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鑑賞日記(2016/05)

上を向いて歩こう

少年鑑別所から集団脱走して逃げる河西九(坂本九)と左田良二(浜田光夫)は通りがかりの車を止めたが運転手・永井徳三(芦田伸介)は鑑別所を出た少年を自分の家で運送店をやらせ更生させていた。
家で永井紀子(吉永小百合)と会い、永井と久米刑事(大森義夫)を見て良二は逃げ、九は働いた。
良二はジャズ喫茶に行き以前に牧(梅野泰靖)に教わりドラマーになりたかったが、牧はヒロポン中毒で喫茶店の用心棒・松本健(高橋英樹)の助けで良二は徳三から金をもらいバンドボーイになれたが、健も徳三の世話になった事があった
運送店には仲間がいて歌い明かした九は遅刻し、紀子と足の悪い妹・永井光子(渡辺トモコ)と食事し、九はミスしては叱られヤクザに逃げ、紀子が向かいに来るが素直になれなかったが健が喧嘩を止めた。
光子は少し明るくなり、医者(木島一郎)は心の問題と言い九は光子を歩かそうとした。閉店後良二はドラムを叩き、ヒロポンに犯されドラムを叩けない牧に変わりバンドメンバー(杉江弘・久遠利三・柳瀬志郎・石丘伸吾)は良二に変わりをやらせたが牧は怒った。
<以下、隠し字>
健はノミ屋だが、大学の受験勉強をしていたが兄・正行は馬鹿にし、紀子が訪ね元気つけ自分ももらい子と言った。
牧はドラムを借金で取られ恋人・黒木恵子(高田敏江)の故郷へ帰った。
健は大学入試に合格し、妾の子の健は父親の愛情が得たかったが家族の態度は冷たく、紀子は健の兄を批判した。
運送店仲間はノミ屋から大金を取りドラムや色々なものを持ち帰り、九は良二の為にドラムを取りかえそうとボクシングで倒れるまで闘いドラムをもらった。
良二は金の為に九の新車を盗み事故を起こし、九は光子とドラムを載せ運び、健らが運送店に来て殴りあうが紀子が止め弱いから助け合うと言った。
良二は九が持ち込んだドラムを叩くが、九が怒りドラムを壊し、2人は殴りあうがやがてどちらも泣いていて、・・・・・・・・・・・・。


監督:舛田利雄
脚本:山田信夫
出演者:坂本九・浜田光夫・高橋英樹・吉永小百合・大森義夫・芦田伸介・渡辺トモコ・梅野泰靖・亀山靖博・平田大三郎・滝恵一・石川進・小島忠夫・林茂朗・木島一郎・杉江弘・久遠利三・柳瀬志郎・石丘伸吾
製作年:1962年


感想: 歌とスターとのコラボ映画。
鑑別所を出た少年が2つに別れた状態だが、食い違いと思いやりが混ざる。
助け合い気持が生まれるには時間がかかる。
(2016/05/10)

紅の流れ星

口笛を吹き加島組親分を射殺し東京から消えた杉浦五郎(渡哲也)は神戸へ行った。
五郎は関興業の用心棒になりバーで黒岩(谷村昌彦)と会った、五郎は宇須刑事(藤竜也)や加島の仇と五郎を狙う沢井(宍戸錠)は警戒していた。
五郎の弟分・竹越喜一(杉良太郎)が駒子(奥村チヨ)と踊り、関(山田禅二)と取引した宝石商・小島(山田真二)と会いユカリ(松尾嘉代)が五郎を好きだった。
小島が失踪し警察主任(木島一郎)に言われ宇須刑事は小島の婚約者・白川啓子(浅丘ルリ子)と話し、正式な取引先はなかった。
啓子は黒岩に聞いて関興業を訪ね五郎が会い、小島探しと聞いた五郎は啓子に興味を持ち連れ回し彼女を愛し始め、マダム(富永美沙子)のホテルに泊まらせた。
駒子が五郎をつける沢井に会い、五郎の弟分の竹越に沢井の事を話し、ひとりで沢井をモーターボートで沖へ連れだすが、竹越は逆に沢井に殺された。
五郎は啓子を宇須刑事に連れ六甲山麓の死体を見せると小島で、五郎は啓子と神戸を回るが宇須刑事から竹越が沢井に殺されたと知り、啓子とホテルに入るが啓子の誘いと竹越の仇に迷い仇を選んだ。
<以下、隠し字>
五郎は駒子といた沢井と対決し、沢井は加島組と関興業と言い射殺された。
マダムは五郎とユカリを海外に逃がす手筈を整えたが、関と幹部の田辺(杉江弘)がマダムに話し次ぎに宇須刑事が聞いた。
啓子は新聞を読み、五郎と会い海外逃亡を言われ、求愛を聞きながらユカリへの電話を聞いていた。
啓子は2人とも行けないと五郎に、警察に電話したと言い逃げないのかと言った。
宇須刑事ら警官隊に向い五郎は撃ち、逆に撃たれ崩れ落ちた。


監督:舛田利雄
脚本:池上金男・舛田利雄
出演者:渡哲也・浅丘ルリ子・松尾嘉代・杉良太郎・奥村チヨ・宍戸錠・藤竜也・富永美沙子・杉江弘・谷村昌彦・木島一郎・山田真二・山田禅二
製作年:1967年


感想: 生活に張りを無くした男が本当に惚れた。
しかし、弟分との順序は、男と女で違った。
(2016/05/10)

動物の狩り方

子供の藍沢美由紀(星絵里香)は父親・茂夫(木下ほうか)に追われ殺されかけた。
ある日、高校生の美由紀(能年玲奈)は森で気絶し、不思議な男(村田雄浩)に起こされ、男は去るが美由紀は後を付け鹿を殺している所を見た。
別の日に、高校の友達・大島昴(河口舞華)を残して早く高校から帰り、男を訪れ動物を狩る所を見たと言いついて廻り、小屋で話をし美由紀は山でないと落ち着かないと言い、動物を殺す気持や何故山で生活し始めたか聞き、罠で狩りをする方法を習った。
ある日、大島が帰る美由紀について来たが、美由紀は何も答えず狩りをした。
大島が帰り美由紀は人と話が上手に出来ないと答え、帰る美由紀に昔の父親が現れた。
翌日、男を訪ねると小屋が潰され居なくなっていた、美由紀が大島に聞くと警察に伝えたと言い美由紀は怒った。
<以下、隠し字>
美由紀が再度、小屋に行き男に謝るが気づくと死んでおり、男が残したノートを見た美由紀に狩猟道具を譲ると書いてあった。
別の日に、美由紀は花を供え、動物の罠と獲物を回収した。
簡単に動物が殺せると知った。


監督:森英人
脚本:森英人
出演者:能年玲奈・河口舞華・木下ほうか・星絵里香・村田雄浩
製作年:2011年


感想: 短編故に幼少の時代が十分に表現出来ていないがなぜ死に興味を持つかは予想される。
食べる為に狩りをする男に興味を持つ。
それが友?に奪われて、実際に動物を自分だけで狩って見ると・・・。
(2016/05/20)

首領の道2

巨大組織・狩野組の追っ手をかわし続ける、連城組三代目組長・連城恭次(小沢仁志)の片付けを策した狩野組四天王・若槻(堀田眞三)はついに恭次の命に2億円を懸けることにした。
恭次は兄貴・佐伯(哀川翔)と若槻の懐・歌舞伎町の鮫津慎也(加納竜)の部屋を襲って潜り込むことに成功しそこには手下・健と女・裕子(本城さゆり)がいた。
兄貴分・原口が集金に来るが、慎也は女と裏切って味方すると言い、原口を殺し自分の指を噛みきった。
若槻組には賭場があり、慎也の名詞を持ち女と出かけた恭次ははじめは負け、次から勝ち始めたが賭場はいかさまをはじめ、それを見破った。
恭次は儲けた金で事務所を開く事を決めるが、慎也が裏切り恭次を襲うが裕子が裏切り拳銃で撃ち殺した。
恭次は原口と慎也の同士討ちにさせ、昔の仲間を集め事務所を開き、セキュリティを設置した。
<以下、隠し字>
権藤は新しい連城組事務所に攻撃を仕掛けてきたが失敗し、総攻撃を計画し児島会が殴り込むが失敗し恭次が潰し権藤は裕子を襲い恭次を呼ぶが裕子が権藤と相撃ちになった。
若槻は狩野組をまとめきれなく、連城組の総攻撃を計りセキュリティを壊し乗り込んだ。1月後若槻の襲名式に恭次が乗り込み、若槻を刺し殺した。


監督:辻裕之
脚本:本田幹祐
出演者:小沢仁志・哀川翔・中野英雄・加納竜・堀田眞三・本城さゆり・岡崎二朗
制作年:2012年


感想: 連続物を途中から見ると流石に分かり難い。
死ぬ・殺されるために登場する人物がほとんどというドラマだ。
(2016/05/20)

地下鉄(メトロ)に乗って

子供の真次は兄・昭一といると父が急に帰り、母に暴力をふるうのを見て2人メトロに出かけた。
営業マン・長谷部真次(堤真一)は父が倒れた知らせを弟・敬三から受けたが母の葬儀に来ない父と高校卒業と同時に縁を切り以来会わず、駅で教師・野平啓吾(田中泯)と会い真次は今日が兄の命日と気付いた。
父と兄を想いながら電車が来ない地下道を歩く真次は、前の男が生前の兄に見え後を追い地下道を出ると東京オリンピック前の昭和39年の東京だが、電話をすると現代に繋がり、真次は小沼啓の自転車を見つけパチンコ屋で小沼昭一(北条隆博)に会い、父の愚痴を話し家の前で別れるが今日は外に出るなと言った。
真次は社の岡村(笹野高史)に体験を話すと岡村と恋人・軽部みち子(岡本綾)以外に話すなと言われ、タイムスリップで変われ無く良かったと言われ、父・小沼佐吉の見舞いに行けと言われ、みち子は真次の父の名を初めて聞き自分も名字が違ったと言われた。
真次は終戦直後の昭和21年の東京へと誘われ、闇市でアムール(大沢たかお)と会いポン引き手配で連れられる軽部みち子に会い、アムールの店で酔って倒れ目が覚めるとみち子がいてアムールに助けられたと言い、真次は現代に戻り敬三と会った。
真次は昭和21年の東京へ戻り、アムールと米国人との砂糖の密売でお時(常磐貴子)に出会い、警察が来て中止になったが芝居で、お時も仲間だった。
警察の手入れで逃げた真次は戦時下の昭和に行き、戦地に向かう兵士を乗せた銀座線で若き日のアムールを見つけたが肩のタスキに「祝出征・小沼佐吉(大沢たかお)」の文字があり彼は真次が縁を切った父親だった。
真次は現代の世界に戻り、母・長谷部民枝(吉行和子)と妻と父の収賄容疑のニュースを見て母と父の戦争時の話をし、真次は満州で一人残って皆の為に闘う佐吉の姿を見た。
<以下、隠し字>
現代で真次はみち子と会い生きてて良かったと抱き合い、二人で過去の時代に戻ると兄・昭一が電話で母が死んだ父の代わりに佐吉が育てたと言い、兄が事故死するのを見た。
みち子は真次を誘い、バー・アムールに行き老いたお時と会い、同じ様にしか生きられないと言い、佐吉が店に来て酒に溺れ真次に3人の息子の話と夢を話し兄の死を悔やむ姿を見て、真次は昭一は幸せだったと言い、佐吉はお時のお腹の子をみち子と呼び2人で行く末を喜び話合い、みち子がお時に、母と好きな人を比べて良いかと聞くとお時は親は子供に何も求めないと答えた。
現代に戻った真次は会社でみち子と会い、電話連絡で父・佐吉と会った。
真次は敬三と母と佐吉の墓参りをし、敬三から佐吉が会社を始めたきっかけを聞いた。


監督:篠原哲雄
脚本:石黒尚美
原作:浅田次郎
出演者:堤真一・岡本綾・笹野高史・田中泯・北条隆博・吉行和子・常盤貴子・大沢たかお
制作年:2006年


感想: タイムトラベルが出ると辻褄が合わなくなる。
出来れば現代で過去の事実を知る展開が良いのだろうが難しいのだろう。
父や母等の自分の知らない事を知るのは望むのか。
(2016/05/30)

ベロニカは死ぬことにした

図書館勤務のトワ(真木よう子)は、退屈な人生がいやになり薬の多量摂取で自ら命を絶とうとし、風変わりなサナトリウムで目覚めた彼女に看護師(片桐はいり)は地獄に来たならちゃんと死ねと言い、食堂では皆が好きな事を言っていた。
院長(市村正親)は医師(田中哲司)に初診の楽しみを奪うなと言い、トワに医師は質問し答えないと脳障害かと言い、トワは院長に死ぬ事を決めたと質問したら結果を知るべきと言い心臓が弱り「あと1週間から10日間の命」と宣告した。
私は狂っていないというトワに、精神病院の看護師は皆がそう言うと答え、ルームメイト主婦・サチ(中嶋朋子)は何故狂っているか説明し自分も狂っていると言い、それを婦長(荻野目慶子)が聞いていた。
院内は、風変わりな人々が隔絶された世界ですごし朝食を食べ、婦長は太陽に当たろうと言い、サチは睡眠薬を探しているなら元・弁護士ショウコ(風吹ジュン)に相談せよと言った。
皆がトワの言葉に過剰に反応するが言葉を失ったクロード(イ・ワン)だけはトワに共感し、ショウコはクロードにトワを心安らかに逝かせようと言い、院長はトワに自由に過ごし楽しかった事を思い出せと言い自殺の理由を聞き若いと言い、トワは失ったものは戻らないと答えた。
ショウコがトワを外に連れだし弁護士だったと言い、薬局に行き次ぎに映画館に行きパニック症候群になり離婚・解雇後に病院に入ったと語った。
トワは病院で睡眠剤中毒を克服できない患者を見、紅子(淡路恵子)らは病院に居続ける事を話し、サチはトワに過去の男の遍歴を語りそのうち変になったと言い、婦長は勤務時間が終わったとウォッカを飲み腕の自殺傷を見せた。
<以下、隠し字>
トワの母・京子(多岐川裕美)が来たがトワは会いたくないと言い、院長は京子に未遂だが遅れれば手遅れだと答え1人暮らしの時期を聞き、京子はトワがピアノ奏者を目指し出来るだけの事はしたのでトワが判らないと言った。
トワは母の夢を叶えられなかったと暴れ気を失うクロードが医者を呼び、目覚めたトワにクロードが声を出したと驚き、皆が楽しい事が沢山あると言い、トワは最後の恋人クロードに本当の自分を見つけたいと言い、迫った死がきっかけにして退屈だったトワの人生に生きる望みが生まれはじめた。
トワの質問に院長は命は24時間以下と答え、トワはクロードの絵を見て、二人で外に出かけ楽しみ・・・・・。


監督:堀江慶
脚本:筒井ともみ
原作:パウロ・コエーリョ
出演者:真木よう子・イ/ワン・風吹ジュン・中嶋朋子・荻野目慶子・片桐はいり・田中哲司・多岐川裕美・淡路恵子・市村正親
制作年:2005年


感想: 再生のドラマ。
判り易く落ちのあるドラマにする必要は無かった。
主人公より重傷は多そうだ。
(2016/05/30)

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