鑑賞日記(2015/12)
- 維新の篝火
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文久3年京都は暗殺や決闘が絶えなく、安造(田中春男)がおしの(丘さとみ)と装束商山城屋の後家・お房(淡島千景)に池田屋騒動を言い、お房は祇園神社境内で長州藩士を斬った新選組の土方歳三(片岡千恵蔵)に会った。
新選組番所で近藤勇(月形龍之介)と土方は規律を厳しくすると申しあい、京の街の巡察でお房が見かけ、帰り市太郎(青木しげる)が迎え、山南啓介(岡田英次)と土方は意見が対立し、土方は安藤和馬(里見浩太朗)に恋人・おみね(北沢典子)との付き合いは程ほどにと言った。
土方は東海道から京に入る浪人らを警戒する大津街道の日岡を巡察しての帰途に雨に降られ、茶店・ゆみやでお房と会い店の少女(仁科克子)に部屋を借り休憩し土方からまた会いたいと言われ、用事を済ませ店に帰り安造から時勢で仕事が減ったと聞いた。
お房は土方を呼び会い、互いに深入りはしないと約束し飲み明かし一晩過ごし、土方とお房の逢瀬が続き、土方と新選組は薩長を斬り、薩長連合軍の巻き返しが噂され、土方はお房を呼び出すが急に近藤と二条城に向かい、お房が帰った後に遅れて店を訪れ、おみねと安藤が過ごし見張りを外れ隊務を失敗し安藤は土方の意見で近藤の裁決で切腹させられ、山南は脱走し捕えられ切腹させられた。
冬にお房と土方が会い酒で事を忘れ様と言い、帰途に吉川三平(徳大寺伸)と会うと池田屋の復讐と襲われたが斬り殺し、草履を買いに行きおみねと会い父・弥兵衛(志村喬)が息子・安藤を殺したと責め、春にお房と土方が会うと使いが来て土方が帰り、近藤が鉄砲で撃たれていた。
<以下、隠し字>
松平容保(北竜二)が大政奉還後の治安を土方と新選組に命じ、脱走が増え、薩長連合軍が鳥羽伏見に進出してきて、土方と新選組も出陣し近藤は将軍も江戸に帰るつもりで無理するなと言い、平吉(河野秋武)がお房を島原角屋に呼び土方と会い最後は嫌と言うが土方は別れに来たと答え、平吉が新選組の出撃を告げ去る土方をお房が追った。
お房は人混みに遮られ店に帰り、伏見で砲火の音がして孤立した土方らは中央突破を策し、平吉にお房への品を渡し、中央突破を謀ったが大阪城も駄目で船で脱出をし江戸で闘うと考え、平吉はお房へ辿り付けず死んだ。
監督:松田定次
脚本:結束信二
原作:池波正太郎
出演者:片岡千恵蔵・淡島千景・月形龍之介・岡田英次・里見浩太朗・北竜二・河野秋武・田中春男・丘さとみ・青木しげる・志村喬・北沢典子・仁科克子
製作年:1961年
感想: 東映、ワイド。
京での土方歳三と、お房との恋を描く。
闘いにあけくれ、たまにしかあえず、将来が見えず何も言えない。
そして、結末も別れだ。
(2015/12/02)
- 闇の狩人
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徳川10代将軍・家治の世に首席老中・田沼意次(丹波哲郎)が金権汚職を行い、江戸の裏に金で殺しを請負う「闇の狩人」組織があり、天明4年冬に谷川弥太郎(原田芳雄)は河津の弥市(梅宮辰夫)の手引きで白金の徳三(スマイリー小原)を斬り、闇稼業の旗頭・五名清右衛門(仲代達矢)が競う徳蔵を消した、弥太郎は弥市に谷川で記憶を失い彷徨助けられ谷川弥太郎と名づけられ、仕掛け以後弥太郎は片腕と雇われ清右衛門とおもん(岸惠子)と会うが、弥市はおもんに芝の元締・治平(大滝秀治)の反逆計画を告げた。
治平とお蓮(松尾嘉代)は清右衛門と弥太郎と会い徳三殺しを言い、弥太郎が清右衛門に刃物を向け、治平が弥市とおもんの反逆を言うと弥太郎は治平を殺しお蓮は逃げ、左喜松(室田日出男)と寅松(成田三樹夫)と助五郎(ハナ肇)と定八(役所広司)らが弥市を時間を掛けて刺し最後に殺し、清右衛門はおりは(いしだあゆみ)と過ごした。
おもんも川に沈められる筈だが寅松を色気で誘い殺し嘉助(藤田まこと)が目撃した、意次に元北前藩家老・下国左門(千葉真一)がお家再興を願いでて裏の役目後に蝦夷地差配と言われ、弥太郎は清右衛門から預かったお咲(神崎愛)と住み、清右衛門は左門から元家臣の残党狩りで蛎崎将監と筧軍兵衛らを殺す仕掛けを請負い、岡っ引き(東八郎)が調べ、嘉助がおもんを強請り、弥太郎は助五郎から左門の仕事を命じられた。
元北前藩集団が陰謀を話し、嘉助は弥太郎を見て殺し屋と気づき、弥太郎は集団を次々と斬り倒したが数人を逃し、嘉助が見ておもんに帰り、お蓮と刃物投げ・お藤(水島彩子)がお咲に弥太郎に惚れたと脅し、お咲が隠れ家でかえり血を清める弥太郎の刀を奪うが残された預かり金を見た、お蓮らはお咲に化けて斬りかかり弥太郎は深傷を負うがお咲が助け死に、助五郎が来てお蓮は逃げ、弥太郎を別の隠れ家に運んだ。
おりはが手当し弥太郎の顔を見て夫・笹尾平三郎と知り、嘉助が左門に平三郎の消息を話し元北前藩と笹尾善左衛門(加藤嘉)の死は弥太郎と平三郎だけ立ち会ったと告げ、お蓮は写楽の松(夏木勲)に体を売り仕事を頼み、おりはは荻野の頃を思い出し平三郎の記憶を取り戻そうとし、おりはを愛する清右衛門は話を盗み聞き、清右衛門は左門から「蝦夷地の資源を狙う意次が左門と藩主・章広が乱心と北前藩を取潰し、藩主の脇腹の跡継を知らせた善左衛門を偽り息子・平三郎に斬らせ、遺言で平三郎と荻野の夫婦が江戸へ向かうが左門の配下に襲われ、平三郎は谷川に転落し行方不明となった。」と聞いた。
おりはから聞いた弥太郎は傷を顧ず浅草般若院に行き、住職・招厳(東野英治郎)は弥太郎に善左衛門の伜の平三郎と言い、北前藩の家康公からのお墨付きの文箱を渡すが弥太郎は今は値打ちが無いと答え、清右衛門はおりはを遠ざけ、助五郎と左喜松と定八らに家業を辞め金を渡し縁を切ると告げ、招厳と弥太郎を蛎崎らが襲い招厳が斬られ、火が寺を燃え拡がると弥太郎は突然記憶をとり戻した。
<以下、隠し字>
重傷の弥太郎は清右衛門らに助けられ隠れ家に運ばれ、清右衛門と左喜松を写楽の松が襲い、約束の時間に清右衛門が来ず左門が清右衛門の隠れ家を襲い染善の文吉(隆大介)らが闘い、清右衛門が写楽の松を殺し、嘉助がおもんを連れ舟を追うとおもんに殺され、助五郎が弥太郎を隠れ家に連れおりは=荻野と再会したが、忍び込んだお蓮に弥太郎が刺され相討ちでお蓮も死に、おりはは弥太郎から記憶を取り戻したと聞いた。
左門が隠れ家に来て助五郎を斬り、お蓮が弥太郎の居場所を教えると荻野は傍で自害し、左門が去ると、清右衛門が戻り弥太郎とおりはを舟に乗せ川に流しお蓮に会い、左門と意次らの狩場に向かい左門を呼び出しお墨付を賭けて闘い相討ちで共に死んだ。
監督:五社英雄
脚本:北沢直人
原作:池波正太郎
出演者:仲代達矢・原田芳雄・いしだあゆみ・岸惠子・藤田まこと・神崎愛・松尾嘉代・千葉真一・丹波哲郎・ハナ肇・役所広司・室田日出男・夏木勲・梅宮辰夫・成田三樹夫・大滝秀治・スマイリー小原・加藤嘉・東野英治郎・隆大介・朝日奈れい花・水島彩子・東八郎
製作年:1979年
感想: 松竹映画
最後に誰が残ったかと言う、殺し合いだ。
裏の陰謀とその犠牲者が偶然に辿る道が、背景に流れる。
男と女の微妙な関係と、元締めと配下の関係も複雑化する。
(2015/12/02)
- うた魂(たま)♪
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北海道七浜高校合唱部のソプラノパート・リーダー・荻野かすみ(夏帆)は歌っている自分が好きで、生徒会長・牧村純一(石黒英雄)に呼び出された。
松本楓(亜希子)と野村ミズキ(徳永えり)が新部長で合唱の練習を始め、合唱コンクールの北海道予選壮行会で歌うかすみを牧村は撮りたいと言い、祖父・荻野知恵蔵(間寛平)や父・荻野康平(利重剛)や母・荻野あゆみ(中村久美)はかすみを妙に思った。
七浜高校校長(有福正志)と合唱部顧問の産休代員・瀬沼裕子(薬師丸ひろ子)が挨拶し壮行会が始まり、ケーブルテレビのカメラマン中島(田中要次)とAD磯野(山中崇)と黒木杏子(ともさかりえ)が撮影し、牧村が撮った写真は口を大きく開けた顔ばかりでユーモラスと言われ、写真を生徒会新聞に載せられた。
かすみが牧村を殴り、牧村を思う青柳レナ(岩田さゆり)に言われ意気消沈し、練習を休み合唱部顧問の瀬沼にかすみは退部をいうとあっさり承諾されたがラストステージの夏祭りの合唱祭にかすみを出場させた、浴衣姿の七浜合唱部員の中でかすみは下を向き声も出ず、心配した松本と野村が訳を聞くとやめると言って去るが、番長・権藤と湯の川学院高校ヤンキー合唱部が来て、権藤はかすみに歌い方は冒涜だと指摘し湯の川学院は尾崎豊の「15の夜」をソウルフルに歌った。
権藤はかすみに心をさらけ出し歌い、他人を気にしては感動させられないと言い、合唱を始めたのが3年前出会った雑踏街の女神との出会いで女性はラストソングを歌い名は裕子と言ったがそれから会っていなかった。
<以下、隠し字>
かすみは歌いたいと思い、瀬沼に幼少頃からの事を話しひとりではいつでも歌えるが今は合唱と言われ部に戻り、後輩の練習にアドバイスし初めてと言われた。
喫茶店のマスター(黒田大輔)と喫茶店の老人客(草薙幸二郎)が針の飛んだレコードを聴いていたので止めてからかすみらは合唱し、松本は幼少から青柳はかすみが嫌いだったと言いかすみは小6の頃を想い出し青柳に謝り地区予選に誘った。
かすみは後輩の緊張を解き、湯の川学院が服装問題で出場しないと聞いたかすみは権藤に服装を気にするなと言い、瀬沼裕子が来ると権藤は雑踏街の女神だと言い服装を整えて出場した。
牧村はかすみに謝り告白しかすみは写真を撮る事を頼んだ、瀬沼は正顧問の藤原の出産を伝え頑張れと言い、七浜高校合唱部のステージが始まり以前のように自然な表情でかすみは歌った。
優勝校のアンコールでかすみは独唱から始まり、権藤ら湯の川学院も一緒に歌い、次々と観客が歌い始め・・・・。
監督:田中誠
脚本:栗原裕光・田中誠
出演者:夏帆・薬師丸ひろ子・石黒英雄・岩田さゆり・徳永えり・ゴリ・森下能幸・間寛平・利重剛・中村久美・有福正志・田中要次・山中崇・ともさかりえ・加勢大周・赤堀雅秋・里久鳴祐果・森カンナ・山本舞美・黒田大輔・草薙幸二郎
製作年:2008年
感想: 真剣になにかをやっている時の姿を本人は知らない。
見かけを気にしていては、心をうてない。
果たして心に入る合唱とは・・。
(2015/12/12)
- その夜の侍
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東京で小鉄工所を経営する・中村健一(堺雅人)は亡き妻・久子(坂井真紀)の思い出から糖尿病気味だが留守番電話に遺った妻の声を延々再生して甘いプリンを食べ続けた、5年前にトラック運転手・木島宏(山田孝之)とその友人・小林英明(綾野剛)に妻・久子をひき逃げされていた。
中村に、従業員・久保浩平(高橋努)や佐藤進(でんでん)らは避けがちで、久子の兄の中学校教員・青木順一(新井浩文)は、同僚・川村幸子(山田キヌヲ)と見合いをさせるが、中村は自分はふさわしくないと言った。
一方、久子のひき逃げ犯・木島は2年の服役後トラックに同乗していた友人・小林の家にいたが星信夫(田口トモロヲ)を脅し、木島に1ヶ月前から無記名の脅迫状が連日執拗に送られてきて決行日は木島が中村の妻を轢いた数日後で、木島から脅迫状のことを聞いた青木に金を要求し、中村に復讐をやめさせたいが何も言えなかった。
木島は道路事故現場で星の前で、関由美子(谷村美月)から財布を取り誘った。
青木と川村が中村と話に来てたが、中村は仕事の合間に木島を尾行し続け、前夜にラブホテルでホテトル嬢・ミカ(安藤サクラ)と過ごし虚しさを晴らそうとした。
木島は星の前で復讐を留められない青木を脅し痛め埋めようとするが小林が止め言いふらしたのは星でなく自分と言った。
<以下、隠し字>
決行日の夜、青木は小林に木島が久子を殺した日だと言い小林は木島が怖いと言った。
台風の激しい雨が来て、由美子の部屋に木島がおり星が来て、木島は出掛け歩き回り、グラウンドで木島は、刃物を持った中村と向かい合った。
どうすると言う木島に中村は平凡な話がしたいと言い、刃物を持ち向かう木島に中村は自分を殺して死刑になれと言い、揉み合うが中村はたわいのない話をし関係ないと言い、来た青木は煙草を止めろといい、川村が車で来て中村に傘を貸した。
中村は留守番電話に遺った妻の声を聞きついに消去し、プリンを捨て薬を飲んだ。
監督:赤堀雅秋
脚本:赤堀雅秋
原作:赤堀雅秋
出演者:堺雅人・山田孝之・谷村美月・高橋努・山田キヌヲ・坂井真紀・安藤サクラ・田口トモロヲ・新井浩文・でんでん
製作年:2012年
感想: 孤独の対応は異なる。
忘れるというシンプルな事が難しい。
判りずらい登場人物もまた必要か?。
(2015/12/12)
- 僕達急行 A列車で行こう
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ローカル線に鉄道おたくが乗り、のぞみ地所の社員・小町圭(松山ケンイチ)とコダマ鉄工所の二代目・小玉健太(瑛太)は鉄道を愛する者同士として出会った。
女性A(貫地谷しほり)を小町は道案内し、小玉は海外労働者と話し、父(笹野高史)から融資がうまく行かないと聞いた。
小町はマンションの建て替えで引越先を探し、電車で小玉と出会い、小玉は小町に鉄道が見える景色「トレインビュー」に案内し、小玉のコダマ鉄工所の寮に小町は入った。
のぞみ地所の重役(西岡徳馬)は社長(松坂慶子)に計画の進行を報告した。
小玉は融資が進まず、休日に女性Aが小町に会いにきたがつれなく、綠(村川絵梨)は小町に興味があり部屋探しをしたが社長は小町に九州支社に転勤を話し問題は全く無いと答えた。
小町は綠と母(星野知子)に会い、女性Aに福岡への転勤を伝え、転勤先の九州で支社長に会い住まいを紹介された。
小玉と父は海沿いの駅で、融資さえ取れればと語った。
小町は支社で同僚に紹介され、東京で社長は小町を理由がわからない利用率の低いマンションに住まわせたと言い、小町は同僚・筒井と物件まわりをし、地主(伊武雅刀)のゴルフ場予定地に行った。
小玉はあやめと母・大空(伊東ゆかり)と、見合いをして趣味でローカル鉄道に乗り高原にデートしたが、大空から断りを言われ、大空は父に結婚を申し込むが断られ、小玉は小町を訪問した。
福岡支社員は、大手企業の社長を口説けず、のぞみ地所は苦戦していた。
<以下、隠し字>
小玉と小町はローカル線で出掛け、田舎の操車上で鉄道友の会の社長・筑後(ピエール瀧)と出会い、家の模型やコレクションを見てメカに強い小玉が故障を修理し模型は直り、小町や小玉と意気投合した。
社長が東京から飛行機で福岡に来て、筑後の工場に行き、夜の食事に小町が呼ばれ会いたいと言われ、仕事の話は進まず小町が会うと筑後と思いだし話は鉄道ばかりだった。
小町は帰る小玉を引き戻し筑後に会い、小玉に機械を発注し完成見込みができたら小町の工場用地の話を進める事になり、小玉の機械設計が進み、小町は地主に廃線間際の土地の利用を話しランニングに毎日付き合い売却にこぎつけた。
小玉はあやめに呼び出され、大空と父の結婚を頼まれ、小玉と小町はローカル駅で待ち合わせ、小玉が去ると女性Aが入れ替わりで来た。
コダマ鉄工所に融資がおり、小町は本社に戻り綠から迫られ、女性Aは外国人と結婚すると言い、小町は小玉と会いどちらも振られたというと筑後が来て友達がうらやましいと言った。
監督:森田芳光
脚本:森田芳光
出演者:松山ケンイチ・瑛太・貫地谷しほり・星野知子・ピエール瀧・伊武雅刀・伊東ゆかり・笹野高史・西岡徳馬・松坂慶子
製作年:2012年
感想: 鉄道マニアの趣味で友達になる。
仕事でたまたま上手く行った。
だが、恋はまだ見えない。
(2015/12/22)
- 百万円と苦虫女
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佐藤鈴子(蒼井優)は拘置所を出た。
短大卒業後、21歳の佐藤鈴子(蒼井優)はウェイトレスのアルバイトだったが友人からルームシェアを持ちかけられ男・浜田健も住むと言われたが、男と2人暮らしになり事件に巻き込まれ警察に捕まり罰金刑になった。
家族の非難に鈴子は百万円貯まると出て行くと宣言しアルバイトを掛持ちで働き弟・拓也(齋藤隆成)とは連絡先を交わし、百万円の貯金が出来て家を出た鈴子は海辺の街でアルバイトを始めた。
海の家でかき氷が上手で、ユウキ(竹財輝之助)というサーファーに泳ぎを教えると声を掛けられ、パーティに誘われソウルメイトと言われたが、貯金が百万円になり次の土地に移った。
山間の村へ着いた鈴子は喫茶店店主・白石(笹野高史)から桃畑農家の住込みのバイトを世話してもらい、藤井春夫(ピエール瀧)と母親・絹(佐々木すみ江)から目覚まし時計を借りて桃の収穫が上手と言われたが、村長の上田からの村おこしの「桃娘」役を断り、前科があり無理と言い居づらくなり引っ越した。
次は東京から特急電車で1時間の地方都市で、部屋を見つけ近くのホームセンターでアルバイトを始めた鈴子は、先輩・中島亮平(森山未來)に紹介され仕事に詳しく、仕事に失敗した鈴子を中島は最初からは無理と慰めた。
<以下、隠し字>
中島から鈴子は喫茶店に誘われ中島を信頼し、刑事告訴や百万円貯めては引越しているとを明かし、中島は鈴子に告白して2人は中島の部屋に行き一緒の日々が始まり、職場に同窓の木村が入り主任は中島は持てると言い仕事でも注意され、中島は鈴子の貯金が百万円に近づくと金を借りたがり、主任は中島が鈴子の給与を計算してると言った。
鈴子は自分を振り返り中島に別れを告げた、夜に弟・拓也から手紙が届きいじめっ子に反撃し児童相談所に連れて行かれた事や両親が転校を勧めるが断った書かれていて、鈴子はそれに泣いて自分を振り返り、間違っていたと出会いと別れがあると書いた。
次の街で自分で生きようと仕事を辞めて駅へ向かう鈴子は、百万円溜まらなくても出て行くと誤解に気づいた中島が自転車で追いかけた。
すれ違いに駅への階段を登った鈴子は改札に向かい・・・・。
監督:タナダユキ
脚本:タナダユキ
出演者:蒼井優・森山未來・ピエール瀧・竹財輝之助・齋藤隆成・笹野高史・佐々木すみ江
製作年:2008年
感想: 刑事告訴され各地を渡り歩く姉。
いじめにようやく反抗する弟。
長い旅は終わるのか、そもそも平凡とかは存在しないのかもしれない。
(2015/12/22)