鑑賞日記(2018/11)
- 式部物語
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和泉教会の巡礼が大友豊市(奥田瑛二)に会うと奇妙で母・伊佐(香川京子)が豊市は事故で病気で信仰では治らないと連れて帰り、妻・てるえ(原田美枝子)が帰り、伊佐は他の男を心配し、村に和泉教会の巡礼団が来て、万太郎(横山あきお)やふじ(根岸明美)らが夢之助(杉本哲太)をなだめ、うめ(新橋耐子)と宇智子(安孫子里香)と話し、豊市は出会った尼僧・智修尼(岸惠子)に魅せられ仏と祈り、智修尼は薬師如来の救済を受けた、いにしえの和泉式部の第68代目を自称した。
ふじは本山に連れると言い、伊佐とてるえに豊市は拒み巡礼らは本山に連れると信仰を勧め、伊佐は豊市と巡礼の旅に加わり、智修尼の滝入りを豊市が妨害し伊佐が信者に責められ、豊市がお籠もりの智修尼に会いやがて智修尼とひそかに愛し合った。
夢之助は嫉妬し、豊市を痛め智修尼が止めるが谷底に落とし、夢之助は智修尼を犯しうめが見たが言わず、伊佐が豊市を崖下で見つけ、智修尼は信仰活動を続けそれを豊市が見て伊佐に正気を取り戻し話し、見た宇智子が信者に奇跡と言い伊佐は智修尼に感謝した。
伊佐は帰りてるえに知らせたが信じず依然意見が合わず、豊市は智修尼に求愛したが拒絶され再び正気を失い、伊佐はてるえと本山に戻るが正気を失った豊市の姿を見て驚き、伊佐はてるえに孕んだ子を尋ね豊市の子でないと聞くが認め、豊市を連れて帰り再度家庭を築くよう諭した。
<以下、隠し字>
伊佐は信者が作った伊佐と豊市の絵図を見せられ、智修尼にてるえと豊市を帰らせ、信仰でなく本山に残りつかの間正気に戻った豊市を忘れたくないと言い、智修尼を探す豊市を追ったてるえが連れて帰れないと言うと、智修尼は弟子でないと拒み去り、てるえは捨てられた同士と一緒に帰り、伊佐は本山に残り初旅の男(内藤武敏)が伊佐に話しかけ、巡礼らが絵図を見て伊佐と豊市を話し、伊佐は鶴を折って過ごした。
監督:熊井啓
脚本:熊井啓
原作:秋元松代
出演者:奥田瑛二・香川京子・原田美枝子・岸惠子・新橋耐子・杉本哲太・安孫子里香・横山あきお・根岸明美・内藤武敏
製作年:1990年
感想: 東宝映画、カラー。
本当に信仰に入れる者は誰か。
もし願いが叶ったら、それは何も信じていない。
人間を信じる事とどちらが難しいのだろうか。
(2018/11/06)
- 吸血髑髏船
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数億円の金塊を積む貨物船が太平洋で襲われ、依子(松岡きっこ)は船医・西里(西村晃)と新婚旅行中だが、金塊を狙う田沼を首領とした末次(金子信雄)・江尻(内田朝雄)・辻(小池朝雄)・小野(山本紀行)らに乗組員は皆殺しにあった。
3年後に湘南の教会で神父・明石(岡田眞澄)の助手・冴子(松岡きっこ)は、望月(入川保則)から誘われ海で遊び双児の姉・依子を思い出し、海中で骸骨に会い逃げ帰り、それ以来冴子は姉・依子の事を考え、洋上に貨物船を見た冴子はモーターボートで行くと船に蝙蝠と骸骨があり、船長室の航海日誌に田沼らの謀叛が書かれ依子を見て、戻り明石と望月が待ち、翌朝依子が消え女の死体が上がった。
末次はナイトクラブの支配人をしてまゆみ(谷口香)からルミの死体の照会を聞き、酔い潰れた江尻から依子を見たと聞かされたが、末次は金は山分け済みと言い帰り妻・早苗(柳川慶子)が迎え、辻が竜王丸の影を海辺で見て電車で依子を見て仲間に言い、江尻が喉を刺殺された、明石と望月は潜水夫の小野を訪れ、辻と末次も訪問すると海中から死んで骸骨と引き揚げられ、その惨状と依子を見た辻は発狂し灯台から転落死した。
<以下、隠し字>
明石と望月は冴子を教会に連れ帰り、冴子は告解室で明石に姉を殺した男らに復讐したと告白し残る2人の復讐を誓い明石はなだめ、その夜に侵入した明石は冴子の首を絞め運び出し鉄鎧を着せると、末次が見ていて明石の皮膚マスクを剥がし明石がケロイド顔の田沼の変身で亡霊は妹・冴子と言い、海に竜王丸を見た田沼と末次は向かった。
望月が来るが空で、田沼と末次はボートで竜王丸に向かい、依子と西里を見た末次が殺され、田沼が来ると西里が作った薬品で襲うが転落死し、田沼は逃げるが依子がすがり冴子が来て西里が自分の血を依子に輸血していたと言い西里が作った薬品で田沼を殺し、冴子は依子のミイラを抱いて泣き、冴子と追って来た望月は、竜王丸が崩れ落ちるのを見た
監督:松野宏軌
脚本:下飯坂菊馬・小林久三
出演者・松岡きっこ・入川保則・西村晃・谷口香・岡田眞澄・金子信雄・小池朝雄・内田朝雄・山本紀行・柳川慶子
製作年:1968年
感想: 松竹映画、モノクロワイド。
木乃伊が歩く怪談だ。
不明の男を探すサスペンスもある。
(2018/11/06)
- 赤線地帯
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宮崎行雄巡査(加東大介)に「夢の里」の女将・田谷辰子(沢村貞子)がぼやき、女衒・栄公(菅原謙二)が話しかけ、宮崎は売春禁止法をおたね(浦辺粂子)や女郎に聞き、「夢の里」で息子・門脇修一(入江洋佑)のため働く・ゆめ子(三益愛子)、汚職で入獄した父の保釈金のために働く・やすみ(若尾文子)、失業夫をもつ通い娼婦・ハナエ(木暮実千代)がいて、元黒人兵オンリーのミッキー(京マチ子)が加わった。
ゆめ子を修一が訪ね、ハナエが夫と子に会い、国会に売春禁止法案が上提され、「夢の里」の主人・田谷倉造(進藤英太郎)と辰子は、皆に法案が通れば娼婦は監獄へ入れられると言い、より江(町田博子)は新聞で前借が無効と考え世帯道具を持ち出て行った、ゆめ子が修一の職場に電話し、ハナエは夫の首つりを止め、やすみはミッキーらから借金を取り立てた。
野々村(見明凡太朗)が倉造にニコニコ堂が夜逃げしたと言い、やすみは青木(春本富士夫)から金を絞り、より江がうまく使われ舞い戻り、ミッキーに父が来て母が死んだと告げ妹の縁談のため迎えに来たと言うが追い返し、ゆめ子に修一から電話で東京に来ていて会うと商売を非難された。
下働きの少女・しず子(川上康子)が「夢の里」に来て、ゆめ子が突然発狂し、やすみに騙された青木が店の金を使い込んだと言いやすみの首をしめ、やすみは死に損い病院に送られ、ラジオは法案の4度目の流れを報じた。
<以下、隠し字>
やすみがなじみ客の貸ぶとん屋ニコニコ堂主人・塩見(十朱久雄)が夜逃げ後に、店を買いとり女主人になり、「夢の里」の女郎に挨拶し、やすみに代りしず子が女将に客を取れといわれ、ミッキーの客寄せを見ていた。
監督:溝口健二
脚本:成澤昌茂
出演者:若尾文子・三益愛子・町田博子・京マチ子・木暮実千代・川上康子・進藤英太郎・沢村貞子・浦辺粂子・春本富士夫・入江洋佑・高堂国典・十朱久雄・菅原謙二・加東大介・見明凡太朗
製作年:1956年
感想: 大映映画、モノクロ。
売春禁止法が何度も流れ、女はそこ以外に働く場所がなかった。
ただそこでの生き方は、まちまちであった。
(2018/11/16)
- 妖艶くノ一伝 鍔女(つばめ)篇
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戦国時代に、くノ一として兄・早房(岡田智宏)と修行中の鍔女<つばめ>(麻美ゆま)は腕を上げ村で太一(松浦祐也)に言い寄られ、病弱な主君・多治見国吉(柳東史)より密令が下り、側室・濃茶(山口真里)が自分の子を世継ぎに狙い、国吉は側室・山吹(華沢レモン)と子をもうけたいが動けなく鍔女の術に頼った。
鍔女にしか備わっていない秘法・性交した男の腎水を子宮内に7日間保持するを使用して国吉の腎水を運び側室・山吹に主君の子を産ませる指令で、鍔女は国吉と交わり腎水を得たが、早房が襲われ傷つき敵忍者に企みを問われるが逃げ、兄が成功すれば忍を解かれると言い死んだ。
敵忍者・鬼火(丘尚輝)が濃茶に報告し密命を暴くと言い、怪我した鍔女を陽炎(Marie)が手当てして自分もくノ一だと言い、湯浴みに連れ敵忍者の早房と恋して抜けたと言うと鍔女から死んだと聞き、早房との恋と1度の交わりを語り、鍔女に任を聞いた。
寝てうなされる鍔女に太一が陽炎に聞いたと言って来て、任を聞くが偽者と見抜くと陽炎が現れ力ずくで密命を吐かせ様としたが鍔女が陽炎を斬り殺した。
傷で時間がない鍔女は敵忍者に捕らえられ国吉の密令を吐けと拷問を受け、太一を殺すと脅し連れて来て拷問し、太一は鍔女がくノ一と知り死ねると言い舌を噛み、鍔女は縄を外し敵忍者と闘い斬り殺した。
<以下、隠し字>
鍔女は山吹に国吉の腎水を移しはじめ、鍔女は太一と交わる夢をみ移しは終え、数ヶ月後に山吹は国吉に向かい、鍔女は任を解かれ残った。
監督:加藤義一
脚本:岡輝男
出演者:麻美ゆま・Marie・華沢レモン・松浦祐也・岡田智宏・柳東史・丘尚輝・山口真里
製作年:2006年
感想: R-15だが、R-18では。
ストーリーよりも全編がR-18場面。
(2018/11/16)
- すんドめ
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平凡な男子高生・相羽英男(二宮敦)は元部長(高田健一)に部活に出ろと言われ、オナニーに溺れ母と弟が呆れ、翌日に転校生の美少女・早華胡桃(鈴木茜)と会い一目惚れし隣りの席になり、英男は所属する浪漫倶楽部の名のオカルト研究部を年着勝(岩間天嗣)と八津達也(吉川けんじ)とヤス(末野卓磨)に辞めると言い、倶楽部巡りの胡桃は浪漫倶楽部への入部を決め、英男は胡桃と部室で2人になると、胡桃が英男に自分を想像してするかとしたくないかと誘われセックスしないと言われ応じてしまった。
英男は日常生活でオナニー出来ずに我慢し、胡桃は浪漫倶楽部に格闘技同好会(冬本ジュー・津田耕作・佐藤隆弘)を連れ英男と闘わせ勝たせ、褒美と下着を見せるがそこまでで、京子(次原かな)が胡桃に胸を自慢し、笑う英男と浪漫倶楽部室へ行き呪いを無視し、胡桃を心配して藁人形への呪いを止め言い寄られ、胡桃にばれるが褒められ褒美と下着を脱ぎ渡されるがオナニーは禁止で苦しんだ。
浪漫倶楽部で心霊スポットを話すと京子が邪魔をし外部調査が決まり、翌日に胡桃が学校を休み自宅に行き京子との事を謝り、ひとり暮らしで部屋で話し、胡桃は元気になった褒美と誘い1回キスを許され鎖骨にし続け、胡桃が授業中に倒れ、英男は保健室職員に断られ、京子が胡桃に英男の事を聞き本人は本人と答え、浪漫倶楽部が心霊スポットに調査に行き英男は虫に刺された胡桃に薬を塗り2人の関係を聞き、小用を見て興奮し、英男は隠れてすると胡桃に終わりと言われ自分で好きにすると言った。
<以下、隠し字>
胡桃が学校を休み、英男は落ち込み京子を誘い初代部長・摺千好男(温水洋一)が見て英男に悩んでいると言い長い旅で道を失うなと言い、英男は京子と遊ぶがキス出来なく謝り、胡桃の部屋に行くと帰れと言われ、翌日教室に英男がいなく校庭で何でもすると叫び裸になり、胡桃が相羽英男と言った。
監督:宇田川大吾
脚本:宇田川大吾
出演者:二宮敦・鈴木茜・次原かな・岩間天嗣・吉川けんじ・高田健一・末野卓磨・下元史朗・冬本ジュー・津田耕作・佐藤隆弘・温水洋一
製作年:2007年
感想: 正体不明の人物ばかり登場する。
自己主張が奇妙だ。
判らないままに終わる。
(2018/11/26)
- 妖艶くノ一伝 紫雨編
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戦国時代に刑部大膳(なかみつせいじ)を狙い、くノ一の紫雨<むらさめ>(松島かえで)が放たれたが、赤蜥蜴(竹本泰志)が迎え撃ち紫雨を傷つけ捕らえ犯すが、紫雨は毒壺の術で逃れ通りがかりの阿佐(鈴木ひろみ)に助けられ寺院で浄鏡尼(風間今日子)に会い、紫雨は手当てを受けたが犯された夢にうなされた。
紫雨が3日後目覚め阿佐が駆け込み寺と世話し、夜に女の声を聞くが浄鏡尼に詮索無用と言われ、阿佐は浄鏡尼に紫雨に注意を命じられ犯しあい、紫雨が直り浄鏡尼が阿佐と仕事させ阿佐は過去を話し、赤蜥蜴に見つかり大膳に紫雨は寺院に居ると伝えると放っておけと言われ、紫雨は去ろうとし浄鏡尼と僧・照輝(丘尚輝)が犯し合うのを見て気づかれ捕らわれ、蔵に閉じ込められ性奴隷に女を調教して売る人身売買の魔窟だと知らされ、照輝に女・たみ(山口真理)と共に調教され数々の責めに次第に奴隷となり、次の市場の目玉と言われそこに大膳が来ると聞いた。
<以下、隠し字>
奴隷市場に大膳らが来て、たみが晒され競られ売られ、紫雨と阿佐が晒され・・・・大膳が競り落とし、紫雨を大膳が連れ犯し溺れると移身の術で逃れ、赤蜥蜴が紫雨と闘い阿佐に預けられた小太刀で刺し殺し、浄鏡尼と照輝を斬り殺すが、大膳がたみを人質にすると阿佐が助け斬られ、その隙に紫雨が大膳を斬り殺した。
監督:加藤義一
脚本:岡輝男
出演者:松島かえで・鈴木ひろみ・山口真理・風間今日子・竹本泰志・丘尚輝・なかみつせいじ 製作年:2006年
感想: 筋が読めるが、妙な人物が割り込む。
筋を楽しむものではないのだが。
(2018/11/26)