鑑賞日記(2017/09)
- ルームメイト
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病院に萩尾春海(北川景子)と工藤謙介(高良健吾)が運びこまれ、刑事(螢雪次郎)は春海のルームメイトとのトラブルと聞いた。
3月前に派遣社員・春海は交通事故に遭い運ばれた病院でしばらく入院し、優しい看護師・西村麗子(深田恭子)と出会い、事故加害者・工藤と彼の友人で代理人の保険会社・長谷川伸一(尾上寛之)が来て謝罪と賠償を告げて帰り長谷川は工藤を山崎に紹介した。
春海は母(筒井真理子)に電話するが喧嘩になり、退院する春海に麗子はルームシェアを提案し一緒に暮らしはじめ、麗子は春海の代理人で保険会社・長谷川との交渉も引き受け、2月後、春海は麗子が保険金交渉をせず、麗子の奇妙な言動を度々見て不審で、通院先で看護師・理香に会い、工藤から交通事故の事を聞かれ、麗子の変化に春海は次第に恐怖を持った。
刑事に意識が戻った工藤が春海と仕事を始めたきっかけから話し始めた。
1月前、工藤は春海をコンサートと仕事に誘い、長谷川は麗子に連絡が取れなく、麗子は春海の行動を全て知っており、理香が殺害され、春海は工藤と働き始めると、麗子の別人格・真理が無視すると責め殴り春海は逃げ、工藤から別人格を聞き調べた。
春海は真理に連れ出され拉致され、真理は長谷川を呼び出し殺害しそれを春海は目撃し、春海は真理に母と事故を忘れたと言われ、呼び出された工藤は長谷川の死体を見つけ、春海は思い出した。
<以下、隠し字>
刑事は工藤に春海の母の死体が実家で見つかり、麗子と真理は春海が作った別人格で殺害を行い、日記の筆跡には4人の人格があると語り、工藤はネットの映像を似て4人目は実在と考え、春海は病院を逃げだし、工藤と刑事は山崎の演説会に行き恵里が山崎を襲い真理が止めた。
工藤は刑事に春海は真理を匿い山崎を狙わせ、春海と麗子は虐待を受けた恵里を助けたかったと言い、工藤は春海に会うと今は自分が判っていて恵里も自分も呼ばれたくない名を自分で変えい、今は1人でないから大丈夫と言った。
工藤は交通事故の時に全ての人格が見えたと言い、春海はまた来てと言って留置所の精神科病棟に戻った。
監督:古澤健
脚本:古澤健
原案:今邑彩
出演者:北川景子・深田恭子・高良健吾・尾上寛之・螢雪次郎・筒井真理子
製作年:2013年
感想: 多重人格ものは、解釈が自由に設定出来るで逆に驚きは減る。
裏を多重にした話しだが、説明は理解しない方が良い。
なぜ、別人格が産まれるかは描き切れていない。
(2017/09/02)
- 新幹線大爆破
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東京、倒産した精密機械工場経営者・沖田哲男(高倉健)は夕張の元過激派・古賀勝(山本圭)から電話を受けた、新幹線ひかり109号は約1500人の乗客と輸送犯人・藤尾信次(郷英治)を乗せ東京を出発した、沖田と工員・大城浩(織田あきら)を古賀が訪れた。
列車は相模原付近で東京駅交換(志穂美悦子)を通じ国鉄本社公安本部長・宮下(渡辺文雄)に109号に爆弾を仕掛けた電話が入り運転指令長・倉持(宇津井健)は爆弾は時速80キロ以下で自動的に爆発と聞き運転士・青木(千葉真一)に事件を連絡した。
犯人は立証のため札幌で貨物列車を爆破し、倉持は青木と警察庁・須永(丹波哲郎)刑事部長に連絡し対策本部を設置し、倉持は回送にして他の列車は回避させ衝突を避け速度を保ち、車掌・田代(福田豊土)と菊池(竜雷太)らが対応し、新幹線総局長(永井智雄)と須永らは記者会見し、花村(鈴木瑞穂)らは500万ドルの要求を聞き、官房長官(山内明)と国鉄総裁(志村喬)に連絡し、犯人が古賀と判明し捜査官が捜査し、名古屋で停車しないと聞いた乗客が騒ぎ混乱し菊池は爆弾を告げた。
千田(青木義朗)は爆弾製造可能と述べ国鉄側が沖田の要求に応じヘリで金を運びトランシーバーの指示で船で急流を運び大城が500万ドルを受け取ろうとするが、第三者が来て受け取れずオートバイで逃げ、パトカーが追跡し衝突で事故死し、待っていた沖田が目撃した。
花村・宮下らは犯人の死亡を聞き、古賀は沖田から連絡を受け、佐藤(川地民夫)は古賀の兄(田中邦衛)に会い、刑事(北大路欣也・相馬剛三・土山登士幸・河合絃司)らはバーの女(片山由美子)を調べ古賀を見つけ銃撃し、倉持は列車が走れる時間が減っていると述べた。
沖田に重傷の古賀が逃げ込み、刑事が古賀の兄嫁(渡辺耐子)を調べ、沖田は車で出かけ高速道路でオートバイに乗り換え、花村に身の代金を要求し千田が停車中の車に金を運び、沖田はオートバイに乗せ替え逃走し高速道路途中から脱出し、大城から沖田が浮かび、沖田は古賀に連絡し、捜査本部に爆弾除却方法の図面が喫茶店レジにあると連絡した。
<以下、隠し字>
刑事が喫茶店に向かうと火事で図面が焼失し、捜査本部は沖田に呼びかけたが反応はなく、刑事に追い詰められた古賀は戻った沖田を逃すために自爆し、見た沖田は逃亡し、捜査本部で倉持は青木に制限速度ぎりぎりの走行を指示し、テレビで沖田の妻・靖子(宇津宮雅代)を探し靖子の母(風見章子)が見て、刑事が来た。
列車で乗客が騒ぎ、輸送犯人・藤尾がウェイトレス(相川圭子)を人質にしたが菊池らが捕らえ海外逃亡と沖田の偽名を述べ、橋で列車を下方から撮影し爆弾装置の箇所が判り、並行して別の新幹線を走らせ酸素ボンベと溶接器を運び込み爆弾除去し、局長指示で倉持は停車命令を出し無事に停車した。
宮下らは爆発解除を公表せず、沖田は空港で刑事の目を逃れSAS係員(多岐川裕美)に搭乗手続きしテレビを見て爆弾場所を捜査本部に連絡し、妻・靖子が連れた息子・賢一(菅原安人)が沖田に声をかけ見破られ、刑事らに追われ海に飛び込み射殺された。
監督:佐藤純彌
脚本:小野竜之助・佐藤純彌
原案:加藤阿礼
出演者:高倉健・山本圭・織田あきら・宇津井健・千葉真一・竜雷太・青木義朗・永井智雄・鈴木瑞穂・宇津宮雅代・風見章子・郷英治・福田豊土・菅原安人・川地民夫・田中邦衛・志穂美悦子・志村喬・片山由美子・渡辺耐子・北大路欣也・相馬剛三・土山登士幸・河合絃司・渡辺文雄・山内明・丹波哲郎・相川圭子・多岐川裕美・小林稔侍・久富惟晴・近藤宏・久地明・露木茂
製作年:1975年
感想: 東映、ワイド画面、やけに特別出演が多い。
国鉄と警察との対応にも、幹部と実務担当にも差がある。
部分的には面白いが、全体の流れに必要悪が流れ難しい作となった。
(2017/09/02)
- 踊る大捜査線 THE MOVIE
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湾岸署・青島俊作刑事(織田裕二)は袴田課長(小野武彦)・秋山副署長(斉藤暁)と神田署長(北村総一朗)の接待ゴルフの送迎を行い、和久平八郎刑事(いかりや長介)と魚住刑事(佐戸井けん太)は川で変死体を見つけ捜査講習を終えた柏木雪乃刑事(水野美紀)が配属されたが、盗難事件が発生し恩田すみれ刑事(深津絵里)に刑事課と告げた。
川の変死体は胃から熊ぬいぐるみが見つかり殺人と思われ、刑事課の窃盗事件で慌ただしい湾岸署に、警察庁参事官・室井慎次(柳葉敏郎)や大林中隊長(隆大介)ら本庁が捜査本部を設置し警視庁・吉田副総監(神山繁)が身代金目的誘拐され本庁は秘密裡に捜査を進め湾岸署は排除し、腹を立てながら青島ら湾岸署刑事は殺人事件捜査を進めた。
新城(筧利夫)は室井を現地本部長にして、柏木と青島は真下正義刑事(ユースケ・サンタマリア)から被害者がインターネットの仮想殺人ページに頻繁にアクセスと知り、青島と恩田は他の盗難事件で犯人が制服着用と考え、島津捜査一課長(浜田晃)から捜査範囲を聞いた和久は出かけ、犯人から電話で要求があり警視総監(川辺久造)と警視庁警備局長(大和田伸也)と池神刑事局長(津嘉山正種)が身代金準備で揉めた。
神田署長は身代金調達を要求され青島ら湾岸署員に番号の控えを要求し柏木の提案でコピーし、柏木と青島と真下はホームページの開発者・テディとの接触を図り、室井らは誘拐犯と身代金受渡しを行うが刑事の配備が犯人に知られ上司の介入で失敗し、室井は責任を問われ、柏木と青島と真下はテディが女とを突き止めたが柏木が襲われ逃がした。
和久は付近の聞込みを行い、犯人の電話に青島の声があり顔写真を多数見せられ徹夜続きで、誘拐犯から副総監殺害予告電話が入り和久が間違われ捕らわれ、湾岸署に拳銃を持ったテディこと殺人マニア・日向真奈美(小泉今日子)が来て自分を逮捕しろと言い、警官が逮捕したが制服を使用し窃盗を働いていた犯人だった。
<以下、隠し字>
室井ら本庁捜査陣は公開捜査に替え湾岸署刑事らにも出動命令が出た、青島は日向に聞くことを思いつき、日向は脅迫電話から犯人グループは計画性のない幼稚な子供だと教え、副総監の家の周りで和久が怪しい少年の後をつけたが少年仲間に襲われゴミ焼却場に拉致された。
青島は和久から電話と聞き、青島は柏木と真下と殺人マニアのチャット仲間から未成年者を探り少年・坂下始(北山雅康)を見つけ、青島は恩田と少年の住む団地のゴミ焼却場で和久を助け少年の家に乗り込むとゲーム感覚で誘拐した少年らが集まり、吉田の居場所を連絡し逮捕しようとする青島を母親が包丁で刺し、吉田は発見された。
駆けつけた室井と恩田は、青島を病院に運ぼうと車を走らせ虫の息の青島は寝不足から深く眠り、誘拐事件は葉山(一条康)と中倉(小梶直人)ら逮捕で解決し、領収書窃盗は経費削減の神田署長らの仕業と判明し、入院中の青島はリハビリしていた。
監督:本広克行
脚本:君塚良一
出演者:織田裕二・柳葉敏郎・深津絵里・いかりや長介・水野美紀・ユースケ/サンタマリア・小泉今日子・北村総一朗・小野武彦・斉藤暁・神山繁・佐戸井けん太・浜田晃・筧利夫・隆大介・川辺久造・大和田伸也・津嘉山正種・北山雅康・一条康・小梶直人
製作年:1998年
感想: 上層部が頼りないと部下は苦労する。
どの段階でも同じで、ブッラクユーモアが激しい。
事件は、複数絡ませ捜査側の都合で混乱する。
(2017/09/12)
- 踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ
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2003年、お台場はビルや湾岸道路で観光地と変わり、犯人グループを演じる・草壁中隊長(高杉亘)が観光船を乗っ取る訓練で犯人役の湾岸署刑事・青島俊作(織田裕二)に本気と通告し和久平八郎刑事(いかりや長介)・恩田すみれ刑事(深津絵里)らは本気で対応し勝って減棒になった。
青島は課長・袴田(小野武彦)と婦女暴行や掏摸事件で魚住刑事(佐戸井けん太)や柏木雪乃刑事(水野美紀)や緒方刑事(甲本雅裕)らも多忙と話し、殺人事件が発生し室井慎次(柳葉敏郎)管理官をサポートに沖田仁美(真矢みき)管理官が担当になり、神田署長(北村総一朗)・秋山副署長(斉藤暁)らは本部設置を行い、本庁が来たが青島と恩田と和久は第2の婦女暴行事件発生を聞き、本庁の新城(筧利夫)・一倉(小木茂光)らと沖田が会議を始め、室井は青島に沖田主導は広報目当ての上の指示で、青島と恩田に監視システムを見せテストと言った。
和久や中西刑事(小林すすむ)は青島と恩田を探し、2人はシステムで不審者を探し、第2の被害者の会社役員が見つかり、沖田は室井に所轄の武器携帯を拒否し青島と恩田を犯人見逃しと責め室井に代わりを命じ、犯人から沖田に電話がありネゴシエイター・真下正義(ユースケ・サンタマリア)を呼び、目撃者・江戸りつ子(小西真奈美)が「かめだ」と聞き、沖田は青島と恩田に危険な警護を命令し、真下は犯人のプロファイルを話した。
江戸に不審者が近づき、青島と恩田は婦女暴行と掏摸の被疑者を見つけるが沖田は無視し「かめだ」と聞くと容疑者と考え確保指示するが見失い、青島は暴行犯に襲われ逃がし、室井は本庁の指示と言い暴行や掏摸を軽視する沖田に青島と恩田は反抗し、吉田(神山繁)が和久に退官を伝え、沖田の本部捜査は進まず和久は洋梨がメッセージと言い真下はリストラ者を疑い犯人はリーダーがいないと考えた。
湾岸署刑事は巡回を始め、柏木が容疑者を見つけるが襲われ拉致され容疑者は拳銃を持ち、沖田は封鎖を命じ室井と真下は工事中で地図にない道があると告げ、容疑者5名が判り真下は蒲田トンネルが「かめだ」と聞こえと考え、青島は草壁らと会いトンネル封鎖に沖田の制止を無視し恩田も向かい工事口で犯人と会い青島と草壁らが来たが沖田は躊躇し、幼児を助けようとした恩田が撃たれ沖田は冷静さを失い、和久が反抗し青島は室井に現場を訴え新城が沖田を止め室井に後を任せた。
<以下、隠し字>
室井は町の最近の事情を求め青島も求め、所轄から工事中や中止場所が次々出て室井は拳銃携帯命令と即時逮捕を指示し、袴田と真下が柏木を助け2人逮捕し、青島は3人を追い封鎖されないレインボーブリッジで犯人と会いリーダーが優秀なら組織が良いと言い、自分の判断で来た草壁らと3人を確保した。
室井は責任を取るのが自分の仕事と言い、青島は報道に恩田の手術用の血液を求め病院に献血者が集まり恩田は助かり、噛みつき魔(岡村隆史)を逮捕し、恩田を見舞った室井に青島が指示を感謝し和久が青島を室井に頼んだ。
監督:本広克行
脚本:君塚良一
出演者:織田裕二・柳葉敏郎・深津絵里・水野美紀・ユースケ/サンタマリア・いかりや長介・小野武彦・北村総一朗・斉藤暁・佐戸井けん太・佐戸井けん太・小林すすむ・甲本雅裕・小西真奈美・真矢みき・神山繁・筧利夫・小木茂光・高杉亘・岡村隆史
製作年:2003年
感想: リーダー論と組織論にも成っている。
細部はパロディと、ギャグとキャラを押し出す。
犯人側が描ききれないのは、宿命だろう。
(2017/09/12)
- 交渉人 真下正義
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2004年12月24日、地下鉄TTRの実験車両フリーゲージトレイン「クモE4―600型」がジャックされ遠隔操作で暴走し管理室で操作出来ない事件が発生し、室長・片岡(國村隼)は警視庁に呼ばれ室井(柳葉敏郎)が上司に説明し、警視庁初の交渉人・真下正義(ユースケ・サンタマリア)を呼んだ。
クリスマス・イヴで利用客200万人の地下鉄網はパニックに陥り、「弾丸ライナー」と名乗る犯人から挑戦された真下は交渉課準備室メンバーとTTRの指令室へ出向し、爆発物処理班班長(松重豊)・小池(小泉孝太郎)と木島警視(寺島進)・緒方(甲本雅裕)・森下(遠山俊也)らがデモの公園での爆弾を調べ、片岡らはよそ者を受け入れず、真下は地上捜査班の木島警視らと連携を図り広報・矢野(石井正則)からフリーゲージトレインの説明で、充電での自走式で多数の列車が数珠繋ぎと聞いた。
片岡らは衝突回避優先で列車を停車出来ず、引き込み線に誘導するが満杯になり、真下に犯人から接触があり「クモ」の速度低下を頼み目的を聞くが切られ、真下は犯人のプロファイルで個人の可能性をいい、ダイヤ師・熊沢(金田龍之介)が来て、再度管理路線に現れた「クモ」の停止方法を考え、草壁中隊長(高杉亘)ら狙撃班が出動し、真下は犯人に爆発物の有無を問うと映画のヒントを出し、車両基地で爆発が起き、真下は片岡に非公表の脇線利用を聞くが答えず、熊沢が真下に脇線を教えた。
真下は片岡らに脇線の「クモ」を人力で探すプランの協力を伝え、コンサート・ホールに柏木雪乃(水野美紀)と片岡の母・片岡智代(八千草薫)が向かい相手が来なく、犯人は真下にヒントを出し、指揮者・前主(西村雅彦)のコンサートが始まり、交渉班はソフト開発関係に犯人の目処をつけ、真下は中継ポイントが判り、犯人は真下の演技にヒント「335.2」を出し、真下は演奏中でコンサート・ホール爆発と知った。
<以下、隠し字>
真下に犯人は恋人・雪乃に居場所を告げ、木島は本当の標的が真下と言い、熊沢が建設中の路線が正解と示し、指令室の仲間が真下を送り出し、真下は指示を出しながらホールへ向かい、爆発物処理班が爆弾とオシロスコープを見つけ局が「335.2」小節のシンバルに爆発と判り、「クモ」がホールに近づくと予想し手配し、真下は犯人に「クモ」の居場所を聞き口を滑らし建設中の路線と確認した。
木島らはシンバルを止め、狙撃班は「クモ」を止め、真下はホールで犯人の車を見つけるが自爆し犯人不詳で、雪乃を確認した真下はプロポーズしたが・・・・。
監督:本広克行
脚本:十川誠志
原案:君塚良一
出演者:ユースケ/サンタマリア・寺島進・柳葉敏郎・國村隼・水野美紀・松重豊・石井正則・金田龍之介・高杉亘・八千草薫・西村雅彦・小泉孝太郎・甲本雅裕・遠山俊也
製作年:2005年
感想: パニックサスペンスだが、動機面が曖昧。
捜査の勘と、鉄道屋の経験が冴える。
犯人不詳はそういうものか。
(2017/09/22)
- 春琴抄(2008)
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明治初期、奉公人・佐助(斎藤工)は幼いころに琴奏者・春琴(長澤奈央)の美しさを見て「観音様」と崇め着替えから食事の世話までをし、里内テル(沢木ルカ)が奉公に加わり佐助の不思議な行動に驚くが春琴への見方と接し方を教えられ、春琴に連れられるが待たされた。
春琴は我が儘でテルを叱り近づけるなと言うが佐助は気にいられたと告げ理解出来ず、春琴は眼病で失明し、音曲を学び師匠と呼ばれるまでに腕前は一流と世に知られたが、我が儘な性格で癇癪を起こし、それに仕える佐助にテルは驚き理解出来なかった。
佐助は春琴を弟子の稽古に連れ、伊野屋の息子・利太郎(松田悟志)が春琴を目当てにし、稽古先でも我が儘で弟子を叱り佐助に対しても同じで、利太郎が過去に春琴をものにしようとし殴られたが再度来て許しを請い、春琴は佐助を使いに出し稽古しないと言われた利太郎は弟子が直ぐに逃げると言い、春琴は利太郎に厠の世話を求めるが断られ弟子を断った。
大阪道修町・薬種商鵙屋の本家の主人(嶋尾康史)と妻(優木かおる)が来て、5年前に生んだ子供が病と告げたが佐助は父でないと答え、佐助はテルを昔の自分と言い、佐助の春琴への献身は変わらなかった。
数日後、何者かが春琴の屋敷に忍び込み春琴の顔に熱湯を浴びせ顔に大きな火傷を負う事件が起こり、春琴は顔を佐助に見せず、周囲は誰かより春琴が撒いた種と噂した。
<以下、隠し字>
佐助は顔を見られたくないと言う春琴の言葉に悩み、春琴の我が儘は変わらず佐助を遠ざけ、佐助はテルを使いに出し自ら目を針で突き、春琴に呼ばれ手探り行き目が見えなくなり春琴の顔を見られなくなったと言った。
春琴は佐助に痛くなかったかと聞き、テルは佐助から春琴が見える世界が判ったと聞いた。
監督:金田敬
脚本:小林弘利
原作:谷崎潤一郎
出演者:斉藤工・長澤奈央・松田悟志・沢木ルカ・嶋尾康史・川島朋子・真日龍子・優木かおる
製作年:2008年
感想: 静と闇の世界から、何かを探す。
判る者がいるのかは不明だ。
語り手の少女には見えたのだろうか。
(2017/09/22)