らが呪いと悪口を言い、小学生時代の呪いと噂を八塚絹子(山下容莉枝)らが話し、小学校時代の親友・谷村夕子(貫地谷しほり)は「赤毛のアン」に嵌まった少女時代と八塚あかね(米山実来)への呪いとおまじないと城野(高橋美来)と火で通信し、火事で付き合いを禁じられた事を話し記憶は捏造されると言い、赤星は城野の故郷で取材し両親・城野光三郎(ダンカン)と皐月(秋野暢子)は否定するがカメラの前で謝罪した。
赤星は城野を犯人と決め付け魔女と強調した内容の番組を放送し、ビジネスホテルに隠れ放送を見た城野は手記を書き始めた、「少女時代に城野は夕子(井東紗椰)と友人でいじめられ、担任・東山(宮本真希)がいじめに乗り、「赤毛のアン」の空想で辛さをやり過ごしいつか良くなると信じて生き、中学生に初恋相手・江藤(内山遥城)にアンの相手ギルバートを重ね空想を楽しみ事故に遇い、大学時代に夕子に会い、就職後に三木と出会い他人の服装を真似嫌味な言動で他の女子社員を傷つけ、三木より夕子を美しかったと語り攻撃され、篠山に手作り弁当を作り喜ばれ交際するが三木に奪われ、音楽グループ・芹沢ブラザーズのファンと知られ三木に傷つけられ、城野は三木にライブチケットを譲ると言われ間山に相談し切符を買うが三木にキャンセルされ、狩野が近づき飲み会で三木を風邪薬で眠らせチケットを奪いコンサートに行く計画を言われ、当日に城野は三木を車に乗せ気づくと三木は眠りコインパーキングに放置し東京へ出かけ、コンサートでファンに取り囲まれる雅也に手を触れると階段から転落し、城野はホテルへ逃げ犯人と自分が疑われる不安とネット上の糾弾を目にし、三木殺害犯とされる自分をネットで見た」、自殺を図りかけ、ニュースで三木殺害犯人逮捕を知った。
<以下、隠し字>
狩野も三木の被害者で、狩野は職場で盗みを重ねたが三木に知られ、城野を騙し計画を立て車で三木をしぐれ谷で殺し城野に容疑をきせる為に赤星を利用したと自白し、ワイドショーは事件結末を報道したが城野の犯人扱いは簡単な詫びで、Twitterは城野の同情に溢れ赤星が糾弾され、城野は祖母・ハツエ(森康子)の葬儀で実家に帰るが家族や周囲とは気まずかった。
城野は部屋で夜に、彼女の味方の夕子が送るロウソクのサインを見て、2人はサインを送り合い、契約を切られ城野の両親へ謝罪する赤星の個人情報がネットで流れ、車に轢かれかけ運転席から城野が出て、赤星は愚痴ると城野は励まし、城野だと気付かず赤星は去った。
監督:中村義洋
脚本:林民夫
原作:湊かなえ
出演者:井上真央・綾野剛・染谷将太・蓮佛美沙子・菜々緒・金子ノブアキ・小野恵令奈・宮地真緒・草野イニ・芦川誠・ダンカン・秋野暢子・森康子・貫地谷しほり・ひがし由貴・谷村美月・白石糸・石志望・小坂実夏子・境橋香歩・岡本璃奈・宮本真希・山下容莉枝・野村佑香・川面千晶・生瀬勝久・朝倉あき・増岡裕子・木下政治・山崎満・小松利昌・飯田基祐・隅倉啓美・春山怜那・宮本大誠・最所美咲・鈴木晋介・雨音めぐみ
制作年:2014年
感想: 殺害事件が置き去りにされている。
ネットの匿名駆け込みの問題を述べるが、テレビ報道側の扱いがより酷く描かれる。
証言者は妄想と噂が好きで、それを先入観で編集するとでっち上げが作れる。
(2019/02/14)
- エイプリルフールズ
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4月1日、テレビニュースで42年振りで発見された大島(生瀬勝久)が空港に着き安田好恵(千葉雅子)と会い奇跡と報じ、清掃員・新田あゆみ(戸田恵梨香)は天才外科医・牧野亘(松坂桃李)に電話で妊娠で認知を求めるがエイプリルフールの冗談と思われ断られ、牧野は女とデート中で、宇田川(寺島進)と舎弟(高橋努)は江藤理香(浜辺美波)を拉致し、櫻小路文子(富司純子)が店で夫・佑麻呂(里見浩太朗)に王室に会う服を相談し現金で買いタクシー運転手(滝藤賢一)が食事に向かった。
牧野はあゆみの電話を信じずレストランで接客係(ユースケ・サンタマリア)が迎えキャビンアテンダント・麗子(菜々緒)とデートし、あゆみは牧野のいる店に向かい、松田(窪田正孝)と梅田(矢野聖人)がハンバーガー店で話すと運転手がマスター(古田新太)に宮内庁だと急がせアルバイト(木南晴夏)が松田と梅田に席を空けさせ文子と佑麻呂を案内し、老婆(りりィ)が除霊を勧めると小野刑事(高嶋政伸)が老婆を署に連行し、母に言われ野沢遥人(浦上晟周)が学校に向かった。
松田と梅田はラーメン店で舎弟に追い出され宇田川と理香が来て、警察が江藤絵里子(山口紗弥加)の家で誘拐捜査準備し、宇田川が理香と食事し遊園地に誘い、あゆみが牧野に来て殴り妊娠と告げ鞄から拳銃を出し撃ち接客係や髭の紳士(大和田伸也)らを人質に立て籠もりオーナーシェフ(小澤征悦)が様子を見、宇田川が理香に答案の成績が悪いと言うと実子でなく親は金は出さず万引き常習だが無視と聞き、アルバイトがコーヒーを文子にこぼし運転手とマスターが謝ると佑麻呂が嘘で普通の夫婦だと謝り文子の癌が直り宮様ごっこと言うが運転手だけは信じなかった。
老婆が小野に言い訳し、あゆみが夫(戸次重幸)と妻(宍戸美和公)を注意し接客係に人質の携帯電話を回収されシェフが小野に電話するが信じられず、遥人が学校のいじめっ子を殴り去り、接客係が人質をなだめ髭の紳士が牧野に説明を求めあゆみから銃を奪おうとして撃たれシェフが弾切れと牧野を出し、宇田川が理香を風俗店に連れ仕事斡旋し、牧野は髭の紳士の手当てを求められあゆみが医師は嘘と言い牧野が認め撃たれ、教師は生徒らに遥人が死ぬと聞いた。
梅田は松田にゲイと打ち明け自分もゲイと言われ嘘と言うが聞かず、警察は公開捜査を言うと絵里子が断り、宇田川がハードプレイを見せると理香は逃げ、接客係が牧野に謝罪と和解を求めるが牧野の言葉が嘘に聞こえあゆみは信じた理由を話し、遥人が屋上で宇宙船を考え、運転手は携帯で写真を撮ろうとし気づき、絵里子が実の父が連れ去ったと言い、老婆が小野に犯人を逃がした事を言い、牧野は過去を話し医師の嘘で人に信じられたと打ち明けあゆみが銃を自分に向けると接客係が止め、髭の紳士が銃で牧野とあゆみを撃ち逃走した。
牧野は撃たれておらずあゆみは子を孕み、車がパンクした女(小池栄子)が急ぎ、絵里子は警察を見送り宇田川から電話で問題児は自分のせいで理香は悪くないと言われ、宇田川は理香を解放し父と言われ運転手が助けに来て宇田川が謝罪し去り、文子と佑麻呂は船に乗りコンサートメンバーが2人病気で参加し、救急隊員(岡田将生)が事故で救急車を求め、あゆみを運べず牧野に麗子が助産師と言い夫が看護師で妻が出産経験者であゆみを出産させると言い牧野が準備させた。
<以下、隠し字>
佑麻呂は医師から文子が治らないと聞き外出許可を貰い、遥人は宇宙人が来ず、あゆみは皆が嘘つきと言い難産で牧野らが生ませ、宇田川は暴力団幹部(千葉真一)を狙うが鞄に銃が無く菓子有り渡し、絵里子と運転手は理香から万引きを聞き叱り謝りに行き、テレビで朝のニュースが嘘と謝罪し、宇田川は鞄を理香がラーメン屋であゆみの鞄と取り替えたと考え、文子が佑麻呂に全て判っていたと感謝し、麗子が大島に宣伝と言われ助産師になろうかと答え、小野は接客係とシェフから被害届けを出さず正当防衛と言われ髭の紳士に会うと指名手配犯で、老婆は客に菓子を妙薬と渡し、あゆみに牧野は病院で謝り本当に好きと思い始めたと言いあゆみは清掃員の文子から牧野を勧められ入院と聞いたと思い出し巨乳に見せかけたと謝り、4月1日は終わり遥人は宇宙人が嘘だと知らされたが・・。
監督:石川淳一
脚本:古沢良太
出演者:戸田恵梨香・松坂桃李・ユースケサンタマリア・小澤征悦・菜々緒・戸次重幸・宍戸美和公・大和田伸也・寺島進・高橋努・浜辺美波・山口紗弥加・千葉真一・高嶋政伸・りりィ・岡田将生・生瀬勝久・小池栄子・千葉雅子・窪田正孝・矢野聖人・浦上晟周・古田新太・木南晴夏・滝藤賢一・里見浩太朗
制作年:2015年
感想: 東宝映画。
エイプリルフールの嘘と、思いやりの嘘と、悪意の嘘が絡む。
そして、とっさの嘘が混ざり混沌とした展開となる。
そこに、バラバラのストリーが交叉する脚本の嘘が加わる。
(2019/02/24)
- 晴れ、ときどき殺人
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運転手・関口(小鹿番)が北里産業会長・北里浪子(浅香光代)とコールガール殺人事件を目撃し、3月後に社長・円谷等志(神田隆)と未解決と話し秘書・水原(伊武雅刀)らが警察が容疑者確認に来た聞くとボーイ(鶴田忍)が電話と告げ浪子は加奈子を殺すと脅迫されサングラスの男(寺田農)に尾行され偽証し、容疑者は自殺した。
アメリカ留学から北里可奈子(渡辺典子)が戻り、母・浪子から死の間際に偽証の告白を聞き真犯人は北里家の身近で浪子は葉書の筆跡から目星をつけたが名を告げず死んだ、主治医・菊井和人(前田武彦)とメイド・石田マリ子(美池真理子)が心配し、可奈子が母の隠し部屋を見つけ真犯人探すと多田(小島三児)・安岡(九十九一)刑事の訪問し殺人事件とその手口が半年前の殺人事件とソックリと容疑者・上村(太川陽介)を聞いたが身内でなく疑問だった。
刑事らが帰り可奈子は上村が侵入し無実を主張し、2週前に田代明美(浅見美那)がコールガールを辞め人力飛行機を作る上村に逃げて来て3日後に殺され疑われ目撃した紋章入りライターで犯人は北里家に関係すると告げ、加奈子は隠し部屋に匿った。
浪子の通夜で秘書・水原と話しマリ子から男の裏を聞き、社長・等志と息子・正彦(清水昭博)が来て加奈子に婚約を迫り、加奈子は水原の盗聴を知り依頼されたと聞き上村と依頼人を考え、大学病院の外科医で元家庭教師で和人の息子の菊井和昌(松任谷正隆)に連絡し、水原や和人ら関係者が集まり、浪子が依頼した興信所員・岩下(梅津栄)が結果を持ち来たが加奈子が会う前に書類を盗まれ殺された。
多田・安岡刑事が正彦とマリ子ら関係者を聴取し岩下の結果が無いのを疑い、加奈子は上村が熱を出し和昌に助けを頼み診察し運び出し計画し通夜を終わらせ上村は脅迫状を見つけ、刑事が匿名電話で隠し部屋を知り来ると上村は逃亡し居なく、加奈子は皆を帰し脅迫状を見つけ年賀状と較べてマリ子の部屋に行くとシャワー室で殺されていた。
<以下、隠し字>
加奈子に和昌が現われ安心するが上村が来て争い、加奈子は和昌からマリ子が使ったシャネルの香りに気づき、和昌がマザー・コンプレックスでコールガールを殺し、脅迫状をマリ子に代筆させたと知り、上村と加奈子は、上村の人力飛行機で逃げるが墜落し、和昌が襲うと刑事らが来て捕らえた。
監督:井筒和幸
脚本:丸山昇一
原作:赤川次郎
出演者:渡辺典子・太川陽介・松任谷正隆・美池真理子・伊武雅刀・小島三児・清水昭博・浅見美那・九十九一・梅津栄・江角英明・東山茂幸・鶴田忍・小鹿番・前田武彦・神田隆・寺田農・浅香光代
制作年:1984年
感想: ユーモア・ミステリだがギャグは制作当時だ。
幾つかトリックがあるが、解決の証拠は偶然性が強い。
犯人と動機の繋がりがやや少ない。
(2019/02/24)