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鑑賞日記(2016/03)

星ひとつの夜

コンサートホールの清掃員・野々山廣治(渡辺謙)は現金の入った忘れ物のコートを届けるために青年・岩崎大樹(玉木宏)の高級マンションに行くが謝礼を堅く断り、翌日岩崎が清掃中の野々山を訪ねて1割を渡そうとして断られるが興味を感じた。
野々山は、11年間の刑務所から仮出所中で保護司・内藤彰介(井川比佐志)とその妻・文子(赤座美代子)には度々会い青年との事も報告した。
野々山は孤独にひっそりと暮らしていたが、岩崎に何かを感じ再び会いに行くが広い部屋と豪華さに驚き、人には思いがけない理由があると語った。
岩崎の恋人・宮下奈津(国仲涼子)が野々山を訪れ謝礼を渡そうとするが断ると、岩崎の事を色々と語り部屋に入れてくれなくそこはある重役の留守番だといわれたと語った。
野々山は岩崎が何かを隠しているが、自分は他人に関わる余裕はないと言うと、岩崎は隣室のコンピュータを見せて、株式取引で90億円もの資金を動かすデイトレーダーだが、大金を手にした後は友達は離れていき、近ずくのは怪しい者ばかりで孤独になったがやめられなく、宮下奈津も態度が変わるのが怖くて自宅に呼べないと言った。
家族の事を聞いた野々山は岩崎の母・岩崎由江(いしだあゆみ)に会い岩崎に言わず勝手に来たというと、母は「株取引を止めさせて」と懇願され多すぎる金を持つのは良くないと言った。
岩崎は野々山に母に黙って会った事を問いただし判っていてもやめられないと言い、そこを同僚の池尾憲一(笹野高史)に見られた。
野々山が岩崎を訪ねると奈津を部屋に呼び金額以外は本当の事を話したと言う、2人で食事をしていると、野々山の同僚という池尾憲一から野々山が「11年の懲役帰りの殺人犯」だと言ったと野々山に聞いた。
野々山はそれを認めたが、近づいたのは何も目的はなく、本当は殺人はしていないが過ぎた事と言い、野々山は池尾を責めると嫉妬だと言った。
<以下、隠し字>
野々山の部屋に岩崎と奈津が事情を聞きに来て、野々山は12年前に起きた事を打ち明けた。
岩崎は私立探偵を雇い、野々山と娘・佐伯美紀(福田沙紀)と突然に会わせ、驚きながらも2人は話した。
野々山は保護司・内藤にその事を話し、岩崎に娘にまた会いたいからと代金を返し、金の使い方はその内に判ると言った。
岩崎は奈津に、野々山の冤罪を晴らしたい・人間に関わりたい・幸福だから他人の役に立ちたいと語った。


監督:田島大輔
脚本:山田太一
出演者:渡辺謙・玉木宏・国仲涼子・井川比佐志・赤座美代子・笹野高史・福田沙紀・いしだあゆみ
制作年:2007年


感想: 理由が違うが孤独な2人が主人公だ。
違う理由で他人から距離を取るが、互いに相手の孤独を減らしたいと考える。
特殊な事情と年齢差ながら、信じ合い相手が気になって行く。
(2016/03/01)

劇場版 SPEC~天~

2014年11月、正気雅(有村架純)は野々村光太郎(竜雷太)の手紙を廃墟で読んでいた。2012年9月、漂流クルーザー内で乗客全員がミイラ化死体で発見され、未詳に持ち込まれ書類をハッキングした当麻紗綾(戸田恵梨香)は「シンプルプラン」の質問をするがそれはSPECホルダー対策が様だった。
当麻と瀬文焚流(加瀬亮)は捜査を始めSPECホルダーが狙われたと考えた。
瀬文に志村美鈴(福田沙紀)が電話で助けを求め、駆けつけた2人は内閣情報調査室特務班と会い、1人は瀬文の元恋人・青池里子(栗山千明)で瀬文は青池に1人娘の潤がいて自分の子ではないかと疑った。
美鈴は影の支配者・御前会議の「シンプルプラン」を偶然知り狙われた様だが、野々村は未詳で身柄を預かった。
未詳に死んだはずのニノマエ(一十一)(神木隆之介)=当麻の弟が現われ、当麻を自らのSPECホルダー組織へ誘うが当麻は断わり、ニノマエは前にスカウトしていた美鈴を連れ去るが、美鈴は当麻に「ファティマ第三の予言」を阻止してと言った。
ニノマエと伊藤淳史(伊藤淳史)は御前会議のメンバーを殺害し犯行声明を出した。
野々村は当麻と瀬文に御前会議事件の映像を見せて内閣情報室へ行き、公安零課・津田助広(椎名桔平)が緊急会議で対策の指揮をするが、マダム陽(浅野ゆう子)と伊藤淳史を仲間にしたニノマエは警視総監(麿赤兒)と潤を人質に取り体制側を脅した。
当麻・瀬文・青池を残し、チームは御前会議の会場の敵を襲うがマダム陽のSPECに阻止された。
当麻はその映像から習字と思考で対策を考え、マダム陽を倒すが瀬文と青池は重傷で当麻の左手のSPECが暴走を始めた。
当麻・瀬文・野々村に3人組の馬場香(岡田浩暉)・鹿浜歩(松澤一之)・猪俣宗次(載寧龍二)が協力参加し津田が対策会議を行っていると、ニノマエの居場所を知らせる美鈴からの携帯電話がかかり銃声と共に途絶えた。
当麻は成功1%のプランを提案して津田はその実行を決め準備し、当麻はSPECに対する複雑な思いに悩み、気付いた瀬文と当麻は銃を向け合うが撃てず野々村は「刑事魂」を説いて励ました。
<以下、隠し字>
当麻のプランで対策チームはニノマエのアジトを襲撃し、津田の自爆で屋敷は破壊され、当麻はニノマエの正体が弟のクローンと暴き、ニノマエと伊藤淳史に仕掛けた罠を行った。
伊藤淳史は降伏しニノマエは死亡し、瀬文は瀕死になるが病室で息を吹き返した。
だが、ニノマエのクローンが多数現われ、謎の白い服の青年も現れ、・・・・。
多くの謎を残して、・・・・。


監督:堤幸彦
脚本:西荻弓絵
出演者:戸田恵梨香・加瀬亮・福田沙紀・栗山千明・神木隆之介・竜雷太・伊藤淳史・有村架純・椎名桔平・浅野ゆう子・岡田浩暉・松澤一之・載寧龍二・麿赤兒
制作年:2012年


感想: テレビ放映のシリーズと、特別篇に続く形の内容だ。
実際は、シリーズの後半3回ぐらいと特別篇を見ていると細かいギャグやキャラクターが判り、より楽しめる。
本編は、シリーズの終わりから2回目くらいからの違った形で再度という感じだ。
そのため、本編のみでも一応は終結の形はある。
先のテレビ放映のシリーズと特別篇と同様に謎を残した終わり方で、またの続きを暗示した。
(2016/03/01)

成熟

山形県庄内平野の鼠ケ関はみこし流しの行事があり言い伝えがあった、「みこしを担いで海に入る男の濡れた体は将来を誓い合った娘以外は拭いてはならない。
体を拭いた娘と拭かれた若者が結婚しないと竜神の崇りで不幸になる」というものだった。
祭りの日に農業高校写真部員・加納ゆう子(関根惠子)は写真部長の桂教師(早川保)に会い被写体探しに夢中で、伝説を信じないゆう子は見知らぬ青年・笹尾隆二(篠田三郎)を拭き、桂は元教え子の浜奴(赤座美代子)に体を拭いて貰い、隆二はゆう子を知らなく言い伝えも信じない水産高校生だった。
隆二の父・笹尾吾助(伴淳三郎)は千鳥(深沢裕子)からゆう子の事を農家の跡取りで婚約者もいると知り、ゆう子は親の決めた婚約者には納得していなく写真部先輩・田辺茂(小野川公三郎)から文句を言われるが桂はライバル意識の相手が違うと言い、同様に隆二も水産高校で文句を言われた。
伝説を信じる吾助は、ゆう子の家を訪れ嫁にくれと頼むが農業のゆう子の両親・加納徳一(近藤宏)・咲江(目黒幸子)からゆう子に婚約者・坂井正夫(菅野直行)がおり跡継ぎがいると断わられた。
正夫は小谷ミキ(八並映子)から誘われるがいくじがなく、ゆう子と隆二はクラスメイトから冷やかされた。
正夫とゆう子が海で水着で遊んでいると隆二が隠れて写真を撮り、学生写真コンクール審査員の宣伝課長・木内(青空はるお)が写真屋で見た隆二が撮ったゆう子の水着姿写真をほめ、騒ぎにゆう子は隆二宅に文句を言いに行き、吾助の料理を手伝い、吾助は死んだ妻を思い出した。
鶴岡市の天神祭り(お化け祭り)は顔を布で隠し見物人に酒を飲ませる祭りで、昼間から酒で酔った正夫は若い娘をゆう子と感違いして抱き、ゆう子と隆二は誰かに呼び出され隆二は1日だけの付き合いを頼むが、町中にゆう子が隆二の子を妊娠した噂がたち両校生徒やゆう子の両親や吾助まで噂を信じた。
ゆう子は千鳥・浜奴に相談すると妊娠と無関係と言われ、デマが拡がる街に嫌になり好きと隆二に言われ東京へいく決心をしたが、翌朝ゆう子は田に秋うんかを見つけ放置出来ず、駅で隆二に伝え駆落は中止した。
<以下、隠し字>
写真コンクールの審査でゆう子と隆二が優勝候補になるがゆう子は応募作品を取り下げ、これを聞いた隆二も辞退したが、両校の対抗意識で大混乱になり桂が止めるが喧嘩が始まった。
正夫が止め、ゆう子は妊娠は嘘と言うと、小谷ミキが祭りの夜に正夫に抱かれゆう子と隆二の噂を流したと告白した。
正夫とミキ、ゆう子と隆二という2組が出来て、これからは複数の農家が助けあって行くべきと言って桂教師は乱闘の責任を取り東京に発ち、・・・・・。


監督:湯浅憲明
脚本:高橋二三
出演者:関根惠子・篠田三郎・菅野直行・八並映子・伴淳三郎・早川保・近藤宏・目黒幸子・赤座美代子・深沢裕子・小野川公三郎・青空はるお
制作年:1971年


感想: 高橋惠子が関根惠子時代のアイドル映画だ。
ちょっと背伸び風の青春映画の作りだが、山形のいくつかの祭りを取り入れている。
そして、農業高校と水産高校とそれぞれの家庭の跡取りの事情と、問題の未来の解決をテーマに含ませるに成功している。
(2016/03/11)

おさな妻

黛玲子(関根惠子)は女子高生だが、母が危篤で石垣教師(福田豊土)と駆けつけるが病気で亡くなり、みなし子になり伯母・静江(近江輝子)の家に引き取られた。
静江は高校に通わせたが、静江の息子・淳一(炎三四郎)は妙な眼で玲子を見て、静江の留守中に女友達・明美(桜井純子)を妊娠させても無視し、玲子に乱暴した。
玲子は母・文子(坪内ミキ子)を思い出し、家を出る決心で町を歩いていると声をかけたのは吉川(新克利)と、高山由紀子(渡辺美佐子)という売れない舞台女優だった。
玲子は伯母・静江に家を出たいと話して、由紀子の紹介のアパートの一人暮しを始め、再会した幼稚園時代の先生の紹介で通学のかたわら保育園でアルバイトを始めた。
園児たちは玲子になつき、母の無い・まゆみ(佐藤久里子)は玲子を慕い、父は建築士の吉川で、吉川と玲子は3人で食事や買い物と身の上話をした。
まゆみの誕生日に訪問した玲子は、まゆみに母になってと言われたが、吉川は玲子を女生として見ていると言われ、好きだがどちらか判らなかった。
玲子は吉川の設計したバーに連れて行ってもらい、作詞家・滝沢喜久子(真山知子)と出会い吉川をパーティに誘い、送り際に吉川は玲子に結婚を申し出た。
吉川の求婚に、玲子は石垣教師に相談し全部するのは大変と言われ、高校生の立場と吉川との年齢の開きに悩み、アパートのミドリ(藤道子)の部屋に男と女が押しかけ、玲子はアパートがいやになり吉川の家に行き、結婚に合意し式をあげた。
玲子と吉川は新婚旅行に行き、玲子は不安と母の自覚を感じ、初夜に不安を感じながらも結ばれた。
玲子は高校で家庭で苦労が多く、親友の瀬上和子(八代順子)や井村友子(三笠すみれ)は親切だが反発する意見もあり、玲子はまわりの世界がどんどん変わると感じた。
喜久子から吉川に電話が入り、吉川はまゆみを甘やかすなと言った。
喜久子は強引に吉川を誘い昔の事を話し、吉川は昔は求婚を断られたが、今は家庭を壊さないで欲しいと言った。
<以下、隠し字>
玲子は吉川のワイシャツの口紅から喜久子を知って会うと、喜久子は始めて玲子を嫉妬したと言い、吉川を職場で見た玲子は大人の複雑さに悩んだ。
吉川は帰宅しない玲子を心配し、玲子は由紀子に結婚を後悔し無理だったと話し学校も休むが、由紀子が吉川を呼び出した。
吉川の説得を拒んだ玲子だが、由紀子から愛しているなら帰る時期を間違えるなと言われ、やがてまゆみと吉川との生活にもどっていった。


監督:臼坂礼次郎
脚本:白坂依志夫・安本莞二
原作:富島健夫
出演者:関根惠子・新克利・坪内ミキ子・佐藤久里子・渡辺美佐子・真山知子・福田豊土・近江輝子・炎三四郎・桜井純子・八代順子・三笠すみれ
制作年:1970年


感想: 最近でも時々見かける設定だが、コメディや秘密の世界は全くない。
高校生が一人で世の中に出て行く過程で、歳の離れて子供のある男性と結婚する。
その時々の、障害や色々な悩みを描いて行く。
甘くはないが厳しい現実を乗り越える姿を描く。
(2016/03/11)

ディスタンス

カルト教団・真理の箱舟が無差別殺人で5人の実行犯が教団に殺害され教祖も自殺した事件から3年後の夏が来て、加害者遺族・きよか(夏川結衣)と勝(伊勢谷友介)と実(寺島進)と敦(井浦新)の4人は、命日に駅に集まり車で山間の湖に行き祈った。
しかし停めた車が盗まれ携帯電話の圏外で困ると、元信者の坂田(浅野忠信)に会い実行犯の潜伏したロッジに行き一夜を明かし過去を想い出した。
予備校教師のきよかは、理想の教育を追求し自分も誘った夫・山本環(遠藤憲一)を想い出した。
学生の勝は、兄(津田寛治)が来て医療で魂を救うと話し翌日出家の時を想い出した。
建設会社に勤務の実は、妻(平岩友美)が高校の後輩・宮村(杉村蝉之介)と来て教団へ行くと告白し、話し会える仲間がいると笑って話し、現実から逃げたと責めた日のことを想い出した。
きよかは、敦が姉・夕子(りょう)の残したものを見つけたと聞き、自身の思い出と仲間達の生活や何を話したのか想像し遺族の現在の生活を語りあった。
菊間刑事(中村梅雀)から、きよかは遺体は見つからず灰も湖に撒かれたと聞き、実は妻が2度子供を堕ろしていると教えられ、敦は姉・夕子(りょう)は花が好きと答えた事、花屋で働く敦は夜と昼の間のサイレント・ブルーについて夕子と語ったと想い出した。
<以下、隠し字>
坂田は遺族に故人たちの様子と計画の決心や実行や成功が大事かを話した事や皆が同じ気持ちならと話した事を告げ、かって菊間刑事に坂田は自分には理解出来なく逃げ、菊間は教祖の死は好都合と言われた。
一夜明け迎えが来て、電車で坂田は敦に夕子の弟かと聞き東京で5人は1年後の再会を約束した。
数日後、老人ホームのヘルパー(木村多江)から田辺は亡くなり訪れた敦は誰かと聞かれた。
かって、菊間刑事から敦も花屋かと聞かれ影響は受けていないと答えていた。
敦は、湖に行き写真を焼き、父さんと言い桟橋を燃やした。


監督:是枝裕和
脚本:是枝裕和
出演者:井浦新・伊勢谷友介・寺島進・夏川結衣・浅野忠信・りょう・遠藤憲一・中村梅雀・津田寛治・木村多江・杉村蝉之介・竹花梓・平岩友美
製作年:2001年


感想: 顔の無い死体の複数と隠れたひとつ。
自然光の撮影が奇妙な雰囲気だ。
語れなかった人物がかなりいる。
(2016/03/21)

セカンドバージン

中村るい(鈴木京香)は重傷の・鈴木行(長谷川博己)を病院で世話するが3日も目を覚まさず、3日前に中村るいはマレーシアで偶然に鈴木行と再会したが誰かに目の前で撃たれ、取調官は行を中国人のヤンと呼び、るいは5年前に東京で恋人同士と答えたが、行は大きな病院への移送も出来ない状態で、るいは過去を想い出した。
5年前、るいは出版業界の専務だったが突然に行は姿を消し、行はるいより17歳年下の妻・万理江(深田恭子)からも何も知らないと聞いた。
8年前にパーティで金融局長(北見敏之)から証券会社に移った行を紹介され、るいは本の出版を熱心に薦め連絡先を聞いた。
目覚めた行は、るいが誰か判らなかった。
8年前に出版した本は当たり行はマスコミに有名になり、るいは担当者(田丸麻紀)と共に行に新しい企画を示し会い、行が積極で恋愛関係に進むが、るいは多くを望む事に躊躇し別れた元夫の次のセカンドバージンで年下の行は冒険だった。
るいはそこで別れておれば、行が撃たれる事も無かったと思ったが、るいと行の恋愛関係はその後進んだ。
行はるいを想い出さず部屋から追い出し、万理江に外務省から連絡が入り、現地警察が行を尋問するが、何も答えなく警察は中国マフィアに利用されたと言った。
5年前、東京地検が鈴木行を金融法違反で逮捕して裁判で有罪になり、るいと行と過ごし転落した行も好きと言ったが、行は全てにもるいにも荒れていた。
<以下、隠し字>
るいは行の看護士の若い女性(ヌル/エルフィラ/ロイ)と食事をし、自分も同じように人を愛せるかと聞かれ、過去を想い出して涙くむが外務所員と万理江が来て、るいが行の人生を狂わせたと言い、るいと万理江は相手を責めるが、万理江は傷を見て部屋を出て、現在の自分の生活を話し金を残して去った。
行はるいに中国マフィアの事を話しるいは強いと言い、るいは行に会ってからはそうでないと答え、行は空っぽで一人で死にたいと言い、るいはヤンを知っている子供を探し猫の名がレタスと知り戻ると行からもう一度抱きたいと言われ応じ、るいは真に近づけないが忘れない事はでき、それは勝利と答えた。


監督:黒崎博
脚本:大石静
出演者:鈴木京香・長谷川博己・深田恭子・北見敏之・田丸麻紀・ヌル/エルフィラ/ロイ
製作年:2011年


感想: 過去のフラッシュバックの多用だが、国と行の地位の違いで迷わない。
行の理解は難しいが、テーマの愛の形は理解は難し過ぎる。
(2016/03/21)

恋するナポリタン 世界で一番おいしい愛され方

イタリアン・シェフ・田中武(塚本高史)は、グルメライター・佐藤瑠璃(相武紗季)から交際中の一流イタリア料理店オーナー・水沢譲治(市川亀治郎)にプロポーズの返事をする前に武にも電話したが留守電で、瑠璃のメッセージを聞いた武が駆けつけると瑠璃と先輩シェフの水沢がいて、武が想いを伝えようとした時、ピアニスト・槇原佑樹(眞木大輔)のアクシデントに巻き込まれた。
1月後に奇跡的に気がついた佑樹は1人が死に、槇原聡史(市川知宏)と会うと逆行性記憶喪失だが武の記憶があり料理を始め、異母兄弟の槇原仁子(真琴つばさ)は驚いた。
水沢は瑠璃に武の死後待っていたが返事を求め、瑠璃は武が何か判らず友達としか言えなく、水沢はあの日武が瑠璃に何かを伝えたかったと思っていた。
佑樹と仁子は、瑠璃に会うと謝罪も父・槇原佑一郎(北大路欣也)から金を渡されたが何もいらないと言われ、佑樹は瑠璃に好きだった筈と武の写真を見て自分だと思った。
佑樹は聡史に幼少の記憶からナポリと呼ばせ料理を教え、南紀白浜で食材取りに誘い、幼少の瑠璃(秋月三佳)と自分・武(岡山智樹)を度々想い出した。
佑樹は聡史に別人になった様だと言い、ピアニストだった事を思いだすと気を失った。
瑠璃と武は料理を作る関係だがそれ以上は判らなく、瑠璃は水沢とデートというと武は自分で考えろと言い、飛降り自殺した佑樹の巻き添えで武は死んだ。
医師(茂木健一郎)は仁子に佑樹は死んでいてもおかしくない状態と説明した。
佑樹は武の店に行き、瑠璃に咎められると店を借りたく、瑠璃は佑樹が武の記憶を持っていると2月貸し、店が再開し前のシェフと同じ味だった。
編集長(紺野まひる)から取材を頼まれた瑠璃は店を取材し、佑樹は記憶を語り同級生に料理を作ってから人に食べさせるのが喜びになったと語り、佑樹は瑠璃が好きと言うが、瑠璃は受け入れ無く、水沢は涙を流す瑠璃を受け入れた。
<以下、隠し字>
水沢と瑠璃の披露宴で、佑樹に料理を作らせ水沢は武の様なシェフに料理を頼みたいと思っていたと語り、最後に新婦にみにナポリタンが出され、それは武と約束だったと想い出した。
武を探しに出た瑠璃に武はあの日に最初にお祝いを言いたかったと言い、倒れた佑樹は記憶が佑樹に戻りお祝いを言って去った。
佑樹と聡史は芝居でも瑠璃が信じると語り、佑樹は本当に倒れた。
水沢と瑠璃はナポリに移住し・・・・。


監督:村谷嘉則
脚本:鈴木勝秀・渡辺雄介
オリジナルストーリー:川上徹也
出演者:相武紗季・眞木大輔・塚本高史・市川知宏・真琴つばさ・北大路欣也・秋月三佳・市川亀治郎・岡山智樹・茂木健一郎・紺野まひる
製作年:2010年


感想: 不思議な幼馴染みと、記憶喪失のコピー人間。
最後に言いたかった事は何か。
友達に近いが少し違う関係の行方は。
(2016/03/31)

余命1ヶ月の花嫁

イベントコンパニオン・長島千恵(榮倉奈々)は展示会場で赤須太郎(瑛太)と出会い、千恵は太郎から正式に交際を申し込まれたが千恵は答えられなかった。
交際を始め、太郎は千恵に千恵の父・長島貞士(柄本明)に会い、父娘の三味線演奏を聴き、母・昌代が死んでいると聞いた。
千恵は乳ガンと診断されていて、胸の切除が必要で好きだから言えなかったと太郎に別れを告げ、千恵は後悔すると言い手紙を残し入院した。
太郎は貞士を度々訪れるが千恵の行く先は教えなかった。
千恵は屋久島にいたが、太郎が捜してきて一緒に帰ろうと言い、千恵は太郎に切除した胸を見せ一人で生きると言うが、太郎と千恵は変わらないと約束した。
千恵は再び太郎と暮らし、千恵は花子(安田美沙子)とかつらと髪が伸びたと話したが、千恵のガンが再発し入院して、千恵の叔母・加代子(手塚理美)が来た。
太郎は父・赤須敏郎(大杉漣)と母に千恵と一緒にいると言うが、いつか支え切れなくなりその時辛いのは千恵だと言われた。
太郎は千恵の病室に泊まるが、太郎と貞士と加代子は医師から千恵の余命があと1ヶ月と告げられ、千恵には言わないと話しあった。
千恵は太郎を家に帰し、有給で休んで来た太郎に仕事は普通にするように言い、気分が良い日に一時家に戻り墓参りした。
千恵はテレビ局の岡田(津田寛治)と奥野(田口トモロヲ)に取材して貰い、若い乳がんは情報が少なく今の自分に出来る事は少ないと言い、太郎は反対するが加代子は千恵は余命を判っていると言い太郎は取材時間を制限し、自らも質問と撮影した。
<以下、隠し字>
太郎は花子に、千恵にウエディングドレスを着せたいと相談し、千恵にウエディングドレスを着て写真を撮ろうと話し、誰にも気を使わず我慢しなくても良いと言った。
千恵の容体が悪くなり、千恵と太郎と貞士らは花子の案内で教会に行き、千恵はウエディングドレスを着て太郎らと写真を撮り、赤須敏郎夫妻が来て教会で結婚式を挙げた。
病院に戻り千恵は太郎に感謝し、眠る太郎におやすみと言って眠りにつきそのまま目を覚まさなかった。
そして、死後にテレビ局の岡田から太郎はビデオレターを受け取り・・・・・。


監督:廣木隆一
脚本:斉藤ひろし
出演者:榮倉奈々・瑛太・手塚理美・柄本明・安田美沙子・大杉漣・津田寛治・田口トモロヲ
製作年:2009年


感想: 実話を元にしている。
フィクションの理想の姿を描いた場合と似た展開だ。
どこまで実話か考える事もある。
(2016/03/31)

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