鑑賞日記(2014/12)
- 愛の新世界
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記者(松尾貴史)が佐久間レイ(鈴木砂羽)にSMクラブ女王様のきっかけを聞く、昼間は小劇団の女優で仲間と芝居の稽古をするが終わると別れ時には男とデートするが多くて忘れがちで、夜は渋谷SMクラブの女王様で働いていた。
レイはクラブの入ったビルで、時々顔を合わすホテトル嬢のアユミ(片岡礼子)と名刺交換して親してなり、アユミは医大浪人中の健司と同棲中で、親しくなった2人は夜の街で遊び騒いだ。
レイにヤクザの親分・澤登(萩原流行)が客に来てプレイし常連になり、レイとアユミはホスト(袴田吉彦)らのクラブで飲むが営業中と言い、男に誘われても愛のないセックスは断った。
アユミの同僚・セーラの結婚引退パーティがあり、レイらは公演台本が出来て団員はそれぞれ、アルバイトしながら練習し、レイとアユミが団員の店に行っても稽古し、芝居の稽古後に皆でプールに行くがレイは女王様の衣裳で泳いだ。
ホテトル嬢殺害事件が起き、アユミは逆に忙しくなるが男(田口トモロヲ)からナイフで脅され符号で店長(塩屋俊)とジロー(哀川翔)に助けられるが、また次の客に行った。
レイは体調不良で病院へ行くと医者(鈴木ヒロミツ)が客で薬だけ貰い、団員に性病と告げ、男優は全員病院に行き感染が判り、レイは気むずかしい客を時間を掛けて調教した。
<以下、隠し字>
レイの劇団の公演日が来て、ヤクザ・澤登がレイの事を知り当日券を買い占め無料で配り、レイたちの芝居は成功し拍手を浴びて終わり、打上にアユミが来て、男優は性病の快気祝と言った。
満足なレイと、その姿に感動するアユミは今は弁護士の卵が彼氏で、2人はナンパした男の車で海岸へ行き遊び、レイは明日から次の公演というまつりの準備だ面白かった。
監督:高橋伴明
脚本:剣山象
原作:島本慶・荒木経惟
出演者:鈴木砂羽・片岡礼子・杉本彩・萩原流行・松尾貴史・松尾スズキ・田口トモロヲ・塩屋俊・鈴木ヒロミツ・袴田吉彦・哀川翔・武田真治・渡辺哲・荒木経惟
制作年:1994年
感想: 奔放な生活の様で、かなり計算ずくな女性が主人公。
小劇団の芝居というお祭りの為に、皆がアルバイトしている。
嘘の世界の2つに生きる。
(2014/12/01)
- 今度は愛妻家
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カメラマン・北見俊介(豊川悦司)は仕事しなく気ままに生活し、健康マニアの妻・さくら(薬師丸ひろ子)は世話をしていたが、箱根旅行に出かける前に1年前の旅行の事を言った。
さくらが出掛けオーディション用の写真撮影で女優志願・吉沢蘭子(水川あさみ)が来て俊介はその気になる、財布忘れてさくらが戻り度々の浮気を怒り、助手・古田誠(濱田岳)が来て蘭子の撮影を任し、出かけ洋品店のゆり(井川遙)を飲みに誘うが止めた。
数日後に戻らないさくらに俊介は苛立ち、誠は蘭子が1次オーディションに通り、さくらを青年・西田(城田優)訪ねてきたと伝え、オカマ・文太(石橋蓮司)が来て蘭子が帰り、別の日に西田が俊介を訪ね、文通で相談している元教師のさくらから1年も返事がないと心配し手紙の夫とと違うと言った。
突然さくらが帰宅し俊介が独り暮らしが楽と言うと独りで暮らせると答え、またいなくなり、文太が来て、蘭子が来て誠に妊娠を告げ借金を頼むと結婚を言われたが断わり誠が出かけ、文太が金を貸した。
俊介が家事をしているとさくらが帰宅し、1年前から好きな人がいると離婚を告げ記念写真を撮って欲しいと頼み俊介は撮り、さくらは1年前に終わっていたと家を出た。
現像すると1年前の沖縄旅行の写真で、そこでも離婚記念写真を撮りさくらが交通事故に遭っていた。
<以下、隠し字>
さくらの写真に誠が手を合わせ、俊介がクリスマスツリーを部屋に飾るのを文太が止め、蘭子が来たが1年前にさくらが死んでいたと聞き驚き、さくらの父・文太が誠に俊介の世話を頼んでいたが、蘭子は男3人に呆れ夢は終わったと去り誠は追った。
俊介は文太に2人だけの時にさくらが居ると言い、文太は娘に先に死なれた悲しみを言い去り、独りの俊介にさくらが現れ自分も残されていたり辛かったとあやまりそろそろ終わりにぢようと言い、俊介はこんなに好きだったと思っていなかったと抱きしめたが気がつくと独りだった、そして・・・・。
監督:行定勲
脚本:伊藤ちひろ
原作:中谷まゆみ
出演者:豊川悦司・薬師丸ひろ子・水川あさみ・濱田岳・石橋蓮司・城田優・津田寛治・奥貫薫・井川遙
制作年:2009年
感想: コメディタッチの恋愛ドラマだ。
伏線が多いが、不器用な主人公が判ってくる。
それに同調してしまいそうだ。
(2014/12/07)
- 最後の晩餐・刑事遠野一行と七人の容疑者
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開店初日のイタリアンレストランが放火爆発して客3名が死亡、客3名が病院に運ばれたが逃亡し、現場からも逃走した客がいて、取調べの名人の警視庁捜査1課刑事・遠野一行(佐藤浩市)は妻・奈津美(斉藤由貴)の誕生日食事から現場に来た。
杉崎(六角精児)捜査1課長から新人刑事・高村(柄本佑)と組まされた遠野は、軽傷のオーナーシェフ・八木沢(成宮寛貴)から客の情報を手に入れた。
生存客は、激安量販店社長・富永(黒木瞳)と衆議院議員・横手(中尾彬)と看護師・島村(安達祐実)と学生・立松(本郷奏多)とテレビディレクター・河合(石黒賢)と仮釈放中の廃品回収業・三条(西田敏行)だった。
遠野は杉崎から妻の同級生で昔逮捕した安西(ARATA)の出所を聞き、警察学校校長・内堀(橋爪功)が三条や高村と会っていた。
遠野は高村と客らと会って行き、三条が首吊り現場に会うが判らないと言うだけで、富永は横手との不倫を隠したというが疑問で、安西は奈津美に電話し遠野は奈津美に食事を頼み1人では全ては無理と言われ、レストランが1日だけの準備と知った。
八木沢は客をもう一度招待し、遠野は高村と八木沢の過去を調べ中森有里香(佐藤めぐみ)と結婚して店を持つ予定だったと知るが、中森は1年前に通り魔・関口に殺され、関口は自殺してマスコミやネットでは加害者に同情的で被害者・中森が暗い道を通った事に批判的だった。
<以下、隠し字>
八木沢の招待でレストランに6名が招待され、高村が見張り杉崎は状況証拠だと言うが遠野が向かうと、電話で奈津美が旅行に出ると言い誰かとは答えず、現場に着くと高村が踏み込み撃たれた所で、自分も入りシャッターが閉じられた。
八木沢は罪を犯した者より自覚しない者がより悪いと言い、遠野は中森事件に関係した者を集めて放火自殺を謀ったがシャッターが閉まらなかったと言い、1人ずつの招待された理由を述べ、富永は中森の母で、三条は昔の自分の事件で加害者の自分に同情が集まったのがそもそもの原因といった。
遠野は八木沢を説得し、逮捕し・・・・、杉崎に部下の怪我と妻が逃げた事で辞職を言うが、杉崎は警察学校への移動を告げた。
監督:秋山純
脚本:井上由美子
出演者:佐藤浩市・斉藤由貴・柄本佑・六角精児・橋爪功・黒木瞳・中尾彬・安達祐実・成宮寛貴・本郷奏多・石黒賢・西田敏行・ARATA・佐藤めぐみ
制作年:2011年
感想: 閉鎖型推理ドラマ。
細部の動機は隠されているが、広い目的は推理できる。
三条と安西の過去の事件と、誕生日がキーワード。
(2014/12/13)
- ハードロマンチッカー
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下関のグー(松田翔太)は後輩・辰(永山絢斗)が起こした事件で暴力の世界に巻き込まれ、刑事(渡部篤郎)は辰を取り調べ仲間や敵を聞いたが、グーは外国人・警察・ヤクザと顔は広いが誰とも仲間で無かった。
刑事はグーに辰の事を聞くが、グーはマサルを探しパク・ヨンオ(遠藤要)の弟に会い仕返しは家族や恋人が効く聞いたと言った。
グーは合コン中の女・中村みえ子を連れ出し、グーを不良達が追うがヤクザが中に入りコインロッカーの鍵を預かり、グーはヤクのグループに会うと男女が遊び、麻雀をやっていたがグーは殴りつけた。
病の祖母(淡路恵子)をグーは訪ね、高木(中村獅童)から小倉のスナックにマネージャーに誘われ行くと大きな店に案内され、店の女の部屋に泊まった。
ヤクザ達や不良や警察がグーを狙い探していた。
男女がころされ戻ったグーを刑事が付きまとい、グーは高木に下関の刑事に薬の情報を教えると言われたと語った。
<以下、隠し字>
グーが泊まっている部屋に祖母が来て連れ帰り、友を訪ねるが探している仲間に教えて追われ鍵をおとした。
警察に呼ばれたグーは中村みえ子と再会し、夜を過ごした。
グーを多数の者が探し殺そうとしたが、鍵を取り戻すが闘争で重傷を負った。
監督:グ・スーヨン
脚本:具光然
原作:グ・スーヨン
出演者:松田翔太・永山絢斗・渡部篤郎・遠藤要・淡路恵子・中村獅童
制作年:2011年
感想: 似た人物が複数登場するのでストーリーが理解しづらい。
そのせいもあって、主題もわからない。
ヒーローの話か?。
(2014/12/19)
- ツレがうつになりまして。
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髙崎家にイグアナがおり、サラリーマンの夫・通称ツレ・髙崎幹男(堺雅人)は不眠症で寝たままの妻・晴子(宮崎あおい)を残して出勤した。
ツレは几帳面だがパソコン・サポートの仕事でもクレームを受け、晴子の仕事は漫画家だがかけだしで担当編集者・君塚(山本浩司)からうちきりの電話を受けた。
ツレの様子が変で、病院で加茂院長(田山涼成)から心因性うつ病だと診断され、患者・杉浦(吹越満)から直ぐになおらないと言われた。
日記を見直し結婚5年目でありながらツレの変化に気付かなかった晴子は反省し、実家の栗田理髪店の栗田里子(余貴美子)と栗田保男(大杉漣)に電話で相談し野菜を多く食べる事を勧められた。
ツレのうつ病は悪化して上司の津田部長(田村三郎)に言うが無視され、晴子はうつ病の原因が会社にあることからツレに退職か離婚かと迫りツレは退職届けを出し、晴子は自身のマイナス思考を反省し過去の事を思いだしていた。
会社を辞める事になったツレは徐々に体調を回復させていき、病院へ行くと日記を書く事を勧められ症状は良くなったり悪くなったりし退職の日が来た。
ツレは退職後わずかに余裕が出たがだらだらの生活になれず、栗田理髪店では書店の次男(伊嵜充則)が訪れていたが彼もうつで地元に帰っていた。
ツレは何も出来ない事を申し訳ないと言い、幹夫の兄・髙崎和夫(津田寛治)が訪れ頑張れというが逆効果になり一転して寝てばかりになった。
栗田夫婦は書店の次男の自殺にショックを受け、ツレは眠りから覚め家事を始めるが上手く行かず、里子が髙崎家に見舞いに来て自殺の注意をし、晴子はうつになった意味を考えた。
<以下、隠し字>
晴子は漫画家を再度目指し、実用書のイラストの仕事を頼まれたが、忙しくなりツレに当たってしまいツレは自殺をはかった。
晴子はイラストを描き上げ、編集者のアドバイスで自分の書きたいイグアナを書き始め連載になった。
夫婦は半年後の結婚式同窓会に出席し苦しかった1年の感想を述べ、そして・・・。
監督:佐々部清
脚本:青島武
原作:細川貂々
出演者:宮﨑あおい・堺雅人・津田寛治・大杉漣・余貴美子・田村三郎・犬塚弘・田山涼成・吹越満・伊嵜充則・山本浩司・梅沢富美男
制作年:2011年
感想: うつになった理由ではなく、意味を考える。
そして始めて、色々な経験をして本当の夫婦のあり方まで悟る。
ともすれば、現実とか頑張るとかを優先しがちであるが、程度の問題で過ぎたる事はマイナスと訴える。
(2014/12/25)
- シュアリー・サムデイ
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文化祭復活のために教室を占拠した、喜志巧(小出恵介)・真鍋京平(勝地涼)・後藤和生(鈴木亮平)・北村雄喜(ムロツヨシ)・岩崎秀人(綾野剛)の5人は、教頭(笹野高史)の許可を取るが爆弾の故障で爆破事件を起こした。
退学になって以来、刑事の父・喜志建夫(竹中直人)の退職等、皆は3年間最低最悪な日々を過ごしていた。
ある日、病気の妹・後藤翔子(井上真央)のために今はヤクザの和生が3億円を金髪の女に強奪されるのを巧らは目撃し、ボスの亀頭(吉田鋼太郎)に翌日までに3億円と女を見つけろと脅された。
和生の記憶では巧の父の知合いの風俗嬢・葉月美沙(小西真奈美)で、美沙は警察捜査を幼い巧から聞き、飯島(遠藤憲一)と美沙は逮捕されたが、美沙に幼い巧は好きで自分が守ると言った。
秀人を加えた巧ら4人がヤクザに追われながら探す女は秀人が敬愛したミュージシャン・宮城祐(横田栄司)の恋人だったと思い出し、5人はバンドを作り文化祭を目指したが中止になり、再開計画を練る所を雄喜の父銀行員・北村雄一郎(モト冬樹)に聞かれ爆弾騒ぎを起こした。
秀人は騒ぎの後は宮城と美沙とに会えなかったが、北村雄一郎が美沙と会っている事を思いだし北村美和子(原日出子)に会い雄一郎が爆発事故の後で自殺して雄喜が引きこもっていると聞いた。
やっさん(岡村隆史)から美沙が弁当屋でバイトしていたと聞き弁当屋の店長(大竹しのぶ)から美沙の住所を聞き訪れると、宮城と美沙の写真があり、巧は爆破した日を思い出し北村雄一郎の墓へ行き美沙と会った。
美沙は飯島に騙され刑務所で過ごし、3年前に出て宮城祐と会いオーディションの直前に高校の爆破騒ぎがあり、飯島に見つかり宮城を守るために飯島に戻りマネーローダリングの仕事をやらされ、銀行支店長・北村雄一郎が関わり自殺した。
飯島は海外に逃亡し美沙は解放されたが宮城祐が殺されていると知り、復讐のために飯島を探したと語り、ボスの亀頭が現れ整形した飯島で美沙と金を奪うが、殺されそうになった4人は反撃して美沙と逃げた。
<以下、隠し字>
4人と美沙とやっさんは逃げたが亀頭に追い詰められ、やっさんと服を替えた美沙は逃げたが4人は痛められ、明日までに3億円と美沙を要求された。
4人はやり残した事をしてから銀行強盗して捕まる計画を立て、5人が集まりバンド演奏をして銀行に入ったが・・・・。
監督:小栗旬
脚本:武藤将吾
出演者:小出恵介・勝地涼・鈴木亮平・ムロツヨシ・綾野剛・吉田鋼太郎・笹野高史・竹中直人・小西真奈美・遠藤憲一・横田栄司・モト冬樹・原日出子・岡村隆史・大竹しのぶ・井上真央
制作年:2010年
感想: 最近増えた「風が吹くと桶屋が儲かる」タイプのサスペンスだ。
時間を入れ替えると複雑になるが、逆に観る方は面白くなくなる。
時間は2つで良いと感じた。
(2014/12/31)