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鑑賞日記(2011/08)

連合艦隊

太平洋戦争における連合艦隊の興亡を描いた戦争映画だ。
真珠湾攻撃から始まり、ミッドウェー海戦>ガダルカナル島>ラバウル>レイテ島>そして戦艦大和の沖縄上陸作戦失敗までで終えます。
海軍本部と、前線での兵士・将校たちが描く。
山本五十六(小林桂樹)は、圧倒的な経済力の差をもつアメリカとの戦争に反対だったが、避けられなくなると早期和平終了を目指して真珠湾奇襲攻撃を主張する。
成功に見えたが、アメリカの機動部隊の空母はいなかった。
海軍本部は、南方への展開を目指したが、北太平洋からの反撃が厳しく、ミッドウェーへの南雲機動部隊での攻撃を行う。
しかし、索敵に遅れて爆弾と魚雷の搭載変更を繰り返す中で攻撃を受けて大敗する。
やむを得ず南方のガダルカナル・ラバウル島で激しい戦いになったが、無線情報管理が甘く山本は前線視察中に戦死する。
レイテ島の戦では、栗田艦隊のレイテ湾突入の正否が問題であった。
わずかに、空母・瑞鶴(館長貝塚・神山繁)を残す機動部隊の小沢(丹波哲郎)は自ら囮になり敵を引きつける事に成功するが、栗田(安部徹)の判断ミスで失敗に終わる。
アメリカの沖縄上陸作戦を阻止する為に、戦艦・大和(館長有賀・中谷一郎)を片道の燃料で突入計画を立てる。護衛の機動部隊もなく、特攻手段であるが第二戦隊長・伊藤(鶴田浩二)は受諾する。
しかし、圧倒的な航空機の攻撃の前に撃沈されて、連合艦隊は終わりを告げる。
歴史の流れと、海軍本部と前線の考えの食い違いが、テーマのひとつとして描かれる。
同時に、2つの一家の戦争での悲劇が描かれる。
本郷家・父(森繁久彌)とふたりの息子(英一・永島敏行:慎二・金田賢一)は、出陣前に陽子(古手川祐子)と結婚するが、レイテと大和で亡くなる。
小田切家は下仕官の父(財津一郎)は、息子・雅人(中井貴一)を将校にするのが夢だったが、息子は神風特攻隊に入る。
自身は、大和とともに最期を遂げる。


監督:松林宗恵
製作:田中友幸
脚本:須崎勝弥
出演:小林桂樹・永島敏行・金田賢一・古手川祐子・中井貴一・森繁久彌・丹波義隆・財津一郎・長門裕之・三橋達也・鶴田浩二・高橋幸治・丹波哲郎・中谷一郎
製作年:1981年


感想:
過去に個別に描かれる事の多い、太平洋戦記を一気に網羅するが、細部を描く時間がない。
そのために、本部と前線の将校の考え方の違いや、次第に作戦が目的を失ったものになってゆく過程を描く事になった。
ドキュメント性を弱める為に、2つの一家の悲劇を全体に絡めてゆきます。
真珠湾攻撃から参加してレイテで死ぬ機動部隊の本郷英一(永島敏行)、後を追って海軍将校になりレイテから参戦して大和で死ぬ本郷慎二(金田賢一)。
退役から再度大和に乗り運命を共にする小田切(財津一郎)、将校になるが鹿屋基地の特攻隊になり父と大和の撃沈を見届け、敵艦に向かう小田切雅人(中井貴一)。
(2011/08/01)

孤高のメス

看護師だった母・中村浪子(夏川結衣)の葬儀が行われていた。
息子で医学生の弘平(成宮寛貴)と隣に住む元教師の武井静(余貴美子)が、思い出を語る。
弘平は母の遺品に古い日記を見つける。
それには、看護師としての悩みをかいたものだった。
1989年、さざなみ市民病院は、京葉大学病院に依存しており、外科手術ひとつまともに出来ない地方病院だった。
看護師・浪子は絶望していた、「オペがいやだ」と日記に書いた。
ある日、ピッツバーグ大学で医療を学んだ外科医・当麻鉄彦(堤真一)が市長・大川(柄本明)や医局長・島田(平田満)の期待で赴任する。
その日に急患が運ばれて、大学病院に運ぶという他の医師に対して、間に合わないと判断した当麻は緊急オペを行い、浪子は「美しいオペ」に感動する。
当麻は、第二外科医長として働き始める。
患者のことだけを考えて処置を行う当麻の姿勢は、大学依存の第一外科医長・野本(生瀬勝久)らの反発を招くが、浪子や一部の医師は次第にプライドを取り戻す。
大学病院に招かれたエリート医師(松重豊)は、当麻に地方病院ではおしいと言う。
第一外科で野本と対立して病院を去ろうとする青木(吉沢悠)に、当麻はピッツバーグ大学で学ぶ事を薦める。
大学病院の充実を目指す市長・大川が、末期の肝硬変で倒れ娘の翔子(中越典子)らはまだ日本では前例のない生体肝移植しかなく、それのリスクが高い説明を受ける。
翔子・大川は、迷った末に当麻に依頼する。
静の息子が、交通事故で脳死になる。
静は、息子の肝臓の移植を希望し、当麻は日本では認められていない事を承知で実施を決める。
<以下、隠し字>
野本らは、違法性を匿名で報道機関に流す。
青木が戻り、生体肝移植のオペが実施される。
半日以上のオペは成功する。
家族の同意や、他の方法がない事実が認められたが、当麻は病院を去る事にする。
浪子は止めないという約束だったと言い、当麻は謝り、最高のアシスタントだったと礼を言う。
母の日記に感動した弘平は、医師になると当初の目標の大学病院ではなく、市民病院に赴任を選ぶ。
その間、臓器移植法が成立してがそれより20年前にそれにいぞんだ医師たちがいたのだった。


監督:成島出
脚本:加藤正人
原作:大鐘稔彦
出演:堤真一・夏川結衣・吉沢悠・中越典子・松重豊・成宮寛貴・矢島健一・平田満・余貴美子・生瀬勝久
製作年:2010年

感想: 医療を舞台にしているが、人間ドラマの性格が強い。
医療の現場は、結果が出るので関係者の姿勢が周囲に及ぼす影響は強い。
一人の現場に携わる医師とそのアシスタントを描く。
看護師として、同時に母として生きる女性と、教師として母として生きる女性の思いも大きなテーマとなっている。
医療ミスの問題の難しさも同様に難しいテーマだ。
助ける事を諦めると、手遅れですむ。
最期まで諦めないと、医療ミスに見えたり同僚の反感を招く。
外部ではわかりにくいのだ。
(2011/08/07)

必死剣鳥刺し

江戸時代、東北の海坂藩では、藩主・右京太夫(村上淳)の側室・連子(関めぐみ)が藩政に口を出し、藩が乱れていた。
誰もその乱れを止めれなかった。
分家・帯屋隼人正(吉川晃司)も同様であった。
最愛の妻・睦江(戸田菜穂)を病で亡くした物頭・兼見三左エ門(豊川悦司)は、死に場所を求めたのか独断で能楽の席で連子を刺殺する。
ところが、極刑と思われた三左エ門の処分は中老・津田民部(岸部一徳)の意見で閉門であった。
映像は、これ以前の藩の乱れと、閉門を受けた三左エ門とその世話をする姪・里尾(りお)(池脇千鶴)の姿を併行して描く。
1年がたち、津田は三左エ門の閉門を解き、禄を戻す。
津田は、三左エ門が剣豪であり、「必死剣鳥刺し」の使い手である事を確認して、藩主暗殺を狙う者から守る指示をする。
三左エ門は、里尾の行く末を気にかけて見合いをさせるが、拒否される。
そして二人は結ばれるが、藩主暗殺を狙った帯屋隼人正との戦いの前に、実家に返す。
<以下、隠し字>
三左エ門は、帯屋隼人正との戦いに勝つが津田のはかり事で、謀反人として多勢で斬られる。
脈の無くなった三左エ門に津田が近づいた時に、「必死剣鳥刺し」が放たれる。
里尾は生まれた子供と三左エ門を待ち続ける。。


監督:平山秀幸
脚本:伊藤秀裕・江良至
原作:藤沢周平
出演:池脇千鶴・豊川悦司・吉川晃司・戸田菜穂・村上淳・関めぐみ・岸部一徳
製作年:2010年

感想: 登場人物が、欲とあきらめと無を持つ。
主人公は、無から死に場所を最初は求めるが最期ははたしてどうか?。
その他の人物も、欲ばかりの悪い人物かどうかは微妙だ。
上に立つ者と、使える者の差が主人公には悲劇になる。
(2011/08/13)

愛は惜しみなく奪う

バーを営む母娘3人・加藤あゆみ(大竹しのぶ)・桃(井上晴美)・れん(佐藤寛子)が、男を殺してバラバラにしている。
そこに、元夫・父の山神直樹(宍戸錠)と愛人・さきが訪れる。
一人で死体処理したれんは、誤ってロレックスの時計を死体の中に残してしまう。
3人は、樹海の地下に運ぶ途中に諦めてばらまくが、時計も間違ってばらまいたと気づき、探そうとする。
何でも代行屋の紅次郎(竹中直人)は、れんから「父の散骨時に失くした形見のロレックスを探してほしい」との依頼を受ける。
幾日か探すが見つからず、紅次郎ひとりの時に偶然に見つける。
肉片等が付着しており、偶然に知り合った刑事・安齊ちひろ(東風万智子)に検査を依頼する。
それは、火山灰と人間の肉片だったが、正確には紅次郎は答えなかった。
安齊は、紅次郎の元に携帯電話を忘れるが通話にはめったに出ないがGPSで行き先は判る。
さきが来て、多絵という女性を探して欲しいと依頼する。
紅次郎はひたすら探すが、やくざ(津田寛治)に怪しまれる。
多絵という女性は逃げていたが、やくざを殺す。
紅次郎は山神(宍戸錠)にも聞くと、れんたちのバーで会うと答える。
れんが多絵であった。れんに利用されたと思った紅次郎は、捜査をやめるがれんが訪れて、全身の傷あとを見せて助けを求められて、協力する事にする。
山神を殺してそれが殺人の最期にすることだった。
母と姉は、疑うが仲間にして実行する。
そこに、さきが来たので心中に見せかける事にして一緒に殺す。
死体を樹海の地下に運ぶが、GPSから気づいた安齊が後を追う。
地下で死体2つを処理した後で、紅次郎も殺されそうになる。
母娘3人も殺し合う。
生き残ったれんは、実は自分の体の傷は紅次郎を騙すために自分でつけたものだった。
最期に紅次郎を殺そうとしたときに、安齊が到着して助かる。
人間不審になった紅次郎だが、何度も訪れる安齊の前にようやく、元に戻る。


監督:石井隆
出演:竹中直人・佐藤寛子・東風万智子・井上晴美・宍戸錠・大竹しのぶ・津田寛治
製作年:2010年

感想: 怪しげな場面とストーリーです。
深く考えずに見ると楽しめます。
犯罪小説として見ると、不審な部分が満載になるし、判りずらい所も残る。
ただ、過度に奇妙な雰囲気とテーマが奇妙な世界を作っている。
ディレクターズ・カット完全版を見たが、追加された部分は予想出来る。
狂気が増えているが、全体とはしっくりしない。
(2011/08/19)

沈まぬ太陽

複数の場面のフラッシュバックで始まる。 昭和30年代、恩地元(渡辺謙)は、国民航空で労働組合委員長をしていた。
職場環境改善のため会社側と闘った結果、恩地は懲罰人事で海外赴任される。
パキスタン、イラン、そしてまだ路線就航もないケニアへ赴任が続く。
会社側は、本社勤務と引き換えに、恩地に組合からの脱退と謝罪を迫るが、恩地は任地での職務を続けて信念を貫く。
一方、元副委員長として恩地と共に闘った、同期の行天四郎(三浦友和)は、本社での重要なポストと引き換えに、組合の弱体化に加担してエリートコースを歩んでいく。
恩地と行天の同僚であり、いまは行天の愛人でもある、国際線客室乗務員・三井美樹(松雪泰子)は、対照的なふたりの間で迷う。
日本から遠く離れた地で恩地は、行天の裏切りに傷つき、妻・りつ子(鈴木京香)やふたりの子供・克己と純子との離れ離れの生活に断絶を感じていた。
そのうえ、本社とケニア政府との航空交渉が打ち切られ、任地での役割も失う。

恩地が海外勤務になり10年たち、本社へ復帰したが、風当たりは変わらない。
閑職に追いやられた元書記長・八木和夫(香川照之)らの組合の同士たちの苦境を見て、その責任を感じる。
その中で国民航空は、御巣鷹山での航空史上最大のジャンボ機墜落事故が起きる。
会社側は責任を問われ、恩地を含めた救援部隊が編制され現地へと送り込まれた。
自衛隊による生存者の確認と遺体の運搬作業は難航し、現地入りする家族が待つ、御巣鷹山付近の市民体育館へは、犠牲となった人びとの遺体が次つぎと運び込まれてくる。
恩地は、遺族の遺体確認の立会いと補償交渉の窓口になった。
事故の加害者として、現地入りも禁止された国民航空の社員には、遺族たちの風当たりも激しい。
息子夫婦と孫を失った阪口清一郎(宇津井健)は、「どうして我々の世話係が務まるのか」と、恩地を叱責した。
だが、阪口自身もまた取り返しのつかない思いを抱え苦悩していた。
未亡人になった(木村多江)や(清水美沙)も立ち直れない。
美樹は交代して亡くなった客室乗務員・恭子(松下奈緒)への思いから逃れられない。

内閣総理大臣・利根川泰司(加藤剛)は、国民航空の建て直しをのため指導者の人選をしていた。
関西紡績での実績から国見正之(石坂浩二)に、会長職への就任を要請する。
「お国のため」と口説かれた国見は、「死んだ者たち、家族を失い残された者たちのために」と引き受けた。
新体制のもとの国民航空で、恩地は新設された会長室の室長に抜擢される。
恩地の組合活動での統率力と実績を評価した国見の要望であった。
重役陣からの反発を懸念して、恩地は辞退を申し出たが、分裂状態の組合統合が、安全確立のための急務であり、被害者や遺族へ報いることという国見の説得に従った。
恩地は国見と共に、国民航空の再スタートのため立ち上がった。
八木は、行天の裏の資金の不正入手を行っていたが、全ての記録を検察に郵送してから自殺する。
現場を見た国見と恩地は、整備工の1台専任制を行い安全性をあげる。
パキスタンでの上司で今は監査役・和光(大杉漣)が不正を示す書類を持って訪れる。
政府と国民航空の癒着を暴くが、政府は広がりを避ける為に国見の解任を決める。
行天は、遺族対応を希望する恩地にケニア赴任を命令する。
娘・純子(戸田恵梨香)は不満だが、息子・克己(柏原崇)や妻・りつ子は恩地の生き方を理解して、恩地の考えにまかす。
恩地は、御巣鷹山に詣り、遍路に出ている阪口に手紙を書く。
行天は、検察に八木の自殺絡みで同行を求められる。
ケニアで恩地は、広大な大地にかかる太陽をみて、明日を約束する沈まぬ太陽を連想する。


監督:若松節朗
脚本:西岡琢也
原作:山崎豊子
出演:渡辺謙・三浦友和・松雪泰子・鈴木京香・石坂浩二・香川照之・木村多江・清水美沙・柏原崇・戸田恵梨香・大杉漣・宇津井健・加藤剛
製作年:2009年

感想: 途中に10分間の休憩を含む大作だ。
モデルはないと言っても、自然と類推する。
特殊な社内組織構造と、政界との癒着は日本人ならば誰もがしる事だ。
ただ、それには決着はついていない。
企業と、個々の社員の関わりは複雑である事を中心に、度々の挫折を描く。
果たして、主人公の希望はどうなるのかは、描かれる事はない。
ただ、利権と個人の利益の追求によって苦しむ多くの人の存在を描く。
それらの人に希望があるとすれば、恩地の生き方から、立ち直ろうとする気持ちだろう。果たして、恩地は家族を顧みなかったのか、家族は最期は理解者だったのか。
大事故は、再発防止に進む事が出来るのか、疑問を問いかける。
(2011/08/25)

Shall We ダンス?

経理課課長の杉山正平(役所広司)は、妻・昌子(原日出子)と一人娘・千景(仲村綾乃)と暮らす。
念願の一軒家もローンで手に入れたが、彼は何か不満足だった。
正平は、ある日の会社の帰りに電車窓から見えるダンス教室の窓に、女性・岸川舞(草刈民代)を見つけた。
数日後、正平はそのダンス教室を訪れた。
個人レッスンは高価だが安価な、田村たま子(草村礼子)の初心者コースで社交ダンスを習い始めることにした。
そこで、中級者の服部藤吉(徳井優)と初心者の田中正浩(田口浩正)と出会った。
そこで同僚の情報課の青木富夫(竹中直人)とも出会う、彼も正平と同様に恥ずかしくて家族にも会社にも内緒にしていた。
初心者レッスンは水曜日で、土日には誘われてダンスパーティに出かけた。
一方、妻の昌子は急に帰宅が遅くなったり土日のに家にいないことに、浮気しているのではと心配し探偵・三輪徹(柄本明)に頼み、正平の身辺調査を始めた。
三輪は、社交ダンスに夢中の正平を知り、直ぐに醒めると昌子に返事するが、正平は続けた。
岸川舞は英国のコンテストで上位に行ったが、トラブルでコンビを解消して別のパートナーを探していたが、吹っ切れない気持ちが、憂鬱な表情に出ていた。
東日本大会を目指している高橋豊子(渡辺えり子)は、青木が気に入らないでパートナーを探していた。
周囲の薦めるままに、正平は豊子とコンビを組み、ダンスにのめりこみ3ヶ月の猛レッスンに取り組んだ。
舞は、指導しながら徐々に自分の間違いに気づいた。
東日本大会当日は、妻と娘が見ている事を知らずに正平たちは、必死に踊った。
<以下、隠し字>
正平は、妻と娘が見ている事を知った時にミスをしてしまった。
大会後、社交ダンスを止めた正平だったが、英国行きを決めた舞のサヨナラパーティの招待状が届いた。
昌子から、社交ダンスを一緒にしたいとも言われた。
だが、舞のサヨナラパーティに欠席しようとした正平は帰る目にダンス教室の窓の自分の名前を見つけて、ぎりぎりサヨナラパーティの最後に駆けつけた。
舞は、ラスト・ダンスのパートナーに正平を選ぶ「Shall We ダンス?」と言って。


監督:周防正行
脚本:周防正行
出演:役所広司・草刈民代・竹中直人・渡辺えり子・柄本明・徳井優・田口浩正・草村礼子・原日出子・仲村綾乃
製作年:1996年

感想: 社交ダンスという知っている様で、縁がない世界が描かれます。
そしてその奥の深さに驚きます。
主人公たちが、何故のめり込むかが段々と判って来ます。
同時に、日本人にはちょっと照れくさいのも判ります。
趣味で生活に変化が訪れる、それは本人も周囲もちょっと気がかりです。 そして、社交ダンスの本質・コンビが互いを信頼しあう事の大切さに感動します。
(2011/08/31)

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