鑑賞日記(2017/11)
- 斜陽のおもかげ
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太宰治の遺児で「斜陽」に描かれた愛人の子の宿命は幼少から木田町子(野田聰子)に時に自分が「斜陽」の子の誇りを感じたが、成長すると複雑な思いに変わり、町子は父の名と「斜陽」の子であることから逃がれられなく、母・かず子(新珠三千代)も同様で、町子(吉永小百合)は複雑な気持ちを持ちながらも明朗な高校生だった。
ある日、町子は大学生・谷山圭次(岸田森)と知りあい、町子の高校のOBで山岳部のコーチに来ていて太宰治の研究をしていた圭次に町子は惹かれ、町子はかず子に父との本当の事を聞くと心から愛されていたと言った。
かず子が足を怪我して入院し、町子はアルバイトを探し試験前日に圭次に会い、圭次は母・千賀(高杉早苗)と父・新一郎(芦田伸介)に呼ばれ千賀は太宰治を非難し、新一郎は出世の為に人と会えと言い、町子は試験で試験員(相原巨典・玉村駿太郎・広瀬優)から父の事を聞かれ、圭次は千賀と新一郎から無理に呼ばれ、町子は圭次を待つが来なく、かず子と町子は「斜陽」を朗読していると圭次が家に来て聞き書き置きを残し去った。
圭次は新一郎と千賀の干渉を断り兄の山岳事故を思い出し山に行くと決め、町子は友人・岡見安子(笹森みち子)から元気が無いと言われ自分は邪魔だったかと思いを話し、ジャーナリスト(小池朝雄)が町子を探しに学校に来て太宰の娘・津田正子(藤田尚子)に会いに連れたが、町子は正子の態度を見て帰った。
町子は妾の子と言われたが、かず子が空想の父を話すと対立し、圭次から山から手紙を受け取り、家に帰ると千賀が来てかず子が太宰の家庭を破壊したと言い圭次との付き合いを止めろと言われ、町子はかず子が小説の為の犠牲者で惨めと言い、町子は壇一雄から太宰の事を聞き町子は、父の出生地の津軽を訪れた。
津軽の小泊で町子はつる(北林谷栄)に会い優しく迎えられ、津田文蔵(三津田健)と千代(藤田けい子)と生家で会い血縁の盃を交わし太宰の事を話し、翌日文蔵とその友人と蟹田の町を見て歩き母と共にねぎらわれた。
<以下、隠し字>
そこに町子に、圭次遭難の電報が届き帰宅し、かず子と現場の山に向かい荼毘を見て圭次を愛していたと知ったが、そこで圭次が助かり山小屋にいると聞き、圭次の姿に町子は喜び泣き看病し、その様子を見て千賀は外へ出た、仲間の供養をした圭次は倍の生を考えたと町子に話し、町子は帰りかず子に生きていてよかったと言い母娘で抱き合った。
監督:斎藤光正
脚本:八住利雄
原作:太田治子
出演者:吉永小百合・新珠三千代・岸田森・芦田伸介・高杉早苗・笹森みち子・北林谷栄・三津田健・藤田けい子・藤田尚子・相原巨典・玉村駿太郎・広瀬優・小池朝雄・野田聰子・鈴村益代・日色恵・伊藤久美子
製作年:1967年
感想: 私小説の主人公は、色々な眼で見られる。
自殺した太宰治の愛人の子に取っては、空想と現実は異なった。
ヒロインは、もっと広くしる事で克服を目指す。
(2017/11/01)
- 誰も守ってくれない
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船村家は未成年の長男が殺人事件容疑者になり、東豊島署刑事・勝浦(佐藤浩市)は離婚を前に娘・美奈にプレゼントを買い三島刑事(松田龍平)と話し、新聞社キャップ(大河内浩)は記者・梅本(佐々木蔵之介)と佐山(東貴博)らに指示した。
勝浦と三島は上司・坂本(佐野史郎)に家族のマスコミからの保護を命じられ船村家に行き否定する両親と娘・沙織(志田未来)に会い、マスコミと野次馬が群がった。
坂本は容疑者保護マニュアルに沿い船村夫婦は離婚し妻の籍に夫が入り苗字を大野に変え、中学生・沙織は就学義務免除手続きを取り勝浦が保護することになり、勝浦の家庭も崩壊寸前で娘・美奈の考えた家族旅行も中止になろうとした。
勝浦と三島は沙織を連れるが梅本らマスコミが追い、親戚に行くが駄目で勝浦の自宅に行くが沙織に忘れ物を言われ精神科医・尾上(木村佳乃)に見張りを頼み取りに戻ると母が自殺し、自宅に戻った勝浦は尾上に知らせ3人で尾上宅に移動するが梅本らが追った。
沙織が母の自殺を知り錯乱し、梅本が来て勝浦の過去のミスで脅し犯罪者の家族は迫害は当然と言い、坂本が勝浦に沙織の供述を要求し、翌日に勝浦と沙織は出発し、ネット匿名掲示板に船村家の個人情報が晒された。
沙織はマスコミの報道を聞き、勝浦は娘・美奈と電話し、東京を離れ娘と予約した伊豆のペンションに行き主人・本庄圭介(柳葉敏郎)と妻・久美子(石田ゆり子)に会い、夫婦の息子は3年前に勝浦が担当の事件で殺害され傷を残していた。
勝浦と沙織の情報はネットの野次馬に追跡され場所が判り勝浦の家族も巻き込まれ、事件の真相を知った圭介から犯人の家族を守るかと言われ、野次馬がペンションに集まり沙織が勝浦を困らせようと知らせたと言い、圭介は沙織が知らせたと知り被害者も加害者家族も一緒と語り、三島と稲垣(津田寛治)刑事が沙織を調べた。
沙織の恋人・園部(冨浦智嗣)がペンションに来て沙織を騙し一緒に逃亡し、勝浦が追い、園部が沙織をホテルに連れ込み隠しカメラで撮影しネットに流し、勝浦が園部を捕らえ罠を聞き出し隠しカメラを見つけ破壊し、沙織は達郎の裏切りを知りネット野次馬が襲い逃げた。
<以下、隠し字>
沙織は1人と言うが勝浦は家族がいると言うと、沙織が兄の事を話し始め父に圧迫され当日に兄に助けを求められたが何も出来なく、兄を守るために何も言わなかったと言うと勝浦は沙織に家族を守って生きろと言い、梅本は最初に妹を取りあげたがいつのまにか他に移っていたと知り、勝浦は三島に沙織を本部に送る事を頼み稲垣が聴取し、本庄夫妻に送られ勝浦はペンションを去り沙織が別れと感謝を告げ、娘の美奈に電話をかけた。
監督:君塚良一
脚本:君塚良一・鈴木智
出演者:佐藤浩市・志田未来・松田龍平・石田ゆり子・佐々木蔵之介・佐野史郎・津田寛治・東貴博・冨浦智嗣・木村佳乃・柳葉敏郎・大河内浩
製作年:2009年
感想: 加害者は怖いし、周囲を巻き込む。
無責任な野次馬とマスコミは恐ろしいし、警察も同様だ。
その中で個人が誰かを守る事は困難だが、その理解は難しい。
(2017/11/01)
- 人のセックスを笑うな
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美術学校生・みるめ(松山ケンイチ)とえんちゃん(蒼井優)と花屋・堂本(忍成修吾)は、ヒッチハイクで乗せた女性が赴任したリトグラフの非常勤講師・ユリ(永作博美)と知り、えんちゃんは映画館で働きみるめは呼ばれるとたまたまユリと会い、ロバを見に行き、帰りじいちゃん(桂春團治)が迎えた。
みるめはリトグラフ教室に通い、ユリに絵のモデルに誘われ、電車でアトリエを訪れると普通に当たり前に服を脱がされ裸にされた、山田先生(温水洋一)がユリと同級生と言い、堂本がみるめに聞き、えんちゃんは放課後に生徒(市川実和子)を手伝うとユリと帰ろみるめを見てショックを受けた。
みるめはアトリエに行きユリが誘い関係を持ち奔放にふるまい驚かした、山田先生の講義にみるめとえんちゃんが出てえんちゃんが最近変と言うがみるめは否定せず、ユリがえんちゃんのアルバイトの映画館に行き、みるめがリトグラフ教室に行くと休講だった。
みるめがユリの自宅に行くと「猪熊カメラ工房」で猪熊さん(あがた森魚)が出てきて、ユリが現れ男が夫と聞かされ、みるめは衝撃を受け、ユリは映画館でえんちゃんを喫茶店に誘い話しみるめに触りたくなると言い3人の展覧会に誘った。
えんちゃんは展覧会で山田先生に会いユリが迎えるが黙って帰り、えんちゃんは落ち込み電話に出ないみるめの家を訪ね遊園地に連れ出すがみるめのユリへの気持を知り、みるめはユリと再会し抱き合った、ユリは帰り猪熊さんから東京からの電話を聞き仕事が流れ、ユリが学校を辞め行方不明になり、みるめは家に引き篭もった。
<以下、隠し字>
えんちゃんはみるめを心配し堂本はえんちゃんにみるめの引き篭もりを告げ、えんちゃんはじいちゃんとみるめを訪れ2人はみるめのカブに乗りかけ画家(藤田陽子・MariMari)からユリは旅行と聞き、えんちゃんは酔ったみるめを介抱し、翌朝みるめは1人探すと電話が繋がりユリは猪熊さんとインドにいると言い、みるめは落ち込み、堂本がえんちゃんに突然キスしふざけた。
監督:井口奈己
脚本:本調有香・井口奈己
原作:山崎ナオコーラ
出演者:永作博美・松山ケンイチ・蒼井優・忍成修吾・市川実和子・藤田陽子・MariMari・あがた森魚・温水洋一・桂春團治
製作年:2007年
感想: 時の流れが奇妙に感じる。
自由奔放な生き方はどこまでも続く。
まじめな生き方も滑稽にも見える時もある。
(2017/11/11)
- 群青 愛が沈んだ海の色
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沖縄の南風原島に1年ぶりに戻った比嘉大介(福士誠治)は、幼なじみの仲村凉子(長澤まさみ)と再会したが彼女は明るい表情を失っていた。
第一章
20年前に、世界的ピアニスト・森下由起子(田中美里)が病気療養で島へ来て、村民と共に演奏を聞いた漁師・仲村龍二(佐々木蔵之介)は感動したと宮城守(玉城満)に言い魚を贈り、由起子が龍二を訪ね病気を告げ、暴風の日に龍二が行方不明になるが帰り、海で採った宝石サンゴの原木を贈り治ると言い、由起子が龍二を訪れ話し、やがて2人は恋に落ち結婚し2年後に凉子が生まれるが由起子は病気が悪化して死んだ。
第二章
大介と上原一也と凉子は同じ年に産まれ育ち、3人は成長し大介と凉子は石垣島の高校に行き一也(良知真次)は母・上原和恵(洞口依子)と島に残り、凉子は看護士を目指し、18歳に一也が島を去ると言う凉子に愛を告白する歌を唄い、凉子を想う大介は島を出た。一也と凉子は結ばれ凉子は一也と島に残るが、結婚に龍二が子供で早いと反対し、一也は龍二に認められる為に宝石サンゴの原木を採る事を考えるが、龍二は凉子に責任を持てと言う意味と話し、海に潜った一也は死に、凉子は生きるのを止めた様になった。
1年後に、大介は島で焼き物を作ると戻り凉子と再会し、龍二は凉子が浜でいつも1人だと言い、宮城は凉子が入院して精神的に悪く今も続いていると言い、大介は龍二の家に住み込み焼き物作りを始め漁に連れて欲しいと言った。
龍二は由起子を思い出し、大介は凉子を訪れるが何もできなく焼き物作りに没頭し、それを見た凉子は自分で花瓶を作り、2人で一也の家の母・比嘉瑛子(宮地雅子)に届け一也の部屋に初めて入った凉子は飾られていた笑う自分の写真を見て悲しんだ。
<以下、隠し字>
凉子の悲しみをより知った大介は凉子を抱こうとして出来ず落ち込み宮城に話し、大介は宝石サンゴを探しに潜り始め、龍二は大介が帰らないと知り皆に頼み大介を捜索し、凉子は由起子の書いた楽譜を見つけ子供の頃を思い出しピアノを弾いた。
龍二は大介を海で見つけ甦生をはかり助け、家に戻り凉子が「母が心に来た」と言い、大介が自分も一也に会い話し「自分を責めるな」と伝えた。
監督:中川陽介
脚本:中川陽介・板倉真琴・渋谷悠
原作:宮木あや子
出演者:長澤まさみ・福士誠治・良知真次・洞口依子・玉城満・今井清隆・宮地雅子・田中美里・佐々木蔵之介
製作年:2009年
感想: 沖縄の群青の海の死で心を無くす娘がいた。
幼馴染みは複雑な思いで島に戻り接するが戸惑った。
ただ、それがきっかけで娘の心が動き始めた。
(2017/11/11)
- ヘルタースケルター
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トップモデルで芸能界の頂点のりりこ(沢尻エリカ)を、検事・麻田(大森南朋)は崩れていると言うと事務官・保須田久美(鈴木杏)は美しい方が良いと答えたが麻田は中は空と言い、りりこは映画出演会見を新人・真子と行い、マネジャー・羽田美知子(寺島しのぶ)に注文し、御曹司・南部(窪塚洋介)が会いに来て誘い情事に溺れ、りりこはプロジューサー・浜口(哀川翔)と寝て映画出演を頼んだ。
美知子は彼氏・奥村(綾野剛)から聞かれりりこは自分がいないと何も出来ないと答え、プロダクション社長・多田寛子(桃井かおり)はメーク・沢鍋(新井浩文)にりりこの美ぼうとスタイルは全身整形だと明かしメイクを任せ、整形医師・和智久子(原田美枝子)は寛子にりりこがメンテなしに安定しないと言い、麻田は塚原(寺島進)に臓器売買疑惑を話した。
りりこはショウの世界を歩き美知子に化粧品はドラッグと言い、りりこはファンは多いが綺麗で無くなった時の心配をし、寛子に姉・りりこに会いたいと妹・千加子が来たが会わせず、りりこは美知子と喧嘩し、寛子は美知子にりりこと南部の熱愛報道を怒り、りりこは美知子にリークを命じていて、千加子を呼ばせた。
久子がりりこの整形を行いプロジェクトの途中と告げりりこは舞台に戻り、麻田はりりこをヘルタースケルター=しっちゃかめっちゃかと言い、りりこは寛子に実家への送金を聞くと金額はりりこの維持費と初期投資にかかると言い、新人・吉川こづえ(水原希子)を紹介し、こづえの人気が上がり、りりこは頂点から落ちる心配で美知子らに当たり寛子がなだめ、りりこは意識が混濁しはじめ、南部が電撃婚約し、りりこが奥村を誘惑し、美知子と奥村に女を襲わせ脅せて脅した。
塚原が久子の患者の死で検事・麻田と相談し、寛子は沢鍋からりりこの肌の異常を聞きお終いと思い、南部とりりこが会い、麻田は久子の病院の患者層がカルテ開示をさせないと考えりりこと会い法廷で病院の悪事の証言を頼み、美知子と奥村にやらせた犯罪を言うとりりこは否定したが麻田は久子の病院の疑惑資料を渡した。
<以下、隠し字>
りりこは幻聴に悩み美知子にこづえの顔を潰せと命じ、美知子はこづえを襲うが出来ず、りりこは発狂し寛子は休ませると言うがりりこは忘れられると暴れ、美知子は疑惑資料を見て郵送し、マスコミが凄い手紙が届いたとりりこの家に押しかけた。
世間はりりこの整形の話しで盛り上がり、りりこは幻覚が酷くなり、検事長(吉田鋼太郎)が麻田と久美に責任問題と言い、寛子はりりこに赤字だが最後まで面倒見ると言い、りりこは奥村のメイクを受け記者会見で多くのマスコミの前で自身の目を傷つけ写真に撮らせ倒れ、皆が好きにりりこを語り、麻田と久美は妹・千加子に会いリトルりりこと言い、公判はまだ途中と話し、こづえは秘密クラブで美知子と変わったりりこを見た。
監督:蜷川実花
脚本:金子ありさ
原作:岡崎京子
出演者:沢尻エリカ・大森南朋・寺島しのぶ・綾野剛・水原希子・新井浩文・鈴木杏・寺島進・哀川翔・窪塚洋介・原田美枝子・桃井かおり・吉田鋼太郎
製作年:2012年
感想: 前身整形と臓器売買疑惑を追う者と、芸能界の頂点を目指す者。
そして報道するものと見る者は、次々忘れる。
幻覚は精神的か整形の副作用か。
(2017/11/21)
- 夜明けのうた
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ミュージカル公演の打ちあげを終えた主演・緑川典子(浅丘ルリ子)は、スポーツカー運転して愛人で作曲家・野上(岡田眞澄)が待つホテルへ向い、典子は自ら身体を委ねるが野上はホテルを出て帰り、典子は車で遠出のドライブし小田原のドライヴ・インで疲労と睡魔に襲われ居合わせた青年・利夫(浜田光夫)に運転を頼むと、利夫は眼病の少女・千加子(松原智恵子)を連れ、典子は車を医大病院へつけて、千加子を知り合いの医師(小高雄二)にたのみ、自分は病院のベッドで眠った。
翌朝に典子が医師から千加子は間もなく失明と聞き、アパートへ帰るとつき人・房江(加藤洋美)と運転手・富夫(杉山元)が宝石や金を持って駆け落ちし、脚本家・真木(小松方正)とプロデューサー・神山(戸浦六宏)と中原(江角英明)が新作「夜明けのうた」の脚本を持ち出演交渉にきたが内容が典子と野上との情事に似ていた。
典子は大森部長に出演を断り、自動車で出かけたが事故で怪我をして病院に運ばれ、救急病院長(英原穣二)は軽傷と言い、典子は野上に電話をしたが返事は曖昧で、典子はナイト・クラブで踊り藤木(藤木孝)や八木(雪丘恵介)から「夜明けのうた」を断ったと言われ、クラブの司会者(藤村有弘)が典子を紹介し歌手・岸洋子(岸洋子)に花束贈呈と八木(雪丘恵介)らが仕組んだと知ったが、やむを得ず応じ歌を聞いた。
典子は帰ろうとして利夫と千加子に会い、千加子は利夫から自分の眼の事を聞いており、利夫は伝えるのが準備が出来ると言い、典子は利夫から千加子を助けて欲しいと頼まれ、野上の電話に会えないと断り、千加子と利夫と3人で遊び、典子は千加子に利夫が心配していると告げ、千加子が無事を装っていると知った。
典子は利夫と千加子を会員制のバーに連れ、2人が互いに1人で泣くのは卑怯だと伝え本当の気持ちを話し揉めた、真木が来て断ると逆に典子には自分を追い込む厳しさがなく出来なく脚本を読まずに非難出来ないと言い去り、利夫と千加子が真剣に話し合うのを見て、利夫は千加子が結婚出来ないと拒むと言うと典子は目が見えなくても幸せな人はいると言い、2人から一晩過ごし気持が変わらないと結婚すると聞いた。
<以下、隠し字>
典子は利夫と千加子を連れて野上を訪ね追いだし、2人にホテルの使い方を教えて別れ、野上に別れを告げた、典子は部屋に戻り片付け脚本を読み「夜明けのうた」の出演を決意し、真木に電話し演じる資格があると言うと、典子の為に書いたと答えた。
監督:蔵原惟繕
脚本:山田信夫
出演者:浅丘ルリ子・浜田光夫・松原智恵子・岡田眞澄・小松方正・小高雄二・藤木孝・戸浦六宏・雪丘恵介・江角英明・加藤洋美・杉山元・岸洋子・藤村有弘・英原穣二
製作年:1965年
感想: モノクロ映画、ワイド。
映画中に歌謡シーンがある映画だ。
主人公は違う世界を知る。
(2017/11/21)