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鑑賞日記(2014/02)

鑑識・米沢守の事件簿

爆破テロ予告が起こった東京ビッグシティマラソンで、特命係・杉下右京(水谷豊)と亀山薫(寺脇康文)が犯人を追い、顔認証システムでマラソンの映像を見ていた鑑識課・米沢守(六角精児)は元妻・真鍋知子(紺野まひる)を見つけが、彼女は数年前離婚届を残し米沢からいなくなっていた。
事務局で真鍋知子の名で途中棄権で、住所を知り訪ねるが見るだけで帰った。
翌日、知子の死体が発見され同名の別人だったが米沢は証拠不十分での早い自殺の結論に疑問で、同じく納得しない彼女の元夫で所轄刑事・相原誠(萩原聖人)が来て共に極秘で捜査を始めた。
相原はマラソンの翌日に会う約束があり自殺を否定したが残された遺書らしきメモは彼女の筆跡で、2人は知子の勤務先で警察の外郭団体・青少年防犯協会(青防協)に行き、同僚の高橋早苗(片桐はいり)は知子は人に恨まれる性格でないと聞き、経理課長の天野達之(市川染五郎)に知子が理事長・設楽光治朗(伊武雅刀)のセクハラを知らされ、青防協が警察の天下り先で米沢と相原に上層部から捜査中止の圧力がかかり、米沢は捜査一課の伊丹憲一(川原和久)・三浦信輔(大谷亮介)・芹沢慶二(山中崇史)から設楽にセクハラの過去を聞いたが、設楽には明確なアリバイがあった。
2人は知子の日記を探しにアパートへ行き盗聴器を発見したが日記は持ちだされ、組織犯罪対策5課・角田六郎(山西惇)の情報で売人が逮捕され、壊されたパソコンを修理して知子が青酸カリをネットで買ったと知るが量が多かった。
<以下、隠し字>
設楽と天野から呼び出された2人は理事長室で盗聴機を見つけた、米沢は特命係の助けを求めに宮部たまき(益戸育江)と亀山美和子(鈴木砂羽)に会うが自分で調べると決心し、米沢と相原は早苗から知子の私物は天野に渡したと聞き、天野は知子の横領の証拠の預金通帳を渡され、米沢は通帳の指紋の付き方に疑問を持つが使用する知子の映像が見つかり、2人は大河内春樹(神保悟志)から監察対象で謹慎させられた。
米沢は不自然さに知子を操れる人物が犯人で遺書らしきメモは日記の一部と考え、相原と犯人しか知らない事を言わせる罠を仕掛け、青防協の理事長室で遺書らしきメモは日記の一部で内容が判ったというと犯人が日記の内容を話し、追求すると犯人は自白し、天野は横領を告発した。
後日に日記が返却されると、知子が相原に翌日に会う約束の目的が判った。


監督:長谷部安春
脚本:飯田武
原作:ハセベバクシンオー
出演者:六角精児・紺野まひる・萩原聖人・水谷豊・寺脇康文・七代目市川染五郎・片桐はいり・伊武雅刀・川原和久・大谷亮介・山中崇史・山西惇・益戸育江・鈴木砂羽・神保悟志
製作年:2009年


感想: 物証主義の米沢と、気持が先の所轄刑事・相原の相棒コンビだ。
頭脳がいないが、「相棒」のレギュラーが時々ヒントをくれる。
米沢の私生活が判る。
(2014/02/04)

タンポポ

タンクローリーの運転手・ゴロー(山崎努)とガン(渡辺謙)はラーメン屋に入ると店内でピスケン(安岡力也)がいやがる店の女主人・タンポポ(宮本信子)に結婚を迫り、ピスケンと5人の仲間とゴローは乱闘になった。
怪我のゴローはタンポポに介抱され彼女は夫亡き後、息子・ターボー(池内万平)と店を継いでいたがゴローとガンのラーメンの評価に弟子にしてくれと頼み、体力作りと他の店の視察との特訓が始まった。
近くの店の味が悪く、別では料理人の動きに無駄がなく、別では客の注文を多くても間違えないと知り、タンポポは他の店のスープの味を盗むが中々成功せず夢にまで見る始末だった。
ゴローはタンポポを食通の乞食集団といるセンセイ(加藤嘉)に会わせ協力を頼むが出汁を豚の頭で取ろうとしてタンポポは気を失い、食事先でそば屋で餅を喉につまらせた老人(大滝秀治)をタンポポが救け、老人は御礼にと運転手・ショーヘイ(桜金造)を店を町一番にする協力者となり麺に注目した。
<以下、隠し字>
ある日、ゴローはピスケンと一対一で勝負し、ピスケンも仲間に加わり店の内装をすることになり、店は「タンポポ」と名を替えることになった。
タンポポは皆を集めて試食会をするが特徴がなく、アイデアを貰い多くの工夫をした。
やがて次の試食会で、タンポポの努力でゴロー達が彼女の作ったラーメンをこの味と言い、店の改装をして開店し「タンポポ」にお客が詰めかけて行列が続いた。
ゴローはタンクローリーに乗ってガンと共に去っていった。


監督:伊丹十三
脚本:伊丹十三
出演者:山崎努・宮本信子・役所広司・渡辺謙・桜金造・安岡力也・加藤嘉・大滝秀治・黒田福美・池内万平
製作年:1985年


感想: ラーメンの話がメインだが、間に他の話が入る。
多数回登場する人物は好くなくとも出すべきかもしれないが、連続性が難しい。
主にマナーに関するコントが挟まる。
行列の出来るラーメン店になるまでに、多数の人と全ての事に拘る過程があった。
(2014/02/10)

海峡

昭和29年、阿久津剛(高倉健)が調査を開始し青函連絡船「洞爺丸」事件で成瀬少年を助け、本州竜飛岬から始めたが自殺未遂の牧村多恵(吉永小百合)を救うが彼女は福井の旅館で不注意で出火させ客を死なせた過去があった。
飲み屋の女将・おれん(伊佐山ひろ子)に預けられた夜、おれんの出産で多恵は勇気を取り戻し、赤ん坊は阿久津は峡子と名付けた。
「青函トンネルは技術的に可能」と答申したが、阿久津は明石海峡調査の辞令で津軽から故郷の岡山に戻り、佳代子(大谷直子)と結婚し、息子・修が生まれた。
阿久津は竜飛岬に戻り調査を進め、昭和39年に日本鉄建公団が発足し青函トンネル工事が正式に始まり、所長・浜口圭介以下のトンネル男が函館に集結したが、阿久津は親知不トンネル現場にトンネル掘りのベテラン・岸田源助(森繁久彌)尋ね口説き、源助は受けた。
41年から調査斜坑掘削が始まり公団第1期生募集に成瀬仙太(三浦友和)が応募し阿久津の推薦で採用され、竜飛に源肋・阿久津・仙太の3代の男と見守る、おれん・多恵・峡子(青木峡子)が集まり、阿久津の妻・佳代子は竜飛を諦め岡山で修を育てた。
工事は海底にさしかかり出水が激しくなり、阿久津は迂回で逃れた。
阿久津の息子・修(中川勝彦)は大学生になり、故郷の岡山で父・阿久津才次(笠智衆)が死んだ。
<以下、隠し字>
工事は次ぎに断層にぶつかり困難を極めトンネルに大出水が出た日に源助が死に、阿久津はや本坑への出水の送水で逃れ、阿久津のその決断で先進導坑が救われた。
先進導坑が完成し仙太の発破で、本州から北海道へ繋がった。
阿久津の妻・佳代子は東京で働き、仙太はおれん・峡子と北海道へ向かい、阿久津は津軽を離れる日に多恵を訪れ飲み語り合った。
鉄建公団理事(小沢栄太郎)は阿久津に、陸の仕事を勧めたが、阿久津はトンネル掘りを止める時は仕事を止める時と言って、ジブラルタル海峡に地質調査依頼でスペインの地に立った。


監督:森谷司郎
脚本:井手俊郎・森谷司郎
原作:岩川隆
出演者:高倉健・吉永小百合・三浦友和・大谷直子・青木峡子・伊佐山ひろ子・森繁久彌・中川勝彦・笠智衆・小沢栄太郎・
制作年:1982年


感想: トンネル屋の25年以上の海底トンネル着工を描く。
関係者が多く描ききれないので、阿久津・源肋・仙太が中心だ。
家族も含めると阿久津の生活になるが、家族を考えると複雑になるが、深く立ち入っていない。
むしろ、最後までトンネル屋という事だろう。
(2014/02/16)

極道の姐・玲子

地鎮祭の和太鼓をたたく玲子(川島なお美)を富岡秀司(本田博太郎)が車椅子で聞いていた。
玲子はヤクザの嫁になりもしもの時は組をまとめる様に言われた。
富岡組組長・富岡秀司は土地争いで対立する北野組に襲撃され刺され銃弾を撃たれ、植物人間同様になった。
妻・玲子は北野組への仇討ちを考える舎弟のイサム(川上泳)らを止めるが、自身も病状に迷い確かめてしまい、手下やオヤジ(荒井注)は仇討ちの準備をした。
玲子は北野組に呼ばれ、リゾート開発中の北野組組長・大竹将隆(小林克也)に玲子の懇意にしていた老婆・安藤トシ(辻伊万里)の土地を直ぐ手に入れたがったが玲子は断ったが工事を始め老婆は自殺で処理された。
玲子はイサムに手下を束ねる事を求め、背中の刺青を見せて覚悟を示した。
萩尾なおみ(一条さゆり)が招待した富岡組の配下が北野組に言いがかりをつけ、ケンゾーは北野組員を傷つけ、ケンゾーの恋人・マリアとケンゾーは殺された。
<以下、隠し字>
報復のためにイサムたちは玲子と富岡組に別れを告げ、地鎮祭に北野組を狙いオヤジは武器を渡した。
玲子は秀司と抱き合い覚悟を決め、地鎮祭の準備を見に来た北野組に和太鼓をならす玲子が現れ引きつけると、イサムたちが襲いかかった。


監督:小水一男
脚本:小水一男
出演者:川島なお美・本田博太郎・川上泳・萩尾なおみ・辻伊万里・荒井注・小林克也
制作年:1994年


感想: 抗争が抗争を呼ぶ典型的なヤクザ映画です。
対立ヤクザの双方が頼りないという、ギャグ的な展開です。
(2014/02/22)

パチプロ探偵ナナ

七瀬探偵事務所所長のナナ(坂木優子)は、パチンコもプロ級の敏腕美人探偵で教えて欲しいと言われる事もあるが、社員の暗いホームレスを見せてプロは行く末が暗いと説教した。
諦めた男の妻から謝礼を受け取った。
目の不自由な福井(三浦浩一)という画家から妻・智子(清水ひとみ)の素行調査を依頼された。
妻は、パチンコ依存症に陥りパチンコ店で警官時代の知り合いの大町刑事(中野英雄)に出会った。
妻・智子は、パチンコやをはしごして金策のために売春までしていた。
その頃、パチンコ常連主婦連続殺人事件が起きていて、大町刑事から調査協力を依頼されるが、尾行中にパチンコ好きの無知な女に文句を言われた。
画家は中間報告を聞き、七瀬の顔を触りたいと望んだ。
智子は売春した男に逆に脅迫され、写真と相手の男の写真を撮るが警官に取り上げられた。 <以下、隠し字>
智子を尾行した七瀬は、パチンコと異なるおびえを感じた。
七瀬と大町は情報交換し、動機が不明で危険な犯人かも知れなかった。
尾行中にあったパチンコ好きだった女が殺され、防犯カメラから男が浮かび、大町は男の写真を現像して蜂谷守という名前が浮かんだ。
男は、智子に接触し入ってきた夫に助けを求め、七瀬は男を追い逃すと蜂谷守の屋台に乗り込んだが、そこでは・・・・・・。


監督:松島哲也
脚本:原口統吾
原作:谷村ひとし
出演者:坂木優子・三浦浩一・中野英雄・清水ひとみ
制作年:1997年


感想: ヒロインが活躍するキャラクターものです。
意外とまじめなストーリーだが、都合良く進む所はこの種の定番です。
(2014/02/28)

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