鑑賞日記(2019/01)
- 武士の献立
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江戸時代に武士の料理人を包丁侍と呼び、加賀藩6代藩主・前田吉徳の側室・お貞の方(夏川結衣)に仕えた春(上戸彩)は優れた味覚と料理の腕を持つが気の強さで1年で離縁され女中となり、大槻伝蔵(緒形直人)が藩主に料理方・舟木伝内(西田敏行)の鶴もどきの材料を聞くとお貞の方の勧めで春が当て、伝内が春に才能から息子・安信(高良健吾)の嫁に頼むが4つ年下で断ると、伝内が春に身の上を話し再度安信を包丁侍に育てて欲しいと頼み、安信は親友・今井定之進(柄本佑)と妻・佐代(成海璃子)と剣術稽古し、姑・満(余貴美子)が春に孫を望み、安信と婚儀し料理は駄目と言われた。
安信は城で料理を注意され、春の料理に満と安信は感心し舟木家の会で安信の料理は不満だが春が作り直すと好評で、包丁侍がつまらないと言う安信と腕試しで勝ち、夫の料理指南を始め様々な料理を教えると安信は腕をあげ、春はお貞の方に手紙を書き、大槻がお貞の方に忍び、安信は今井から大槻を紹介され重臣・前田土佐守(鹿賀丈史)らから藩政改革を目指すと聞き、春が迎え安信は上役・景山の推挙で昇進の機会が訪れ、春が夕餉に出した治部煮に治部の肉の代わりにすだれ麩を足す料理を試験で作り藩から高い評価で昇進した。
春と家族と今井と佐代も喜び、満から安信と佐代の事と家を継いだ事を聞き、春はお貞の方に手紙を書いた、1年後に江戸詰から戻った伝内は隠居し安信に役目を譲り加賀料理を書に纏めると語り、藩主・吉徳の推挙で藩政改革を進める大槻の下に定之進ら改革派の若者らが集まるが安信は包丁侍の無力さを嘆いた、吉徳が急逝し加賀騒動で保守派・前田と新藩主・宗辰が伝蔵弾劾と改革派一掃の命が出て、定之進・佐代夫婦も国を出た、その後宗辰が急死し次藩主・重煕の毒殺未遂が起き、容疑は吉徳の死後に尼寺で暮らす真如院(夏川結衣)にかかり、春は薬屋から噂を聞くが納得いかないが満から注意された。
春は安信の計らいで能登で幽閉の真如院に再会し真如院に料理したお重で最後の時間を過ごし、大槻とは愛していたと聞き間もなく世を去り、重煕が加賀に戻り各藩の饗応で伝内が安信に補佐を言うが断り、春は帰った安信に不審を感じ、伝内は景山に特別な料理が必要と能登へ探しに行くと伝え、春は安信宛ての密書を受け取り口止めされた。
春は安信から定之進らの土佐守暗殺への参加を聞き離縁を言われ刀を持ちだし安信は時刻に遅れ、春は安信に責められたが安信の命だけを願ったと言い、満が安信を責め、伝内が倒れ春と安信に加賀の地位の向上の為に饗応が大事で能登行きを頼んだ。
<以下、隠し字>
春と安信は能登で食材を探し春が足を痛めたが、家に戻り恩赦を知り、春は饗応に安信を送り、伝内と安信の指示で料理を作り饗応し、伝内と安信は土佐守から見事な料理と言われ若者の謀反は終わりにしたいと言われ、安信は帰ると春が「役目が終わった」と手紙を残して去り、やがて能登で暮らす春を安信が探し来て必要だと頼み抱き合い帰り、その後に舟木家は長く続いた。
監督:朝原雄三
脚本:柏田道夫・山室有紀子・朝原雄三
出演者:上戸彩・高良健吾・西田敏行・余貴美子・夏川結衣・緒形直人・成海璃子・柄本佑・鹿賀丈史
製作年:2013年
感想: 松竹映画。
料理を役目とする包丁侍の重要さを気づきには、若さは時間がかかる。
その為に全てをかけた妻を描く
(2019/01/05)
- くノ一狩り 女地獄の刑
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小役人(佐藤良洋)が僧侶(入江崇史)に土地が神隠しの村と言い雨宿り中に話しを始め大名・正盛(萩原正道)は色情狂で、女好きで知られる正盛の昨晩の相手は新入りの遊女だが正盛を殺したが家臣が箝口令を出し、女の目的は莫大な埋蔵金のありかが示されているという密書だと言い、僧侶は簡単に見つかる場所に密書を隠さないと言うと、小役人は声色を使うくノ一だったと答えた。
くノ一は見張りから傷を負ったが逃げ、数人に密命でくノ一を追わせ家老は出世を約束したと言い、僧侶はくノ一・紅丸(亜紗美)と会い傷を負い食事を与え秘密を約束したと言い、編み笠を取るとくノ一で、小役人は捕らえ密書を探すと隙に刺され殺された。
紅丸は傷を負い山中を逃亡し気を失い、気づくと手当てされていて僧がいて、木乃伊がありそれを望む僧の洞窟と聞き、紅丸は忍び一族で修行したと言い落ちこぼれが消えて行き残ったのは紅丸と桔梗(あやなれい)だけで、厳しい修行の中で2人は禁断の愛・女色に陥ったが、やがて関係が発覚し大罪だが、紅丸が任務に成功すれば助かると話した。
桔梗は捕らえられ、戻っても助かるかは不明だが、女にしか出来ない任務を果たし密書を持ちだしたが僧侶に襲われ、追ってを斬り知られる前に戻らないと桔梗は助からないと言い、紅丸は逃げるが姉弟の山賊に襲われ密命を受けたと言うが戦い殺し、僧が助け一緒に弔った。
<以下、隠し字>
紅丸が僧と使者を弔うと、密命を知っていると気づき、桔梗が来て戻らず殺されかけ逃げたと言い、紅丸は本物の密書を隠したと告げ2人逃げるが、僧が盗賊に変わり埋蔵金を聞き狙い在処を知る紅丸を助けたと言うが斬られ、何故密命が紅丸を捕らえる事か怪しみ、桔梗が紅丸を刺し一族から逃れないと言い、紅丸は知っていれば本当の場所を言ったと告げ在処は憶えていたと言い、紅丸は死に桔梗は一族に殺された。
監督:能登秀美
脚本:能登秀美
出演者:亜紗美・あやなれい・入江崇史・佐藤良洋・萩原正道
製作年:2014年
感想: お馴染みのくノ一物だ。
謎の非常が高い所が、ややお色気路線と異なる。
なんでも同じ年齢制限になるが。
(2019/01/05)
- カラスの親指
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タケこと武沢竹夫(阿部寛)は競馬場でテツこと入川鉄巳(村上ショージ)から情報を教えられ、男(ユースケ・サンタマリア)からコーチ屋詐欺と教えられ頼まれ当たり馬券換金に来たと言うと多額の倍率と教えられ売り、男は低い倍率で騙したと換金に行き偽造と気づき、タケはコンビのテツと豚々亭のマスター(戸次重幸)と探偵と名乗った者を噂し、部屋が火事で逃げ8年前の保証人借金で返済に騙され会社をクビになり住民票を使われ、ヒグチ(鶴見辰吾)に取り立てに使われ追い込んだ女が自殺し、警察に訴えたが後に放火に会い逃げたと話した。
タケとテツはコンゲームを馬々亭の店員(なだぎ武)から詐欺師の劇と聞き、安い1件家に引っ越し、質屋の店主(ベンガル)に香炉売買詐欺で儲け、宝石詐欺を尾行し河合まひろ(能年玲奈)が財布を掏り見つかりタケとテツが助け、家賃滞納と聞き住所と詐欺師と教えると姉・河合やひろ(石原さとみ)とその彼氏・石屋貫太郎(小柳友)が来て共同生活を5人で始めた。
石屋は時計の修理が仕事でいじめられっ子と言い野良猫を飼い、テツが大金と手紙を見つけタケは取り立てで自殺に追いこんだ女の子に送金した金と言い、タケとテツは妙な車を見つけ家が放火され消したがノガミ(古坂大魔王)が去り、タケは8年前の警察に訴えた事を話し姉妹も同じ頃に被害に遇ったと言い、皆が逃げるのは嫌と言い石屋が偽の拳銃をだし詐欺を仕掛けると言った。
ヤクザが家を壊しホテルに移動し、タケとテツは盗聴器や部屋を準備し、プリペイド携帯電話に購入者が現れ盗聴し振り込み口座を拾い、ヒグチの声が聞こえ金を金庫に入れると聞き決行を決め、テツらが盗聴器調査でヤクザの部屋を訪れ携帯電話に反応を見つけ中継器を隣室に探し、金庫の中はヒグチ以外は明けられないが偶然に帰り、金庫を開け金を取りだすと石屋が拳銃で脅し金を要求し、まひろが金を持ちだし飛び降り、タケとテツが救急車に運ぶと言った。
<以下、隠し字>
タケとテツがまひろとやひろと石屋が互いのミスを言い、姉妹は金は全て分けて3人でやると言い、テツも独立と別れ、まひろがタケに送金はいらないと言いテツが尋ねられたと言った、後日にタケは3人からの手紙を読み出来過ぎと感じ、チラシ屋を調べ馬々亭でコンゲームのポスターを見て劇団に行き関係者ばかりでテツが入院と聞き、河合光輝と知り病室を尋ね、劇団員を買収し建設会社の取り込み詐欺の犯人と聞き、末期のガンで家族の姉妹に会いたく探し、生活を変えるきっかけを作りたかったと言った。
監督:伊藤匡史
脚本:伊藤匡史
原作:道尾秀介
出演者:阿部寛・村上ショージ・石原さとみ・能年玲奈・小柳友・鶴見辰吾・ベンガル・戸次重幸・なだぎ武・古坂大魔王・ユースケ/サンタマリア・上田耕一
製作年:2012年
感想: 詐欺の掛け合いは、真相がひっくり変える。
どれが真相か。
親指とは何か。
(2019/01/15)
- 四谷怪談(1959)
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小普請組・民谷伊右衛門(長谷川一夫)は内職で生活し、女房・お岩(中田康子)を妹・お袖(近藤美恵子)が訪ね、直助権兵衛(高松英郎)が秋山(杉山昌三九)と関口(須賀不二男)の喧嘩仲裁を伊右衛門に頼み、叔父から作事方組頭・伊藤喜兵衛(嵐三右衛門)を訪ねる様に言われたが、行くと進物が少いと侮蔑された。
伊右衛門は、悪旗本にからまれた武家娘と乳母を救い去るが直助が伊右衛門と教えた、お袖は浅草寺の楊弓店で働き恋人・与茂七(林成年)がいたが直助はお袖に目をつけ、伊右衛門はお岩にあたり下僕・小平(鶴見丈二)がお岩をいたわると、直助と秋山が伊右衛門を茶屋に連れ武家娘と乳母が待ち、娘は喜兵衛の娘・お梅(浦路洋子)だった。
夜に花街で働くお袖を直助が客で尋ね無理に手籠めを狙い、与茂七が助け誤解したがお袖が苦労を言った、伊右衛門が帰りお岩に土産の櫛と金を渡し、お梅は乳母・お槙(村田知栄子)と喜兵衛に伊右衛門と会わせてと頼み、喜兵衛は伊右衛門を迎えお梅と会い過ごし妻になりたいと言われ、直助とお槙が企み伊右衛門が帰るとお岩が寝込んでいた。
按摩・宅悦(東良之助)が花街でお袖と会い、お岩を医師・宗庵(芝田総二)が診て悪く高価な薬が必要と言い小平がお岩の櫛を預かり、秋山らはお梅と伊右衛門を結びつける為にお岩を小平との不義で離別を考え、宅悦がお袖の使いで来て直助が伊右衛門からとお岩に薬を届け、小平は秋山らに不義と折檻された。
お岩が薬を飲むと苦しみ寝込み、宅悦が顔を見て驚き、鏡に変った顔が映り髪が抜け落ちた、秋山が訪れ伊右衛門とお梅の縁組を言うとお岩は喜兵衛の企みと言い、秋山は白刃を残し逃げ、伊右衛門が帰り顔を見て騒ぐと刀が突きささりお岩は死んだ。
<以下、隠し字>
お袖と与茂七がお岩を訪ねると居なく、喜兵衛宅に秋山らが小平と不義者として隠亡堀に流したお岩が現れ、伊右衛門はお梅と式を挙げたが、夜にお梅の顔がお岩に見え、伊右衛門は斬りつけるとお梅が倒れ、伊右衛門は逃げた川岸で流れる小平とお岩を見かけ、お袖は宅悦からお岩が伊右衛門に薬を飲まされたと聞き、与茂七とお袖はお岩が殺されたと考え、直助を騙して真相を聞き出し、伊右衛門が聞き直助を斬り、秋山らと喜兵衛を斬り、自決した。
監督:三隅研次
脚本:八尋不二
出演者:長谷川一夫・中田康子・鶴見丈二・近藤美恵子・浦路洋子・村田知栄子・林成年・高松英郎・杉山昌三九・須賀不二男・東良之助・嵐三右衛門・芝田総二
製作年:1959年
感想: 大映映画、原作表示なし。
お梅の我が儘と直助と秋山らの悪巧みで描く。
お岩と伊右衛門は被害者的に描かれるが、納得ゆく展開とは言えない。
(2019/01/15)
- 猟銃
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三杉穰介(佐分利信)に妻・みどり(岡田茉莉子)がライフルを尋ね壺も判らないと言うと趣味の問題と聞き、旅行に行きたいと言いアルバムを見せ、穰介に多木彩子(山本富士子)は芦屋に住み夫・礼一郎(佐田啓二)は京都の大学で研究中と答えた。
少女・薔子を連れたはま(乙羽信子)が彩子に会い、礼一郎の子と言い薔子を置いて去り事故で死に、伯父・三治(柳永二郎)が礼一郎とはまの事を話し、彩子は離婚を決意したが入婿の礼一郎は任せ、薔子は彩子が育てることになった。
彩子は従妹・みどりから生活の不満を聞き穰介に会い話し、後日京都で2人はみどりに内緒で散策し穰介は彩子に美しいものを愛すると言い、やがて彩子も穰介の虜となり、神戸に来たみどりは穰介と彩子を見かけ2人の関係を知り、穰介と彩子は2人でみどりを騙そうと話したが、みどりは追いかけ知った。
そして8年後に穰介と彩子は情事を続け、みどりは彩子を訪ね女中・定代(矢吹寿子)に会い礼一郎が病院の院長となったと話し、薔子(鰐淵晴子)が帰り3人で遊びみどりは彩子に勝てないと言い帰り、後で穰介が来て薔子のプレゼントを渡し、みどりは高木夫人(南美江)から噂を言われ津村(田浦正巳)とダンスホールで遊び、帰り穰介と互いに憎いと言い合った。
彩子はみどりが兵庫の門田病院入院を聞き見舞いに行き、看護婦(原純子)と院長の噂をし、帰りに廊下で門田礼一郎に会い薔子を聞かれ、薔子は穰介と彩子に礼一郎と別れた理由を聞き彩子を苦しめないと言い、みどりが彩子を訪ね仲人の写真を見せた。
<以下、隠し字>
彩子は穰介から結婚を言われると逃げ、彩子は病気になり礼一郎が診察し入院を勧め薔子に会うが批判され、彩子はみどりから穰介とを見たが騙していたと聞き、伯父から礼一郎の結婚を聞き動揺し、穰介はみどりから彩子に全て話したと聞き離婚を話し、彩子は薔子に日記を燃やす様に言い渡し薔子は読むと、彩子は服毒し報いを受けると告げた。
薔子とみどりが彩子を看取り、穰介は薔子から彩子の手紙を渡され大人の世界は怖いと言われ、手紙に孤独が書かれていた。
監督:五所平之助
脚本:八住利雄
原作:井上靖
出演者:山本富士子・鰐淵晴子・佐田啓二・佐分利信・岡田茉莉子・柳永二郎・乙羽信子・田浦正巳・南美江・矢吹寿子・原純子
製作年:1961年
感想: 松竹映画、カラーワイド。
大人の不倫の世界を知らずに育った娘。
それの孤独を知り、大人もまた孤独だった。
(2019/01/25)
- 黒い雨
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昭和20年8月6日に閑間重松(北村和夫)は出勤中に広島に原爆が投下され、郊外の疎開先の高丸矢須子(田中好子)は叔父・重松へ行くため瀬戸内海を渡ると黒い雨を浴び、重松とシゲ子(市原悦子)は矢須子を迎え疎開するが町は焼けただれた人で溢れた。
5年後に矢須子は重松は病院で診察を受け、電車で片山(小林昭二)と会い福山市小畠村に帰りバスでシゲ子と重松の母・キン(原ひさ子)との家に戻り、地主の重松は土地を切り売りし、同じ被爆者で幼なじみの庄吉(小沢昭一)と好太郎(三木のり平)と原爆病に効くという鯉の養殖をして毎日釣りして過ごしていた。
村では皆が戦争の傷跡を引きずり、戦争の後遺症でバスのエンジン音で発狂する息子・悠一(石田圭祐)を育てる雑貨屋岡崎屋タツ(山田昌)や、キャバレー勤めの娘・文子(立石麻由美)と闇屋の池本屋(沢たまき)らが住み、重松の悩みは25歳の矢須子の縁組で美しい矢須子へ縁談が来るが「ピカに合った娘」の噂で破談になった。
重松は矢須子をなぐさめ、疑いを晴らす為に矢須子の日記を清書し、8月6日に黒い雨を浴びたが直接ピカに合っていないと証明しようとし、重松も自身の被爆日記を清書し「広島の被災の中の死体の中を山に逃げ、ヤケド男(常田富士男)と会い、古市の工場に着き工場長らが迎え、老僧(殿山泰司)から葬式の仕方を聞き荼毘を行い、玉音放送を聞いた」と思い出した。
重松は稚魚を取り寄せると悠一がエンジン音で発狂した騒ぐが止め、青乃(石丸謙二郎)が来て矢須子との交際を望み帰り、重松とシゲ子は原爆症が出ない内の嫁入りを考えるがキンは反対し、片山が死に村人が葬礼し、白旗の婆さん(白川和子)が除霊し、重松と矢須子は高丸(飯沼慧)とるい(七尾伶子)を訪ね、シゲ子が倒れた連絡で帰った。
重松と矢須子は帰りシゲ子に病状を聞くが白旗を信じ、矢須子はエンジンの音を聞かないと石像を彫り続ける悠一と仲良く原爆症が出るかも知れないと話し、庄吉の目が悪化し何故原爆を落としたか尋ね藤田医師(大滝秀治)が悪いと言い、庄吉と好太郎が続いて死に、矢須子にも症状が出始めた。
<以下、隠し字>
重松に養殖業者・金丸(河原さぶ)が1人と言い、シゲ子が精神に異常をきたし寝込み、タツが悠一と矢須子の結婚を話し、矢須子は気が休まると言い、重松はシゲ子に相談し話せる相手と考えた、矢須子は尻の出来物でアロエを食べ、矢須子は悠一と出かけ藤田医師は尻の出来物と本人の精神を心配するが、重松とシゲ子に3人の共倒れを心配した。
矢須子は髪の毛が抜け始め、見たシゲ子が重松に告げシゲ子が死に、矢須子が寝込み重松は気力の問題と言うが重松は痛みを知らされ、重松と矢須子は池で主の大鯉を見て興奮し倒れ、悠一が抱いて運び病院に行き、重松は奇跡を祈った。
監督:今村昌平
脚本:石堂淑朗・今村昌平
原作:井伏鱒二
出演者:田中好子・北村和夫・市原悦子・原ひさ子・沢たまき・立石麻由美・小林昭二・山田昌・石田圭祐・小沢昭一・石丸謙二郎・三木のり平・白川和子・河原さぶ・飯沼慧・七尾伶子・殿山泰司・深水三章・常田富士男・大滝秀治
製作年:1989年
感想: モノクロ映画。
広島原爆で多数の死者が出た。
その影響はその時は大丈夫でも徐々に拡がった。
誰もが判らない中での風評被害は大きい。
現実の原爆症はそれ以上に人を蝕んだ。
(2019/01/25)