鑑賞日記(2017/05)
- テルマエ・ロマエ
-
古代ローマは帝国でテルマエと言う公衆浴場を愛し、浴場設計技師・ルシウス(阿部寛)は設計が古いと職を失い、テルマエでルシウスは発想を考えると、突然現代日本の銭湯にタイムスリップし見るものが新しく驚き、漫画家志望・山腰真実(上戸彩)と会った。
ルシウスは古代ローマで目を覚まし、日本のアイデアで評判を集め、ルシウスは家庭風呂の希望で悩み現代日本にタイムスリップし家庭風呂に現れ小型風呂やシャワーを見て、真実は漫画を批判され落ち込みルシウスをインパクトのある主人公と考えた。
1月後にルシウスは古代ローマに家庭風呂を作り評判を得、皇帝候補・ケイオニクス(北村一輝)に呼ばれハドリアヌス皇帝(市村正親)に会い皇帝用浴室作りを頼まれた。
側近・アントニウス(宍戸開)から皇帝別荘に個室浴室設計を頼まれ、現代日本にタイムスリップし風呂会社で真実と会い見学し、トイレ機能に驚き部長(蛭子能収)に真実はくびになった。
ルシウスは皇帝別荘に個室浴室を作り、アントニウスがルシウスに皇帝の子がナイルで死にワニがローマで弱り、真実は田舎に戻り共同温泉で働き客(竹内力)と父(笹野高史)からルシウスが残したものが古代ローマの物で、母から真実は見合いを受けた。
ルシウスはタイムスリップしワニの檻に現れ、見合い中の真実が見つけて助け、ルシウスはワニの養殖と温室を見、ルシウスは真実と娯楽と露天風呂を見てローマに戻った。
ルシウスはナイル風テルマエを作り皇帝は喜ぶが外的が襲い、皇帝はケイオニクスを後継にし、民衆の心を掴むテルマエ作りをルシウスに指示したが嫉んだ技師に襲われた。
<以下、隠し字>
真実は古代ローマの歴史とラテン語を学び、ルシウスは温泉で目覚め怪我が炭酸泉で直る効力を知り真美と古代ローマに戻り、ルシウスは皇帝の依頼を断り戦地へ向かい、ルシウスは皇帝にケイオニクスを認めないと言い、命は助けられたが追放され温泉を見つけ、真実にアントニウスが外地に行くと言われたが史実と違った。
ルシウスはケイオニクスに失望し、アントニウスと相談し皇帝に戦地にテルマエ作りを言い、真実と湯治場を作り始めタイムスリップした父らとオンドル小屋を作り、戦死が病から回復し戦いに勝った。
真実と父らは日本に戻り、皇帝はアントニウスをローマに残しルシウスを称え、そして・・・・。
監督:武内英樹
脚本:武藤将吾
原作:ヤマザキマリ
出演者:阿部寛・上戸彩・北村一輝・竹内力・笹野高史・蛭子能収
制作年:2012年
感想: 歴史は技術を生み出してゆく。
初めて考えた者が、独創か模倣かは不明だ。
日本人の行動パターンも奇妙かも知れない。
(2017/05/05)
- 落下する夕方
-
坪田リカ(原田知世)はプールで溺れそうになり薮内健吾(渡部篤郎)に助けられた、健吾の先輩・柴田(中井貴一)のパラグライダー事故が気になったためだった。
リカは健吾と4年間暮らしていたが突然に別れを言われ、健吾は根津華子(菅野美穂)に一目惚れしマンションを出たがリカは部屋に留まった。
リカはアメリカンスクールに勤め、部屋は広く柴田の事故を思いだし、健吾に郵便物を届けマンションを訪ねると華子が居て帰り、美容師(阿知波悟美)にリカは髪を手入れをして貰い、和菓子屋の店主(岡本信人)にアルバイトの面接を受け老夫妻(村上冬樹・橋本菊子)に和菓子を渡すが不採用になり友人・涼子(国生さゆり)と電話していると、華子が訪ねてきて半額でルームメイトを提案し3人に完璧な解決策と言った。
リカと華子の共同生活が始まり、華子は一日中寝ていて健吾と住む理由は無いと言い、機織機を見たいとせがみ、華子は健吾を誘い3人で食事した。
健吾はマンションを訪ね、華子は出ていき何日も帰らない事もあり、混乱気味の健吾とリカは仲を近づける事は難しく、リカは生徒・重藤直人(田邊季正)と父・重藤(日比野克彦)と華子と過ごし、華子はリカに誰かのポケットで休みたいと言った。
リカは実家に戻り、母・坪田正枝(木内みどり)と父の墓に参った。
リカは戻り、図書館で健吾に会い華子との仲を心配し、直人から華子が家にいると聞き、華子はリカに寂しかったと言い、涼子はリカに誰も現実に向き合っていないと言った。
華子の父親・中島(大杉漣)がリカを訪問し不在で、リカと健吾が会い華子の事を聞かれ自分は仕事を休むと言い、悩む健吾にリカは寝ようとするが進展せず、戻った華子がリカに健吾が来ないなら自分で行けば良いと言った。
<以下、隠し字>
華子がリカを旅に誘い湘南の中島の別荘に行き、リカは華子が幼い頃に母に叱られたと聞き、祭りや海辺に出かけ、弟を足を麻痺させた過去を聞いた。
リカは先に東京に戻り、健吾と華子の帰りを待つが電話で翌日出かけ、中島から華子が死んだ様子を聞き、華子の葬式後にリカと健吾と中島は生前の華子の想い出を話した。
リカは涼子に電話し泣き、柴田の家を見舞い妻・亜紀子(川越美和)と娘・可南子(春名美咲)に会い、健吾を呼び出し部屋から引っ越すと言った。
監督:合津直枝
脚本:合津直枝
原作:江國香織
出演者:原田知世・渡部篤郎・菅野美穂・国生さゆり・木内みどり・中井貴一・大杉漣・阿知波悟美・岡本信人・村上冬樹・橋本菊子・田邊季正・日比野克彦・川越美和・春名美咲・浅野忠信
制作年:1998年
感想: 断片的な出来事の羅列で進行し、繋ぎ会わすか選別するか悩む。
華子の視点がはずしてあるのが原因だ。
終わりから話しが始まりそうにも感じる。
(2017/05/05)
- サマータイムマシン・ブルース
-
夏休み中の大学のグラウンドで「SF研究会」男子学生・小泉俊介(川岡大次郎)と甲本拓馬(瑛太)と新見優(与座嘉秋)とピッチャー石松大悟(ムロツヨシ)が野球をし、それをカメラクラブ女性部員・伊藤唯(真木よう子)が写真に撮っていた。
もう一人の女性部員・柴田春華(上野樹里)はグループ展にSF研顧問で大学助手・保積光太郎(佐々木蔵之介)の顔のアップを撮影した。
5人は銭湯へ行き新見が騒ぎ、薬局のマスコットを部室に運び、甲本は柴田を映画に誘おうと思い、部室で色々な連鎖反応でクーラーのリモコンが使えなくなり、リモコン修理を保積に頼むが壊し、甲本は柴田を映画に誘うが断わられ、伊藤の写真は迫力がなくテーマは笑いと言われた。
部室に見知らぬ男がいて去り見慣れぬ物体があり、タイムマシンのようで冗談で曽我をタイムマシンに乗せてレバーを倒すと曽我は機械ごと消え、再び曽我が戻りパニックで昨日に行ったと言い伊藤の写真に曽我が2人写っていて、本物のタイムマシンらしかった。
皆はタイムトラベル計画を話し、昨日に行き壊れる前のリモコンを取ってくる事になり、鉢合わせを避けて機械を外に出し、3人が昨日に行きリモコンを取る皆が帰り隠れた。
田村明(本多力)が「SF研究会」に来て25年後からタイムスリップして来たと言い、装置は突然に現れ自分が乗せられたと言い装置を探していて、3人が帰ってこないので町に出かけ将来の様子を聞き、田村は母の事を言い矛盾があり保積らが加わり議論になりタイムマシンは存在しないと証明し全てが消えると言った。
<以下、隠し字>
タイムスリップした3人は過去の自分を尾行し、4人が部室に戻ると機械とメッセージがあり、甲本と曽我が過去に行くと柴田と伊藤に会い、そこに新見が現れ多くの人に見られて益々混乱し、管理人が河童伝説を話すがタイムマシンらしく、99年前の沼から曽我が帰りリモコンは沼に落ち、入れ替わりリモコンを探しにタイムスリップし未来から取って帰り、明日に戻ろうとするが甲本が乗れず昨日で騒ぎが起こり・・・・・。
保積がリモコンの時代の移動を語り・・・、田村が未来に帰り、・・・。
伊藤は甲本に何も決められていると言い、田村が忘れたカメラを見つけると取りに現れ、昔母が使用したと言い、伊藤は柴田の未来の夫の名字が判ったと言い、・・・・。
監督:本広克行
脚本:上田誠
原作:上田誠
出演者:瑛太・上野樹里・与座嘉秋・川岡大次郎・ムロツヨシ・永野宗典・真木よう子・佐々木蔵之介・本多力・升毅
制作年:2005年
感想: タイムマシン・パラドックスを無視したコメディ。
話題に昇るが、展開は矛盾にみち、概略は不明。
感想も不明だ。
(2017/05/15)
- マイ・バック・ページ
-
1969年東都新聞社の「週刊東都」記者・沢田雅巳(妻夫木聡)は、1月間活動家らに接し、表紙モデル・倉田眞子(忽那汐里)に会い、先輩記者・中平武弘(古舘寛治)からもジャーナリストの前に人間と言われ、全共闘・唐谷義朗(長塚圭史)に取材し紛争時の逮捕状況を聞き思いだした。
1970年、安宅重子(石橋杏奈)と浅井七重(韓英恵)は行動派と理論派の議論を聞き、沢田がいる編集部に日曜に倉田が来て話し、中平からマスコミ利用の広報活動を聞いた。
1971年、沢田と中平は梅山(松山ケンイチ)と名乗る男に接触を受け、武力決起と群衆利用のゲリラ活動を聞き、中平は疑問を持ち、沢田は疑念もあるが部屋で話した。
左翼雑誌「東都ジャーナル」が方向転換になり、沢田はそこに入り中平と梅山と前園勇(山内圭哉)の対談企画を話し、沢田は倉田と付合い泣ける男が好きと言われた。
柴山洋(中村蒼)は共に暮らす浅井に文句を言い安藤が謝り、片桐(松山ケンイチ)は他の組織名でマスコミに近づいたと言い、飯島(あがた森魚)と沢田と梅山は警察は暴力と思われていないと話し、梅山は沢田に本格的に動き出すと言った。
梅山は自衛隊員から物資の協力を得たが、飯島に資金協力は疑問と言われ、柴山と安宅は資金調達を話し、沢田は梅山に本当の名を聞くとアジトの部屋を見せら、梅山は自衛隊員・荒川を脅して仲間に入れ、自衛隊の武器を奪う計画を進め駐屯地に入りこみ、翌日に「駐屯地で自衛官殺害」のニュースが流れた。
沢田は飯島から電話で梅山の様子を聞かれ、梅山に行動の証拠を求め金を渡し、社会部記者・津川(中野英樹)が派遣され取材したが殺人犯と通報すると言い思想犯という沢田と対立し、新聞編集部・白石(三浦友和)が結論を言った。
<以下、隠し字>
沢田は新聞社に警察通報の可能性を言われ、梅山は沢田に記事がいつ出るかと聞き逃走資金を要求し沢田は思想犯なら何を目指したか尋ねた。
沢田に中平が梅山こと片桐が捕まり沢田の名を出したと伝え沢田は証拠は捨てたと言い、片桐は武器調達のみで荒川が実行で前園が大元と言い、沢田は証拠隠滅を疑われ、編集部の沢田を倉田が訪れどちらもその場所が最後と言い、その後逮捕され・・・。
出所後に沢田は幾人かと出会い・・・・・。
監督:山下敦弘
脚本:向井康介
原作:川本三郎
出演者:妻夫木聡・松山ケンイチ・忽那汐里・石橋杏奈・韓英恵・中村蒼・長塚圭史・山内圭哉・古舘寛治・あがた森魚・三浦友和・中野英樹
制作年:2011年
感想: いまだに作られる大学闘争時代が背景。
思想と実行の差の認識に個人の意識差が多かった。
(2017/05/15)
- 探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点
-
札幌ススキノの探偵(大泉洋)の友達でパブ従業員・オカマのマサコちゃん(ゴリ)が手品を始めマジックコンテスト全国大会に出場する事になり、ヤクザが店の女に殴り込み探偵と相棒・高田(松田龍平)が止めて桐原組兄貴(松重豊)に連絡した。
マサコちゃんはコンテストで優勝し2日前に祝賀会を祝いその夜殺害され、部屋にバイオリニスト・河島弓子(尾野真千子)のCDがあり、探偵は女に夢中だったが振られた頃にも、マサコ殺害の捜査が一向に進んでいなかった。
探偵が町に戻り、ママ(篠井英介)から文句を言われ客引き・源(マギー)と松尾(田口トモロヲ)から政治家・橡脇孝一郎(渡部篤郎)を知り政界の闇に触れ殺された噂があり、探偵はイメージとは違う大阪弁の弓子から事件究明を依頼された。
探偵は桐原組(片桐竜次)らに橡脇組の先代の事を聞き後援会・進藤艶子(筒井真理子)を聞き、源や哲平(池内万作)や客引き(徳井優)から孝一郎の目撃を聞き、探偵は男(矢島健一)らに襲われた。
松尾から、たれ込み電話で探偵が容疑者になったと知り桐原組兄貴から橡脇組と反橡脇の花岡組とフリーの3者から狙われていると聞き、ママから徹(冨田佳輔)がマサコが孝一郎との付き合い聞き、その後徹が消えていた。
探偵と高田と弓子は徹の故郷・室蘭で会い男らに「ススキノから去れ」と脅されたと聞き、帰るが尾行車の男(波岡一喜)らに襲われて、弓子は謝罪会見した。
<以下、隠し字>
探偵と高田はサクラ(佐藤かよ)とママから襲われた連絡で行き喧嘩の末に橡脇を支持する市民と聞き、孝一郎が事件当夜にマサコに会ったと知り、探偵は進藤と孝一郎に会い、マサコと友人で会ったが周囲がそうと思わず、政治家の使命があると言った。
探偵は高田と弓子に孝一郎の刑事告発を言うが、弓子は別れを告げ、孝一郎の講演が大通り公園で予定され、哲平が探偵に孝一郎の文句を言いその矛盾から犯人と知り、逃げて車に轢かれ死んだ。
探偵は弓子を探すが行方不明で、松尾からマサコの過去を聞き大阪の妹の存在を知り、孝一郎殺害を狙う弓子を阻止し刺された。
監督:橋本一
脚本:古沢良太・須藤泰司
原作:東直己
出演者:大泉洋・松田龍平・尾野真千子・ゴリ・渡部篤郎・田口トモロヲ・松重豊・篠井英介・マギー・片桐竜次・徳井優・筒井真理子・矢島健一・冨田佳輔・波岡一喜・近藤公園・佐藤かよ・池内万作
制作年:2013年
感想: ユーモアハードボイルド探偵。
事件より、集団心理と歪んだ使命感と嫉みが主題だ。
仲間とは何かも主題だ。
(2017/05/25)
- 東京公園
-
東京の公園で家族写真を撮り続ける大学生・須田光司(三浦春馬)は亡き母親・杏子の影響でカメラマンを目指し、男から公園を散歩する女性と娘を尾行して写真を撮る依頼をされ依頼主は歯科医・初島隆(高橋洋)で、親友で同居人・ヒロ(染谷将太)にも話せなく、ヒロは光司の幼なじみ・富永(榮倉奈々)の元カレだった。
富永はヒロと別れてからも光司のバイト先でゲイのマスター・荒木(宇梶剛士)のカフェバーを訪れ、食物やDVD持参で家に出入りし、カフェバーには光司の義姉・美咲(小西真奈美)も通い、富永は親の再婚で兄弟になった光司と美咲を見ながら、好きなゾンビ映画を語った。
初島は光司と公園で会い、百合香(井川遥)がいてその後彼女と娘が東京の公園を散歩する写真を撮り、光司は富永か強姦されそうで深夜の清掃を止めたと聞き、家に度々来て懐かしい写真を見て昔の事を話し、マスターと美咲はマスターの亡き妻・明美の事を話すが光司は知らなかった。
光司は百合香らの写真を撮り続けるが、母が倒れた報せで美咲と両親(小林隆・長野里美)が住む大島へ行き、その夜美咲に光司は百合香のことを語るが美咲に好きかと聞かれ、その後富永のことを問われ光司は困り、公園巡りの理由を聞かれ夫婦だろうと美咲は言い、翌日光司は美咲と父に島を案内された。
戻った光司は富永から、美咲が光司を愛しているが駄目と自分に言い聞かせ別を探すか独りで生きると決めたと聞き、富永はチャンスと思ったが不発で、富永は光司と美咲の障害を除きたいと言った。
<以下、隠し字>
マスターは光司に美咲が光司を恋人の様に話すが、特別な事がないと結ばれないと思い、富永の素晴らしさを判る者は少ないと言い、光司は百合香の写真を撮っていると、富永に見つかり話すと地図を見て渦巻きで歩き、百合香と亡き母親が似ていてマザコンで、姉弟は他人の始まりと言った。
光司は美咲を訪ね、真っ直ぐ見たいと写真に撮り、悩む美咲も撮ると光司と抱きあい、光司は美咲が姉で良かったと言い、美咲は父に大島で住みたいと連絡した。
光司は初島に止めたいと言い、何故妻を疑うかと聞き、光司は百合香の行動が渦巻きと告げ初島はアンモナイトだと言い、妻子と写真に撮りあった。
富永が光司に引っ越し、頼れるのは光司だけと言い・・・・・・・。
監督:青山真治
脚本:青山真治・内田雅章・合田典彦
原作:小路幸也
出演者:三浦春馬・榮倉奈々・小西真奈美・井川遥・高橋洋・染谷将太・長野里美・小林隆・宇梶剛士
制作年:2011年
感想: やや歪んだ関係と入り組んだ関係。
その奥に気づかない事が隠れていた。
自分の事が一番判り難い事なのだろう。
(2017/05/25)